オヤジのあくび563
若林忠宏「入門 世界の民族楽器」を読む1 本書は「入門」というタイトルが付けられているが、その網羅する範囲は極めて広く且つかなり深い。およそ世界中で演奏されている楽器を全て紹介しようと試みているかのようです。 この手の図書に出くわした時、私の取る読書行動はつまみ食い方式。箱に雑多に詰め込まれたお菓子を、それぞれ少しだけかじってみて美味しいお菓子だけを堪能する。 まずは、弦楽器の話。ドローンと言えば、空中に浮かんで地上に居ては不可能な撮影を助けてくれる機械というイメージですが、元々は雄蜂の羽音を表す単語で音楽では基調持続のことを言います。弦楽器は、爪弾いたり弓で擦ったりして美しい旋律を奏でていま…
2023/08/30 04:44