最期に向かって
“生”と“死”は常に隣り合わせ、表裏一体。病気、事件、事故、戦争、天災などで、日本や世界のあちらこちらで、毎日毎日、多くの命が失われている。そして、それを伝えるニュースも日常に溢れている。しかし、生きている我々は、“死”を縁遠いもののように錯覚している。それが生存本能というヤツなのかもしれないし、そうしないと前向きに生きられないのかもしれない。そうは言っても、“死”は、病人や高齢者だけにかぎったことではなく誰にでも訪れる。ある日突然か、自分が想像しているより早いか、自分が覚悟しているより遅いか、たったそれだけの違いがあるだけで否が応でも。一般的には、健康長寿をまっとうし、終活をキチンと済ませた上で“コロリ”と逝くのが理想と言えようか。ただ、多くの人が思い知らされているように、人生なんてものは、そんな生易し...最期に向かって
2023/05/31 08:07