上半期の総決算、宝塚記念はメイショウタバルがまんまと逃げきり、ゴールドシップ産駒の牡馬として念願の平地GI初勝利をあげました。鞍上は武豊J、オーナーは松本氏、そしてトレーナーは石橋守師ということで、20年来の競馬ファンにはたまらない組み合わせとなりましたね。し
キャンディストライプス系 - サイアーラインで辿る世界競馬2020
続いてはキャンディストライプス系。Candy Stripes 自身は仏2000ギニー2着などがあるも結局重賞は未勝利に終わった馬でしたが、アルゼンチンで種牡馬入りすると、ウルグアイ最強馬 Invasor 、ブラジル産の北米GI3勝馬 Leroidesanimaux など数々のGI馬を送り出してリーディン
こんなマニアックな企画に需要があるのかどうかわかりませんが、もともと一般向けではないのでたまにはいいのではないかと思います。オリンピックのみならず、世界的な馬術競技大会に出場する馬は基本的にサラブレッドであることは稀ですが、今回日本チームの出場馬の血統を
レインボウクエスト系/ラーイ系 - サイアーラインで辿る世界競馬2020
続いてはレインボウクエスト系、ラーイ系をまとめて紹介しておきます。Rainbow Quest は凱旋門賞を繰り上げで優勝した馬で、種牡馬としても凱旋門賞馬 Saumarez 、英ダービー馬 Quest for Fame などを出したほか、年度代表馬サクラローレルの父としてもおなじみですね。セン
ブラッシンググルーム系 - サイアーラインで辿る世界競馬2020
続いてはブラッシンググルーム系。Blushing Groom は2歳GIロベールパパン賞から仏2000ギニーまでGI5勝を含む7連勝を飾った早熟マイラーで、種牡馬としても2歳馬ながら年度代表馬に輝いた*アラジなどの快速馬のほか、英ダービー馬 Nashwan 、凱旋門賞の Rainbow Quest といっ
続いてはミルリーフ系。Mill Reef は英ダービー、キングジョージ、凱旋門賞を勝つなど20世紀を代表する欧州の名馬で、種牡馬としては特にそのスタミナを色濃く伝え、英愛リーディングにも2度輝く成功を収めました。しかし軽いスピードに欠ける馬が多く、平地向きの種牡馬で多
続いてはネヴァーベンド系。ナスルーラ系におけるメジャー分岐の中でも、もっとも規模が縮小しているのがこの系統です。それでも最高傑作である Mill Reef のラインはまだその有り余るスタミナから障害向け種牡馬として高い需要がありますが、それ以外の系統はかなり危険な状
真夏の名物レース、アイビスサマーダッシュは*マクフィ産駒の3歳牝馬オールアットワンスが勝ち、父ともども重賞初勝利をあげました。3歳牝馬の勝ち星はこれで3勝目ですが、3着まで含めれば結構な数の3歳牝馬が馬券圏内に入っていますね。やはり斤量の恩恵があれば十分勝負に
それでは四大メジャー父系のほうに入っていきましょう。ということでまずはナスルーラ系から。現在のナスルーラ系といえば Grey Sovereign 、Bold Ruler 、Red God 、Never Bend の4系統が主流ですが、まずはそれ以外の系統についてまとめておきます。具体的にはほぼ日本での
続いてはアイスカペイド系。いわゆる非四大メジャー父系は今回がラストとなります。Icecapade は競走馬としては超一流というわけでもなく、何より父が同じ Northern Dancer という超強力なライバルがいたにもかかわらず、今でもそれなりに父系として一定の勢力を維持すること
続いてはネアルコ系。ナスルーラ、ターントゥ、ノーザンダンサーと四大メジャー父系のうち3本がこの Nearco の子孫ということで、まさに現代競馬の祖といっても差し支えのない存在ですが、これらを除いた系統は Nearctic 産駒の Icecapede を除けばかなり衰退してしまってお
続いてはトムフール系。おもにオセアニアで発展した Silly Season のラインと、おもに北米や南米で発展した Buckpasser のラインに分かれますが、いずれもまだそれなりに種牡馬が残っており、ネアルコ系、ネイティヴダンサー系を除くファラリス系の生き残りとしてはまだ比較
続いてはファラリス系。もちろん言わずと知れた現在の主流血統の祖ですが、まずはその Nearco 、Native Dancer 、および Tom Fool を経ない系統についてまとめておきたいと思います。ちょうどサラブレッドとしてのトレンドがスタミナからスピードに移り変わる転換期に活躍し
続いてはリボー系。Ribot はセントサイモン系最高の名馬ともいえる馬で、凱旋門賞連覇など16戦無敗の成績を残しました。種牡馬としても成功し、今でもその子孫がGIを勝てる程度には勢いを保っています。リボー系の特徴としては重厚長大、とにかくスタミナや大レースでの底力
いよいよJRAでも2歳重賞が始まりました。さっそく新種牡馬の産駒もこぞって出走、11頭立てのうち頭が新種牡馬の産駒ということになりましたが、5着が最高と結果を残すことができませんでした。*ドレフォン・シルバーステートで2歳リーディング争いをしていたのも、今回一気に
続いてはセントサイモン系。その血を持たないサラブレッドはこの世に存在しないと言われ、サラブレッド史上もっとも偉大な種牡馬と呼ばれるこの St. Simon ですが、祖国英国ではあまりにその影響力が強すぎてあっという間に直系は滅んでしまいました。現在残っているのは一度
続いてはモンズーン系。やや手詰まり感のあったブランドフォード系において彗星のごとく現れたのが Monsun で、自身は2400mを最も得意とした典型的なドイツ馬でしたが、種牡馬としてはその豊富なスタミナはもちろんのこと、Manduro や Vadamos 、Maxios などマイルも十分こな
ブランドフォード系 - サイアーラインで辿る世界競馬2020
続いてはブランドフォード系。末裔の Monsun が今や一大父系を築き上げるなど非常に好調ですが、まずはその Monsun 以前の系統についてまとめておきたいと思います。Blandford の後継種牡馬は Blenheim 、Brantome 、Bahram の三本柱で発展しましたが、このうち Brantome は
続いてはテディ系。Teddy も20世紀半ばに大父系を築き上げた大種牡馬で、米国では Sir Gallahad 、Bull Dog 全兄弟に後者の仔 Bull Lea が、フランスでは Asterus 、Deux-Pour-Cent 、Sunny Boy 、Tantieme が、ドイツでは Kaiseradler が、それぞれリーディングサイアーにな
続いてはハイペリオン系。Hyperion 自身の大成功は言うに及ばず、かつては競馬主要国だけで Aureole 、Vaguely Noble 、Nodouble 、*トラフィック、Star Kingdom 、Bletchingly 、Marscay 、そして*チャイナロックと多数のリーディングサイアーを送り出し、まさに競馬界の中
続いてはダークロナルド系。スタミナ父系として発展した Son-in-Law の系統と、ドイツで父系を拡大させた Herold の系統をまとめて紹介しますが、このうち Son-in-Law に関しては完全なるマイナー種牡馬が1頭いるだけで、おそらくあと数年のうちにラインは潰えてしまうものと
欧州の誇る名種牡馬、ガリレオがこの世を去りました。もともと痛めていた脚の故障が悪化したことによる安楽死処分だったとのことですが、特にここ数年、英ダービーや凱旋門賞を勝つためにはまず Galileo の血を引いていることが絶対条件と言えるまでにその影響力を拡大させま
1週間もたたないうちに三大父系のうちの2系統が終わってしまいましたが、ここから先は年間種付け数の99%近いシェアを誇るエクリプス系に入っていきますので、気長にお付き合いください。まずはいわゆる四大メジャー父系であるナスルーラ系、ノーザンダンサー系、ターントゥ系
続いてはティズナウ系。マッチェム系はこれがラストです。Tiznow は父が重賞未勝利馬 Cee's Tizzy 、母も1勝馬 Cee's Song という競走馬としては平凡だった両親から生まれた馬でしたが、BCクラシック連覇などGI4勝をあげ、米年度代表馬および殿堂入りも果たした名馬となりま
続いてはリローンチ系。Relaunch はGIII勝ちが目立つ程度の競走馬でしたが、種牡馬としては2頭のBCクラシック馬を出すなど成功しました。当初はそのBCクラシック勝ち馬 Skywalker が Bertrando 、Officer と繋げてラインを発展させていましたが、現在はこちらは主流ではなく
続いてはインリアリティ系。大きく分けて北南米で発展した Relaunch の系統と、主に欧州で発展した Known Fact の系統がありますが、今回は後者について主にまとめていきます。日本でも供用された*ウォーニング、さらにその息子でこれまた日本に輸入された*ディクタットから
続いてはマッチェム系。たった1回で紹介し終えたヘロド系と違ってこちらは一応数回に分けて紹介するだけの規模は保っていますが、まずはその大半を占める In Reality 以前の枝分かれについて紹介していきたいと思います。といっても In Reality を経ないマッチェム系の現役種
それではサイアーラインでたどる世界競馬2020、記念すべき第一弾はヘロド系のトウルビヨン系です。というより、ヘロド系は今回でいきなりラストとなります。この系統の祖 Byerley Turk は三大始祖の中でも最も古く、サラブレッドという種が確立された18世紀後半から19世紀初
7月に入っていよいよ夏競馬本番といったところですが、土曜日の小倉ではあの*アグネスワールドが持っていた芝1200mの日本レコードがコンマ1秒更新されると、日曜のCBC賞では1分6秒フラットという驚異的なレコードがマークされました。3歳未勝利戦でも芝1800mの日本レコードが
休む間もなく新シリーズです。これまでは日本競馬の歴史を父系ごとに見ていきましたが、今度は世界の競馬に目を向けていこうと思います。といっても同じペースでやると何年かかっても終わらないので、とりあえずは2020年度に世界各地で行われた重賞競走の勝ち馬、さらには最
続いてはファイントップ系。Fine Top は 競走馬・種牡馬として一定の結果を残しましたが、おそらく海外では Gainsborough のマイナーな一分岐というような程度の認識しかないと思われます。日本ではサッカーボーイの父*ディクタスを筆頭に、ハギノトップレディを出した*サン
続いてはクモハタ系。クモハタ自身もダービーを制した活躍馬でしたが、ちょうど第二次世界大戦によって競走馬の輸入が禁止されたことも追い風となって種牡馬として頭角を現し、日本競馬史上初となる内国産馬としてリーディングサイアーに輝きました。後継種牡馬もそれなりに
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上半期の総決算、宝塚記念はメイショウタバルがまんまと逃げきり、ゴールドシップ産駒の牡馬として念願の平地GI初勝利をあげました。鞍上は武豊J、オーナーは松本氏、そしてトレーナーは石橋守師ということで、20年来の競馬ファンにはたまらない組み合わせとなりましたね。し
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十六弾はコディアック系とホーリーローマンエンペラーをまとめて紹介します。Kodiac は重賞勝ちすらない平凡な競走馬でしたが、Invincible Spirit の半弟という良血から種牡馬入りし、多数のGI馬を送り出しました。さらにその天
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十五弾はフライングスパー系およびロックオブジブラルタル系をまとめて紹介します。Flying Spur は*デインヒル初期の活躍馬で、ゴールデンスリッパーSなどGI3勝をあげました。さらに種牡馬としても多数のGI馬を送り出して豪リー
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十五弾はデインヒル系の続き。*デインヒルは2005年にそれまで13年連続でリーディングに輝いていた Sadler's Wells を破って初めて英愛リーディングに輝きましたが、これは同馬の死後のことであり、それでいてこの拡散力ですから
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十四弾はデインヒル系の続き。North Light は*デインヒル産駒として唯一の英ダービー勝ち馬でしたが、引退後はアメリカにて種牡馬入り。ご存知の通り芝では変幻自在の活躍を見せる*デインヒルですが、ダートはからっきしで、唯
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十三弾はデインヒル系の続き。様々なカテゴリでチャンピオンホースを送り出してきた*デインヒルですが、実は種牡馬として一番不得意だったと思われるのが自身が一番得意としていた欧州スプリント路線で、3歳時にジュライC、ナン
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十二弾はデインヒル系。本格的なシャトルスタリオンの走りとして欧州、オセアニア両方で大成功を収めたということもあり、多数の枝分かれを分岐させてもなお4回に分けての紹介という超大作となります。*デインヒル自身は超一流
安田記念はジャンタルマンタルが力強く抜け出し、朝日杯FS、NHKマイルCに続くGI3勝目をあげました。父*パレスマリスは昨年まで大旋風を巻き起こしながら今年はかなりおとなしかったのですが、やはりその力は本物でしたね。NHKマイルC勝ち馬としては2014年のミッキーアイル以
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十一弾はアイアムインヴィンシブル系およびキングマン系をまとめて紹介します。I Am Invincible はGIIIを勝ったのが目立つ程度の競走馬でしたが、種牡馬としては多数のGIウイナーを輩出し、豪リーディングにも輝きました。さら
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十弾はインヴィンシブルスピリット系。Invincible Spirit は決して超一流馬ではなく、ラストランとなったスプリントCで超人気薄ながらようやくGI初勝利をあげたような馬でしたが、種牡馬としては欧州の2歳馬の勝ち上がり記録を
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十九弾はシーザスターズ系。Sea the Stars は英二冠に凱旋門賞など怒涛のGI6連勝を飾って欧州年度代表馬に輝いた歴史的名馬で、半兄に Galileo がいる血統もあって種牡馬として期待され、実際に多数のGI馬を送り出して欧州のト
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十八弾はオアシスドリーム系。Oasis Dream はミドルパークSなどスプリントGIを3勝した快速馬で、種牡馬としてヨークシャーオークスやヴェルメイユ賞といったクラシックディスタンスのGIを勝った Midday のような馬も出しました
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十七弾はグリーンデザート系。ダンジグ系二大系統のひとつに入っていきましょう。Green Desert はGIジュライCの勝ち馬で、種牡馬としても数々の快速馬を送り出して成功しました。種牡馬の父としても成功し、Invincible Spirit
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十六弾はウォーフロント系。War Front はGII時代のアルフレッド・G.ヴァンダービルトBCHの勝ち馬で、種牡馬入り当初は1万ドルそこそこでの供用でしたが、種牡馬として数々のGIウイナーを送り出すことに成功し、最高で25万ドルの
92回を数える東京優駿はキタサンブラック産駒のクロワデュノールが人気に応え、現役時代に大敗を喫した父の雪辱を果たすとともに、世代の頂点に立ちました。直系内国産3代目競走馬によるダービー制覇は日本競馬史上初となりますが、まさかこれがディープインパクトやキングカ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十五弾はアナバー系およびハードスパン系。Anabaa はジュライCやモーリスドゲスト賞を制した一流スプリンターで、種牡馬としても多数のGI馬を送り出すことに成功しました。代表産駒は何といっても欧州のGI最多勝利となる14勝を
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十四弾はチーフズクラウン系およびオーペン系。Chief's Crown は Danzig の初年度産駒にして最高傑作の1頭で、BCジュヴェナイルやトラヴァーズSなどGI8勝をあげました。種牡馬としてもセントジェームズパレスSの Grand Lodge 、
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十三弾はダンジグ系の続き。父 Northern Dancer 自身がそうだったように、Nijinsky や Lypard など、早期に出した有力後継が次第に勢いをなくし、後発の種牡馬が父系を継承するというパターンが多くみられるのですが、Danzig に
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十二弾はダンジグ系の続き。*ペルジノは重賞勝ちのない競走馬でしたが、Sadler's Wells や Fairy King の半弟ということで種牡馬入りし、複数のGI馬を送り出すことに成功しました。ただ、父が大種牡馬 Northern Dancer から競走
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十一弾はダンジグ系。さすがに量が多いので3回に分けての掲載となります。Danzig は故障のため重賞には出走しませんでしたが、圧勝続きで3戦負けなしの成績を残した馬で、ひとまず種牡馬入りするも当初はあまり知名度がなかった
今週はJRAの重賞競走がマーメイドSだけという少々寂しい状況でしたが、4番人気のアリスヴェリテが軽量を活かしてまんまと逃げきり、重賞初勝利をあげました。鞍上の永島まなみJはテン乗りでの出走だったのですが、見事勝利に導いてうれしい重賞初勝利。これでJRA所属の女性騎
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十六弾はテスコボーイ系。*テスコボーイはクイーンアンSなどの勝ち馬で、プリンスリーギフト系種牡馬として初めて日本で供用されましたが、これが超の付く大当たりで、瞬く間に日本のトップサイアーに上り詰め、その後のプ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十五弾はプリンスリーギフト系の続き。最初に輸入された*テスコボーイが大当たりしたのが大量輸入のきっかけになったのは間違いないでしょうが、それ以外にも年度代表馬カネミノブを出した*バーバー、仕上がりの早さが持ち
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十四弾はプリンスリーギフト系。ネヴァーセイダイ系とともに日本にナスルーラ系ブームを巻き起こした系統で、やはり数が多いため2回に分けて紹介します。英ダービー・セントレジャーの二冠を達成した Never Say Die と違い
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十三弾はネヴァーセイダイ系の続き。やはりこの系統を代表する種牡馬といえば*ネヴァービートでしょう。競走馬としては全くの平凡でしたが、種牡馬としては重賞9勝のマーチス、大障害馬グランドマーチスなどを輩出し、リー
エプソムCはリアルスティール産駒のレーベンスティールがセントライト記念以来となる重賞勝ちをあげました。クラシックに出走することはできませんでしたが、セントライト記念ではソールオリエンスを下しており、世代上位の力を持っていることは間違いないでしょう。母父トウ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十二弾はネヴァーセイダイ系。量が多いので2回に分けて紹介していきます。日本でナスルーラ系といえば当初はこのネヴァーセイダイ系で、初期に輸入された種牡馬が20頭近い重賞馬を送り出した*ダイハード、年度代表馬にも選
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十一弾はナシュア系およびフリートナスルーラ系。Nashua は大種牡馬 Nasrullah が出した活躍馬の中でも最高傑作と呼べる馬の1頭であり、米二冠などアメリカの大レースを勝ちまくった馬で、種牡馬としても一定の成功を収めま
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十弾はナスルーラ系。いよいよメジャー父系に突入ですね。ただいくら主流血統のひとつとはいえすでに誕生から80年以上が経過していますから、そのラインの多くはすでに過去のものとなっており、当面はかつての栄光をしのぶ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十九弾はニアークティック系。ナスルーラ系、ターントゥ系、ノーザンダンサー系、およびネイティヴダンサー系のいわゆる「メジャー四大父系」を除いた系統は今回がラストとなります。Icecapade はGI勝ちなどはありませんで
香港の英雄 Romantic Warrior が不慣れなマイルも全くものともせず、3か国目のGI制覇を達成しました。あまりにも2000mでの実績が圧倒的なだけであって、マイルも2戦1勝、負けた1戦もあの Golden Sixty に1馬身差の2着に敗れただけで、しかも父が短距離志向の強い Acclamation
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十八弾はニアークティック系。カナダ生まれの Nearctic は同国の年度代表馬にも選ばれた活躍馬で、種牡馬としても多数の活躍馬を輩出し、加リーディングサイアーにも輝きました。代表産駒は言わずと知れた Northern Dancer
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十七弾はロイヤルチャージャー系。Royal Charger はご存知*サンデーサイレンスや*ブライアンズタイムらの父方祖先にあたる馬で、ほかにも輸入された*ロイヤルチャレンヂャーが名馬スピードシンボリの父となり、*ジルドレか
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十六弾はモスボロー系。Mossborough は重賞勝ちすらない平凡な競走馬でしたが、種牡馬としては英セントレジャーや凱旋門賞を制した Ballymoss などを出して英愛リーディングにも輝きました。日本では Ballymoss 産駒の持込
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十五弾はダンテ系。種牡馬としての父 Nearco の名を一躍高めたのがこの Dante で、目を負傷しての出走だった英2000ギニーこそ僅差の2着に敗れましたが、それ以外は英ダービーも含め圧勝続きという名馬でした。種牡馬として
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十四弾はネアルコ系。ここでついに世界の最大派閥の登場ですね。Nearco は Ribot と並ぶフェデリコ・テシオ氏の最高傑作で、伊ダービーやパリ大賞など14戦無敗の成績を残しました。ただ後の種牡馬としての成功を知っている
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十三弾はハードソース系。仏ダービーや凱旋門賞を制した Ardan を父に持つ Hard Sauce は父とは似ても似つかぬスプリンタータイプでしたが、種牡馬となってからは英ダービー馬*ハードリドン、持込馬として牝馬二冠を達成し
エピファネイア産駒ダノンデサイルが最内をついて突き抜け、世代の頂点に立ちました。ダノンデサイルの母父はエーピーインディ系の Congrats ですが、母父ボールドルーラー系がダービーを制すのはここ数年でもドウデュース、シャフリヤールに続く3度目で、3歳春に完成する早
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十二弾はファリス系。Pharis は仕上がりが遅く、さらに戦争の影響でわずか3戦しか走れませんでしたが、その中で仏ダービーやパリ大賞を制し世代最強を印象付けた馬で、さらにドイツ軍に接収されるという不運に見舞われなが
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十一弾はファロス系。Pharos は前回まで紹介していた Fairway の全兄にあたる馬で、英チャンピオンSなどを制した活躍馬であり、種牡馬としても英愛リーディングに輝く成功を収めたのですが、どちらかを選べと言われたら実績