戻り梅雨飽くまで巻く鮎釣りども回文は行くその七千百九十
金の扉鎖桜人のんき回文は行くその六千七百二十九
妻曰く余談なんだよ慈姑待つ回文は行くその六千七百二十八
刺す後は知るか光る死蜂の巣さ回文は行くその六千七百二十七
苦しむか恋かと蚕咬むシルク回文は行くその六千七百二十六
賃貸へ召さる春雨平坦地回文は行くその六千七百二十五
雅かな焚きる春北風中日止み回文は行くその六千七百二十四
痛み麻痺囓る春鹿暇みたい回文は行くその六千七百二十三
年なのよ白子干すらし夜の無しと回文は行くその六千七百二十二
春先は鬱漬け頭痛覇気去るは回文は行くその六千七百二十一
イカ釣りも石屋怪しい銛使い回文は行くその六千七百二十
土筆煮て二兎追う音に手にし靴回文は行くその六千七百十九
白々と春日アヒルは虎焦らし回文は行くその六千七百十八
寄り道は撮る果て春と8mmよ回文は行くその六千七百十七
諸子には転生せんて歯に衣回文は行くその六千七百十六
黒海苔よ魚籠空け欠伸より鈍く回文は行くその六千七百十五
兄知るや皆吐く花見やるシニア回文は行くその六千七百十四
〆め次第畳み染みた鯛出汁飯回文は行くその六千七百十三
右翼愚父さすが逃すさ河豚供養回文は行くその六千七百十二
まだ金利雪崩稀だな悋気玉回文は行くその六千七百十一
関節は密さ草摘み初戦果回文は行くその六千七百十
弾みげに軽くも来るか逃げ水は回文は行くその六千七百九
飛ぶ穴は花粉散布か花虻と回文は行くその六千七百八
桜の蕾落ち御身没の落差回文は行くその六千七百七
風ありぬ鍬から乾く塗り畔か回文は行くその六千七百六
より華美ないつ果つ初雷よ回文は行くその六千七百五
再会は長閑に過度の徘徊さ回文は行くその六千七百四
静々と強請る春だねとズシズシ回文は行くその六千七百三
妻昼は猫の女の子ね春日待つ回文は行くその六千七百二
春先の鬱詰め頭痛覇気去るは回文は行くその六千七百一
参加密なトキトキと夏みかんさ回文は行くその六千七百
身代わりよ位牌聖灰より我が身回文は行くその六千六百九十九
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戻り梅雨飽くまで巻く鮎釣りども回文は行くその七千百九十
汐浴びか跨いだ板間カビ青し回文は行くその七千百八十九
漆搔き鳴くよ無欲な飢餓知る鵜回文は行くその七千百八十八
昼寝人混じる円縞鳶寝る日回文は行くその七千百八十七
白カビの包みてミルク伸び軽し回文は行くその七千百八十六
夏負けさ覚悟動くか酒待つな回文は行くその七千百八十五
五目寿司載せ合う汗の雫も五回文は行くその七千百八十四
磯浜や逃がそ磯ガニ山は添い回文は行くその七千百八十三
山桜桃の実初恋コツは実らす湯回文は行くその七千百八十ニ
葦簀間は陸から隔離はま寿司よ回文は行くその七千百八十一
飯笊よ婿から囲む夜座占め回文は行くその七千百八十
トラブルよコレラドラレコ寄るブラと回文は行くその七千百七十九
飛螻蛄死す蚊帳冷やかす白け人回文は行くその七千百七十七
仲根村喉ごし5度のラムネかな回文は行くその七千百七十八
透き通るサイダー代さ羅(ルオ)とキス回文は行くその七千百七十六
さる家系夏断口だけ池涸るさ回文は行くその七千百七十五
鎧綱草葉蕎麦咲く夏色よ回文は行くその七千百七十四
より海も感じ詩人か揉瓜よ回文は行くその七千百七十三
値踏みすは傷の物好き蓮見舟回文は行くその七千百七十一
葛切りは喉にて二度の梁築く回文は行くその七千百七十
ずらし待つ暇メマトイ妻知らず回文は行くその六千八百二十五
美濃図録夏はお初な黒酢飲み回文は行くその六千八百二十四
首領(どん)オツな締め帯お召し夏温度回文は行くその六千八百二十三
集り箸下落木耳縛り方回文は行くその六千八百二十二
鶏肉(かしわ)食う河内団扇か浮く儂か回文は行くその六千八百二十一
韮と鱒蒸らすイスラムスマトラに回文は行くその六千八百二十
泣いた出目金かよ歓喜めでたいな回文は行くその六千八百十九
泣いた出目金かよ歓喜めでたいな回文は行くその六千八百十八
旗幟雑な誓い無い価値夏座敷回文は行くその六千八百十七
丸みかな和の知恵茅の輪中見る間回文は行くその六千八百十六
蚊のなびく煙尻向けクビなのか回文は行くその六千八百十五
眩暈裂く黄帷子粗挽きくさい豆回文は行くその六千八百十四
葛切りよ生糸の吐息より気付く回文は行くその六千八百十三
無縁から逃げ下痢解夏に羅漢笑む回文は行くその六千八百十二
仕分け部や研げ磨げ棘と薮険し回文は行くその六千八百十一
綱島だ妃行き先騙し夏回文は行くその六千八百十
間延びしに罵倒舞う賭場西日の間回文は行くその六千八百九
なる早か今急く狭い蚊帳張るな回文は行くその六千八百八
ツナサラKA群がるガラム辛さ夏回文は行くその六千八百七
手延べ式水鱧はずみ岸辺の手回文は行くその六千八百六