痴話喧嘩・最終話
イツキは確か夕方までは、黒川に怒っていた。 女物の香水の匂いをさせて真夜中に帰ってくる不誠実な男に。 ハーバルの社長との待ち合わせが無ければ三浦の誘いに乗って、自分も、何か悪い遊びをしてやろうとさえ考えていたのに ギックリ腰の社長の介抱で、もう、そんな事はどうでも良くなっていた。 「……マサヤだって、昨日は遅かったのに…」 「ああ。だから…、悪…
2024/08/31 23:25
2024年8月 (1件〜100件)
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