青萄ぶるう

試験・大試験

昨日処方薬を待っていた調剤薬局にて山口青邨／大試験茫々過去の中に去りぬ中島斌雄／落第を議しつつ梢夕映ゆる食うて寝てぐうぐと死ねよ大試験／森青萄試験・大試験

2024/02/29 21:01

空也忌・空也堂踊念仏

石田波郷／空也忌の虚空を落葉ただよひぬ清水基吉／空也忌の腹あたためぬ豆腐鍋奈落を踊る六波羅蜜寺空也堂／森青萄空也忌・空也堂踊念仏

2024/02/27 17:34

東風・強東風

強東風が吹き荒れ体感気温がダダ下がり白梅も咲き出しているのですが…体に悪いですからネわざわざ写真を撮りに外に出る気がありません💦フォルダに残っていた写真を載っけます↑少し前の臘梅です杉田久女／東風吹くや耳現はるゝうなゐ髪加藤楸邨／荒東風の濤は没日にかぶさり落つ角川源義／樹に馳せて垂氷のごとし東風の猿荒東風やオーバーツーリズム前夜／森青萄東風・強東風

2024/02/26 20:17

凍返る・凍戻る

佐藤鬼房／北冥に魚アリ盲ヒ死齢越ユ三宅一鳴／凍て返る水をうしろに夜の耳地獄痣増ゆ南冥に凍て戻る／森青萄凍返る・凍戻る

2024/02/25 19:17

名草枯る・枯萱

枯れのこる萱の原前田普羅／茅枯れてみづがき山は蒼天(そら)に入る勝又一透／枯萱の山ふかく来て富士に会ふ野沢節子／枯れし萱枯れし萱へと猫没す枯れ萱原口を極めて罵らる／森青萄名草枯る・枯萱

2024/02/24 19:51

黄梅(わうばい)・迎春花

ウンナンオウバイ↑うちのはまだ咲きませんので過去画像から➰亀田水炎／黄梅のともしびに似て吹かれけり不自由の少しある幸迎春花／森青萄黄梅(わうばい)・迎春花

2024/02/20 21:12

春時雨・春驟雨

石田波郷／春驟雨木馬小暗く廻り出す驟雨に去る十二神将の一人／森青萄春時雨・春驟雨

2024/02/19 18:48

涅槃・涅槃図

午後5時半の日光連山↑涅槃会は旧暦二月十五日いま殆どの寺院では三月十五日に行われる山口誓子／涅槃の図白きは象の歎けるなり平畑静塔／坐る余地まだ涅槃図の中にあり涅槃・涅槃図

2024/02/16 18:44

春めく・春動く・春きざす

河川敷に勝手に生えている柳たち↑小林一茶／春めくや藪ありて雪ありて雪川戸飛鴻／三日に一度春うごくいろありにけり春動くゆるやかに食むチョコレート／森青萄春めく・春動く・春きざす

2024/02/13 18:48

余寒・残る寒さ

数羽いた軽鴨が2羽になっていた↑ウチダの薬草湯8種入り↓室生犀星／ひなどりの羽根ととのはぬ余寒かな久保田万太郎／いそまきのしのびわさびの余寒かな呪詛の民まつろはぬ民帰り花／森青萄余寒・残る寒さ

2024/02/12 18:56

早春・春早し

葉牡丹残っていたカレーをすべて片づけました🍛富沢赤黄男／早春の鶴の背にある光の輪冷ゆるたましひそのままに早春賦／森青萄早春・春早し

2024/02/11 19:46

引き鴨・鴨帰る🦆

今日午後5時過ぎの散歩道数は減ってきているが…真鴨↑こちらは軽鴨のグループ↑小鴨もまだ少しいる↓愛らしいよね～🦆渡辺七三郎／引鴨のそゝくさとまた水に落つ雪塊のごとくに鳩の降りにけり／森青萄引き鴨・鴨帰る🦆

2024/02/10 18:52

雪踏・踏俵

今日の散歩は少し北へ川音を聴き鳥の声を聴き雪野原を歩いてきました村上しゆら／雪踏に出づや海鳴身をつつむ新谷ひろし／雪踏や道曲ること子の別れ兵隊はススムしかなし雪野原／森青萄雪踏・踏俵

2024/02/09 18:26

落し角・忘れ角

壊れるにまかせた水車(以前は手作り杉線香等に使っていた)↑納屋↓戸が開いていたので…石井露月／角落ちし気の衰へや鹿の顔渡辺風籟／片角は落ち片角はまだ落ちず落し角・忘れ角

2024/02/08 19:36

春の夢

杵淵三津／春の夢閻魔の前をすたすたと春の夢地獄極楽ごと爆破／森青萄春の夢

2024/02/07 20:35

春の雪・春雪(しゆんせつ)

小林一茶／古郷や餅につき込む春の雪石田波郷／春雪三日祭のごとく過ぎにけり春の雪・春雪(しゆんせつ)

2024/02/06 18:29

大雪警報 立春

午後3時頃の積雪10センチ↑一気に読んだ月村了衛の『土漠の花』↓石橋秀野／立春の雪のふかさよ手鞠唄大雪警報立春

2024/02/05 20:29

雪催・雪雲

今夕午後5時の日光連山笠雲かかる明日から雪になるらしく冷えてきている松尾芭蕉／京まではまだ半空や雪の雲秋元不死男／墨すつて昼暗くせり雪催雪催・雪雲

2024/02/04 18:50

豆撒・鬼は外・恵方巻

小坂順子／呟きて独りの豆を撒きにけり肥田埜勝美／書架に棲む鬼何々ぞ追儺豆豆撒・鬼は外・恵方巻

2024/02/03 18:27

色・受・想・行・識とは

湧水池に続く川この先を遡ると(たぶん)湧水地↓道の駅にあった恵方巻↓秋元不死男／木を挽いて音あをあをと冬の川飯田龍太／鶏毟るべく冬川に出でにけり色・受・想・行・識とは

2024/02/02 19:14

行く寒や鳥啼き魚の目に泪

水神の石堀井春一郎／寒靄の中まぼろしの蔵王顕つ日比野尉／寒の靄よごれたる歯で馬笑ふまな板の上の寒鯉目には泪／森青萄行く寒や鳥啼き魚の目に泪

2024/02/01 18:56