レオがうちにやって来た次の日は、 Aさんというブリーダーさんのところへ、子ネコを見に行く約束をしていました。 周囲にたくさん自然が残った、静かな住宅地にそのお宅はありました。 ブリーダーといっても、それを生業とされているわけではなく、 キャットショーでチャンピオンになった『レイラ』と、 グランドチャンピオンになった『ルーク』というノルウェジアンの 夫婦の子供が生まれた時に、ペットショップを通じて 子ネコを譲っている、という方でした。 部屋に通していただき、 「ここで寝てると思うわ。」 と言いながらAさんが和室..
そのMさんという店員さんが、 僕達2人の顔を見るなり、 「歌舞伎役者みたいな顔したコが来たのよ〜!」 と言いながら指差したケージの中に、 本当に歌舞伎役者の「くまどり」のような模様が顔に入った、 メインクーンがいました。 毛吹きがあまりよくなかったのできゃしゃに見え、 俳優の、大泉滉(故人)にちょっと似てるなと思いました(笑)。 Mさんがそのメインクーンをケージから出して、 僕に抱っこさせました。 ブラウンマッカレルタビー&ホワイトで、 きれいなハチワレの入ったメインクーンは、 僕の肩に乗って、しっぽをピンと立て、 ゴキゲンな様子でし..
ルーが亡くなって何日間かは、 うちの奥さんと二人して泣いてばかりいました。 いつもルーが寝転がっていた場所、 使っていたトイレの砂に残ったルーが歩いた跡・・・。 どこを見ても涙が出ました。 本当にあれで良かったのか、 もっとしてやれたことはなかったのか、 答えの出ない自問自答が続きました。 ある日の夜、僕が17歳の時に亡くなった父親と、 ルーが夢に出てきました。 ルーはしっぽをピンと立てて、嬉しそうに父親とじゃれていました。 父親も生き物はなんでも好きだったので、 「ルーはちゃんとこっちに来たで、ワシが面倒見たるで。」 という父親からのメッセージだったのか..
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