霊感少女 さとみ 2 学校七不思議の怪 第六章 備品飛び交う校長室の怪 16
深夜……豆蔵たちは学校のグラウンドに居た。「さあて……」豆蔵はつぶやくと、不敵な笑みを浮かべる。「校長室とやらに乗り込みやすかね」「どのような手順で致しましょうか?」すでに薙刀を手にした冨美代が言う。「ただ乗り込んでも、如何なものかと存じます」「そうですね」みつがうなずく。「冨美代殿おっしゃる通りだと思います」「あらあら、そうやってまた仲良ししちゃってぇ……」虎之助が茶々を入れる。「これから、緊張の時間なのよぉ」「それは、分かっています!」みつが強い口調で言う。「それと、虎之助殿、そう言う物言いはお控えください!」「そうだぜ、言い過ぎだ」竜二が虎之助に言う。しかし、虎之助は笑みを返す。「あら、どうして?わたし、嘘偽りを言ってはいないわよ?」言い終わると、虎之助は挑発的な眼差しをみつに向ける。「わたしは何を言われ...霊感少女さとみ2学校七不思議の怪第六章備品飛び交う校長室の怪16
2022/04/30 09:00