羽生と行田の境目はどこに流れ着く? ―関根落としー
田植えの季節を迎え、用排水路が賑やかだ。水量の上がった水路をあちこちで見かける。昔から、水を湛えた水路を目にするのが好きだった。母方の実家の裏には南方用水路が流れ、夏になると流れに水草が揺れ、たくさんの小魚が泳いでいた。欄干がやたら低い橋、下まで降りられる階段、転落防止の柵はなく、川はいまよりももっと身近な存在だった気がする。羽生市と行田市の境目を流れる関根落としという用排水路がある。農業用に使用され、目立つ川ではない。この関根落としは、旧川里町(現鴻巣市)の野通川に合流して終点を迎える。かつては星川に合流していたが、現在は同川の下をくぐって旧川里町までのびている。拙ブログでも、何度か取り上げたことがある。とりわけ、深い思い入れがあるわけではない。なのに、ときどき立ち止まってしまう。付近に鎮座するのは久伊...羽生と行田の境目はどこに流れ着く?―関根落としー
2024/04/30 08:00