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演劇知のスゝメ https://blog.goo.ne.jp/yellowworld

演劇的視点で日常の幻想を打ち破る。act orch、多少婦人の劇作演出、演劇科講師渡辺の劇的考察譚

多少婦人
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2007/05/14

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  • 映画「コーダあいのうた」考察

    映画「コーダあいのうた」考察「映画館ならでは」との前評判を聞き鑑賞。後半から涙がとめどなく溢れる。以下考察。内容に迫る箇所あり。*********タイトルはChildrenofDeafAdultsと音楽用語で「楽曲において独立してつくられた終結部分」という意味をもつ「coda」のダブルミーニング。主人公のルビーが聴覚障がい者一家から独立した健常者であることを意味する。テーマは障がい者と健常者の狭間にいる主人公の自己同一性の確立。またヤングケアラーの苦悩もそれに付随する。障がい者を可哀想な描写・神聖化した描写といった「高尚」なものにせず、下世話な描写や感情の醜い描写といった「下劣」な部分もしっかりと織り込んでいる。台詞に頼らない「言葉」の放出…表情や身振り・手や息の破裂音で「言葉」を観客に伝える。湖で飛び込むシー...映画「コーダあいのうた」考察

  • 映画「ドライブ・マイ・カー」考察

    映画「ドライブ・マイ・カー」考察観なければなぁと元々思っていたところ「ドライブ・マイ・カー観ましたか?ぜひ語りたいです」という子の連絡を受け鑑賞。数年ぶりに演劇の知識を呼び起こす。以下考察。内容に迫る箇所あり。***********■テーマは「コンテクスト(個々が使う言葉の文脈)の擦り合せ=コミュニケーション」。戯曲「ワーニャ伯父さん」の象徴的な台詞を随所に散りばめ、多言語の演者の集う舞台を下敷きにして「コンテクストの擦り合せの難しさ」「取り返しのつかない後悔への向き合い方」「自分と相手の気持ちを受け入れることの強さ」を主人公に問いかけさせ、登場人物を再生に導く物語。◯演劇について作品上の稽古法(文章を一度音声として認知。その後会話として発せることで演者に会話の新鮮さと感情をダイレクトに感じさせる。その後、そこ...映画「ドライブ・マイ・カー」考察

  • 送る辞するの指導から本番

    3月になり、ありがたいことに「送るを辞する」を指導する機会に恵まれる。これまで現場にはいたが、それに絡むことは全くできなかったのだ。最初に話をいただいたときは即座にうほッ♪コントみたいなシチュエーションじゃないッ♪と思った。色々面白いことができるのかなぁ…やってやれるかなぁ…爪痕残せるかなぁと当初は思っていたのたが、どっこいそうはいかず。主任からわたしたちのチームのメンツがかかった非常に重要なミッションであることを告げられる。メンツがかかっているならやむなし。「送る辞する」の読み手が書いてきた文章をちょこっと大人の力でキメラ化して制限時間5分MAXの壮大な作品を仕立て上げる。ここから読み手とわたしとの4日間の格闘が始まる。初読を終え、抑揚がない棒読みをどうするかが最大の課題となる。主任にも厳しい言葉ではっぱをか...送る辞するの指導から本番

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