昨日、あの人はいっぱいわたしを抱きしめた。 わたしもあの人が愛おしくなって、 背を強く抱いた。 愛していると言ってしまうことが、 あなたの大切な人たちを裏切ることになるというのなら、 だから言えないと思っているのなら、 それでわたしは愛されているのだと感じるから、 言葉にはなにひとつしないでいいよ。 それ以外のもので感じるから。 もう、言葉では欲しいとはおもわないから。
あの人に会えなくて、すれ違いの日々で、 嫌なこともあって、それを自分で消化できなくて、 大泣きで、大泣きで、 子供みたいに泣きじゃくって、 朝から日が暮れるまで泣いて、 ようやくあの人になだめてもらって、 なにやってんだろわたし。と思う。 もっといっしょにいたいと思っていたけれど。 どうしてそんなに勝手なのって思っていたけれど。 わたしを捨てることなんて簡単でしょと思っていたけれど。 あの人に抱きしめられて、 気持ちがおさまるまで抱きしめてくれて、 今日は朝から仕事だったのに、 また仕事に戻らなきゃならないのに、 この間会ったばかりなのに、 わたし..
顔を見るだけで、 すこし話をするだけで、 安心することができる。 ぎゅっとその体温を感じることが、 わたしを落ち着かせる。 あの人はそんな存在。 それだけでいいの? とあの人は聞くけれど、 それがとっても大切なんだよ。 いっしょにいられるこの時間が、わたしには大切なんだよ。 いろいろ心配かけてごめんなさい。 いつもわたしのためにありがとう。 あの人にとっても、いいことがあるといいのに。
あの人とは違うべつの男とデートをした。 構ってほしいというから一緒に出かけただけのことだけど。 彼ははっきりしているから、わたしとあの人のような 曖昧な感情を理解はできないと思うし、 結論は出ているのにそこへ向かえないことを怒るのだと思う。 だってしょうがないじゃない、と言いたい。 だってそれでもわたしはあの人が大切で、それは離れても同じでいたいから。 簡単に会う会わないの関係にできないんだよ。 なんでわからないのかな。 だからわたしもあの人もはっきりできないのに。 もう1ヶ月たつよ。 いつになったら会えるの。
やっぱり会いたかった。 今度でいいか、と気を紛らわしても、 またいつか会えるか、と思っても、 それでもやっぱり。 時間を気にして、携帯が鳴るのを待って、 無理だと思った方がいいと自分に言い聞かせて。 雨が強くなるばかりで、今日はもう、会えない。 会いたい。 電話、鳴って。
最近できた彼氏とうまくいってると聞いて、 といっても特別いい人を見つけ出したわけではなくて、 単に昔からの知り合いとそういう仲になったというだけなのだけれど、 わたしも彼氏と名の付く共同体を早く見つけた方がいいなと思った。 だってあの人は彼氏ではないし、だからといってなんだと聞かれると、 何だろうと考え込んでしまいそうだけど。 あのこはなにも知らないけど。 わたしになにもないと思っているかもしれないけど。 ほんとうはもっと狡くていい加減で汚れているってことを、 あのこは知らないし言えないし、 だからひとりだって思わせておいた方がわたしには 都合のいい生き方がで..
あの人が携帯のメモ帳に、わたしの誕生日を入れたときのこと。 笑いながら、誕生日を聞いて、暗号のように数字を並べた日のこと。 うれしくて。 本当にうれしくて、わたしはいつまでも、そのときのことを覚えてた。 まるで恋人同士のように思えて。 実際には誕生日を祝ってもらえなかったいまでも。 やっぱりうれしくて。 すこし悲しいけれど、 あのときのことは本当だって思うと、 すこしだけゆるせる気がするから。 だから大丈夫。
風に揺られてひらひらと飛んで行く蝶がみどり色だったので、 なにかの突然変異かと思って窓の外を目で追って、 それがそのままひらひらと地面に落ちてゆくのをみて、 なんだ、ただの葉っぱかと、少し残念に思った。 けれども、そんな風に葉っぱが飛んでいったのが、 まるで生きているみたいで、感激もして。 梅雨に入る前のできごと。 6月は、波に負けている。
決意が貫き通せたら、 アレキサンドライトと万年筆を買おう。
「奇跡」っていうのは一体、 何分の一の確率になるのだろう。 わたしの好きな、彼にしか持てない世界を持った先輩が、 そんな風に尋ねたので、みんなは、 10000分の1ぐらい。 万が一と言うしね。 と言った。 先輩は、 じゃあ「奇跡」っていうのは10000回に1回は起こるってことだな。 と、何かの検証事項みたいに、まだ考えているみたいに、 とりあえず頷いていた。 そう言われると少ないような気もするね。 と、誰かが言ったので、 わたしは、案外「奇跡」というものは、 そこらじゅうにあふれているものなのかも知れないと思った。 だからこの日、 この、とても心地よい、気の安らぐ仲間たち..
今年の冬は寒いと思っていたけれど、 未だに雪も積もらずに、なんだ、また暖冬かと思うくらい。 今年を反省。 1月、風邪を引いて忙しさに見舞われていた。 2月、忙しすぎてストレスを抱え込んだ。 3月、大切な人たちと別れ、大好きな人が戻ってきた。 4月、報われなくても頑張れると思った。 5月、応援してくれる人たちのために決意した。 6月、体裁のために動くことに、憤りを感じた。 7月、一瞬かもしれないけれど、本当に欲しいものを手に入れたと思った。 8月、また一年間頑張るしかないと思った。 9月、少しのものしか持っていないのに、全てを奪われたと思った。 10月、ひたすらに我慢..
平山郁夫を見に行った。 教科書の表紙になっていた光る藤原京を描く人は、 他にどんなものをどう描くのだろうと気になって。 むかし画集を本屋で開いてみたけれど、 実物をみる機会はなくて、 今回の偶然の機会を逃すまいと、美術館まで足を運んだ。 森の中で祈る仏陀や 夜空に浮かぶ白い像。 広島の赤い炎にかすかに浮かぶ救いの手。 どれもが魅力的で、芸術というものは、 やはりその人の想いなのだと思った。 想いが強いほど、心が惹かれる。 三十年余りかかったという広島の炎は、とても印象に残った。 いいものを見たと思う。 作品は、心に残るから。この感動が薄れたら、また会いに行こう。
「ダヴィンチコード」を読んでいて、 モナリザがある国家の間がルーブルで数少ない袋小路だとあり、 そうだったかな? と昔のアルバムを引っ張り出してみた。 私が見たモナリザはガラス張りではあったけれど まだ写真撮影を許可されていて人だかりができていた。 覚えているのは遠くてよく見えなかったことばかり。 まだこどもだったので、芸術観とか感性とかが乏しくて感動したのは 「民衆を導く自由の女神」 これは教科書に載っていたから。 「サモトラケのニケ」 これは単純に美しいと思えた。 ぐらい。 今考えるともったいないと思う。 それで、 アルバムをめくってい..
** Myu-ki ** Birthday 01/06 Bloodtype A Favorite 本を読む 家具を揃える 車の運転 のんびり過ごす 空の色を確かめる たまに筋トレ 走っているひとをみる memo myu-kiの言葉、感情、闇。 いろいろなことを綴っていくblogです。 気紛れに覗いて見てください。
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