chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 日々の恐怖 7月29日 飲食店の紹介の仕事(4)

    日々の恐怖7月29日飲食店の紹介の仕事(4)無視して撮影続けて1時間くらい経った。一発目の定食でシャッター押す前、モニターで店長と構図確認してたら、フレームの左上からいきなり赤い何かがさっと入って引っ込んだ。一瞬だったけど、見えたのは真っ赤に爛れてる手だった。ひどい火傷した状態の手。ただ被写体と比較すると実物はかなり小さいし(3歳児くらいの大きさ)、店長も一緒にモニター見てるんだけど何も言わないから、”見間違いかなぁ・・・・。”と思って続けて、また30分くらい経った頃、いきなり店長が、「も~。」って呆れたように呟いて上を向いた。で、厨房から戻ってくると小皿1枚。”もしかして料理長が漬物間違えたかな?”撮り直し勘弁、と思ったら塩盛ってる。それ奥にちょこんと置いて、「すいません。」と一言。そんなことされても、...日々の恐怖7月29日飲食店の紹介の仕事(4)

  • 日々の恐怖 7月21日 飲食店の紹介の仕事(3)

    日々の恐怖7月21日飲食店の紹介の仕事(3)とある地下街の和食店。ここも長く続く繁盛してる店だ。撮影メニューが多く、個室もない店舗で人の出入りがアイドルタイムでもそこそこあるから、”何処で撮影すんのかな?”と思ってたら、厨房から降りられる地下室があるってことで、そこでやることになった。厨房に入口ってなんだそれと思いながら、人1人強通れるくらいの階段を降りていくと、蛍光灯一本の薄暗い空間だ。「こんなのあるんですね?」と聞くと、どういう経緯で出来たのか知らんが地下街がオープンする前からあって、元々別の所有者が別の用途で使っていたものを、場所がちょうど上だからってんでつなげてもらったとか。”そんなことあるのか?”と正直思った。場所で言うとB4くらいになって、インフラ設備との兼ね合いもあるだろうし。壁もちゃんとし...日々の恐怖7月21日飲食店の紹介の仕事(3)

  • 日々の恐怖 7月13日 飲食店の紹介の仕事(2)

    日々の恐怖7月13日飲食店の紹介の仕事(2)その部屋だけリニューアルしてなくて、クロスも古いまんまだった。”なんでだろ?”と思って聞くと、普段は使わない部屋になっているとのことだった。理由は、そこで頻繁に出るかららしく、どうしてもという時以外は封印しているのだとか。まあ実際、開けて中見た瞬間に嫌な雰囲気のする部屋ではあった。空気がさらに重い。店やってて開かずの個室なんかもったいないな、と思いながら撮影は終了した。帰り際、”何も起こんなかったな~。”と思いながら階段を降りようとした時、後ろからついてきてる助手くんが、荷物をひっぱりながら何もない空間に頭下げて、「ちわっす!」とか言ってる。店を出た後に、「従業員の女の人に挨拶したけど無視されましたわ~。」とか言ってる。どんな人か聞いてみると、「白い和服の女の人...日々の恐怖7月13日飲食店の紹介の仕事(2)

  • 日々の恐怖 7月8日 飲食店の紹介の仕事(1)

    日々の恐怖7月8日飲食店の紹介の仕事(1)飲食店の紹介の仕事で、料理の写真や飲食店の室内を撮影をしている。場所バレすると不味いんで、フェイク入れながら話すけど、そこは割と歴史ある大型中華料理店で、5階建のビル全てがその店になっている。特にそこの3階に出るという噂があって、仲の良い店長や関係者から色々話を聞いた。聞いた話を要約すると、3階の一室だけ突然停電。停電後に、光った白い和服の女性が部屋に入ってきて消える。深夜誰もいない3階から1階の事務所に内線が入る。出たら、水が滴る音だけがする。部屋の下見の際にお客さまが見てしまう。(たいてい白い和服の女性)宴会予約の客が、屋上に首のない人間がいっぱい立ってるから入れないと言って入店拒否。飾ってあった絵に描かれた女性が店内を歩いていた。(複数人目撃)などだった。「...日々の恐怖7月8日飲食店の紹介の仕事(1)

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、大峰 正楓さんをフォローしませんか?

ハンドル名
大峰 正楓さん
ブログタイトル
大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖
フォロー
大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用