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2006/01/22

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  • 引っ越します

    gooブログのサービス終了にあたって以下のはてなブログに引っ越します。今後ともよろしくお願いします。小暮宏の映画ブログ引っ越します

  • 「アマチュア」

    オリジナルのジョン・サベージ主演版だと妻を殺すのに処刑スタイルで頭を撃っていたと記憶する。リメイクされるまでの間に色々センシティブにならざるを得なくなったと想像する。「アマチュア」-公式サイト「アマチュア」-映画.comTheAmateur-IMDbnote創作-YouTube「アマチュア」

  • 「ゴーストキラー」

    格闘を得意とする殺し屋の幽霊がとりついたもので女子大生がものすごい身のこなしのアクションができるようになる、というセントラルアイデアがいい。高石あかりが単独主演し「ベイビーわるきゅーれ」シリーズで磨いてきたアクションスキルで女だと思ってナメてくるゲス男どもをぶっ倒すのが痛快。就活生という設定だけどあまりそれっぽくないが、現在実年齢22歳。殺し屋の幽霊の三元雅芸と手を握れば高石にとりつけたり、成仏するには誰が三元を殺したのか知る必要があるという約束ごとをきっちり押さえている。アクションを演じる間に高石と三元の姿が入れ替わっても混乱しない。ときどきやや不自然なフラッシュバックがはさまったり、ワルが成敗されるのが殺すところまで行ったのかどうか曖昧だったりややひっかかるところはあるが、まずは快作。「ゴーストキラー...「ゴーストキラー」

  • 「HERE 時を越えて」

    定点観測という点でいったらこれくらい徹底して定点観測で通した映画もない。市川準監督の「病院で死ぬということ」をちょっと思い出した。忍耐を要求する作りかと思うとラストでどっと泣かせるのも共通している。家の特定の部屋にカメラを固定して撮っているのかと予告編から推測していたのだが、空間だけではない。ネタバレは避けるが「時をこえて」と邦題のサブタイトルで明かしてしまっている。マルチスクリーン風に一部切り取った画像で徐々に内容を変えていく技法はなんでもないようにやっているが相当に手がかかっただろう。タイミング合わせるのを想像しただけで気が遠くなる。エンドタイトルでAIと頭についたスタッフが何十人も並ぶ。ロバート・ゼメキスという監督は「抱きしめたい」の昔からこういうハード先行の発想の画面作りをする人だったなと思う。「...「HERE時を越えて」

  • 「サイレントナイト」

    ギャングの抗争の巻き添えで幼い息子を殺された父親(ジョエル・キナマン)が復讐する、という単純な話なのだけれど、ちょっとづつひっかかる。すごい勢いで父親がギャングを走って追いかけているシーンから始まるのだが、息子が目の前で撃たれたらギャングを追うより先にまず病院に連れて行かないか。喉を撃たれて声を失うにせよ、その場でついでにキナマンが撃たれた方が手数が省略できたと思う。走るところをつかみにしたかったにせよ、あまり上手くいっていない。ギャングに撃たれて入院している夫を妻が見舞うのだが、なんだか妻は息子より夫に気を取られているようにすら見える。終盤、妻の出番がどういうわけかあまりなくなった頃、ギャングのヤク中の情婦がラスボスの前くらいに銃を持って出てくるのだが、この情婦が長い黒髪など妻にちょっと似ているものでヤ...「サイレントナイト」

  • 「プロフェッショナル」

    原題はIntheLandofSaintsandSinners(聖者と罪人の国にて)。監督はクリント・イーストウッド主演の「人生の特等席」でデビューし、リーアム・ニーソンとは「マークスマン」でも組んだロバート・ロレンツ。ロレンツはイーストウッドとは10本以上の作品で製作を担当し、当然イーストウッド組と目されるが(撮影のトム・スターンもイーストウッド組)、簡潔なタッチ、たとえば車のトランクが開いたと思うより早く男が暴れだすのを一瞬に見せたり、あるいはIRAの一味があわてて車を暴走させてぶつけた標識の破片を初めの方で見せてずっと後で車体の傷跡を見せることで説明抜きで何があったか、乗っていたのは誰かわからせるなど、語り口が経済的なことドン・シーゲルをちょっと思わせる。ニーソンも還暦すぎてアクションスターになるとは...「プロフェッショナル」

  • 「風と共に散る」

    オープニングがまことに快調、石油を掘る油井がずらっと並ぶ前をロバート・スタックがウィスキーをラッパ飲みしながらカスタムカーを飛ばして乗りつけた屋敷から銃声が聞こえたところで、カレンダーがめくれていき日付が過去に戻り、そうなった経緯を語りだす。石油で大成功しすぎた父親にスポイルされた息子スタックと娘ドロシー・マローンの幼なじみの尻拭い役をものすごく端正なマスクのロック・ハドソンがやっているのがどこか逆に歪んだ関係をうかがわせ、ハドソンが見染めたローレン・バコールにスタックが目をつけて強引にカネにあかせて結婚してしまうのもイヤな予感しかしない。金があるのにスタックがわざわざ出入りする安酒場のバーテンをやっているのが「天国の日々」でTheFarmForeman(農場監督)役をやっていたロバート・ウィルケ。鏡を使...「風と共に散る」

  • 「デーヴァラ」

    エンドマークの代わりにDEVARA2と出るのに目が点になった。「ウィキッド」がPART1まで公開してあとは「tobecontinue」のは知っていたが、これまた三時間もある長尺作にまだ続きがあるとは思わなかったぞ。Intermissinと出るのに休憩は入らない。頭でCMと予告編がえんえんとつくのだからトイレ休憩くらい入れてほしいな。NTR・Jr.が伝説の英雄デーヴァラと息子ヴァラを1人2役で演じるわけだが、「バーフバリ」をはじめ長尺作にこういう親子の関係を作劇に据えたパターン多いな。「デーヴァラ」-公式サイト「デーヴァラ」-映画.comDevara:Part1-IMDbnote創作-YouTube「デーヴァラ」

  • 「アンジェントルメン」

    第二次世界大戦の裏話ということで一応史実だというが、はみ出し者チームが危機に見舞われることがあまりなく、割とすいすい調子よくいってしまう。連合国側が勝ったのだから上手くいったには違いないのだろうが。イアン・フレミングがかなり大きな役で、演じているのがフレディ・フォックス。なんと「ジャッカルの日」のエドワード・フォックスの息子。この映画の主人公であるガス・マーチ=フィリップスがジェームズ・ボンドのモデルということらしい。チャーチル役のロリー・キニアも007シリーズは「慰めの報酬」「スカイフォール」「スペクター」とMの部下ビル・タナー役で連続して出ている。かなり流血描写が目立つけれど編集がスピーディなもので生理的不快感はあまりない。原作とプロデューサーのひとりでもあるデミアン・ルイスってドラマの「ホームランド...「アンジェントルメン」

  • 「黄昏の湖」(加藤健一事務所)

    映画版の「黄昏」1981の方を先に見ていて、主演のヘンリー・フォンダ、キャサリン・ヘップバーン、助演のダブニー・コールマンが亡くなっているので老いと死というモチーフのフィルターを通して見る格好になった。前半、かなりはっきりと加藤健一扮するノーマンが認知症なのを示していて、映画化だとシリアスに感じられる箇所が役者と観客が直接リアクションを交わす芝居で見ると風通しがよくなって笑えるようになる傾向というのはあると思う。かなり娘(加藤忍)のチェルシーの登場が遅くて、ヘンリーの実際の娘でもあるジェーン・フォンダがこの舞台を見て自らと父との関係をだぶらせたところから映画化を思い立ったと伝えられるが、そちらの方は意外にかなり引っ込んだ印象。登場人物は六人とコンパクト。タイトルになっている黄金の湖は実際には舞台面には現れ...「黄昏の湖」(加藤健一事務所)

  • 「ウィキッド ふたりの魔女」

    3時間かけてパート1が終わりなのであって、文字通り話半分。あとはパート2を待てというわけ。ただし歌=音楽の盛り上がりがすごくて満足感は十分。tobecontinue(続く)とラストに大きく出るのに合わせたわけでもないのだろうが、2ndunitとエンドタイトルに出たあとにcontinueと出る。毎度のことながら、とにかくスタッフの数が多いのなんのって。シンシア・エリボが顔を緑色に塗っているのだが、合成するときに困らないかな。それとも緑色そのものが後処理なのか。アリアナ・グランデがエリボに対しほぼすべての点で恵まれていて、それでいてエリボがひねこびずグランデが優越感に浸らず身分や格差を超えて友情を結ぶのが新鮮。-YouTube「ウィキッドふたりの魔女」-公式サイト「ウィキッドふたりの魔女」-映画.comWic...「ウィキッドふたりの魔女」

  • 「アンジーのBARで逢いましょう」

    アンジーというのはエンジェル=天使にかけているのではないかな。実際、衣装からしてふわっとした雰囲気で、地上からちょっと浮かんでいるみたい。西部劇みたいにどこからともなく現れ、どこへともなく去っていくというイメージ。現地の人間たちを感化するが当人は変わらない触媒みたい。「アンジーのBARで逢いましょう」-公式サイト「アンジーのBARで逢いましょう」-映画.comアンジーのBARで逢いましょう-IMDbnote創作-YouTube「アンジーのBARで逢いましょう」

  • 「エミリア・ペレス」

    マフィアのガスコン=男とエミリア・ペレス=女とが同じ役者(カルラ・ソフィア・ガスコン)がやっているというのにびっくりすると共に、あまりに見かけが違うのでキャラクターがつながらず、釈然としない気分になった。釈然としないといったら、マフィアが罪を逃れるために姿形を変えたのかというとそうではないらしい。ヤボか知らないけれど、麻薬取引に関わった犯罪者のはずが痛めつけられたりする場面が多いもので犠牲者がかって見える。ミュージカルという現実から浮遊する形式をとったのはいいけれど、ちょっと現実ばかりか倫理離れしているみたい。「エミリア・ペレス」-公式サイト「エミリア・ペレス」-映画.comEmiliaPérez-IMDbnote創作-YouTube「エミリア・ペレス」

  • 「ミッキー17」

    ポン・ジュノは格差社会というモチーフは手放しませんねえ。現実にいよいよ拡大しているのだから当然ではありますが。CGクリーチャーの造形がグロテスクにデフォルメされているようで気味の悪いリアリティが張り付いているという点で「グムエル」「オクジャ」「スノーピアサー」などと共通している。早い話、巨大なダンゴムシが大量に発生しているのだから気持ち悪さに拍車がかかっている。それにしてもCGのぬるっとした質感はピーター・ジャクソン版の「キング・コング」の巨大な虫もそうだったがホントに気持ち悪い。原作が「ミッキー7」なのを「ミッキー17」にしたのは思春期の歳に合わせたからというポン・ジュノのインタビューに納得。まるで同じに見えたロバート・パティンソンに次第に違いが出てくるのは成長期にあるからか。キャストに黒人、東洋人が適...「ミッキー17」

  • 「教皇選挙」

    前教皇が亡くなる冒頭で遺体を入れる袋のチャックが閉められ、ロウで作った封印が施され、コンクラーベが絶対的に外との交流を遮断しているのを象徴的に見せる。煙という合図で投票の結果を外に見せるのは有名だが、しかし否応なく外の空気は入ってくる。野心家で性格に問題のある者ほど押しが強くて票を集めがちで、穏当な性格の者ほど慎重になりがちなのも他の世界と通じる。人事というのはまったくのひとごとであっても興味をそそるものがある。表立った投票の裏の数々の工作で見せる札と伏せる札との使い分けが上手い。肌の黒い枢機卿がかなりいるが、どういう経緯でカソリックに入り組織内を歩んできたのかと思わせる。ずいぶんややこしい法王庁内の役職の名前が出てくるが、訳に監修とかつかなかったのだろうか。枢機卿たちが赤の法衣をまとっていて、尼僧たちの...「教皇選挙」

  • 「レイブンズ」

    オール日本人キャストだがエンドタイトルを見ていたら、日本のほかフランス、ベルギー、スペインの合作で、他にもいくつかの国名が見えた。ニューヨークを除いてすべて日本のシーンで、セットの考証、質感、光の感じなど申し分なくリアリティを出している。タイトルのレイブンRaven=鴉と聞いてエドガー・アラン・ポーの詩「大鴉」の原題を思わないわけにはいかず、実際窓から入ってくるなど、通じるところはある。あまりあからさまに象徴的にならないように留意しているくらい。ちなみに鴉は英語をしゃべります。ポーの詩は死んだ恋人をうたっているのだが、実際写真家・深瀬昌久にとってモデルの洋子(瀧内公美)はミューズだったということか。その一方で鴉は昌久に刺さった棘である父親の助造(古舘寛治)の象徴でもある。浅野忠信が父親ゆずりのアル中でタバ...「レイブンズ」

  • 「BAUS 映画から船出した映画館」

    バウスシアターという実在した映画館をモチーフにしてはいるのだが、ところどころに出てくる古い映画館の設備がバウスに見立てているのか、本格的に再現したのか、なんだか中途半端。こちらも中途半端にバウスには何回か行った覚えがあるだけにモヤモヤする。ライブ演奏するシーンでPA機器を見かけた記憶が蘇る。実のところ、劇場が主役というわけでもないらしく、支配人三代の方がエンドタイトルでフューチャーされたりする。井の頭公園で楽器を持って隊列を組んで行進したり、かなりシュールな表現が出てきて、都会の中で緑がある箇所という立地にマッチしていた。「BAUS映画から船出した映画館」-公式サイト「BAUS映画から船出した映画館」-映画.comnote創作-YouTube「BAUS映画から船出した映画館」

  • 「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」

    かなり見るのが遅れて、四人の監督のひとりのハムダン・バラールがイスラエル人入植者に暴行されたが命には別状なく戻ったというニュースの後になった。それだけに入植者が軍隊と変わるところがない暴力的な侵略者(イスラエル軍は女でも徴兵の対象にしている)という目で見ることになった。入植と軍事力=暴力がセットになってぺらぺらの小学校すらブルドーザーで強引に蹴散らし,井戸にコンクリートを流し込む。最近のガザ侵攻は記録されていないのだが、もはや人でなしの所業という他ない。洞窟の中に避難した村人が太陽光パネルで発電した電気でテレビを見てスマートフォンに充電している。まともな住居もないのに電化製品だけ揃っているという歪な状態。ただそのスマホやビデオカメラで記録した映像がこうやって送り届けられているのだから一応の意義がないことは...「ノー・アザー・ランド故郷は他にない」

  • 「ベイビーガール」

    キッドマンが夫とのセックスの後、感じている風だったのが夫のいない部屋のパソコンに直行し、床の上でうつぶせになってエロ動画見ながらオナニーするのにびっくり。キッドマンが相手かまわず吠える犬を飼っている若い男ハリス・ディキンソンを街角の雑踏で見かけてくわえ込むあたり、見事に整ったオフィス環境と取り澄ました顔の隙のなさのコントラスト。キッドマンがちりめんみたいな皺はさすがに増えたが「アイズ・ワイド・シャット」の頃とスタイルがほぼ変わっていない。地位の高い女性の押し隠している欲望と破滅・破壊願望のようなものはジャンヌ・モロー主演の「マドモアゼル」をちょっと思わせる。ニコール・キッドマンがCEOなのはわかったが夫のアントニオ・バンデラスが何をしているのか解説を読むまでよくわからなかった(演出家だと)。セクシーなのが...「ベイビーガール」

  • 「35年目のラブレター」

    主人公夫婦が出会った頃の1970年くらいの寿司一貫がうなぎで65円。映画は雪が降ってくるところから始まり、若い時と歳くった時で暖房がブルーフレーム(石油ストーブのブランド)と電気ストーブと種類を変えている。笑福亭鶴瓶と原田知世が夫婦役で、重岡大毅と上白石萌音がその若い時を演じる。四人がずらっと並ぶ画は夫婦が過ごしてきた時の厚さを見せたと思う。-YouTube「35年目のラブレター」-公式サイト「35年目のラブレター」-映画.com「35年目のラブレター」-IMDb「35年目のラブレター」

  • 「黒部の太陽」

    昭和の映画だなあ、と思う。内容も映画の作りそのものも「プロジェクトX」そのまんま、というよりこちらの方が元祖なのだった。黒四ダムが完成したのが1963年、映画が公開されたのが1968年だから映画化まであまり間を置いていない。これだけ当時としては新しい素材に着目しプロダクションをあげ五社協定を越えて協力したスター二人(三船敏郎、石原裕次郎)の勇気と人を巻き込んで動かした力は賞賛に値すると思う。その後の五社体制のなし崩し的な崩壊を経て今しも丸の内東映のラストショーとしてスクリーンにかかることになった。トンネルのセットが壮大。録音(安田哲夫・紅谷愃一)が破砕帯が軋む音といった静寂の中で耳を傾けるのを要求する小さな音と大音響との対比をよく生かした。でかい画面で見られるのを待っていてよかった。撮影もいかにも「実写」...「黒部の太陽」

  • 2025年3月に読んだ本

    3月の読書メーター読んだ本の数:18読んだページ数:4168ナイス数:4ホームレス消滅(幻冬舎新書)読了日:03月31日著者:村田らむファイト・クラブ〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)読了日:03月29日著者:チャック・パラニュークイラク水滸伝読了日:03月24日著者:高野秀行夜空はいつでも最高密度の青色だ読了日:03月23日著者:最果タヒぼくは勉強ができない(新潮文庫)読了日:03月19日著者:山田詠美ゴルゴ13(B6)2272025年4/13号[雑誌]:ビッグコミック増刊の感想さいとう・たかを先生が亡くなってかなり経つが、シナリオの質は落ちてない。ただ画の方はGペンでカリカリ描きこんだ例のタッチは言ってもはじまらないが再現できない。画の構成・演出が弱いとシナリオも十分生きないというと言い過ぎだろうが、物足り...2025年3月に読んだ本

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