昨日今日明日あさって。(テニス元年)17
俺Vsエボニー&アピス。敵は、魔物とそれに騎乗するランクAの剣士。それだけで充分なのに、これに夜勤の衛士達がわらわらと湧いて来た。日勤の衛士達も叩き起こされてる模様。それらが寝起き姿で、武器片手に、こちらに駆けて来る。何とも締まらない。俺は、石像の肩に腰掛けた状態でそれらを見守った。さて、大騒ぎになった。これは想定外、想定外過ぎた。どうする俺様、思わず石像の頭を叩いた。エボニーがアピスを宥め、ゆっくり歩を進めて来た。剣を肩に担いで、空いた手でアピスの首を摩りながら。実に余裕のある態度。しかし、視線だけは俺から外さない。ほう、落ち着いて見ると、好い女。剣士というラッテルではなく、娼婦というラッテルが相応しい。そんな女が舌なめずりしながら俺を見上げた「逃げ場はない、大人しく投降しろ。さすれば私が侯爵様に、寛大...昨日今日明日あさって。(テニス元年)17
2023/05/28 09:06