「怒りのキューバ」
「ソヴィエト映画の世界」「怒りのキューバ」1964年玖・ソ監督:ミハイル・カラトーゾフ革命前の抑圧された人々の物語をオムニバス形式で綴った。キューバ・ソ連合作による革命記念国策映画。ソ連のスタッフと予算を存分に生かした驚くべきシーンやカメラワーク。息をのむ美しさのモノクロ映像によって伝説となった傑作。スコセッシやコッポラを始め、本作を絶賛する多くの映画人の尽力により西側での公開が実現。再評価されるに至った。必見!とてつもない物を見せられた。モノクロ長回し。ローアングルの美。なんちゅうカメラワークしてんの?圧巻は葬送の超絶俯瞰。壕無き掘建て小屋生活での空爆からゲリラ化の瞬間。爆煙の中から浮かび上がる長剣持つ男。それでいて題材は革命万歳。プロパガンダを芸術に昇華させた極上の写真だ。陽気なスペイン語に好戦的なロシア語...「怒りのキューバ」
2019/05/31 07:39