ヒヨドリ、ムクドリとの攻防⑦
私は、いつものように早朝から野鳥に叩き起こされ、ベランダに出て叫ぶという日々を続けていた。 私は、空き時間があれば、奴らが来ていない時でもベランダに出て睨みを効かせていた。 私は、その日も奴らが営巣を狙っている場所の前に立った。 すると、その場所から雛鳥の声が聞こえてきた。 ガーーン! やられたか。 奴らは、私が気が付かない間に巣を作り、卵を生んだのだった。 そりゃ、そうだろうな。 私もずっと家にいるわけではない。 週2回のいつもの集いには出かけるし、その他の用事もいろいろとある。 そうした時に、奴らは「アホがいない間に急げ」と巣作りや産卵をしていたのだろう。 あぁ、昨年は阻めたのになぁ。 今…
2025/06/13 12:46