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おっちゃんのぼやき〜桃源郷を夢見て http://shiareyageo.blog.fc2.com/

公務員生活退職後、ふるさとに戻り百姓仕事に精出す「おっちゃん」の想いと阿武隈の自然を紹介します。

福島の農林水産物は放射能汚染の懸念からか、他都道府県の消費者の皆さんには、未だ福島産は安全安心なものとなかなか選別して手に取り購入するまでには至ってはおりません。少子高齢化により従来から徐々に進んでいた人口減少は、原発事故以降更にスピードが加速してます。かつて、「日本列島改造論」を掲げて夢ある国土の形成と提唱した首相がおりましたが、あの人は冥途でどう思うのでしょうね。

阿武隈風太郎
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住所
小野町
出身
小野町
ブログ村参加

2015/02/19

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  • 誰にも時空其々に物語はあるある

    「オォ寒い」ポツリとひと言 吐息も凍える如月の朝 骨格露わの雑木林 梢の隙間から解き放つ陽光 澄み切った天空 宙一面拡がる蒼空 吸って吐いて大気を呑み込めば 宿る幸せの卵目覚め チクタクと動き始める 「フウフウ」と白息散らばめ 黙々と登る麗月の昼前 敷き詰められた枯葉のけものみち カサカサと心地良く響く ゆったりゆっくりと中空を旋回する 一羽のトンビ 何を欲するか 寂しいのかい誰か友...

  • その囁きが聴こえるだろう、あの輝きを邪魔しちゃ駄目だよ‼

    国では昭和37年の新産業都市促進法に基づき、地域開発、工業開発の対象として全国13区域を指定した。激しい陳情合戦の末に福島県では常磐地区、郡山地区の指定を受けた。指定前のヒアリングで「常磐地区と郡山地区の間には阿武隈の山々が連なる。開発に支障はないのか」との懸念に対し、当時の佐藤善一郎知事は「阿武隈山地は険しい山で無く、連なる丘だから十二分に開発出来る」と言い切ったそうです。 そんななだらかな阿武...

  • ひたすら回想儚い願い

    古希の峰を越えて、喜寿への急勾配をギコチナイ足取りで歩む老人のひとり言だからね、フフーンと馬耳東風に聞き流していいんだよ。 今では一昔、二昔前になったね、戦争直後の混乱期に生まれたんだ。後に堺屋太一が団塊の世代と称した年代だ。第一次、第二次ベビーブームと呼ばれた世代の一人だね。あの世代合計特殊出生率をみると、第一次ベビーブームなんか4.3を超えており、その後第二次ベビーブームを含め、1975年まで...

  • やっぱり家族って温かいよ、ほんのりと心和らぐよ

    開催中の通常国会で大きな焦点の一つが、年々下降の一途を辿る人口減少対策だ。とある国の指導者は「異次元の少子化対策を実施する」と公言した。これまで2008年に人口減少に転じてから国ではいろんな人口増加、歯止め策を講じて来たにも関わらず、一向に改善するどころか悪化の一途を辿っている。このままでは国立社会保障・人口問題研究所の推計によると2048年には9,913万人、2060年には8,674万人にまで減...

  • 何が大事、思いやるってこと大切だよね⁉

    現在通常国会が招集されて、この国が抱える諸問題をあれやこれやと議員バッチを付けた先生方が論議がしている。注目を集めてるのが、ロシア侵攻が世界を震撼させ一気に顕在化した国土防衛の質量の有り様、未だに終息しない厄介なコロナ感染症とどのようにして共存し、不自由のないい日常生活を享受するか、夢も希望も遠くなる一向に進捗ない高齢化少子化対策、ただ戸惑うばかりの生活必需品高騰等々数多ありますが、どれもこれも国...

  • そんなに粗末にして、皆んな命の欠片なんだよ!

    昔々無謀な戦争に敗れたアジアの端っこに位置する島国、敗戦後皆んな腹空かしていたもんね。爆弾を矢のように降り注ぎ焦土と化した大地、生き残った人びとは生き続けようと一日一日無我夢中だったよ、先の見えぬ極貧な暮らしに意気消沈していたよ。あの頃の時代はお上が発行したお金など誰ひとり信用しなっかったもんね、戦後の寂莫と混乱の世情下のハイパーインフレーション時代、莫大なお金あっても欲望満たせる時代じゃなかった...

  • おいおい!餓死だって噓だろう、だってここは日本だぜ

    農林水産省の統計によると我が国の令和3年度食料自給率はカロリーベースで38%、生産額ベースで63%であります。カロリーベースの品目別ごとでは主食のお米だけは98%とほぼ充足していますが、大豆26%、小麦17%、油脂類3%、畜産物16%、砂糖類36%等々心許なく懸念される現状にあります。畜産物に関しましては生産額ベースでは53%、約半数は国内産で国民の胃袋を満たしていることになります。ただ、畜産の餌...

  • そりゃ違うだろ、俺達は斬り捨て御免かい

    色々な要因が絡み合って、老いた身には切ない世になっております。うなぎ上りしている物価高、食材、暖房費、電気代、ガス代、燃料費等々とてもとても数えきれません。こんな物価高の世に対しお上が申すのは、物価上昇以上に賃金が上昇すれば全ての老若男女がハッピーになると豪語しています。新春に労使共々が物価高以上の賃上げをと語っています。賃上げ成就すれば本当に老若男女、全国民が幸せな日々を過ごせるんでしょうか。 ...

  • コロナ大海彼方の陽は昇るのか、沈むのか?

    未知の感染症新型コロナウィルス感染症は中国湖南省武漢で発症以来、あれよあれよという間に僅か1年有余で世界中に蔓延した。世界の指導者たちは「命」と「暮らし」の双方を併せて守ろうと苦慮するが、コロナ感染を克服出来ない。多くの日本人は昨年1月、武漢で新型コロナウィルス感染の報道には、所詮他所事と軽視していた気がする。こんな深刻な事態に陥ろうなどとは誰も思わなかったに違いない。多くの症例から学び取って徐々...

  • コロナ大海船頭さんよろしく!

    間もなく節目の10年となりますが、あの日あの時、福島県民は激しい地震に驚き震えながら、連山となって繰り返し押し寄せて何もかも吞み込んだ大津波を眼前に見ました。承知のとおり東日本大震災では福島県、宮城県、岩手県の東北3県は特に尊い命が奪われ、地上ににあるものなにもかも壊れ、流されて地獄絵図と化しました。過酷なさだめはそれでは足りないと云わんがばかリ、福島県へ更なる過酷な出来事が連なりました。大津波か...

  • コロナ大海、浜辺で欠片を拾う

    増大するコロナ感染拡散を阻むためと、国や自治体はそっと国民に活動自粛を呼びかけるが今ひとつ「そうだ、そうしよう」と共感できる、心に響く言葉が聞こえてこない。責任逃れと受取れる抽象的曖昧な言葉を発するだけだ。目先に垣間見える原稿をチラチラ見ながら役所用語を羅列した言葉は、私達には責任逃れ、その場逃れとしか映らず真意が伝わらない。そこには発言者の人間性、真剣さ、誠意、優しさ等々詰まった「言の葉」は微塵...

  • コロナ大海に渦巻く水面を見つめる

    新型コロナウィルス感染症患者が我が国で発見以来、テレビニュースや新聞紙上ではほぼ毎度、都道府県別のコロナ感染者数を表示した日本地図が載っている。昨年春の1次、初夏の2次、晩秋からの3次感染といずれも建物密集の人口密度集中する大都会の過密環境自治体はポツリポツリの建物散らばる、人も疎らな過疎自治体に較べ明らかに桁違いで感染者数が多いことが判る。感受性鋭い年ごろの小学生さえも知っているが、ヒトからヒト...

  • コロナ大海の淵べりに佇む

    我が国では昨日、一昨日とコロナ感染者数が爆発的に増加している。特に都市圏の感染者は桁違いに多い。首都圏1都3県知事からあった要請を受けて、国は緊急事態宣誓には消極的だったが7日に発出をした。それでも他国で実施されたロックダウンや昨年春に発出した緊急事態宣誓と比較すると経済への悪影響を懸念したのか、緩く限定的な宣言内容となったため「これで本当にコロナ感染拡大を防げるのか」と多くの国民は疑問視している...

  • 我が家の天気は!(年末・年始)

    御耳障りを承知で、勝手に我が福島県の概要を紹介させていただきます。福島県は東北最南端に位置する県で北海道、岩手県に次いで日本で3番目の広大な面積を有しています。東側には太平洋、西側には新潟県、北側には山形・宮城の両県、南側では茨城・栃木・群馬の3県に隣接してます。テレビ局の地方版気象予報ではそれぞれの気候の特徴から福島県を3地域に分類して気象予報がされています。会津地域、中通り、浜通りの3地域で...

  • コロナ禍でのお正月

    慌しくも静かな年末年始の時が過ぎて、今日は正月の3が日。脳裏を過るのは大晦日、神仏に正月松飾りとお餅をお供えしてる踏み台の上から見た字幕臨時テレビのニュース。東京都内新コロナウィルス感染者数1,337人発生のニュースにはさすが驚きもした。 幸か不幸か、家屋が阿武隈山懐深く山峡に散在するこの町の住民のコロナ感染者はいまだ皆無である。(無症状潜在者はいるかもしれない?)世間では感染防止にとマスク、マス...

  • 風評

    新型コロナウィルス感染の懸念から、ホテルや宿泊施設に一定期間留まっていた中国湖北省からの帰国者は次から次へと自宅に戻りつつある。自宅に帰る帰国者は「日本、特に我が家がある地域で私達を歓迎して迎えてくれるだろうか。普通のお付き合いしてもらえるんだろうか」と懸念は止まないそうです。いわゆる新型コロナウィルス感染に関する恐怖から、風評が乱れ飛び警戒されて居心地が悪くならないかとの心配です。 数年...

  • 知る権利って何だろう

    あの日あん時から潮目は変わりだした、後日談とよく耳にする話である。昨晩、新型コロナウィルスに関する新たな感染者の速報ニュースが相次いで報じられた。神奈川県では我が国内初となる、80十代高齢者の感染死亡者が発生したと報じられた。東京の70十代個人タクシー運転手、和歌山の50十代医師、千葉の20十代男性と矢継ぎ早に驚き持って感染症発覚の速報ニュースが駆け巡った。昨夜の国内でのヒトヒト感染発覚で、我...

  • 農業に興味ありませんか!

    今年、我が家に2020年農林業センサス農林業経営体調査の調査票が配布された。リーフレットには「農林業センサスとは我が国農林業の生産構造や就業構造などの実態を明らかにすることを目的に、5年に1度実施している農林業に関する最も基本的な統計調査…」と記載されている。5年前、10年前に町から委嘱受けた地域調査員が我が家を来訪した微かな記憶が蘇りました。あれからもう5年が過ぎたのかとしみじみ思いました。 ...

  • 「使い捨て文化」開花す

    最近、我が家に起こった些細な事件です。我が家にある冷蔵庫片扉の具合が悪いのです。調べて見ると左扉端に付いている横3cm、長さ1mほどの冷気漏れを防ぐ接合するプラスチック部材が壊れ開閉が上手く行かないのです。冷蔵庫の本体部分は特段支障はないので、壊れた部材を交換修理依頼すればと考えました。購入した時の商品説明書を捜し出し、冷蔵庫の型式番号調べ某電機メーカーのサービスセンターへ連絡して修理可能かど...

  • 心残りなんです(回想)

    西暦20××年 湘南沖合を震源地に 突然来襲した未曾有の大地震 テレビ画面の速報値 マグニチュード9.5 ブーブーと鳴り止まぬ スマホの緊急警戒音 ゴーゴーと地鳴りが唸る 鉛色の空は数百羽のカラスで染まる 瞬時 道路に亀裂が走り 屋根瓦が雨降るごとく バタバタと落下する 所々の路上に見え隠れするのは えぐられ落下したクレーターの群れ 空中には砂煙舞い上がり、遠くで微かだが黒煙が立ち昇る逃げ惑おう都会人、断...

  • 騙すのも騙されるのも嫌ですよね!

    騙されたり、欺かれて歓喜する者は少ないはずだ。誰もが過去の厭な体験踏まえ、騙されまい欺かれまいと警戒怠りなくしてる筈だが、コロリと騙され、欺かれる。有り得ない儲け話の特殊詐欺ニュースを横目に観ながら「何でコロリと騙される、欺かれる。俺は騙されない、欺かれない」と自信満々に批評する。そこで批評している小父さん、あんたがターゲットと狙われ、甘い言葉で儲け話囁かれたならば、あんたの欲心揺れ動きませんか...

  • 来たれ!田舎暮らし

    喧騒する都会生活に馴染めないと、心機一転、田舎暮らしを始める人がチラホラだがあるらしい。大都市から地方に移り住む人には、それぞれ事情からUターン、Iターン、Jターンといろいろのパターンがあります。因みにUJIターン現象と真逆のOターン現象と呼ばれるパターンもあると聞きます。◍Uターン現象…地方から都市部へ移住した者が再び地方の生まれ故郷に戻り住むことを指す◍Iターン現象… 出身地とは別の地方に移...

  • 本当に大丈夫

    今、日本のマスコミを賑わす話題は中国湖南省の武漢で発覚後、急速に世界各地に蔓延し続けている新型感染症コロナウイルス脅威のニュースです。朝からのテレビニュースは武漢の在留邦人を乗せた全日空のチャーター便が羽田空港に到着した様子が流れています。昨夜のテレビニュースでは、日本国内で7例目のコロナウイルス発症患者が発覚したと放映されていました。ニュースの中で懸念するのは昨日新たに発覚した奈良在住の日本...

  • 道理

    再々になりますが、おっちゃんまもなく古希の年齢に達します。オギャーと産声上げてから昭和、平成、令和と幸か不幸か知りませんが、なんとか生き永らえております。おっちゃんは南北に走る阿武隈山地の山あいにたたずむ散村の貧農に生まれました。少年期を過ごした後就職してから都合でしばらく生家を留守にしましたが、現在は帰住して20年余りとなります。常々影薄い目立たない取っつきにくい老いの階段一歩一歩下り続ける臆病...

  • 遅い、遅くない今なら

    ...

  • あんたとこ 大丈夫

    日本は高度成長期以降、問題化している少子高齢化社会到来の結果、人口減少、労働力不足、経済競争力の脆弱化と広範囲に亘り弊害が起こっている。少子高齢化社会に比例するがごとく進む地方の弱体化、衰退が止まらない。「均衡ある国土形成」などとキャッチフレーズとは裏腹に、地方では退潮の一途をたどり続けている。政治、経済、教育、文化等々総取りの歪な国土形成、政治も行政も国民も都市一極集中の危うさと弊害を知りな...

  • 今亡き恩師へ

    まんまるした黒縁眼鏡愛らしく見つめる先はともがきの群れ 雨上がり雑草繁る校庭で熱血教師の声こだまする 生茂る山すそ揺れる人の影キノコ採りする子めらと教師 各々に野菜持ち寄る課外授業なべを囲んだ山さんとともに リック背負い穂高見つめた上高地顔見合せて言葉失くした 異動する山深い学校手伝うと来たる馴染み顔こがね酒飲む 初夏の若葉が眩しい昼下がり電話のベルで師の危篤聞く ...

  • 怒り

    血走る眼光 小刻みに震える身体 汚い言語が飛び交う悪態 不動明王に似た形相が怖いちょっとした擦れ違いの日常から こんな破目招いた幸せと信じてた平凡な日々 唐突に冷酷な氷柱の弓矢が 純真無垢の心根を貫いた宝石箱は壊れ 片隅にひとかけらの怒り塊が残った いつもいつも 誰にでも どこでも 笑顔を造作忘れず ひっそり目...

  • 誰に託したい 俺の生きた証

    我が国では高度成長期以降に家族形態が大きく変容した。世帯構成は三、四世帯同居するいわゆるサザエさんモデル家族の大家族から親子構成の二世帯若しくは夫婦のみ又は独居世帯の核家族化比率が増大の一途を辿っている。要因は少子高齢化、高学歴化に伴う教育費の重負担、都市圏への人口一極集中、長寿社会を生き永らえる老後不安などあるが、実効ある対策がなかなか見えて来ない。弊害は人口減少、労働力不足、経済規模の縮小、後...

  • 冬が来れば、ドサッと雪降れば

    私達、北国に生活する者は、冬となれば積雪や氷点以下の気温はごく自然な現象です。私の家は、福島県の阿武隈山系に囲まれた標高400mほどの山間にある散村です。福島県でも積雪量多い会津地方と違い、太平洋沿岸に近いこともあって降雪量は、多い年でも長靴が埋まる程度です。それでも冬季期間には幾度の積雪があるため、車社会となった現代では駐車場や生活道路の除雪は必要不可欠で、雪が降ればする朝食前いつもの日課です...

  • 痛いのは嫌でありませんか

    古希が間近に迫るとおっちゃんも、時折しみじみと思うことがある。兎にも角にも気持ちは青春時代と変わらぬ情熱を有ると自負するのだが、貧富の格差なく誰にも来る老衰には気が滅入る。「ふらつく、躓く、踏ん張りが利かない。見づらく、聴きにくく、食えなく」と年々減退する我を知らさせられる。昔々、十代二十代三十代の若かった頃には老い、死ぬなんて遥か彼方の別世界の事と我の身には無縁と思っていたこともあった。それなの...

  • 心残りなんです(帰郷)

    西暦2050年3月 春彼岸過ぎたのに 名残り雪なのかヒラヒラと舞い飛ぶ雑踏に息苦しさに耐えかねて ふと思い立ちエアーカーに飛び乗った心地良い早春の爽やかな風の中雑踏の街 眼下に見下ろしながら何故か故郷方向にハンドルきった昔々「息が我詰まる、面白くない、こんな辺鄙な処嫌だ」と言い放ち父ちゃん母ちゃんのすすり泣く声を振り返らず 生家と縁切った筈…何で今更 あんな辺鄙な故郷が蘇り想いが募るのか… エアーカ...

  • 老老介護日誌

    おっちゃんと老いた母ちゃんが二人三脚で老老介護の様子を綴ってみました。 先ずはプロローグおっちゃん今年の誕生来れば古希を迎えます。母ちゃんは今年で92歳になります。母ちゃんは1990年の春くも膜下出血を発症し、緊急手術で幸い一命はとり止めたが 重度の後遺症が残り、障がい者して余生を過ごすこととなりました。母ちゃんの障がいは介護保険要介護4、身体障害者手帳2級の右手機能全廃、右足機能著しい麻痺有り、...

  • 祈るしかない!

    年度末12月1日~8日にNHKでは“体感 首都直下地震ウイーク”と称してスペシャルドラマ「パラレル東京」(4夜連続 )が放映された。ドラマ想定状況は12月2日午後4時4分マグニチュード7.3の直下型地震が首都圏に“発災”したことから始っています。震源地は都心南部の東京湾です。 被害の実態をドラマで紹介しつつ、さらになぜこうした被害が発生するのか、その背景の詳細や構造的な問題を生放送のスタジオでゲストととも...

  • 便乗値上げでありませんか?

    昨年10月には我が国において消費税率が一部食料品等(軽減税率導入8%に据え置き)を除き10%に引き上げられ2%の増税となった。消費税はこれまでも有効な打開策の見え出せない少子高齢化問題に生ずる社会福祉経費の膨張と借金塗れの財政赤字補填策として度々論議されて来たことは皆さんも承知と思われます。ここ数年来国民向けに度々増税の宝刀「抜くぞ、抜くぞ」と脅し、その都度の景気動向や政争の具として用い度々先...

  • 大樹

    ガキの頃から見慣れ来た 孤高にそびえ立つ向山の山桜宙の高みからの景色、大地のマグマを眺めてみたいと吹き荒ぶ風雪にも凍土にも耐えながら暗黒の土中を彷徨いながら堅固な岩盤ぶち割り 悠久の時間(とき)重ねてきた 心和む花咲く春、心躍る濃緑の夏、心沁みる紅色の秋樹下には一面散在する花びら、木陰にそよぐ涼風、彩とりどりの落葉殺風景な白い冬 小さい雪塊隠れ見えしてる 殺風景な光景だが愛しい 葉も花も落とし裸とな...

  • いしちゃんのトラウマ(家族が)Ⅲ

    当たり前の事であるが親子の間柄は親と子で決して友人ではない。近年の可笑しな風潮だが、親子関係が友人の様な間柄が理想と持て囃される。繰り返して言うが親子は友人ではない。友人であればきっと家庭教育が疎かになる。そんな子は他人への心の傷みとか、思い遣りとか、優しさとか学ばないで大人となり、社会の荒波に晒される。「俺が、私が」と自己中心の我儘な人達が巷に溢れ出す。学業教育も大切なのだが、そもそも論の家庭...

  • いしちゃんのトラウマ(家族が)Ⅱ

    所詮ヒトは一人で生まれ、一人生き抜き、一人孤独に死んでいく。ロボットでもない限り心模様100%同一のヒトなどはいない。例え家族であろうと兄弟同様の友人でも、微妙に違う価値観抱きヒトは生きている。ズレる心持を優しく互譲しながら隙間を埋めていく。心の深層はガラス細工の様に繊細かつ壊れもやすい。罵り合いや口喧嘩程度は日常茶飯事のことと受け流せるが、一線を越え逆鱗に触れられた時、受け手側は命を賭して本気...

  • いしちゃんのトラウマ(家族が)Ⅰ

    アメリカのリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの経営破綻から端を発し、連鎖的に世界規模に金融危機が発生したリーマンショックは世界的経済の悪化から消費低迷を導いた。金融不安が拡大し各国通貨も急速に米ドル安となって、日本経済の大幅な景気後退へも繋がっていった。株価も急落、不動産価格も低迷と明るいニュースが少ない年だった。 いしちゃんの退職後は、6月間の雇用保険料を受給して生活していますが、まもな...

  • いしちゃんのトラウマ(家族が)Ⅰ

    アメリカのリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの経営破綻から端を発し、連鎖的に世界規模に金融危機が発生したリーマンショックは世界的経済の悪化から消費低迷を導いた。金融不安が拡大し各国通貨も急速に米ドル安となって、日本経済の大幅な景気後退へも繋がっていった。株価も急落、不動産価格も低迷と明るいニュースが少ない年だった。 いしちゃんの退職後は、6月間の雇用保険料を受給して生活していますが、まもな...

  • いしちゃんのトラウマ(職場で)Ⅱ

    いしちゃん、根も葉もない流布と聞き流していればよかったものに、責任感と生来の真面目さから噂の真偽を調べたいを調査開始しました。「火災当時、帳簿上では在庫商品が1億相当があった。もしも流布する噂が真実ならばあるべき在庫商品の半分は何処へ消えたのか、それとも当初から半数しか無かったのか」いしちゃんは判らない事ばかりです。 勤務時間後に仕事柄何度も通いよく知る長年倉庫管理委託している会社を訪問しまし...

  • いしちゃんのトラウマ(職場で)Ⅰ

    定年に指折り数える齢となった頃、いしちゃんは東京本社に戻り財務部経理担当の役職に昇進しました。会社の役職組織図からすると中間管理職の上位クラスに位置する役職ですが部下社員も多く、責任も権限も重くなって多忙な日々を過ごしていました。いしちゃんのお宅は地下鉄と私鉄電車乗り継いで40分ほど掛かる千葉の郊外にあります。今、いしちゃんのお家に居るのは千葉のスーパーのお惣菜コーナーでパート勤務している妻の...

  • いしちゃんの回想(家族)~子めらと

    その後いしちゃんは別府→東京→室蘭→能代→東京→郡山→東京と転々と小刻みに異動しました。成長する子供等の学業の懸念から家族がいる東京勤務を除き、いしちゃん一人の侘しい単身生活でした。「そりゃあ、家族団欒生活を味わうと独り身生活は淋しく辛い時はある。気持ちが落ち込んだ時など尚更だ。そんな時、瞼に浮かぶのは愛しい妻と愛くるしい子供の笑顔。世話が焼ける幼子を育てて留守を預かる妻の辛苦を思い、歯を食いしばり頑...

  • いしちゃんの回想(家族)~愛児誕生

    四日市工場を囲う桜の枝は若葉となって、通路の砂利道には色褪せた花弁があちこちに飛び散っていました。いしちゃんは4月に主任に昇格し、四日市の工場へ異動して来ました。工場から徒歩10分の所に会社の社宅があります。三階建ての建物ですが間取りは2DKの造りで10部屋ほどあります。社宅の2階奥にある部屋がいしちゃん夫婦の新婚生活が始まりました。寿退社したみずきさんは専業主婦でおりますが、内職でも探そうかと...

  • いしちゃんの回想(家族)~婚礼まで

    みずきさんが勤務する営業所はいしちゃん働く本社には、電車に乗車して5駅目で、20分ほどで到着出来ます。金曜の休憩時間になると社内に置かれてるグリーンの公衆電話に駆け寄り、テレホンカードの残高に目を遣り話すいしちゃんを見受けます。馴初め以来、二人の恋仲は順風満帆に育まれ芽生えている様です。終業迫る時刻になると、いしちゃんは何度も時計に目を遣ります。今日も仕事終えて慌しく会社を飛び出します。今日の金...

  • いしちゃんの回想(家族)~馴初め

    いしちゃんは、職場にある山歩きの同好会に参加していました。年に4,5度近郊の野山をハイキングする社員親睦を目的とする同好会でした。いしちゃんは採用当初の6年間は本社勤務でしたので、独身の気軽さもあって休日出勤と重複なければ欠かさずに参加しました。電車とバスを乗り継いでの日帰りハイキングが多く、ワイワイガヤガヤとお喋り交わし歩き、おにぎり咥えて山々の眺望を満喫したものです。 26歳の誕生日過ぎた...

  • いしちゃんの回想(仕事Ⅱ)

    いくら会社上司からの命令でも、家族同様に働いてきた仲間に解雇通告しなければならないのは辛いものです。始りは、会社から送られ来たA版両面刷りのペーパー2枚を、恒例の朝礼に全文を従業員の前で読み上げ協力要請しました。その時の状況はざわめき動揺、狼狽といろいろあったのですが、就業前であった事もあり収束しました。会社の手順に従い希望退職者を募ったのですが、退職を希望する者は10名ほどで会社から指示され...

  • いしちゃんの回想(仕事)Ⅰ

    昭和天皇が御崩御なされて元号も昭和から平成へ移行した頃、日本経済はバブルに浮かれていました。地価や株価は青天井に上昇を続け、人々はどこまで続くのかと期待と懸念を持って見つめていました。社会は浮かれ、はしゃいで個人消費も旺盛で高額の商品がバンバン売れる時代でした。平成3年に遂にはバブルが弾けて景気後退期に突入し、平成5年まで続きました。バブル崩壊で20年余り続いた安定成長期は終わり、失われた20年...

  • いしちゃんの履歴書

    去年の11月の始め、お祭り日に集落高台に祭られている八幡様に参拝を終えて、いしちゃんのお家にお邪魔したことがありました。周囲の小高い雑木林には夕日の余光が射し込み、彩り多様に映る綺麗な夕暮れ時でした。隣人の朔美爺さんと二人、地酒の一升瓶とスーパーの買い物袋に入れた5、6個程の角餅と酒肴にと裂きイカ3袋を持参しました。お伺いするといしちゃんは喜んで迎えてくれました。「よう来てくれた。散らかってい...

  • いしちゃんのお宅

    いしちゃんの家で文明機器と云われるもの探せば、台所のちっちゃな炊飯電気釜、富婆さんから頂戴したマホービン、黒く 焦げ付...

  • 今年も いしちゃんは⁉

    今ではいしちゃん筋骨隆々の肉体と、真っ黒に日焼けし精悍な面構えで農夫らしく逞しくなりました。畑で鍬振るういしちゃんの 姿はす...

  • 今年も いしちゃんは⁉

    今ではいしちゃん筋骨隆々の肉体と、真っ黒に日焼けし精悍な面構えで農夫らしく逞しく なりました。畑で鍬振るういしちゃんの姿はすっかりと、ここの所の原風景に馴染じんでいて他所者などという地域民は誰ひとり ありません。嵐の晩に脆弱な身体つきで青白い顔に不安げな目つきで来訪した折の面影は消えて、今ではいしちゃんは集落に はなくてはならない農夫になっています。今朝も一人暮らしする富婆さん訪問して「おはよう...

  • 春よ来い

    小川の河原では つくしの坊主頭がはい出した 陽だまりの畔道を彩る 黄色いタンポポの花が揺れてる 紅いつぼみが膨らみ始めた紅梅の根元を オオイヌノフグリの淡い空色の小っちゃな花で囲み咲き乱れる 風の香りに誘われて なだらかな野道登り歩めば キャベツ畑の土手の袂に 淡い紫色のスミレの花一輪 もうすぐ みんな、みんな 眠りから覚める あそこの竹林でザワザワとざわめく 枝が竹葉が東風を泳いでる そこの...

  • 今日は立春、明日は正月

    暦では昨日節分、今日立春、明日は旧暦の元旦にあたります。万葉集には年の暦がたまたま正月元旦が立春と重なったことに光をあてて、詠まれた和歌があります。 新しき 年の始の 初春の 今日降る雪の いや重(し)け吉事(よごと) 【訳】新年の始めの、立春の今日に雪が降り、その雪のように良いことが重なるよう に。題詞に「三年の春正月一日に、因幡国の庁にして、饗を国郡の司等を賜へる新年の宴の歌一首...

  • 大騒ぎの兆しが

    ちっちゃい町が阿武隈高地の麓にある。その町は飛行船の上空から見下ろせば鬱蒼と繁る森に隠されている。地図を見てみればそれはひょうたんの様な形をしてる。阿武隈高地は比較的なだらかな地形した隆起準平原の山脈が南北に延びている。この町の町筋は概ね標高400mの処にあり、街が途切れる四方に長閑な山里が続いてる。阿武隈の山脈を源流としたせせらぎは森を抜けて至る所から寄せ集まり、清流となり桜並木続くトンネル潜...

  • 泣いてたまるか

    若き日に見聞きし体験して刻み込まれた記憶は、長い歳月を経ても忘却をしないものだ。決して受験勉強のように目的意識持って頑張った訳ではない。誰からか命令されて覚えたのでもない。おのずから覚えようと努力したわけでもない。完全にではないが一コマだけ、記憶の断片として覚えているのです。老年齢になると例え気合いを入れて学んで記憶に詰め込んでも、薄ら覚えの気まぐれな記憶は一晩寝ると消去する日常の繰り返しなん...

  • ある夜半の物語

    平成31年1月26日午後9時36分 今晩はやけに冷える、やたらと寒い。温度計は外気温マイナス6.4℃と表示している。ランタン翳して屋外に出れば、冷気沁みて肌がズキンと痛む。夕時小一時間ほどサラリと降った新雪に大地は薄く覆われている。東空には雲の切れ間から見え隠れする火星の輝きと冬の星座群。今夜は月の明かりが未だ昇っては来ない。小さな暗雲が次から次へと西風に乗って東の山陰に消えてゆく。あの喧騒消...

  • 今時、爺婆らの死生観

    ガラス越しの窓辺に写るのは軒先から垂れる氷柱、粉雪舞飛ぶ白銀の世界。ガッタンゴー ガタンゴトンと荒れ狂う真冬の嵐。未だ昼過ぎ間もないのに薄暗い。 こんな日は、置台が紅く錆色した石油ストーブの橙色した炎が殊更に愛おしい。ストーブの上のヤカンからはモクモクと白い湯気が立ち昇っている。時折障子を揺らしながらすきま風舞い込む殺風景な畳敷きの部屋。部屋の掘り炬燵を見慣れた爺婆が前のめり姿勢で四方を囲んで座...

  • 寂しい高齢者、施設へ来たれ

    母の日常生活は再三プログで紹介させて頂いておりますが、介護保険要介護度4の認定受け歩行困難、片手麻痺の母は土日祭日を除き、原則週5回ペースで近くのディサービスに通所してお世話になっております。母は衣食住ほぼ全介助若しくは一部半介助を必要としますので、日常生活は誰かに支援をいただかなければ生き永らえることさえ叶えません。私共自宅介護する家族にとっては、送迎までして頂けるディサービスの存在は有難く助...

  • こんなはずじゃなかった

    高齢者の中でも後期高齢者の方々は戦中、戦後と困難な時を潜り抜けて来た世代であります。しかしながら時代経過共に世相や家族の有り様が変容し、後期高齢者が若き頃に夢見た老後生活を送っているとは思われません。卒寿を過ぎた母世代が嫁いだ頃は、何処も彼処も二世代、三世代同居する賑やかな大家族が至極当然でした。それどころか爺婆、父母、兄弟姉妹、伯父伯母、甥姪と四世代、五世...

  • とある田舎の茶飲み話

    古希に手の届く齢になると、高齢者の先輩方と趣味や会合で会話する機会が増えて来ました。いつも話題に上るのは老人故に付き纏う病気の不安と親族や地域にまつわる他愛のない噂話です。「○○さんは平均寿命は疾うに越したのに、いつも元気そうでいいない」「いやいや、膝も腰も痛くて血圧も高くて、朝晩に薬何錠も飲んでんだ」「そうがい、○○さんは鍬持って畑仕事に精出...

  • 体に鞭打って働らかねば

    平成29年度版高齢社会白書によると、我が国の総人口は2016年10月1日現在、1億2693万人となっている。65歳以上の高齢者人口は、3459万人となり、総人口に占める割合(高齢化率)も27.3%となった。男性対女性の比率は約3対4となっている。また、高齢者人口のうち、「65~74歳人口」は1768万人で総人口に占める割合は13.9%、「75歳以上人口」は1691万人となっている。また、201...

  • だから こだわるのだ

    私の住宅敷地には日常生活する住まいと、2mほど目先の隣には数十年前までは暮らしていた築百数十年を経過するどっしり構えるトタン葺き平屋造りの古民家が建っていますが今は埃塗れですが物置として利用しています。古民家前にはアスファルト舗装があって、その先に雑草と藪に覆われた奇怪な箇所が存在しています。恥ずかしいことですが、我が家の狭小な庭なのです。庭木や花々を愛でる心は有しているつもりですが、亡父伝来...

  • 飛行機がお月様に!

    裏山の観音堂がある近くの杉林には、ゆうに樹齢100年は越したと思われる樅の古木がそそり立っている。この大寒近しこの季節、夕食終えて一日の思い巡らしならチョット一服とタバコ咥えて裏木戸から外の面へと足を運ぶ。時計の針は午後8時18分を指している。いつもの様にタバコの白煙が風になびき上空へ吸い込まれ消え去ってゆく。夜空を見上げると、主屋と物置小屋の狭い屋根間から上弦過ぎて満月途上の澄月の光が眼中に...

  • ずっと、見つめて来た

    東北の山峡にある中山間農山村では、何処を訪れても山裾際にへばりつくかの様に建てられている家屋がやたらと多い。共通しているのは家屋東側若しくは南側の玄関先の前方にある比較的平坦な土地に田園風景が続いていることです。阿武隈山系の山間にあるちっちゃな我が集落も小山と田畑に挟まれ、箱庭を造型したかのような家屋が数軒まばらに点在しています。我が家屋の裏手は崖地となっていて...

  • ちょっと一服天を仰げば

    愛煙家である所為もあるが、大空を見上げ天体を眺めることが好きになった。近頃は「自動喫煙の健康被害」から、公共施設などでは屋内喫煙は勿論、敷地内禁煙とするところが増えてきて、「チョット一服」と気軽にタバコを吸える無くなり、周囲からの冷たい視線もあって愛煙家には受難の世相となりました。我が家でも以前から妻子に責められ屋内喫煙は固くNOだと戒められて、家族平和のためにと堪えて雨にも負けず風雪にも耐え...

  • 今日は24年目の阪神・淡路大震災

    毎年この時期には必ずというほど、阪神・淡路大震災の火焔地獄図絵ような映像が流れ、大災害の恐怖と人間の驕りが如何に脆いものだったと実感させられました。光陰矢の如し、時の流れは早いもので指折り数え24回目の朝を迎えました。薄ら覚えの記憶断片なのですが、地震発生は火曜日未明と記憶するのですが、私は朝の速報ニュースで一報を知りました。通勤途上もマイカー運転しながらラジオの速報を聞き漏らさまいと耳を研ぎ澄ま...

  • 嘆きの吐露

    耐えて堪(こら)えて唇噛んで 握りこぶし隠しながら ひきずった能面顔に 強引に笑みを塗重ねた 悔しくて苦い想い出は 一つや二つ誰もが抱えているはず リセットできずに 闇をさまよい続ける想いは 時折現れて心を支配して ちょいちょいと悪戯する忘れがたい記憶を呼び戻し 淋しい心を揺らす寒風吹きすさぶ北風よ 心荒ぶ記憶を乗せて宙の果てに運び 消去しておくれ ...

  • 聞く耳持たぬぞ

    おいおい 電話の彼方で声するお嬢さん やめてくれないか どこで調べたか知らないが我の電話ベルを鳴らすの やめてくれ突然鳴り響く受話器には いつもいつも見知らぬあんたの勧誘電話いらだつやら不愉快さが募り 憎しみさえ沸き立つ 必要あらば おいら自分で探す 出向く 調べる 獲得するんだからそもそもに気に入らねえのは お嬢さんの素性も容姿も誠意も知らないどんなに優しく空声で装っても おらは聞く耳など持ち合...

  • おれも一人あんただってひとり

    私達は社会生活を営む中で、無人島で孤高の生活はいざ知らず、多数は人と人の関りの中で生き永らえている。食生活、血縁、仕事、地域、趣味、教育文化、宗教、行政等々と各々が心に幾多のポケットに包み隠し持ち、折々にポケットから出し入れしながら上手に世渡りして日常生活が繋がっている。時折ポケットを間違い憂鬱に陥ることもあるが、我儘な心模様は客観的に眺めれば、緩やかな放物曲線を繰り返していることが多い。現代で...

  • 招きもしないのに

    この厳冬の季節、阿武隈の落葉樹はあの薄緑色に覆われた真夏の眩しさや、錦織模様で織られた秋の爽やかさはない。落ち葉を地肌に蓄え、裸枝を大空全方向へ掲げて背伸びしている。きっと新緑となって花開くため根幹へ養分蓄えているんだろう。野辺の大地を隠していた雑草も今は薄茶色に枯れ果て、北風に晒され宙を彷徨っている。厄介者扱いされ邪魔扱いされたあの雑草でさへ旺盛な繁殖力の面影は今はない。土も水も凍る、吐息も白...

  • 愛しき者へエール

    ああ、愛しい者よ勇気を奮い敢えて憎まれ口をお前に伝言したい生き永らえ刻み込まれた懺悔から親爺が掴んだものを溢れんばかりの挫折と悔恨から零れた種子を集め拾い蓄えて来た棘鋭く辛く苦いものだがきっとお前の明日をでっかくする糧と信じるからこそ咀嚼して欲しい誤解はするなよ 親爺の戯言でお前を覊束...

  • とてもついていけない、取り残される

    総務省「平成29年度版情報通信白書」によると、2016年の世帯における情報通信機器の普及状況は、「モバイル端末全体」及び「パソコン」の世帯普及率は、それぞれ94.7%、73%となっている。また、「モバイル端末全体」の内数であるが「スマートフォン」は、71.8%までとなり、更に拡大普及している。また別調査であるが、NTTドコモモバイル社会研究所は、2018年1月のシニア調査の結果として、60世代のス...

  • 老いても、それでも母子

    母は昨年の7月に誕生日を迎えて卒寿の齢に達しました。既に何度もプログで紹介させて頂いておりますが、還暦過ぎた62歳の桜散る頃くも膜下出血を発症し、緊急手術で一命はとり止めたもの重度の後遺症で身体障がい者手帳2級(右手全廃、右足著しい障害)を受ける身となりました。現在は介護保険要介護度4の不自由な身体ですが自宅から週5回ディサービスに通所して元気に生活をしています。介護者も代替わりして配偶者(亡父...

  • いのししが主役、人間は脇役

    新年を迎えて干支は十二支循環暦で最後にあたる亥年となりました。私は例年大晦日には玄関先棚上に質素ですが花飾りと干支の張り子を飾ります。今年の大晦日には戌の張り子から亥の張り子へバトンタッチしました。しかしながら今年は亥を飾ろうか、飾るの止めようかと躊躇をしました。勿論躊躇する理由があるのですが、それは現在阿武隈山系西側山麓一帯の農山村ではイノシシ被害に困り果てているのです。私の地域でも同様でそれ...

  • どっち「せっかち症」それとも「先延ばし病」

    9か月ぶりにプログを更新させて頂きました。秋終いも終えてやっとパソコンに対座してプログ投稿出来る季節がやって来ました。ご無沙汰致しました、桜咲く頃までの期間限定投稿かつ不定期更新でありますがプログ発信を続けたいと考えております。今年もよろしくお願いいたします。 なんでこんな寒い時期にしなきゃならないと思いな...

  • 薄紅色眩しいしだれ桜咲く里

    今年の日本列島は3月下旬から気候が温暖なこともあって、桜前線は4月前に福島の地まで北上して来ている。今年は学校に咲く桜花が緊張して登校する新入生を心和ましてくれるかも知れない。日本人は老若男女、貧富差など超越して、桜が開花すると不思議に心が昂ぶり安堵感が起こるのです。万葉集が詠まれた古から現在に至るまで私達の桜花への愛慕は引き継がれているのです。我が町に桜前線の便りいつ届くのかと、狭庭に植えた...

  • 阿武隈高地の懸念

    半世紀前になるのだが学んだ知識で、記憶の断片として残っていることがある。中学校か高校だったか忘れたが地理か地学の授業で阿武隈高地は老年期に属する地形で中国山地や北上山地と類似する比較的安定な地盤と考えられ、従来から地震による被害の少ない地域なのだと習った。あの日以来、阿武隈高地は地震に強い地盤だから大丈夫と信じて生きて来た。阿武隈山地の山容は隆起準平原で、高地部は全体的に比較的なだらかな地形が...

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