至道無難の慈悲(愛)
◎慈悲を行って慈悲の作為がなければ、既に仏になっている至道無難は、心はもともと何もないが、その姿を仏、神、菩薩と呼ぶ。その心の変化の相は、第一に慈悲、そして和、そして素直である。最初に慈悲が出るのが特徴で、慈悲は別名“愛”である。仏と云い、神と云い、菩薩と云い、如来と云う。色々有り難き名は、人の心をかへて云う也。心本(もと)一物もなし。心の動き、第一、慈悲なり、和なり、直(すなお)也。(『即心記』奥書)じひ(慈悲)するうちは、じひに心あり。じひ(慈悲)じゆく(熟)するとき、じひをしらず。じひしてじひしらぬとき、仏といふなり。(『即心記』)※コメント:イエスは、マタイによる福音書第六章で、どのようなことが善行であるかを説明している。「自分の義を、見られるために人の前で行わないように注意しなさい。もしそうしな...至道無難の慈悲(愛)
2024/09/30 03:36