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気になる植物たち https://blog.goo.ne.jp/avonlea-qu/

植物歴長いけど、世の中にはまだまだ気になる植物がいっぱい。花屋のQuの植物的ミニエッセイ。

Qu
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東温市
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豊島区
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2006/02/06

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  • 赤毛のアン

    小学生の時、「赤毛のアン」と出会いました。それから、ずっとアンのシリーズは私のバイブルでした。いつか、アンのように聡明な、想像力豊かなお姉さんになるのが、私の夢でした。何度も読み返す「赤毛のアン」の中には、たくさんの聞き慣れない植物の名前が出てきました。シーツに香りをつけるラヴェンダー、春になって花が咲き出すと、一番に摘んで愛する人に捧げるというサンザシ、夕陽を吸い込む紫苑、庭に咲き誇る青い飛燕草・・・。それらの植物を想像しながら、いつかは本ものを見たい、そんな植物に囲まれて暮らしたいと思いながら大人になりました。その後の進路も植物系を歩き、仕事でもいまだに大好きな植物たちの傍らにいます。縁あって、愛媛県に嫁いでもう、40年近くになります。いわゆる田舎ですが、私にとっては心豊かないなかです。春の土手の雑草たちの...赤毛のアン

  • 難波野茨 ナニワノイバラの実

    バラ科バラ属4月の終わり頃に他のバラたちにさきがけて、大輪の白い一重の花をこれでもかというほど咲かせます。その実が年を越して、こんなに朱く色づきました。でも、よく見ると、枝から実まで鋭い棘で武装しています。少し痛い思いをしながら、何本か切ってきて、キッチンに飾ってみました。オレンジのガーベラとよく似あう深い色です。←こんな花屋を経営しています難波野茨ナニワノイバラの実

  • ヒナキキョウソウ

    キキョウ科キキョウソウ属北アメリカ原産の帰化植物。キキョウの仲間だが、花はずっと小さい。枝にたくさん蕾が付いているように見えるが、実は閉鎖花で一番上の花しか咲かないらしい。閉鎖花というのは、自前で受粉して種を作るということだから、確実だけれど遺伝的にはどうなんだろう。近親結婚では、だんだん弱ってくるのが定石だし。茶色ぽくなった左の実に穴が開いているのがわかるだろうか。種は、その穴から出てくる。熟すとめくれる不思議な窓。花の大きさが1センチ程度なので、実に開いた小窓は(年を取ってくると)肉眼では見えにくい。実は同じキキョウ科にヒナギキョウ、さらに同科同属ににキキョウソウという、名前の紛らわしい植物がある。ヒナギキョウは在来種なので、あとふたつの外来種が入ってきた時に、もう少し違うネーミングをするべきだったかなあ。...ヒナキキョウソウ

  • ウツボカズラ Nepenthes

    ご存知、代表的な食虫植物。頭にアンテナを立てて、笑っている宇宙人の横顔みたい。ツボの中には、消化液が入っている。前にうっかり手にかけてしまい、「手が溶ける~!」と、焦って洗い落とした。実際はそんなに強い消化液ではなく、捕まった虫は細菌が分解するらしい。ツボと書いたが、ウツボは靫と書き、矢を入れる道具のこと。不気味な印象から、凶暴な魚のウツボのことかと思っていたのは私だけか。葉っぱの先から蔓が伸びて、ウツボが着いているように見える。でも、本当の葉っぱはウツボ部分で、葉に見える部分は茎が広がった擬葉らしい。ハエトリソウは虫がついたら閉まるけど、ウツボカズラの蓋は閉じない。前に実験してみたからホント。蟻などを無理矢理入れようとしても、なかなか中に滑り落ちない。入ったと思ったら平気で出て来たりして。本当に虫から栄養補給...ウツボカズラNepenthes

  • アップルミント

    植えた覚えはなく、多分捨てた残土の中に根が残っていたと思われるアップルミント。人間がたまさかの草刈り以外関わらないのをいいことに我が世の春を謳歌しています。別の一画にはペパーミントもあるのですが、土地が悪いせいか、ここまで気持ち良く繁っていません。しかも、アブラムシがついています。基本的にミントの類には、病害虫が少ないはずなのですが、弱っているとつけ込まれるのは世の常なのでしょうか。泣きっ面に蜂ともいいますね。つけ込まれないよう、姿勢を思わず正す自分です。p>←こんな花屋を経営しています(^o^)/アップルミント

  • オオキンケイギク

    近くの川にオオキンケイギク(大金鶏菊)が咲いています。侵略的外来種と呼ばれて久しい植物ですが、美しい景観を作ってくれています。誰かに見つかって、全部始末されたらどうしようと思いながら、毎日見ています。この川で蛍が見られるのですが、今年は特にたくさんいます。下水道整備で自然環境が良くなったためか、趣味で養殖している方が上流に幼虫を放流したせいなのか。理屈はともかく、毎晩蛍を見られるのはありがたいことです。川辺に、これも自然に生えたセンダン(栴檀)が花を咲かせています。古名はオウチ(楝)、獄門の木ともいいます。平家物語に、獄舎の門のところにあったオウチの大木に生首をさらしたという記述があるそうです。血なまぐさい話ついでに、この川を300メートルほど遡ると、血修理橋という小さい橋があるのです。由来は地元古老に聞いても...オオキンケイギク

  • 水カンナ

    ミズカンナクズウコン科タリア属六月の中旬のことですが、横浜の三景園の池にたくさん茂っていた植物。葉はカンナに似ているけれど、花は全然違う不思議な感じです。背丈の割に小さい花ですが、白い粉を吹いたような苞の中から、紫の花が覗いている色合いはとてもおしゃれです。なんとなく観葉植物に近い匂いを感じます。戻ってから調べたら、クズウコン科のミズカンナ。やはり、葉がカンナに似ていて水の中に生えるという命名のようです。クズウコン科の仲間には、マランタやストロマンテもあり、雰囲気の共通点に納得です。原産は、北アメリカの南部と熱帯アフリカだそうですが、横浜(といってもかなり海沿いですが)で自生しているということは、寒さに強いのでしょう。そばには、中国風の朱色の屋根が反り返っている建物(上海なんとか記念館?)もあり、三景園らしい土...水カンナ

  • 花のある暮らしの会 第75回 百合の国

    6月はジューンアレンジ。この季節が旬の、百合を中心にしたアレンジです。ブルーのデルフィニウム、ピンクのトルコキキョウ、白い千日紅がはいっています。足元の涼しげな葉はダバリア(西洋しのぶ)です。オリエンタル百合は、生産していたことがあるので、特別思い入れのある花です。大学を出て、種苗会社に就職した頃、初めてのオリエンタル百合である、スターガザールとカサブランカ、ル・レーブが、オランダで交配されて、日本にも出てきました。こんなに大きな百合はそれまで花屋にはなかったので、1本1万円?という話もあったような。バブリーな時代だったのです。ユリ科の花は、どれも凛とした気品がありますね。もともとの原種が日本に多く存在することはうれしく誇らしいことです。日本の花は?というと、桜や菊が一般的ですが、百合の国というイメージもまた素...花のある暮らしの会第75回百合の国

  • 花のある暮らしの会 第65回

    長い間、ブログをお休みしてしまいました。ただいま~!その間も、花のある暮らしの会は毎月一回続いていて、今回は65回です。8月はプリザーブドフラワーをしました。これは、百均のカップとポットですが、一客だけになってしまった思い出のコーヒーカップとか、使い勝手は悪いけどモノは良い急須とか、皆さん素敵な器の持ち寄りでした。ワイヤーかけの練習も兼ねて、すべての花材にワイヤーをかけましたが、皆さん器用にできていました。初めからいらっしゃっている方は6年目ですから、もう慣れていますよねえ。季節の花活けは、A先生が担当しています。今回はお庭の谷渡り、折鶴らん、ルリマツリ、ローズマリーを使用しています。どこにでもあるものを、ちょこっと活けて、暮らしを豊かに。会の方針そのものの花を毎回提案してくださっています。次回は9月22日。秋...花のある暮らしの会第65回

  • アオバズク 青葉木菟

    友人のブログに出ていたアオバズクがどうしても見たくて、仕事の道中、とある神社の楠の大木を、首が痛くなるまで見上げていたら、いたっ!!アオバズクが6羽もいました。6羽を一度に写そうとすると、左の2羽が見えにくいのですが、その2羽が親のようで胸の模様がはっきりしています。おかあさん(おとうさんかも?)のアップ。子供たちの胸は、まだ産毛でもしゃもしゃした感じです。まん丸の目で、じっとこちらを見ています。でも、普通の鳥のように逃げたりはしません。かなり高い枝だから、安心しているのかな。でも、昼間寝ているはずなのに、あんなに目を開いているのは、やはり私たちに警戒しているのでしょうか。それとも、眼を開いて寝ているのかも?寝ていませんでした。目線の先には夫がいます。ちょっと「ほーほー」とふざけてみたら、子供たちはすごく反応し...アオバズク青葉木菟

  • エゴノキ

    エゴノキエゴノキ科エゴノキ属エゴノキの実がなっています。花も美しいですが、実がびっしりとついている様子も、なかなか壮観です。ただし、サポニンという毒がはいっていて、食べたらえぐいので、エグノキ=エゴノキとなったとか。では、鳥には毒にならないのでしょうか?この実を埋めてから食べると書いてあるサイトがありました。ほんとかな。エゴノキの花はこちら。エゴノキ

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