2009年12月
今、殿と姫は虹の橋のたもとにいます 殿と姫は再会に、歓喜の声をあげて、 きっと青空高く舞い上がっている事でしょう 殿は再び目が見えるようになって・・ 姫は胸いっぱいに緑の匂いを噛締めて・・ 私は彼らの、ささやかな写真集を作成しました 最後に、お立ち寄りいただけると幸いです 「殿姫写真集」 初めて出会ったときは、もう3年以上も前 止まり木でギュウギュウにひしめき合って、 店員さんが手を入れると、死に物狂いで逃げ惑う 「ねえ君、ウチにおいでよ、怖がらないで。 もう誰も掴んだりしないから..
先ほど、殿とお別れしてきました 昨夜は何度も、手で包み、温めては頬ずりしました 真っ白な殿、かわいい殿、私の殿 私は幸せでした、それに今まで気が付かなかった 惜しみない愛情で包まれ、小さな体の全てを委ねられ 私は応えられる時間と情報に恵まれ、貯金もあった その私が最後に選んだ医療は・・ それが過ちであっても構わなかった どれだけの大罪であっても構わなかった 愛情と信頼への裏切りで有っても構わなかった 殿が苦しまずに眠れるのなら なのに私は、後悔しています、恐ろしい程に 本当にあの時、わたしがあの決断をしなかったら 長く残酷な試練が殿を襲っていただろうか..
皆様、申し訳ありません 殿は昨日、安楽死でなくなりました 殿を応援してくださってきた皆様 本当にゴメンなさい 肝臓が体一杯に膨れあがり、水も飲めず 酸素を充填しても、呼吸がままならず それでもなお燃え続けようとする 殿はそんな強い命の灯火でした これ以上苦しまぬよう、麻酔の霧を注ぎ込んでもらいました 深く、深く、ずっと深く・・ でも殿は頑なに眠ろうとしませんでした 気を失っても、いつまでも鼓動はつづきました 殿はずっと重い病気と戦っていました この気力と生命力で勝ち抜いて、今日まで乗り越えてきたのです そして最後に私が・・・ ..
先月、僕は奈良の病院に行ったんだ そして2回目の今日、遂に風船の正体が分ったのさ (通院グッズです<img src=
2009年12月
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