「書彩・綱島書道教室」を新規開校いたします。毎月第2、4水曜日19時〜21時綱島駅徒歩5分<詳細ページ>よろしくお願いいたします。...
みなさま、2022年もありがとうございました。良い年をお迎えください。 ...
むかし、むかーしの学生時代にやっていたバイト先では、クリスマス、イヴ、両日とも時給が2倍になりました。今の時代、あまり無いだろうなあ。とある人が言っていました。戸棚の奥底から缶詰アンチョビを発掘しました。というか、あるのはわかっていて無視していました。5年前に賞味期限切れでした。大丈夫だろうと開けてみると、身がとろけきっていました。一種の魚醤ですね。びしゃびしゃしてましたが、もちろん美味しくいただき...
今年も去年からクリスマスカードが届く。今年も来年にクリスマスカードを送る。時差による、あらゆる問題は考慮しない。 ...
半年ほど前に買った洗剤がある。「部屋干し」と「抗菌」という言葉に釣られた。新発売にはよくある、今だけお試しセール的価格で、ボトル入りのものと、1,8kg入りの同じ詰め替え用の洗剤を2パックも買った。安いとはいえ、悲しき習性だ。その洗剤がどうも合わない。部屋干しすると、くしゃみと涙と鼻水が出る。我慢して、他の洗剤とローテーション使用していたが、それで洗った枕カバーは、半拷問装置となる。耐えに耐え、ボトルを...
加湿器を出す。広がる水分子は空気中の隙間をきっちりと埋めていく。部屋が狭くなっていく。加湿器を出す前は、人のいない冬の朝の体育館。出した後は満員のコンサートホール。史上最高の、引越し願望。おちおち買い物にすら行けない。引っ越したい。...
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ハイゲージのわりとタイト目のポロシャツ、脱ぐたびにぶちぶちとどこかの糸が切れる音がするのですけれども。できるだけそっと脱ぐようにしているのですが、毎回ぶちぶち言ってます。汗をかいて脱ぎづらいと、ぶっちぶちぶちぶちぶちぶちぶちぃぃいっっ!と服の内部が天変地異起こしてます。そのうちバラバラになってしまうのではないかと。そのくらい毎回ぶちぶち言ってます。みんなどうやって脱いでいるんだろう。みんなぶちぶち...
倉庫の中は、思ったほどカビ臭くもなく、熱もこもっていなかった。薄暗い電球を頼りに、目的の物を探す。床に積まれた木箱や、何に使うかもわからない鉄の塊を避けるようにして歩く。一番奥の棚にそれはあった。ちゃんと洗えば使えるとのことだったが、その「ちゃんと」が相当大変なことであることはすぐにわかった。「ちゃんと」が頭の中に渦巻き、「ちゃんと」って何だ?と意味飽和に陥る。文字の場合、ゲシュタルト崩壊を起こし...
家で、作品と料理しか作ってない夏休み。動的ヒキコモリ。味噌汁の具としての、ピーマンと卵焼きのマリアージュを発見。溶き卵ではなくて、オリーブオイルで焼いたじゅわじゅわのオムレツ。ピーマンはヘタもタネも取らずにザク切り。ぎゅっと甘みを濃縮した半生パイナップルと、ホールのピンクペッパーが思った以上に合う。イチジクと山椒も相性が良い気がする。大量に作った新生姜の甘酢漬けをヨーグルトに入れて食べている。これ...
バターを手にいれると、そのバターをどうやって美味しく頂くかという、バター主役のテーマで食が進む。バターに枕詞をプレゼントしてもいいくらいだ。ドライフルーツ入りのパンをバターに載せて食べるのが最近の流行り。1回につき、最大6 x 2 x 2 cmほどの大きさまでで我慢している。カルピスバターくらいになると、もうちょっと抑える。価格的に。...
これでいっか、と軽く読み流し用に手に入れた「できたてごはんを君に。」という小説が、読み進めていくうちにどんどん良くなっていって、電車でじんわり涙を浮かべてしまうこと2回。慌てて本を閉じる。2回。目頭を押さえようとしてメガネに指が当たる。2回。...
市販の濃縮そばつゆを使う時は、いつもミネラルウォーターで割っています。その日はたまたまミネラルウォーターが切れていて、物は試しにと炭酸水で割ってみました。まあ、ここを訪れてくださる方は「ああ、またか」の、ワタクシ的な食の実験をしたわけです。炭酸つゆに、いつもと同じようにわさびを溶いていただきました。あれですね。ちょっと無い味で、舌には新たな味蕾が誕生し、味覚野の領域に新情報を認知させることに成功し...
7月より、日吉教室を開講することになりました。午後の教室です。毎月第2、4水曜日13:00〜15:00(大人クラス)<下画像クリックで「書彩・日吉書道教室」詳細へリンクします>毎月第1、2、4水曜日14:00〜17:00(子供クラス)<下画像クリックで「書彩・こども書道教室」に飛びます。そこから日吉教室へどうぞ>何卒よろしくお願い申し上げます。...
学生の頃に住んでいたアパートの換気扇は、ガスレンジ上部垂直取り付けの、4枚の羽根が剥き出しになったものだった。スイッチは垂れ下がった紐で、油でつやつやになったその紐を引っ張ると、羽根が回るのと同時に外に面したパネルが開き、轟音とともにキッチン内ばかりでなく部屋中の空気を否応なく外に排出してくれた。簡便、実直という言葉がぴったりくる代物だった。安普請のアパートが立ち並ぶ一帯は、どこも似たようなもので...
キッチンの換気扇が逝った。数ヶ月前から動作は怪しく、完全に停止するのも時間の問題だった。「弱」のボタンではスタートせず、「強」のボタンでゆるゆると動き始め、数分後、やっと従来の「弱」以下の運転をする有様だった。キッチン設備における、自炊派三種の神器の一つである換気扇の絶息は、想像をはるかに超えた不便さがある。 ...
また更新止まりましたね。と。たぶん更新が止まっているのは日常が充実しているからなんでしょうね。と。いやいや全然、充実とかそんなことないです、もういろいろ忙しくて。と。何が忙しいんだかわからないんですけど。と返す。メロンをまるごといただいて、メロンなんて切るの何年ぶりだろうと一入の感動を持ってナイフを入れる。高級メロンに相応しい豊潤さと緻密さを持った繊維の手応えに打ち震える。充実という言葉はここにこ...
夢を見た。輝く大きな船に乗っている。マストは銀色に光り、金色の帆は風をはらんで、ゆったりと航行している。波の間から、様々な色と大きさをもった粒のようなものが現れては宙に漂い流れていく。ああ、あれは音なんだなあ、と夢の中で理解している。その音の粒の間を縫って、私を呼ぶ声が遠くから聴こえる。最近、気持ちよく目が覚めた夢のひとつ。またブログの更新が止まっていますね。と言われ、じゃあ、とばかりに連日投稿で...
約束の時間に間に合うか、間に合わないかで家を出て、小走りをしながら陽の光にさらされた足元を見る。いけない。これはいけない。暗がりの玄関で、これはまずいかもしれない、と薄々感じてはいた。しかしいま、想像を超えた違和感が足元にある。靴の色、靴下の色、パンツの色。陽の光の下で、それは絶妙に合っていない。全然大丈夫だし、誰もそんなところ見ていない。と友人は言った。いや、これは他人の目が問題なのではない。自...
ナルコレプシー的に、慢性的に、眠い。睡眠欲時間分布を表にすると、二時間おきくらいにピークが来る。ピークの時に、10分でも寝られれば、その後二時間ほどは覚醒している。そしてまた眠くなるというような周期だ。朝は朝で、もっとゆっくり寝ていたいのに、二時間睡眠くらいでぱっちり目が覚める。5時に寝ても、7時に目が醒める。そして、10時くらいに眠くなる。困ったものだが、気持ちは極めて穏やかである。平常時なら致死量の...
断食中に読了しようと思っていた村上春樹氏の新作だが、まだ1ページも進んでいない。頭痛も倦怠感も眠気も酷い。...
やっと椅子が直った。この1ヶ月半余り、歪んだ姿勢で座っていたので、体のさまざまなところにガタが来た。肉体がおかしくなると、精神にも影響する。ここの更新が疎かになったのも、そのせいかもしれない。さて、GW。今年も3日断食に勤しむつもりではいる。...
自分でもびっくりするほどここを放ったらかしにしていました。書くことがまとまらないので、なんとか生存していることだけお伝えしておこうと思います。書きたいことはいっぱいあるのです。が、しかし、という感じです。 ...
この二週間ほど、あっちの仕事で中指と親指の重要性について講義しながら実践し、こっちの仕事で生徒さんの出展用作品の手本をああでもないこうでもないと鬼のように書き、先日オニオンスープを作るためにタマネギを5個スライスしたら、右手中指から手首に走る腱を痛めてしまったのでした。なんかねじれている感じ。タマネギ切る動作は関係ないんじゃね、と思われる方もいらっしゃると思いますが、ちょうどそのタイミングが「腱が...
それは前触れもなく突然やってきた。椅子に載せていたお尻が左側だけ急に沈んだのだ。経験したことのない感触に、一瞬何が起こったのかわからなかった。数秒後、事の重大さを察知し、急いで座面を見た。固着してあるメッシュ座面の左片端がとれていた。ああ、まさかこんな壊れ方をするとは。すぐに、片側が緩んだ座面そのままの上に低反発クッションを敷いて使用したが、ほんの一、二時間座っただけで、腰、お尻、ふともも、膝裏、...
お世話になっているギャラリーのオーナーにも、友人の作家にも、アート好きの生徒さんにも、「行った方がいい」と絶賛されていた「エゴン・シーレ展」に行った。もう何年振りかわからないくらいおぼろげな記憶の上野だったが、恩賜公園を歩きながら、そういえばあの頃の桜の季節に来たのだったなあ、と思い出した。そんな思い出もあって、ほとんどの桜の木はまだ花をつけていなかったが、歩いている人たちがみんな花見に来ているよ...
夢を見た。輝く大きな船に乗っている。マストは銀色に光り、金色の帆は風をはらんで、ゆったりと航行している。波の間から、様々な色と大きさをもった粒のようなものが現れては宙に漂い流れていく。ああ、あれは音なんだなあ、と夢の中で理解している。その音の粒の間を縫って、私を呼ぶ声が遠くから聴こえる。最近、気持ちよく目が覚めた夢のひとつ。またブログの更新が止まっていますね。と言われ、じゃあ、とばかりに連日投稿で...
約束の時間に間に合うか、間に合わないかで家を出て、小走りをしながら陽の光にさらされた足元を見る。いけない。これはいけない。暗がりの玄関で、これはまずいかもしれない、と薄々感じてはいた。しかしいま、想像を超えた違和感が足元にある。靴の色、靴下の色、パンツの色。陽の光の下で、それは絶妙に合っていない。全然大丈夫だし、誰もそんなところ見ていない。と友人は言った。いや、これは他人の目が問題なのではない。自...
ナルコレプシー的に、慢性的に、眠い。睡眠欲時間分布を表にすると、二時間おきくらいにピークが来る。ピークの時に、10分でも寝られれば、その後二時間ほどは覚醒している。そしてまた眠くなるというような周期だ。朝は朝で、もっとゆっくり寝ていたいのに、二時間睡眠くらいでぱっちり目が覚める。5時に寝ても、7時に目が醒める。そして、10時くらいに眠くなる。困ったものだが、気持ちは極めて穏やかである。平常時なら致死量の...
断食中に読了しようと思っていた村上春樹氏の新作だが、まだ1ページも進んでいない。頭痛も倦怠感も眠気も酷い。...
やっと椅子が直った。この1ヶ月半余り、歪んだ姿勢で座っていたので、体のさまざまなところにガタが来た。肉体がおかしくなると、精神にも影響する。ここの更新が疎かになったのも、そのせいかもしれない。さて、GW。今年も3日断食に勤しむつもりではいる。...
自分でもびっくりするほどここを放ったらかしにしていました。書くことがまとまらないので、なんとか生存していることだけお伝えしておこうと思います。書きたいことはいっぱいあるのです。が、しかし、という感じです。 ...
この二週間ほど、あっちの仕事で中指と親指の重要性について講義しながら実践し、こっちの仕事で生徒さんの出展用作品の手本をああでもないこうでもないと鬼のように書き、先日オニオンスープを作るためにタマネギを5個スライスしたら、右手中指から手首に走る腱を痛めてしまったのでした。なんかねじれている感じ。タマネギ切る動作は関係ないんじゃね、と思われる方もいらっしゃると思いますが、ちょうどそのタイミングが「腱が...
それは前触れもなく突然やってきた。椅子に載せていたお尻が左側だけ急に沈んだのだ。経験したことのない感触に、一瞬何が起こったのかわからなかった。数秒後、事の重大さを察知し、急いで座面を見た。固着してあるメッシュ座面の左片端がとれていた。ああ、まさかこんな壊れ方をするとは。すぐに、片側が緩んだ座面そのままの上に低反発クッションを敷いて使用したが、ほんの一、二時間座っただけで、腰、お尻、ふともも、膝裏、...
お世話になっているギャラリーのオーナーにも、友人の作家にも、アート好きの生徒さんにも、「行った方がいい」と絶賛されていた「エゴン・シーレ展」に行った。もう何年振りかわからないくらいおぼろげな記憶の上野だったが、恩賜公園を歩きながら、そういえばあの頃の桜の季節に来たのだったなあ、と思い出した。そんな思い出もあって、ほとんどの桜の木はまだ花をつけていなかったが、歩いている人たちがみんな花見に来ているよ...
新宿三丁目駅から、地上に出ずに地下道のみで京王プラザホテルまで行こうとしましたが無理でした。しっかりと頭の中に地下道の地図を入れたはずなのに、何の役にも立ちませんでした。改札を出たらすぐに、京王プラザホテルの出口番号の案内表示があると高を括っていたのですが、見つかりませんでした。出口が遠すぎて最初から無いのかもしれません。スマホを使えばいいじゃん、と思うかもしれません。いやいや、地下道、一回行って...
ようやく確定申告を終えた。このめんどくさい数字の整理期間に、友人がつくった陶器をふたつ割ってしまった。ひとつは腕にひっかけてテーブルから落とし、もうひとつはStaubの重たい蓋を洗っている最中に手を滑らせて器の上に落としてしまったのだ。数字数字数字で疲れてしまったから、という安直な理由だけではないような気がする。最近、これらの器の作者である友人の陶展に顔を出せていない。フロイトなら「顔を出せていないと...
過去の確定申告の書類や領収書は、廊下にあるクローゼットの最下段に保管しているのですが、ついでというか何というか、確定申告に入る前のこの時期に、そのクローゼットの最上段を整理することにしています。ここには読了した本、あまり手にとらない美術本や図録の類、過去に制作した小作品たち、もう必要ではないであろう書類の束などが詰まっています。毎年整理しているにも関わらず、ああこんな本あったなあとページを捲ったり...
高校生のころは、今のように個人で持てるような電話などなかった。青春を謳歌している10代は、夜になると、ひっそりと彼女・彼氏の元へ電話をかけるのが様式だった。そして、その様式の中に組み込まれるようにして魔物は存在した。私もそんな様式に則っていた。部屋に電話はあれど、回線は一つしかない。電話が長くなったりすると、魔物はわざとかどうか知らんが、階段をダガ!ダガ!ダガ!ダガ!と音を立てて上ってくる。やばい!...
掃除機のデザインについて書いていて、思い出したことがあります。高校時代、自分の部屋にあった、アイボリー色のプッシュボタン電話機がどうにも気に入らなくて、
11月8日にフランスへ送った作品が、1月25日にやっと購入者の手元に届けられた。船便だった。購入してくれた方から、追跡を見ても一向にアップデートされない。と何度も連絡があった。11/9~1/20のあいだ、全然更新なし。心配になるのもむべなるかなである。その度に私は、荷物は洋上にあるはずで、こちらにはどうすることもできない。と返答していた。届かなかったらどうしよう、どうして船便なんかにしてしまったのかと、背中に汗...
掃除機が無ければ、掃除は捗らない。これは多くの方にご同意いただける命題だと思います。しかしながら、ほとんどの人がそうだと思うのですが、人生において掃除をしている時間よりも、していない時間の方が圧倒的に長い。掃除機は、日常の営みで使用する道具の中でも群を抜く嵩張りを持つ物です(少なくとも私にとっては)。そのわずかな時間というか便利さのために空間を損ねている。デザインが、空間に溶け込むというか、存在を...
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
あれですね、
ひょんなことから、作品をドイツで展示をしたときに、購入してくれた方のことを思い出した。名前も、住んでいる場所も知らない。元気だろうか、今どうしているのだろう、ちゃんと手許に置いておいてくれているのだろうか、とすこしばかり気になった。(いや、しかし「置いておいてくれている」ってすごい日本語ですね)最近、よくメッセージをくれるドイツの作家友人がいる。彼に探してもらおうかと思った。SNSが発達しているこの...
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ