2011年8月上旬に登った道東の西別岳。西別岳から摩周湖外輪山の摩周岳まで縦走した時の様子です(こちらの続き)。摩周岳から西別岳への往路の登山道から見た西別岳。途中、平坦な登山道がありますが、最後の西別岳へ登り返しが足にこたえます。方向約750mにある小ピークの又牛別岳まで戻って来ました。標高799.5m、距離にして約300mの西別岳までもうひと頑張りです。西別岳まで戻って来ました。往路ではモヤががっていましたが、時間が経過してかなり遠方が見渡せるようになっていました。西別岳山頂の標識を反対側から。つい先ほどまで滞在していた摩周岳の山頂がとても遠くに感じます。摩周岳に向かう往路は急いでいたので撮影出来なかった西別岳の三角点。二等三角点と刻まれた文字が読み取れます。復路で綺麗に見渡すことが出来た根釧台地。肉眼では...西別岳~摩周岳縦走2011年8月14
流れの緩やかな川面の近くの枝にとまり、狙いを定めて水中へダイビングして小魚を捕らえるカワセミ。野鳥の知識がなくてもカワセミは知っているという方は多いと思います。美しくきらびやかな姿から南国の鳥と思っている方もいるようですが、北海道にも繁殖のために夏季に渡ってきます。帯広市の市街地から南西に約30km、日高山脈支稜線に位置する帯広岳(標高1088.8m)の山麓を源流とする帯広川は帯広市街地を流れ、帯広市と幕別町の境界付近で札内川、十勝川に合流する小さな清流です。この合流点でカワセミが見られることは以前から知っていましたが(望遠レンズを装着したカメラを構えた人の姿が目立つので尋ねてみたら教えて頂きました)、暑さがいったん和らいだ今月中旬のある日、カワセミを観察するため訪れてみました。到着してカメラの準備を終えるとす...帯広川のカワセミ2021年8月
2019年8月下旬、約15年ぶりに訪れた鹿追町の然別湖付近に位置する駒止湖の様子です(こちらの続き)。ナキウサギが生息するガレ場。撮影に訪れている人が何人かいました。前回紹介したように到着時にはナキウサギが現れていましたが、20分ほど滞在したもののこの日はナキウサギに出会うことは出来ずに終わりました。最近は見かけないようですが、少し前には撮影のために餌付けを行う人がいたそうです。どうもオコジョかイイズナのような動物を引き寄せたいがための餌付けだったようですが他の肉食動物も誘引する結果となりナキウサギの出現率が大きく減った、というような話をされている方もいました(話の内容はうろ覚えなので正確ではないかもしれません…)斜面下に駒止湖が少し見えました。以前はもっと水面が見えていたように感じたので当時の画像と比較してみ...15年ぶりの駒止湖@然別湖2019年8月2
2021年4月1日をもって鵡川駅~様似駅の区間が廃止になった日高本線。2009年5月上旬に訪れた新冠町と日高町の境界となっている厚別川に架かる日高本線の橋梁の様子です(こちらの続き)。牧草地の縁を歩いて厚別川の橋梁を見渡せる高台の先端まで行くとちょうど登り方向の列車がやって来ました。通常とは異なる列車ですが、この数年前に札幌駅のホームに停車している姿を見たことがあったのでニセコエクスプレスと呼ばれるいわゆるリゾート列車であることはすぐに分かりました。厚別川を渡り苫小牧方面に向かうニセコエクスプレス。列車には北海道日本ハムファイターズがデザインされていますが、日ハムが本拠地を札幌ドームに移転したのは2004年のことでした。ニセコエクスプレスについてはwikipediaのこちらに詳しく解説されています。主に新千歳空...厚別川河口の日高本線@新冠町2009年5月2
2019年4月下旬、約9年ぶりに訪れた十勝地方の鹿追町にある然別湖畔の様子を以前こちらで紹介しました。然別湖の近くには氷河期の生き残りと呼ばれるナキウサギを比較的容易に観察できることでよく知られる駒止湖(こまどめこ)のガレ場がありますが、2019年4月下旬は駒止湖には立ち寄らずに通り過ぎました。十勝地方の住人となり住居から1時間かからずに然別湖畔を訪れることが出来るようになった同年8月下旬、駒止湖のことをふと思い出し、午後遅い時間になってから訪れてみました。春に然別湖を訪れたのが約9年ぶりだったので駒止湖も同程度かなと思っていたのですが、後から調べてみると最後に訪れたのは2004年9月だったので約15年ぶりの再訪でした。駒止湖の入口。植生保護のため遊歩道から外れて歩かないよう書かれた看板が設置されているだけです...15年ぶりの駒止湖@然別湖2019年8月
2011年8月上旬に登った道東の西別岳。西別岳から摩周湖外輪山の摩周岳まで縦走した時の様子です(こちらの続き)。摩周岳山頂から北東方向。中標津町と清里町を結ぶ道道150号に設置されたスノーシェルターが見えました。主に冬季、地吹雪によって雪が溜まることを防ぐために設けられた施設です。道道150号は途中に裏摩周展望台や神の子池に至る分岐がある道路です。背後にうっすらと斜里岳が写っています。スノーシェルターから手前の摩周湖外輪山を望遠レンズで眺めていると裏摩周展望台らしきものがかすかに見えました。中央からやや左に小さく写っているのが展望台かと思いますが、中央右に写っている白い物体も人工物らしく見えますがこちらは正体不明です。摩周岳から西北西方向、855mピークの左側にはかすかに第三展望台らしきものが見えました。上の写...西別岳~摩周岳縦走2011年8月13
ベニテングタケとゴゼンタチバナの果実@然別湖 2021年8月
8月上旬は北海道でも暑い日が続きましたが、その暑さがいったん落ち着いた中旬に鹿追町の然別湖周辺を訪れました。まだ8月半ばとはいえ大雪山国立公園内の標高800mほどに位置する然別湖周辺には秋の気配が漂い始めていました。秋の気配を感じたもののひとつ、ベニテングタケ。針葉樹の森の中にニョッキリと生えていました。背後に写っているのは然別湖周辺によく見られる風穴(ふうけつ)です。穴からは盛夏の時期でも一桁台の温度の涼しい風が流れ出しています。然別湖周辺はこの風穴がとても多く発達しており、氷河期の生き残りと言われるナキウサギが生息する環境を形成しています。ベニテングタケをこれまでに見たことはあったような気もしますがはっきりしません。しっかり観察しつつ撮影したのは今回が初めてでした。ゲームなどのキャラクターで描かれるベニテン...ベニテングタケとゴゼンタチバナの果実@然別湖2021年8月
厚岸町の市街地から東に12kmほど、6月中下旬頃からヒオウギアヤメの群落が開花するあやめヶ原と呼ばれる原生花園の東に位置するチンベを2015年4月下旬に訪れた時の様子、最終回です(こちらの続き)。古い波消ブロックが敷かれた海岸を散策。小さい天然の入江となっています。古い小屋の後ろに設置されていたプレハブ小屋はそれほど古い時代のものではなさそうです。隣にはお地蔵様が祀られていました。祠はかなりの年代物ですが、定期的に手入れされているようでした。背後に迫る岩場の斜面。ウィンチのような電動機の残骸が放置されています。既に何の機械か判別できないほど朽ち果てていますが、1970年代頃、この地にまだ10軒ほどの家屋があった時代に使用されていたものかもしれません。海岸の奥まで行くと波消ブロックが途切れて海岸に出られる場所があ...厚岸町チンベ2015年4月5
2009年5月上旬に訪れた新冠町判官館森林公園付近の新冠川を渡る日高本線をこちらで紹介しました。時間が前後しますがその前に撮影した同じく新冠町の厚別川を渡る日高本線の様子です。室蘭から苫小牧を経て浦河町に至る国道235号が厚別川に架かる厚賀橋。厚賀橋付近の国道の海側は牧草地となっています。日高本線は河口に架けられた橋梁で厚別川を越えていました。国道と線路間の距離は約300mほど。牧草地は傾斜がある厚別川河畔林に沿っていますが、牧草地には立ち入らないように注意して厚別川河口を見渡せる高台まで歩いてみました。「厚別」は道内各地に見られる地名ですが語源となったアイヌ語ははっきりしていないそうです。日高町門別と新冠町の境界となっていて、判官館森林公園下のトンネルから約10kmほど苫小牧方向に位置しています。高台の最も海...厚別川河口の日高本線@新冠町2009年5月
2011年8月上旬に登った道東の西別岳。西別岳から摩周湖外輪山の摩周岳まで縦走した時の様子です(こちらの続き)。猫の額(ひたい)ほどという比喩がぴったりなほどに狭い摩周岳山頂にも少ないながら花は咲いていました。イワブクロの花がよく目立ちました。東北地方から北海道にかけて分布する高山植物で火山灰質の砂礫地帯に生育します。イワブクロは支笏湖の近くに位置する樽前山に多く見られることから別名、タルマイソウとも呼ばれます。樽前山では6月下旬から7月にかけてが花期になると思いますが、北海道の極東とも言えるこの地域では8月に最盛期を迎えていました。薄紫色の小さな花はイワギキョウでしょうか。イワギキョウも生育する環境は砂礫地が多いようです。国内では中部地方以北に分布する高山植物です。(標茶町~弟子屈町2011年8月)西別岳~摩周岳縦走2011年8月12
全国の気温ランキングにて上位7位を独占した先月18日の夕刻に訪れた足寄町の利別川の様子、こちらの続き。気象庁の過去データによるとこの日足寄町で37.0℃越えを記録したのは14時から16時頃にかけてのことですが、利別川を訪れた午後5時過ぎでもまだ35℃以上を保っていました。前々回の記事で紹介した神州橋から堤防沿いを約1kmほど下流に進むと岩壁が見えてきました。堤防沿いの道路は岩壁で行き止まりとなっていました。行き止まりの岩壁から上流側の様子。利別川は岩壁で流路を大きく変えて流れていきます。利別(としべつ)川の語源となったアイヌ語には諸説ありますが、そのひとつに蛇が多くいる、あるいは蛇行した、という意味の言葉もあるそうです。岩壁の下で大きく流路を変えた下流側に利別川を渡る国道242号が見えました。利別川はこの後も足...利別川@足寄町2021年7月3
食用となるユリ属の球根を調理するユリ根(ゆり根、百合根と記載される場合も)というものを初めて食べたのは十勝に住むようになってからなのでつい最近のことです。初めて食べたのは帯広市内の居酒屋でメニューにあったユリ根。詳細は忘れてしまいましたが球根を油で揚げている料理だったような記憶があります。ユリ根を箸で解体してみました。香や味はもちろん異なりますが、全体的な雰囲気はニンニクに似ているかも、というのが第一印象です。とてもホクホクとした食感で、そのまま食べても美味しいですが物足りなければ付いてきた塩を付けて食べます。居酒屋にはよく行く方ですが道内の他の地域で食べたことのなかったユリ根、消費されるのは主に関西地方で料亭などで提供されているとのこと。ただ、99%が北海道内で生産されているというのはとても意外でした。そして...ユリ根とオニユリの花
札幌から苫小牧を経て室蘭を結ぶ国道36号。白老町の国道沿いにある主に団体旅行客向けのドライブイン、「かに御殿」を今月上旬に17年ぶりに再訪した時に撮影した巨大なヒグマのオブジェです(こちらの続き)。この次はいつやって来られるか分からないので記念に?角度を変えて何枚か撮影しておきました。17年も経過すると汚れたり破損したりしそうなものですが、見た目はかなり綺麗で老朽化した様子を感じませんでした。定期的に清掃や補修などが行われているためでしょうか。実際にどの程度の手入れがなされているのか分かりませんが、巨大なものだけにちょっとした作業を行うにも色々とコストがかかりそうです。正面の入口からヒグマと反対側の屋根には鮭のオブジェもあります。ヒグマほどではないですがそれでも中々の大きさです。少し離れた場所から撮影。室蘭から...かに御殿のヒグマの巨大オブジェ@白老町2021年8月2
2021年4月1日をもって鵡川駅~様似駅の区間が廃止になった日高本線。2009年5月上旬に訪れた新冠町で撮影した日高本線の様子です(こちらの続き)。新冠町市街地近くの海岸から眺めた判官館森林公園の丘陵地。海岸線を走る日高本線の線路が判官館の断崖をトンネルで抜け、新冠川を橋梁が越えていました。判官館断崖下のトンネルまで移動してきました。この区間が廃止となってからまだ半年も経っていませんが、国土地理院の地形図を見ると既に地図上から線路は消えていました。非常に古いトンネルのように見えます。新冠駅が開業したのは1926年(大正15年)のことですが、このトンネルの完成したのもほぼ同じ頃なのでしょうか。線路を越えて海岸に出てみました。砂浜が広がりますが判官館の丘陵地だけが断崖となって海に迫る独特の地形となっています。断崖の...判官館と日高本線@新冠町2009年5月3
厚岸町の市街地から東に12kmほど、6月中下旬頃からヒオウギアヤメの群落が開花するあやめヶ原と呼ばれる原生花園の東に位置するチンベを2015年4月下旬に訪れた時の様子(こちらの続き)。丘陵地のどこかで湧いている小さな川。最後は数mほどの崖を流れ落ちて海に注いでいます。チンベの海岸に到着。車を停めて歩き始めた場所から標高差で約90mほど降って来ました。1970年代の航空写真には10軒近い番屋のような建物がありましたが現在は漁具が保管されているような小さな小屋があるのみです。海岸に並ぶ消波ブロックもかなり古いものです。恐らく1970年代の航空写真に写っているものと同じと思いますが、設置されてから40年以上の歳月を経て半分以上が砂礫に埋もれてしまっています。崖を流れ落ちる小川を海岸から撮影。地形図には記載のない小川で...厚岸町チンベ2015年4月4
2011年8月上旬に登った道東の西別岳。西別岳から摩周湖外輪山の摩周岳まで縦走した時の様子です(こちらの続き)。晴れで気温も高い日でしたが大気の状態がやや不安定で太陽は厚い雲から出たり入ったりを繰り返していました。陽が射すと摩周湖の様子も曇天とはまた違った印象に見えます。摩周岳は双耳峰と言えそうな二つのピークで成り立っていることを登ってみて感じました。登山できるのは東側の標高857mのピークですが、その西側に855mのピークがありその間隔は約500mです。855mピークの左側に湖面が見えますが、摩周第一展望台はこの湖面上のどこかに写っています。望遠レンズで探してみましたがやや逆光だったのと水蒸気が多かったため残念ながら見つけることは出来ませんでした。現在地の857mピークと855mピークとを結ぶ外輪山の外側で水...西別岳~摩周岳縦走2011年8月11
先週末まで記録的な猛暑が続いていた北海道ですが、やや強めの降雨があった一昨日以降は気温が下がり、十勝地方でも夜は半袖だと少し寒く感じます。お盆を過ぎると秋風が吹き始める北海道では夏の終わりももう間近に迫っています。全国の気温ランキングにて上位7位を独占した先月18日の夕刻に訪れた足寄町の利別川の様子、こちらの続きです。写っている橋は足寄町市街地から国道242号を陸別町方向に約20kmほどに進んだ下斗伏(しもとぶせ)地区にある神州橋。周囲は畑に囲まれています。左岸に車を走らせられる堤防があったので下流に向けて進んでみました。降雨のない日が続いていたので川の水量もかなり少ない状態でした。河原に降りて散策。利別川流域でよく見られる露出した岩盤。利別川流域の白っぽい色をした岩盤。本別町から足寄町を経て陸別町を結ぶ国道2...利別川@足寄町2021年7月2
色々あって急なタイミングでしたが1週間の夏休みがもらえることになり、かなり久しぶりに道内を旅していました。このご時世なので人の少ない場所を選んで旅したつもりでしたが、終わってみればいつもの旅とあまり変わらなかったような…普段から人の少ない場所ばかり訪れていたということでしょうか。デジタルカメラを初めて購入したのは2000年のことですが、特にデジタル一眼レフを購入した2003年からは旅した道内各地の様子を撮影するようになりました。あっという間に20年近く経過し、最近は久しぶりに再訪する場所が増えてきました。今回の旅で再訪した場所のひとつ、札幌から苫小牧を経て室蘭を結ぶ国道36号の白老町にある「かに御殿」です。屋根に置かれた巨大なヒグマのオブジェが極めて特徴的な建物です。なんとなく閑散としていたので閉鎖されたのかな...かに御殿のヒグマの巨大オブジェ@白老町2021年8月
2021年4月1日をもって鵡川駅~様似駅の区間が廃止になった日高本線。2009年5月上旬に訪れた新冠町で撮影した日高本線の様子です(こちらの続き)。新冠町の市街地付近の海沿いから太平洋に突き出た判官館森林公園を眺めていると海岸沿いを走る日高本線の汽車が見えてきました。全線通じて高波の被害を受けそうな海岸線に線路が設けられていた日高本線ですが、新冠町のこの区間でも同様でした。判官館が海に迫り出す断崖に掘られたトンネルを通過。新冠側の橋梁を越える日高本線の汽車。新冠川の河口を渡り終えたところ。河畔をウォーキングする地元の方が写っています。背後を通過して行く日高本線の汽車には特に関心を寄せているようには見えませんでした。(新冠町2009年5月)判官館と日高本線@新冠町2009年5月2
厚岸町の市街地から東に12kmほど、6月中下旬頃からヒオウギアヤメの群落が開花するあやめヶ原と呼ばれる原生花園の東に位置するチンベを2015年4月下旬に訪れた時の様子(こちらの続き)。地形図に記載のない小さな川が海に流れ落ちています。付近の丘陵地のどこかから湧き出ているのだと思います。流れ落ちる小さな滝を別角度から。入り江になっている幅300mほどのチンベの海岸。1970年代の航空写真にはこの周辺に10軒近くの番屋のような家屋が見られますが現在は物置小屋のようなものが残っているだけです。様々なゴミが打ち上げられています。最初に紹介した疥癬にかかったエゾタヌキはこの海岸で餌を探していました。チンベの海岸の西側。チンベノ鼻と呼ばれる岬が海に突き出ています。チンベノ鼻の上にはヒオウギアヤメが群落を形成する原生花園とな...厚岸町チンベ2015年4月3
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