アート系・インディペンデント系の海外映画を中心に、新旧問わず感想や考察を綴っています。
侍タイムスリッパー / ザ・ウォッチャーズ / ドント・ウォーリー・ダーリンなどの感想書き散らし
2025/4/14~2025/4/20 ザ・ウォッチャーズ www.youtube.com ※下記ネタバレを含みます。シャマランの娘による初長編監督作。思ったよりもウェルメイド感と"シャマラン味"があって、個人的には今後に期待が持てる。ファンタジーはあまり得意なジャンルではないし、妖精がどうのこうのっていうのは興味無いのだが、伏線の張り方や映像の美しさが際立っていて好きだった。ダコタ・ファニングがだるそうなのも好き。主人公が過去のトラウマや、双子の姉との関係を通して自分自身と向き合っていく話。姉妹がいることは序盤で明かされるのだが、それが双子というのはラストにわかるという展開は上手い。ウォッチ…
ミッキー17 / トラップ / スピーク・ノー・イーブル / ブラック・ミラー シーズン7などの感想書き散らし
2025/4/7~2025/4/13 トラップ www.youtube.com ここ最近のシャマラン映画の中ではトップクラスに面白いと思う。伏線的なディテールも丁寧で、ジョシュ・ハートネットの演技も素晴らしい。サイコパスでありながら父親でもあるという両面が抱えるハラハラに、観客が共感できるような脚本の作りもとても良い。(なぜ私たちはシャマランの話をするとき、こんなにも偉そうになってしまうのか?)先日『ポップスター』でナタリー・ポートマンのあり得ないほどダサいコンサートシーンを見た直後だったので、シャマランの娘・サレカが今どきのティーンに確かに人気が出そうな華を持っているのもその見せ方もすごくよ…
シークレット・オブ・モンスター / ポップスターの感想書き散らし
シークレット・オブ・モンスター www.youtube.com ブルータリスト鑑賞を機にブラディ・コーベットの過去作を鑑賞した。こちらも映像としてのルックがかなり良い。町山さんがブルータリストの解説でも言っていたことだが、監督自身も何か親子の関係や幼少期にトラウマがあるのではないかと思う描写が多かった。(この作品が彼の個人的なものと捉える必要はないとも思うし邪推かもしれないが、初長編とのことで何か特別な思いはあるだろう)特に興味深かったのは母親のキャラクタ―だ。女は子供を産んだだけで自動的に「母親」になれるわけではない。そもそも主人公の母親はこの結婚も望んだものではなかったのだろう。旦那がもう…
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