サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十二弾はジャイアンツコーズウェイ系。量が多いので2回に分けての紹介です。Giant's Causeway はセントジェームズパレスSから愛チャンピオンSまでわずか2か月半の間にGI5連勝を達成して欧州年度代表馬にも選ばれた名馬で、種牡
高松宮記念はロードカナロア産駒のサトノレーヴが豪快に差し切り、親子制覇を達成しました。ロードカナロア×サクラバクシンオー牝馬という配合では一昨年のファストフォースに続く同レース勝利ですね。とにかくいかにもな短距離血統ですが、次走はチェアマンズスプリントと
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第三十四弾はアンクルモー系。Uncle Mo はBCジュヴェナイルなど2歳GIを2勝した早熟快速馬で、種牡馬としても多数のGIウイナーを送り出すことに成功し、最高で17万5000ドルの種付け料を誇る大種牡馬へと上り詰めました。ただGI馬の数
新種牡馬辞典、第三十五弾はハラモシュテソーロ。「テソーロ」の冠名からわかる通り了徳寺オーナーの持ち馬ですが、3歳6月の未勝利戦を10番人気で勝利した後は門別で1勝をあげただけという実績なので、競走馬としての知名度はかなり低いと思われます。了徳寺オーナーといえば
コジーン系/サイベリアンエクスプレス系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第三十三弾はカロ系を継承するコジーン系とサイベリアンエクスプレス系をまとめて紹介します。Cozzene はBCマイルの勝ち馬で、種牡馬としても多数の活躍馬を送り出すことに成功し、北米リーディングにも輝きました。日本との相性も
新種牡馬辞典、第三十四弾はダイシンバルカン。最後までオープンクラスで勝ち星をあげることはできませんでしたが、JRAで最後まで登録されていたサクラバクシンオー産駒として実に10歳まで現役で57戦を走り抜いた大ベテランでした。オーナーである大八木信行氏はこれまでもダ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第三十二弾はカロ系。Caro は後に日本で供用されることになる*フォルティノがフランスで残してきた産駒で、仏2000ギニーなどを制し、さらに種牡馬としても成功して仏リーディングにも輝きました。種牡馬の父としても成功し、米リー
阪神大賞典は4番人気のレイデオロ産駒、サンライズアースが6馬身突き抜け重賞初勝利をあげました。一時はリーディング候補の一角にも数えられたレイデオロがここでようやく重賞初勝利。さすがにこの1勝だけでこれまでの評価が覆ることはないでしょうが、このまま天皇賞も持っ
新種牡馬辞典、第三十三弾はリコーソッピース。大井のB級クラスを走っていた馬ということで、競走馬としての知名度はほとんどないと思われるこのリコーソッピースですが、条件クラスとはいえ18戦12勝、特に最後は単勝1倍台前半で4連勝と非常に高い素質の片鱗を見せていました
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第三十一弾はカラムーン系。ここからナスルーラ系の主流系統の一つ、グレイソヴリン系に入っていきたいと思います。グレイソヴリン系は Uncle Mo が出ている Caro を経た系統が現在のメインストリームといえますが、こちらの Kalamo
新種牡馬辞典、第三十二弾はロジクライ。「ロジ」の久米田オーナーが所有するハーツクライ産駒、というとても分かりやすい馬名のロジクライですが、3歳時にシンザン記念を、5歳時に富士Sを制し、オーナーにロジユニヴァースのダービー以来となるJRA重賞勝ちをプレゼントした
キャンディストライプス系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第三十弾はキャンディストライプス系。全体的に衰退傾向にあるブラッシンググルーム系において、南米を中心にひとまずはそれなりの勢力を維持している系統ということになります。Candy Stripes 自身は重賞勝ちがなく、米国で種牡馬
新種牡馬辞典、第三十一弾はミラアイトーン。父はオーストラリアの歴史的名馬 Lonhro で、同馬がアメリカにシャトル供用されているときに種付けされた牝馬が日本で産んだ産駒がこのミラアイトーンということになります。父系はサートリストラム系で、日本で種牡馬入りするの
レインボウクエスト系/ラーイ系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十九弾はレインボウクエスト系とラーイ系をまとめて紹介します。Rainbow Quest は凱旋門賞などを勝った活躍馬で、ブラッシンググルーム系の中では晩熟なスタミナを伝え、クラシックディスタンス以上のレースに強い産駒を送り出
金鯱賞は4歳牝馬クイーンズウォークが制し、重賞3勝目をあげました。デシエルトの大逃げの3番手でレースを進めると、最後は天皇賞(秋)3着馬ホウオウビスケッツを交わして勝利。金鯱賞の牝馬による勝利は1995年のサマニベッピン以来実に30年ぶり、GIIになってからは初というこ
新種牡馬辞典、第三十弾はノブワイルド。TUBEの前田亘輝氏がオーナーということで注目された1頭で、オーバルスプリントを連覇するなどダートの短距離界で長きにわたって活躍しました。地方ダート向け種牡馬として一定の結果を残しながら受胎率の低下のため早期引退を余儀なく
ラナウェイグルーム系/マウントリヴァーモア系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十八弾はラナウェイグルーム系とマウントリヴァーモア系をまとめて紹介します。Runaway Groom はカナダのクラシック二冠のほか、トラヴァーズSも制した一流馬で、種牡馬としてもBCスプリントの Cherokee Run など複数のGI馬を送
新種牡馬辞典、第二十九弾はキングプライド。2010年代の佐賀を代表する名馬で、佐賀生え抜きで通算68戦35勝、重賞勝ちは実に17勝という大競走馬でした。ただ、重賞勝ちの大半は悪名高き「S2重賞」で、キングオブザロードやカシノオウサマといった過去の名馬たちとの整合性が
ブラッシンググルーム系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十七弾はブラッシンググルーム系。Blushing Groom はロベールパパン賞から仏2000ギニーまで怒涛のGI5連勝を飾った名馬で、種牡馬としてもBCジュヴェナイルや仏グランクリテリウムなど2歳GI4勝をあげ年度代表馬にも選ばれた*アラ
新種牡馬辞典、第二十八弾はカフジテイク。カフジテイクは*プリサイスエンド産駒で、根岸Sを制したほか、フェブラリーSやチャンピオンズCでも入着し、海外遠征も果たした活躍馬でした。「カフジ」の加藤守オーナー、および生産者であるヒダカファームにとっての稼ぎ頭(種牡馬
弥生賞は伏兵ファウストラーゼンが後方から一気に先頭に立って押し切り、重賞初勝利をあげました。前走のホープフルSでも同じような戦法で3着に入っており、フロックではなかったことを証明しましたね。*モズアスコット産駒はこれがJRA重賞初勝利となりましたが、自身がダー
シャーリーハイツ系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十六弾はシャーリーハイツ系。スタミナ偏重で主に障害競走で結果を残しているミルリーフ系ですが、その中でも Shirley Heights 、Darshaan と父系を繋ぎ、辛うじて平地で最低限の勢いを保っている系統ということになります。と
新種牡馬辞典、第二十七弾は*テーオーヘリオス。*テーオーヘリオスは Fusaichi Pegasus 産駒のマル外で、6歳時に北海道スプリントCを勝つなどダートの短距離で活躍しました。今やテーオーケインズやテーオーロイヤルなどが活躍し、GIの常連となった小笹オーナーの名を一躍世
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十五弾はミルリーフ系。Mill Reef は英ダービーや凱旋門賞など14戦12勝の成績を残し、70年代の欧州を代表する名馬との呼び声も高い1頭ですね。さらに種牡馬としても大成功を収めて英愛リーディングに輝くなど、一時は欧州の中心
新種牡馬辞典、第二十六弾はサトノインプレッサ。父は言わずと知れた大種牡馬ディープインパクト、母は英GIサンチャリオット3連覇の偉業を達成した*サプレザという超良血馬で、デビュー3連勝で毎日杯を制し、同期であるコントレイルに唯一対抗できる馬という評価を得たことが
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十四弾はネヴァーベンド系。Nasrullah のラストクロップとして誕生した Never Bend は北米2歳牡馬チャンピオンに輝いた早熟タイプでしたが、種牡馬としては70年代の欧州を代表する名馬 Mill Reef など多数のGIウイナーを送り出
新種牡馬辞典、第二十五弾はシュウジ。2歳時に小倉2歳Sを勝ち、さらに3歳時には古馬を蹴散らして阪神Cを制すなど短距離で活躍すると、6歳時からダートに転向してオープン勝ちを収めるなど8歳まで40戦以上をタフに走り抜いた活躍馬でした。父は*キンシャサノキセキで、種牡馬
中山記念はキズナ産駒のシックスペンスがレコード勝ちを収め、GI制覇に向けて大きな前進となりました。先週はフェブラリーSをロードカナロア産駒のコスタノヴァが制し、久々にリーディングの座を明け渡していたのですが、わずか1週で奪還となりました。昨年のダービーから20
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十三弾はナシュア系。Nashua はケンタッキーダービーこそ Swaps の2着に敗れましたが、30戦22勝の成績を残し、米国の生涯獲得賞金のレコードを更新する大活躍を見せました。まさに Nasrullah の最高傑作と言っていい存在で、さ
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サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十二弾はジャイアンツコーズウェイ系。量が多いので2回に分けての紹介です。Giant's Causeway はセントジェームズパレスSから愛チャンピオンSまでわずか2か月半の間にGI5連勝を達成して欧州年度代表馬にも選ばれた名馬で、種牡
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十一弾はイントゥミスチーフ系。Into Mischief は2歳GIキャッシュコールフューチュリティが唯一の重賞勝ちという馬でしたが、種牡馬としては圧倒的なアベレージの高さで次々にGIウイナーを輩出しており、6年連続で北米リーディ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十弾はハーラン系。Harlan は初めて重賞に出走したのが4歳時、5歳時に人気薄で勝ったGIヴォスバーグSが唯一の重賞勝ちという馬で、種牡馬としてもフロリダダービーなどGI3勝をあげた Harlan's Holiday 、およびハスケル招待Hな
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百九弾はテイルオブザキャット系。Tale of the Cat はGII時代のキングズビショップS勝ち馬で、種牡馬としてアーリントンミリオンなど芝GI7勝をあげ古牡馬チャンピオンにも選ばれた Gio Ponti 、ウッドメモリアルSなどGI2勝をあげ
函館記念は10番人気のヴェローチェエラがあのサッカーボーイのレコードを破って勝利し、重賞初勝利をあげました。ここまでどちらかというと長距離タイプとしてローテーションを組まれてきた印象ですが、この走りを見せられるとこの先の選択肢がかなり広がりますね。ラジオNIK
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百八弾はフォレストリー系とバーンスタイン系をまとめて紹介します。Forestry はキングズビショップSの勝ち馬で、北米並びに南米各国にシャトル供用されており、多数のGIウイナーを送り出すことに成功しました。もっとも有名な後
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百七弾はストームキャット系の続き。全盛期には最高で50万ドルの種付け料が設定されるなど、歴史的な大成功を収めた Storm Cat ですが、現在のストームキャット系の主流と言える Into Mischief の祖である Harlan 、および Scat D
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百六弾はストームキャット系の続き。国を問わず成功種牡馬を次々に送り出している偉大な系統ですが、中でも南米、特にアルゼンチンでの成功が目立つ印象ですね。当然お国柄それほど経済的に豊かではないので、導入される種牡馬も
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百五弾はストームキャット系の続き。これだけ欧米および南米、オセアニアでも活躍馬を輩出している系統ですが、日本での Storm Cat 産駒は勝ち馬率こそ極めて優秀だったものの、50頭以上走ってJRA重賞ウイナーは1頭だけで、あまり
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百四弾はストームキャット系。ダンジグ系に続くノーザンダンサー系の主流系統ですが、やはり細かい分岐が多く、全部で4回に分けての紹介となります。Storm Cat 自身は2歳GIヤングアメリカSが唯一の重賞勝ちで、チャンピオンには若
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百三弾はスニッツェル系。*スニッツェルはGIオークリープレートが唯一のGI勝ちと競走馬としては超一流レベルではありませんでしたが、種牡馬としては3頭のゴールデンスリッパーS勝ち馬をはじめ20頭以上のGIウイナーを送り出すこと
米子Sが重賞格上げとなって施行されたしらさぎSですが、オークス馬カムニャックの兄キープカルムが重賞初勝利をあげました。さすが血統馬というところですが、ロードカナロア×サクラバクシンオーという血統ながらまだスプリントは未出走ですね。この先出走することはあるで
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百二弾はリダウツチョイス系。Redoute's Choice はブルーダイヤモンドSなどGI4勝をあげた活躍馬で、種牡馬としても多数のGIウイナーを送り出すことに成功し、豪リーディングにも3度輝きました。さらに種牡馬の父としても成功し、G
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百一弾はショワジール系およびマスタークラフツマン系をまとめて紹介します。Choisir はオーストラリア産馬で、豪GIライトニングSを勝ったほか、後に英国でGIゴールデンジュビリーSを勝ちました。種牡馬としても同じく豪GI勝ちか
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ、記念すべき第百弾はデインヒルダンサー系。節目の回ですが、全体で見ればまだまだ折り返しを少し過ぎたところというところで、もうしばらくお付き合いをお願いします。Danehill Dancer は2歳GIを2勝したものの、3歳以降はさっぱり
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十九弾はファストネットロック系。Fastnet Rock はライトニングSやオークリーSを制したスプリンターで、種牡馬としても大成功を収め、豪リーディングにも輝きました。産駒は自身のようなスピードタイプも多かったですが、中には
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十八弾はエクシードアンドエクセル系。Exceed and Excel はドバイレーシングクラブCなど豪GI2勝をあげた活躍馬で、種牡馬としては欧州・豪州両方で供用され、ムーランドロンシャン賞などGI3勝をあげた Excelebration 、サイアー
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十七弾はダンシリ系。Dansili は重賞を3勝したものの、GIは2着が最高で母 Hasili の産駒としては目立つ実績ではなかったのですが、種牡馬としては凱旋門賞の Rail Link をはじめ多数のGI馬を送り出すことに成功し、きょうだいの
上半期の総決算、宝塚記念はメイショウタバルがまんまと逃げきり、ゴールドシップ産駒の牡馬として念願の平地GI初勝利をあげました。鞍上は武豊J、オーナーは松本氏、そしてトレーナーは石橋守師ということで、20年来の競馬ファンにはたまらない組み合わせとなりましたね。し
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十六弾はコディアック系とホーリーローマンエンペラーをまとめて紹介します。Kodiac は重賞勝ちすらない平凡な競走馬でしたが、Invincible Spirit の半弟という良血から種牡馬入りし、多数のGI馬を送り出しました。さらにその天
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百二弾はフォルティノ系。*フォルティノはアベイドロンシャン賞などの勝ち馬で、11歳時より日本で種牡馬入り。輸入後に祖国で名種牡馬 Caro が出て父系を繋ぐお決まりのパターンですが、日本でも毎日王冠など重賞3勝をあげた
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百一弾はソヴリンパス系。Sovereign Path はロッキンジSなどを制した快速馬で、種牡馬としても仕上がりの早いスピードを伝えて父系を大きく発展させました。日本にとってのグレイソヴリン系のスタートはこの系統で、ミドルパ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ、記念すべき第百弾はトニービン系。ここでようやく全体の折り返し地点というところですので、気長にお付き合いをお願いします。*トニービンは凱旋門賞などGI6勝をあげたイタリアの歴史的名馬で、種牡馬としても二冠牝馬ベガ、
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十九弾はゼダーン系。*ゼダーンは仏2000ギニーなどの勝ち馬で、仏2000ギニー親子制覇となる Kalamoun などを出したのちに14歳で日本に輸入されましたが、エリザベス女王杯のキョウワサンダーや最優秀障害馬にも選ばれたヤマ
ラジオNIKKEI賞は Farhh 産駒の英国産馬*オフトレイルが豪快に差し切り、重賞初勝利をあげました。ヌレイエフ系としては昨年の*シンエンペラーに続く重賞勝利となりましたが、その前ということになるとチェレブリタの京都牝馬特別までまで15年近くさかのぼることになりますか
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十八弾はグレイソヴリン系。プリンスリーギフト系と並んで日本に非常になじみ深い系統ですね。Grey Sovereign 自身は一介の重賞ウイナーといったところで、その期待は英ダービーを勝った半兄*ニンバスに及ばなかったのです
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十七弾はレインボウクエスト系。Rainbow Quest は凱旋門賞(繰り上がり)などを制した活躍馬で、種牡馬としても英ダービーの Quest for Fame 、凱旋門賞の Saumarez など多数のGI馬を送り出すことに成功しました。日本で走っ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十六弾はキャンディストライプス系、ラーイ系、ナシュワン系をまとめて紹介します。Candy Stripes は競走馬としては平凡でしたが、アルゼンチンに輸出されて大成功を収め、アメリカに逆シャトルされる大種牡馬へと上り詰め
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十五弾はブラッシンググルーム系。レッドゴッド系の本流中の本流で、今も残る直系はほぼこの Blushing Groom を経由した系統ということになります。Blushing Groom はロベールパパン賞、モルニ賞、サラマンドル賞、グランク
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十四弾はレッドゴッド系。Red God はリッチモンドSなどを制した程度の並の重賞馬というところでしたが、20歳を超えて産駒の Blushing Groom が仏2歳GIを総なめにし、翌年の仏2000ギニーも制したことから歴史にその名を残し
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十三弾はシャーリーハイツ系。Shirley Heights は英愛ダービーを制した活躍馬で、種牡馬としても仏ダービーの Darshaan などを出して成功し、ミルリーフ系の本流として障害が中心とはいえ今でもそれなりの勢力を保っていま
久々の京都開催となった宝塚記念を制したのは3番人気ブローザホーンでした。あいにくの雨模様で重馬場での開催でしたが、ここまで不良馬場を含め道悪で4勝をあげていた同馬にとっては恵みの雨だったようで、他馬が伸びあぐねる中、大外を豪快に差し切って勝利をもぎ取りまし
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十二弾はミルジョージ系。*マグニテュードと並ぶミルリーフ系の成功種牡馬で、*ミルジョージ自身は故障のため競走馬として大成することはできませんでしたが、種牡馬としては特に地方で圧倒的な成績を残し、地方リーディン
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十一弾はミルリーフ系。Never Bend が残した最高傑作で、英ダービーや凱旋門賞など当時の欧州の大レースを総なめにし、欧州最強馬の1頭にも数えられる歴史的名馬です。種牡馬としても大成功を収め英愛リーディングにも輝く
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十弾はブレイヴェストローマン系。*ブレイヴェストローマンは米GII勝ち馬ということで競走馬としての実績はそこそこといったところでしたが、とにかくタフさが売りのパワータイプで、JRAダートリーディングに7度輝く大活躍
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十九弾はネヴァーベンド系。Never Bend はクラシックでは一歩足りない早熟快速馬というような馬でしたが、種牡馬としては欧州最強馬の1頭、Mill Reef を出すことに成功し、英愛リーディングにも輝きました。さらに Mill Ree
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十八弾はサクラユタカオー系。サクラユタカオーは天皇賞(秋)など重賞4勝をあげた活躍馬で、種牡馬としてもスプリンターズS連覇などスプリント戦ほぼ負けなしのサクラバクシンオー、安田記念やマイルチャンピオンシップを制
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十七弾はトウショウボーイ系。トウショウボーイはTTGの一角として皐月賞や有馬記念、宝塚記念を制すなど大活躍した馬で、種牡馬としても三冠馬ミスターシービーをはじめ多数の大レース勝ち馬を送り出し、内国産馬として当時
今週はJRAの重賞競走がマーメイドSだけという少々寂しい状況でしたが、4番人気のアリスヴェリテが軽量を活かしてまんまと逃げきり、重賞初勝利をあげました。鞍上の永島まなみJはテン乗りでの出走だったのですが、見事勝利に導いてうれしい重賞初勝利。これでJRA所属の女性騎
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十六弾はテスコボーイ系。*テスコボーイはクイーンアンSなどの勝ち馬で、プリンスリーギフト系種牡馬として初めて日本で供用されましたが、これが超の付く大当たりで、瞬く間に日本のトップサイアーに上り詰め、その後のプ