オヤジのあくび221
石弘之、安田喜憲、湯浅赳男「環境と文明の世界史」を読む4 ヨーロッパ・イスラムを牧畜民による動物文明とすると、インカ、長江、縄文=足るを知るやさしさの植物文明で欲望をコントロールできると、本書では持ち上げている。しかし、グローバル化が進み、世界中で人々がハンバーガーを頬張っている現在、ハンバーガーの牛肉を作るために、どこでどれだけの飼料が必要で、その為に地球の農地、牧草地、森林にどのような変化が起きているのか?かなり想像を逞しくしないとわからないだろう。植物文明を持ち上げてみても、もう戻れないところまで来てしまった気さえする。 人々が肉食を好むということは、家畜が人間のそばにいるということで、…
2021/06/30 06:10