実際、今日も何とも言えない一日だった。 基本2人体制で店をまわしている。 しかし、仕事がだいぶたまっているため 休みを返上して半日出勤したりしている。 今日はAさんが休みだったが夕方まで出てきて くれることになっていた。 まず、朝は2人とも遅刻。 開店前に掃除をするのだが、...
ワタシには 店長という立場を利用して Aさんに何もかも世話になってるとしか見えない。 どうしてもAさんの気持ちを聞き出したくなった。 ついこの間のこと。 その日は、Aさんとワタシの2人体制。 仕事終わりに本当に思い切って聞いてみた。 「正直、この間の髪の毛の件。ワタシは店長...
ワタシが転職をきめた決定的な出来事がある。 Aさんは元々、美容師なのだが たまに仕事が終わったあと 店長の髪を切ってあげていた。 だが1度ワタシが店番をし、 勤務中にもかかわらず休憩室でバイトの子の髪を 切ってあげていたことがあった。 そんな日に限って、 社長が突然店の様子...
B君の自殺がわかるまで。 店長とB君は車を一台共有して使っていた。 店長は朝B君の職場まで送っていき、 そのあと出勤していた。 B君はその車で行方不明になったため、 店長には出勤の足がなかった。 田舎なので、車がないとかなり不便だ。 そこで登場するのがAさん。 毎朝迎えに行...
B君が、お金を借りていた人というのは ワタシも知っている女(C子)で、 これまた同級生。 田舎だから狭い。。 B君がC子から借金をしていることを 店長は知らなかった。 そしてある日、 C子がお店に尋ねてきたらしい。 ワタシは休日だった。 金を貸しているが連絡が取れないと。 ...
店長はわたしと同い年。 なぜ10連勤になったかというと、 「店長の元旦那が自殺した」ため。 元旦那をB君とする。 わたしは店長、B君ともに中学の同級生。 わたしは静かな目立たない存在。 2人は当時から付き合っていて、 目立つ存在だった。 店長とは 共通の友達はいたものの、話...
「ハハ」のことを綴るために始めたが、 吐き出さないとおかしくなりそうだから 吐き出し口にさせてください。 私はパート勤務で 販売業をしています。 小さなお店だけど、ショッピングモール内にあるためまあまあ人の出入りはある。 基本3人体制。 店長、Aさん、わたし。 店長は正社員...
ハハは 何回 抗がん剤治療を受けたのか 数えてないしわからない 「癌が肺に転移している」 そう告げられたのは 最初に 子宮体癌とわかってから 4年くらいたったころか もう今となっては 記憶があいまいすぎる 肺に転移がわかってからは もうモグラ叩き状態だった 髪の毛がきちんと...
眠れなかった いつもいくら早く布団に入っても 眠りにつくのは夜中2時,3時 結果、旦那の弁当も作れない 寝る前に飲むくすりもなくなったけど 仕事で行けなかったり 土日になってしまったり 結果2日飲んでいない それをのまないと どんどん 暗い自分になる はやく ハハやばあちゃ...
1度だけ ハハが泣いているのを見た。 いや、1度だけではなかったかもしれないが ハハは笑うことが大好きな人だったから ワタシの記憶に残っていないだけかもしれない。 記憶に残るほどの泣き。 治療から帰ってきて横になっているときだった。 「こんな病気になっちゃってごめん。 おか...
ハハは最初の抗がん剤治療から 帰ってくると 以外と大丈夫そうだった。 ワタシは 「テレビとかでやるみたいに、吐いたりするんだろうな。。こわいよー」 と思っていたが違った。 ハハも 「こんな感じなら大丈夫そうだわ〜」 と言っていた。 ...しかし、回数を重ねていくたびに 副作...
ワタシは 20歳の頃から 心療内科に通っている。 パニック障害だ。 最初は、 「現実感がない」 「足が浮いてるみたい」 的な症状。 それから、 「息苦しさ」や「動悸」といろいろと症状が出てきた。 一時はクスリを飲まないほど回復したが、 ハハの死をきっかけに また再発。。 き...
ハハの癌は リンパ節にまで転移していた。 術後、1度退院し 抗がん剤治療をすることとなる。 ワタシといえば 23歳。 まだまだ若かった。 ハハが、「癌」という 現実から逃げたかったのか、ただただ若かっただけのことなのか。 遊んでばかりいた。 夜中まで遊び そーっと家に帰る。...
手術室から出てきた ハハは まだ麻酔で眠っていた。 病室で 窓の外を見ながら父は泣いていた。 またしても ワタシのひねくれが出てしまう。 「そんなに泣くならもっと家庭に目を向けたらいいじゃん」と。 父は、仕事人間だった。 正直父はハハの体の不調など全くわからなかっただろうし...
蒸暑い、梅雨の時期だったと思う。 入院してすぐに手術だったと思う。 あの頃の記憶があまりない。 ハハの手術中は、 父と姉と病院で待機していた。 ワタシは23歳だった。 ドキドキしながらも 大丈夫だろう。と思っていた。 悪いところをとってしまえば大丈夫だろうと。 手術が終わり...
ワタシは というと、正直言って ハハのそういうところが大嫌いだった。 いつも何かというと 知らされるのは後から。 「あの時は大変だったんだー」とか。 「心配かけたくなかったからとか そんなこと言って 悲劇のヒロインかよ」 ひねくれもののワタシは 「実は頑張ってました感」を出...
ハハが戦った病。 「子宮体癌」。 ハハは、ずっと貧血持ちだった。 相当な貧血だったらしいが、自覚症状はなかったそうだ。 年齢的に、閉経の時期も重なっていたらしい。 出血がダラダラと続いたり不調が続いていた。 明らかにおかしいと勘が働き、 車で1時間弱の大きな病院に1人で検査...
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