中学受験を目指す長谷川十和。友達や塾内の人間関係や、父母との関係。反抗期の小6女子の気持ち、受験。面白かった。タイトルほど家族の幸せについては考えなかった。問題。以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい早見和真朝日新聞出版今日の一曲PinkFloydで、"OneofTheseDays"では、また。『問題。以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい』早見和真
今までになかったブログ。全てがオリジナル。一貫したテーマゼロ。日替わりのアホネタ&恋愛だのマジメだの
『ハヤブサを盗んだ男 野鳥間取引に隠されたドラマ』ジョシュア・ハマー
英国の空港で逮捕された怪しい奴はお腹に鳥の卵を抱えていた。ハヤブサによる狩りやレースの流行の歴史。違法に収獲する者を捉えたノンフィクション。めちゃくちゃ面白かった。全く知らない話。悪い奴は何度でも嘘つく。ハヤブサを盗んだ男――野鳥闇取引に隠されたドラマジョシュア・ハマー紀伊國屋書店今日の一曲OoochieKoochieで、"GOLD"では、また。『ハヤブサを盗んだ男野鳥間取引に隠されたドラマ』ジョシュア・ハマー
ウィルはサラと新婚旅行。都会とは閉ざされた湖のあるロッジで殺人事件。怪しすぎる容疑者たち。人間とはここまでひどくなれるのかその極地を見た。長い物語だけど、読む価値あり。しかしヒドイな〜報いのウィル(ハーパーBOOKS)カリン・スローターハーパーコリンズ・ジャパン今日の一曲水曜日のカンパネラで、「たまものまえ」では、また。『報いのウィル』カリン・スローター
未公開の法隆寺の救世観音像を開いた時にその場にいた写真家やフェノロサ、岡倉天心らはどんな人物なのか、非常に面白かった。フェノロサたちの人生が興味深い。秘仏の扉(文春e-book)永井紗耶子文藝春秋今日の一曲birdfeat.スチャダラパーで、「センスとユーモア」では、また。『秘仏の扉』永井紗耶子
『ラジオパーソナリティ佐久間の話したりない毎日~佐久間宣行のオールナイトニッポン0』佐久間宣行
「ゴッドタン」などのプロデューサーの「オールナイトニッポン」で話した厳選面白話。めちゃくちゃ面白かった。「オールナイトフジコ」では見かけるけど、ラジオは一回も聴いたことがない。(今度聴こう)グルメ話や芸人との対談、プライベート。自分のダサい所をちゃんと分かってる感じもすごくいい。ラジオパーソナリティ佐久間の話したりない毎日~佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)2022─2023...佐久間宣行扶桑社今日の一曲緑黄色社会で、"PLAYER1"では、また。『ラジオパーソナリティ佐久間の話したりない毎日~佐久間宣行のオールナイトニッポン0』佐久間宣行
45歳眞夏、突然夫に離婚を告げられた。京都でゲストハウスを経営する人に手伝うように頼まれた。大好きな近藤史恵作品にしては盛り上がらないというかドラマ薄め。期待しないで読めばそんなに悪くはないが、極上の読書体験というほどでもない。風待荘へようこそ(角川書店単行本)近藤史恵KADOKAWA今日の一曲ChappellRoanで、"PinkPonyClub"では、また。『風待荘へようこそ』近藤史恵
近未来、大規模停電、ウィルス、地震。引き起こしたとされるAIを作った先生を探しに行く三人。テーマは面白いとは思うが、1500円出す価値はないと思う。楽園の楽園伊坂幸太郎中央公論新社今日の一曲CreepyNutsで、"doppelgänger"では、また。『楽園の楽園』伊坂幸太郎
出版社に就職したかったが仕方なく紙の商社に入り、紙を作る会社と、紙を要求する部署との板挟みに苦しむ主人公。非常に面白かった。サラリーマン小説の王道ど真ん中を行く。紙のことなんて考えたこともなかった。恋愛などの内面描写も自分と重なる。会社員、夢を追う(中公文庫は76-1)はらだみずき中央公論新社今日の一曲LadyGagaで、"Abracadabra"では、また。『会社員、夢を追う』はらだみずき
彼氏が死に、葬儀場の喫煙所出会ったばかりの男と旅行に行くことになった。死んだ彼がキャンセルできない予約をしていたから。すごく良かった。男性女性相互の目線で描かれる絶妙に微妙な内面描写が好みだ。ふたりの窓の外深沢仁東京創元社今日の一曲miletで、"Istill"では、また。『ふたりの窓の外』深沢仁
集英社でエンタメ小説中心に編集してきた人が回顧する、北方謙三、逢坂剛、船戸与一らのベストセラー作家の、初期の頃にどう評価したのか、どう書き直させたのか。めちゃくちゃ面白かった。エンタメ小説好きの人必読。出版業界の裏話多数。文芸編集者、作家と闘う山田裕樹光文社今日の一曲TheManhattanTransferで、"Birdland"では、また。『文芸編集者、作家と闘う』山田裕樹
眼科で働く訓練士の奮闘。斜視や視野の狭い人、糖尿病の人。前作同様眼は気をつけなきゃと思う。前作の方が面白かったような気がするが、理由はよく分からない。個人的な調子のせいかも。11ミリのふたつ星~視能訓練士野宮恭一~砥上裕將講談社今日の一曲Coldplayで、"ManInTheMoon"では、また。『11ミリのふたつ星〜視能訓練士野宮恭一』砥上裕將
売れてるのに、直木賞がなかなか取れない作家の内面、担当編集者の内面が赤裸々に描かれる。めちゃくちゃ面白かった。紫と金色がダサすぎる表紙、天羽カインというダサすぎるペンネーム。それ以外は完璧な小説だった。言葉、人物、そして展開。PRIZEープライズー(文春e-book)村山由佳文藝春秋今日の一曲チューバ4重奏による「ラプソディ・イン・ブルー」では、また。『PRIZE』村山由佳
2019年対馬で自殺したとされるJA職員西山は、共済を売りまくり12回も優責表彰された。その裏側には巨大な不正があったとするドキュメント。面白かった。こんな事件があったことを知らなかった。自分が西山の側にいたとして不正に関与しないと言えるだろうか。保険という商品に付き纏う普遍的な課題なのか?対馬の海に沈む(集英社学芸単行本)窪田新之助集英社今日の一曲Suchmosで、"STAYTUNE"では、また。『対馬の海に沈む』窪田新之助
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中学受験を目指す長谷川十和。友達や塾内の人間関係や、父母との関係。反抗期の小6女子の気持ち、受験。面白かった。タイトルほど家族の幸せについては考えなかった。問題。以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい早見和真朝日新聞出版今日の一曲PinkFloydで、"OneofTheseDays"では、また。『問題。以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい』早見和真
日系アメリカ人の女子高生が、アメリカで「原爆投下の是非を問う」討論会に参加することになった。白熱する試合の行方は。面白かった。「ディベート的」な証拠資料の使い方の巧さ、スピーチの巧さが光る。原爆の是非について考えさせられまくり。自分が知的だと思ってる人必読ある晴れた夏の朝(文春文庫こ43-4)小手鞠るい文藝春秋今日の一曲ツイストと原田真二とCharで「宿無し~タイムトラベル~闘牛士」では、また。『ある晴れた夏の朝』小手毬るい
めちゃくちゃ将棋の出来る男の子、女の子。奨励会目指したり、夢破れたり。将棋を巡る連作短編集。すごく良かった。将棋なんてやったことないのに、面白いし、考えさせられる。秀逸な将棋ドラマ駒音高く(実業之日本社文庫)佐川光晴実業之日本社今日の一曲pamiで、"kissmeblue"では、また。『駒音高く』佐川光晴
亡き父親がやっていた蕎麦屋を久しぶりに復活させた若き店主。たまたま手伝ってくれることになった人達や常連、新しいお客に囲まれる日々。小野寺史宜らしい淡々としてそれでいて滋味のある一作。とても面白かった。ディア・オールド・ニュータウン(角川書店単行本)小野寺史宜KADOKAWA今日の一曲DinosaurPile-Upで、"MyWay"では、また。『ディア・オールド・ニュータウン』小野寺史宜
Uberが入れない、浴室リフォームができないなど多数の謎ルールを押し付ける管理組合理事長。と闘う有志たち。「渋谷の北朝鮮」と呼ばれたマンション。こんな話が本当なのかと驚いた。そして管理組合と闘うのがこんなに大変だとは思わなかった。大傑作ルポ秀和幡ヶ谷レジデンス栗田シメイ毎日新聞出版今日の一曲KingGnuで、"TWILIGHT!!!"では、また。『ルポ秀和幡ヶ谷レジデンス』栗田シメイ
隣家の大学教授が殺された。モラハラ夫と共に暮す妻妙子は隣家に出入りする人物を目撃していた。家から逃げ出した娘、家にいつかない浪人の息子。結末もプロセスも悪くない。ただどこかスッキリしない。なぜだろう。氾濫の家佐野広実講談社今日の一曲OhNoNohで、"AsLateAsPossible"では、また。『氾濫の家』佐野広美
妻の体型を管理し自分の好きなことしかしない激しいモラハラ夫から逃げた白石葉。たまたま出会った人の経営するレストランで働く。「今度から、Tバック履いてくれる?じゃないとお尻の形がチェックできないから」という衝撃的な夫の台詞。そしてレストランでの素晴らしい出会い。すごく良かった。マイ・ディア・キッチン(文春e-book)大木亜希子文藝春秋今日の一曲MelbourneSkaOrchestraで、"GetSmart"では、また。『マイ・ディア・キッチン』大木亜希子
売れっ子お笑いコンビや編曲家などが大坂で、栄光と挫折を味わう連作短編集。義理と人情的な「大阪っぽい」人達の話。面白かった。ミナミの春(文春e-book)遠田潤子文藝春秋今日の一曲OKGoで、"Love"では、また。『ミナミの春』遠田潤子
店名にツッコんでください334店名にツッコんでください334
つまらないことに巻き込まれて人を殺し逃げることになった男。大して悪い事してないのに逃げないといけない可哀想さと、すごく面白いわけじゃないけど、つまらなくもなく、ある程度予想できるストーリー。逃亡者は北へ向かう柚月裕子新潮社今日の一曲iriで、"Butterfly"では、また。『逃亡者は北へ向かう』柚月裕子
4万から300万まで様々な月収の女性が登場する連作短編集。収入の多寡と幸福は比例するようなしないような。面白かった。パパ活してる人とその人に話を訊く話が一番刺さった。月収原田ひ香中央公論新社今日の一曲角野隼斗で、ラヴェルの「ボレロ」では、また。『月収』原田ひ香
戦前室蘭で生まれた猛夫が不幸な生い立ちから成功しようともがく話。作者の父がモデルだそう。猛夫のコンプレックスとか欲望とか、わかるーと言いたいのと、全編に渡って暗いのと。ダメな自分を癒してくれたり、こんな男じゃダメだと叱咤してくれる。人生劇場桜木紫乃徳間書店今日の一曲m-floloves鈴木真海子で、"Judgement?"では、また。『人生劇場』桜木紫乃
地方競馬から中央へ第三作。何とドバイワールドカップ出場。勝てるのかフィッシュアイズ、芦原瑞穂。やはり面白かった。競馬はやらないが、読むのは本当に楽しい。風の向こうへ駆け抜けろ3灼熱のメイダン古内一絵小学館今日の一曲レキシで、「YO.JIN.BO.」では、また。『風の向こうへ駆け抜けろ3灼熱のメイダン』古内一絵
大学内傷害事件とインド人男性殺害事件。意外過ぎるストーリー展開。インドの宗教や社会、自動運転のネタがパンパンに詰め込まれ、めっちゃ面白かった。功利主義などを考える哲学的小説。ブルーロータス巡査長真行寺弘道(中公文庫)榎本憲男中央公論新社今日の一曲ChappellRoanで、"TheGiver"では、また。『ブルーロータス巡査長真行寺弘道』榎本憲男
店舗を持たない古美術商の陶子は大物同業者から贋物を買ってしまった。復讐はうまくいくのか?古美術の果てしない蘊蓄、贋物のつくり方、殺人事件。めちゃくちゃ面白かった。今年読んだナンバーワン旗師・冬狐堂一狐罠(徳間文庫)北森鴻徳間書店狐罠「旗師」宇佐見陶子(講談社文庫)北森鴻講談社今日の一曲SUPERBEAVERで、「片想い」では、また。『旗師・冬狐堂狐罠』北森鴻
三島屋シリーズ10。天変地異から人間を守る存在など。めちゃくちゃ面白かった。村の守り神の河童の三平太の話で悶絶。結婚の話の多重構造のストーリー展開が宮部みゆき天才としか言いようがない。猫の刻参り:三島屋変調百物語拾之続宮部みゆき新潮社今日の一曲DREAMSCOMETRUEで、「ここからだ!」では、また。『猫の刻参り三島屋変調百物語拾之続』宮部みゆき
あちこち看板を立て宣伝する弁護士ジェイソン。姉が便利屋に金を払って夫を殺させたとして逮捕された。かなり怪しい姉の弁護をするのか。裁判シーンが少なめだが面白かった。裁判の行方、判決、そして後の出来事、読み応えあり(「ザ・プロフェッサー」シリーズのような正義VS悪という構図ではない)リッチ・ブラッド(小学館文庫)ロバート・ベイリー小学館今日の一曲幾田りらで、「百花繚乱」では、また。『リッチ・ブラッド』ロバート・ベイリー
少年Aが犯罪を犯し少年院に入れられた。被害者の母はBから情報を受けAを殺す。Bは誰か?不自然なストーリー&リアリティの欠如。新川帆立1%+湊かなえ99%。どんでん返しはあるけどね目には目を(角川書店単行本)新川帆立KADOKAWA今日の一曲ROLEMODELで、"Sally,WhenTheWineRunsOut"では、また。『目には目を』新川帆立
結婚しようとするが、実家の考えが全く違い式の準備が進まない。プラス彼女の母が父に対して抱く不満が増してくる。結婚+夫婦小説。面白かった。結婚についてこんなにも気が合わないこともあるのか。そして夫婦のすれ違いについても、普遍的な人間の課題のように感じた。娘が巣立つ朝(文春e-book)伊吹有喜文藝春秋今日の一曲Fayrayで、"Over"では、また。『娘が巣立つ朝』伊吹有喜
店名にツッコんでください327店名にツッコんでください327
弁護士ボー。地元の高校フットボールスターが、メジャーデビューしようとしてる同級生歌姫を殺害したかもしれない件で弁護。法廷のシーン少なめ。それ以前のプロセス多め。面白かった。シリーズこれで終わりとは残念ザ・ロング・サイド(小学館文庫)ロバート・ベイリー小学館今日の一曲miletで、"hanataba"では、また。『ザ・ロング・サイド』ロバート・ベイリー
近未来多子化社会、激化する就活で、皆が目指すZ社に入るため命を賭ける大学生たち。最近こんなに荒唐無稽な話読んだことない。しかし経済とか幸福考えさせられるとこ多し。Z社とはジャニーズのメタファーかとも思った。就活闘争20XX佐川恭一太田出版今日の一曲椎名林檎とのっちで、「初KO勝ち」では、また。『就活闘争20✕✕』佐川恭一
国会議員が死んだ。自殺か?調べる新聞記者。死んだ議員に前日に法案について詰め寄った議員が自殺に追い込んだと責められる。記者と議員が真相に迫る。政治の裏側をリアルに描写する。とても面白かった。死の真相よりも選挙のことの方が面白いと思ったけど、ラストでそっちも面白くなった。続編希望女の国会(幻冬舎単行本)新川帆立幻冬舎今日の一曲LeeRitenourで、"IsItYou"では、また。『女の国会』新川帆立
バッタの研究についてかなり詳しく書かれている。論文発表までのプロセスやドライバー兼相棒のティジャニについてなど面白く読んだ。バッタを倒すぜアフリカでバッタを倒しにアフリカへ(光文社新書)前野ウルド浩太郎光文社今日の一曲FranzFerdinandで、"TakeMeOut"では、また。『バッタを倒すぜアフリカで』前野ウルド浩太郎
医学部受験合格を強要する母を殺した娘に関するドキュメント。(自分も勿論)人間とはいかに愚かなのか突きつけられる。自分の子を受験させようとしてる親と人間の極地を知りたい人必読母という呪縛娘という牢獄齊藤彩講談社今日の一曲Official髭男dismで、"SOULSOUP"では、また。『母という呪縛娘という牢獄』齊藤彩
医学部入試で女子受験者の得点を減らす不正事件を嗅ぎつけた女性新聞記者。事務方から大学理事にまでなった女性二人の闘いを描く。最初はどうかなと思って読んでいたら、理事側から描くパートになって俄然面白くなってきた。東京医大の事件が元になっているのだろう。対決月村了衛光文社今日の一曲スペクトラムで、"LongTrainRunnin"では、また。『対決』月村了衛
2029年オリンピック代表選考会となる全日本フィギュア。世見に嫌われる二人の天才19歳の闘いを描く。めちゃくちゃ面白かった。フィギュアスケートはオリンピックで観戦するぐらいなので詳しくないけど、選手や振付師の苦労、家族環境などがリアルに伝わる。映像化希望この銀盤を君と跳ぶ綾崎隼KADOKAWA今日の一曲TMNETWORKで、"GetWild"では、また。『この銀盤を君と跳ぶ』綾崎隼
古い実家の解体の日、発見されたのは仏像。もしかすると父が盗んだのかも知れない。非常に変わったタイプのミステリー。謎解き部分はまあまあだけれど、途中の家族の話は面白かった。家族解散まで千キロメートル(角川書店単行本)浅倉秋成KADOKAWA今日の一曲CHAGEandASKAで、"LOVESONG"では、また。『家族解散まで千キロメートル』朝倉秋成
親戚が経営する製菓会社に転職した茉子。古い社則や人間関係に辟易する。テーマが何だか分かりにくいが、現代的なお仕事小説なんだろうと思う。面白いのかそうでないのか、判別しにくい・・・こまどりたちが歌うなら寺地はるな集英社今日の一曲KIRINJIで、「時間がない」では、また。『こまどりたちが歌うなら』寺地はるな
LAPDの仕事から離れたボッシュに弁護士ハラーから依頼。女性惨殺事件で逮捕された男は絶対無罪だから調査してくれとのこと。調べてみると、悪徳警官二名の姿が。やっぱり面白い。悪い奴らの行動と動機の描写が抜群に巧い。頁を捲る手止まらず。贖罪の街(上)(講談社文庫)マイクル・コナリー講談社贖罪の街(下)(講談社文庫)マイクル・コナリー講談社今日の一曲YUKIで、「こぼれてしまうよ」では、また。『贖罪の街』マイクル・コナリー
ジョー・ピケットのシリーズ脇役で、ずっと政府に狙われ、孤独な鷹匠ネイト。本気で殺しに来るチームから身をかわせるか。ついにネイトが追われる理由も明らかになる。最高に面白い。狙われる、驚くべき理由、追手の技量の高さ、ストーリー展開。全て文句なし。鷹の王(講談社文庫)C.J.ボックス講談社今日の一曲imaseで、"HappyOrder?"では、また。『鷹の王』C・J・ボックス
店名にツッコんでください326店名にツッコんでください326
1955年33試合だけ阪神の監督だった岸一郎。プロ野球経験のない60歳。なぜ彼が監督になったのか、謎に迫るドキュメント。面白かった。岸前後の阪神の歴史や当時の混乱ぶりがよく分かる。虎の血阪神タイガース、謎の老人監督(WPBeBooks)村瀬秀信集英社今日の一曲tofubeatsで、"ICANFEELIT"では、また。『虎の血阪神タイガース、謎の老人監督』村瀬秀信
息子が甲子園に行く、キラキラした母親の話かと思っていたら全く違った。シングルマザー菜々子の息子は野球で活躍。高校に入ると野球部の父母会で色々あり、監督の人間性でも色々あってもやもやしまくる。リアル高校野球母ストーリー。すごく面白かった。高校野球とか母親の立場から見る、普遍的な嫉妬とか、歪んだ自己実現とか。アルプス席の母早見和真小学館今日の一曲venoで、「ミッドナイト魯肉飯」では、また。『アルプス席の母』早見和真
久々の三浦しをんエッセイ。ピカチュウやEXILEにうつつを抜かし、原稿が進まない日々。相変わらずのしをん節炸裂。敬愛するBUCK-TICK櫻井氏が亡くなった件についてどう書いてるのかと思ったら、それ以前の雑誌連載だった。しんがりで寝ています三浦しをん集英社今日の一曲BUCK-TICKで、「惡の華」では、また。『しんがりで寝ています』三浦しをん
3千万もの現金を遺して死んだ老女は身元不明だった。彼女が何者か取材する渾身のドキュメント。非常に面白かった。警察や探偵が調べられなかった事実を共同通信の記者が明らかにする。ものすごくスリリングなり。ある行旅死亡人の物語武田惇志毎日新聞出版今日の一曲ラブ・サイケデリコで、「ミス・ブランニュー・デイ」では、また。『ある行旅死亡人の物語』武田惇志
ひきこもりの中年男性が父親とホームレス女性殺害を自供。ひきこもりに至る経緯が詳しく綴られる。現代的なテーマを重たく描く。ラスト近くの謎解きはあまり好みではなかった。鼓動葉真中顕光文社今日の一曲Supertrampで、"GoodbyeStranger"では、また。『鼓動』葉真中顕
家庭を省みず離婚することになった記者。妹に薦められて休みの日に家事学校に通うことになった。料理、洗濯を学ぶ。非常に地味な話。大きなストーリー展開は無いが、人生について考えさせられる。山の上の家事学校近藤史恵中央公論新社今日の一曲幾田りらfeat.anoで、「青春謳歌」では、また。『山の上の家事学校』近藤史恵