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金融商品を売らないFPのブログ https://www.kakeinopartner.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/

金融商品を販売しないFP事務所「あなたの家計のパートナー」がお金や仕事や将来の不安に関することなどを気ままに書き記していきます。地道に資産を形成し人生を豊かにしていくためにどうしたらいいかというようなことをメインに書いていきます。

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2023/06/11

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  • 年収の壁103万円の引き上げについて

    皆さん、こんにちは。 今日は日本海側で大雪が警戒されるというニュースが出るほど日本列島は寒いですね。朝起きるのがつらくダラダラと布団の中でヌクヌクしてしまうのでいけないなと思いつつダラダラしてしまいました。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?年の瀬も迫り、私の家の近所のスーパーではクリスマス用の加工食品を売っている傍らでお正月用のかまぼこや伊達巻に栗きんとん、ハムやチャーシューが売られています。スーパーの「売り込むぞ!」という姿勢がたくましく、我々の消費を支えてくれているな、ということをひしひしと感じました。 さて、今回取り上げるのは年収の壁の一つである「103万円の壁」を引き上げることを自公国の幹事長会談で確認し補正予算を衆院で可決したというニュースが出たのでこの話題について考えます。今年10月の総選挙で自公が過半数割れし、対抗軸である立憲民主党が大躍進とまでいかない微妙な政治状況に丁度よく割って入ってきたのが国民民主党でした。その主な政策提言である103万円の壁の178万円への引き上げとガソリン税における二重課税の撤廃が国民に支持され、最近はこの話題が大いに盛り上がっています。そして103万の壁の引き上げをするという第一歩を踏み出しました。 しかし、今朝の朝刊を見てみると自公は123万円に引き上げるということでどうでしょうかとする案を国民民主に提示したとのことです。国民民主は当然のことながら「話にならない」と拒否しているとのことでした。当初は自民党の税制調査会が技術的に難しく事務的な手間もあるので2026年以降の検討事項とする、としていたのが2025年から引き上げる、ということに変わったので一歩前進したなという印象でした。しかし、なんだかんだ言い訳をしながらまずは1995年からの物価上昇が2割だったので123万円から始めましょう、と提言しているわけです。国民民主は1995年からの最低賃金が73%上昇しているのだから178万円に引き上げなければいけないと提言し議席を増やしたわけです。 これからこの問題がどのようになるのかは国民の関心事です。なぜならば自分の手取りが増えるから直接的な影響が出るからです。国民の関心を政治家が見誤って悪い印象を与えると来年夏にある参院選に相当な影響があることでしょう。もし今、自公が提言123万円の引き上げが国民にとって最も最適な引き上げ金額だというのなら是非押し通してほしいですね。選挙

  • もっと!暮らしを応援TOKYO元気キャンペーンが始まります

    皆さん、こんにちは。 師走に入り世の中が一気に年末モードになってきましたね。街の商業施設ではクリスマスの曲が流れ、クリスマスチキンの予約を促す飲食店やコンビニなどの広告をよく目にします。その一方で正月用のおせちの予約販売の広告もよく目にします。さすが日本、八百万の神がいる国ですから宗教や慣習も入り混じって商魂たくましいのは良いことだと思います。 さて、今回ご案内するのは「もっと!暮らしを応援 TOKYO元気キャンペーン」という東京都の店舗で各種QRコード決済を行なった場合、最大10%ポイントが還元されるというキャンペーンです。以前にも同様のキャンペーンがあったのでご存じの方も多いと思います。このキャンペーンが来週から始まりますのでこのブログでご紹介します。

  • 年末調整と確定申告について考える

    皆さん、こんにちは。 毎日ニュースを見れば「大谷翔平」を見ない日がありません。MLBでナショナル・リーグのMVPに満票で選ばれました。2年連続のMVP選出、アメリカン・リーグとナショナル・リーグでの受賞が史上2人目の快挙、3回目のMVP選出は7回受賞のバリー・ボンズに次いで2位タイ、MVP選出にあたって全て満票での選出などただただスゴイとしか言いようがありません。 日本では侍JAPANがプレミア12において全勝で決勝まで勝ち上がり今夜台湾と戦います。スポーツ好きの私としては楽しみが尽きません。皆さんはいかがでしょうか? さて、今回は年末調整と確定申告について考える、というお題で書いていきます。 一般的にサラリーマンの方やパート労働者など会社などから給料をもらっている方たちは11月中下旬までに年末調整の紙を書いて出してくださいと言われると思います。あまり意識していないと思いますが以下の3つの書類を提出するはずです。 ①扶養控除等(異動)申告書 ②基礎控除申告書兼配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書 ③保険料控除申告書+控除証明書等 ほかにも該当する方の場合は住宅借入金等当別控除申告書や源泉徴収票などを会社に提出します。そうすることで会社が皆さんに代わり申請をすることで払いすぎた税金を還付してもらう手続きをしてくれます。画像で出していますが「扶養控除」「社会保険料控除」「生命保険料控除」「地震保険料控除」以外にも給与収入から所得税の軽減に関わる15の控除のうちほとんどの控除が年末調整でできます。

  • どこかにビューーンを使って新潟に行ってみた

    皆さん、こんにちは。 このブログでJRE BANKの特典がかなりお得だということを取り上げてきました。今回はその特典を使って実際に旅行に行った話をまとめてみます。11月3日~4日にかけて旅した内容を写真でご覧いただければと思います。まず初っ端は前日に行なわれたルヴァンカップでPK戦の末に負けてはしまったのですが素晴らしい戦いをしたアルビレックス新潟を称える幟が立っていたので写真に収めました。ゲルマン民族の大移動ならぬ新潟県民の大移動が前日に行なわれていたそうで悔しかったのだろうなと思いました。

  • 国民民主党が提言する「年収の壁103万円→178万円」を考える

    皆さん、こんにちは。 先の総選挙で与党である自公連立政権が過半数割れとなり今後どのような政権になるのかは今のところ未定です。そんな中、大躍進を果たした国民民主党が注目を集めています。その中で「手取りを増やす」をスローガンに選挙を戦っていた国民民主党が年収の壁を現在の103万円から178万円に引き上げることを提唱しています。これが仮に実行されると税収が7~8兆円減収になると林官房長官が見通しを述べました。 つまり平たく言うと国民にとっては減税効果があるということになります。我々にとっては喜ばしいことですね。しかし、どのような制度で実現するのかは全く未知数なので現時点では何とも言えません。それであれば現行の「年収の壁103万円」とはどのようなものなのかを確認してみましょう。

  • JRE BANKの特典② どこかにビューーン!を使ってみた

    皆さん、こんにちは。 前回のブログでJRE BANKの特典が届いた実体験を書きましたところかなりの反響があったので第二弾として実際に使ってみたエピソードを書きます。今回はどこかにビューーン!はどのようにして使ってチケットをGETできるのかというやり方をご紹介します。 ※JRE BANKの特典についてのブログはここをクリック 使い方について説明します。 まずは「どこかにビューーン!」のサイトに行ってください。

  • JRE BANKの特典が届き始めました

    皆さん、こんにちは。 今日は久々に寒くて気温は20℃を切りました。月曜日は蒸し暑かったので落差が激しくて体調を崩しかねません。私は暑がりなのですが夜寝るときにいまだにタオルケットを使っております。さすがに今朝は寒かったので鼻風邪をひいてしまいました。体調管理にはくれぐれもお気を付けください。 さて、今年の5月からJRE BANKが始動しました。株主優待よりもこちらの特典の方がお得ということで口座開設者が増えたということは以前のブログで取り上げました。その特典の初回認定日が8月25日だったので、口座開設者である私が実際どうなっているのかをレポートします。

  • デジタル給与払いが始まりました

    皆さん、こんにちは。 本日9月26日の日経平均株価は1055円37銭高の38925.63円となりました。久々に大幅な上げを見せましたね。このまま上がり続けるかどうかがわからないのが株式取引なのでご自身の責任の範囲において投資活動をしていただければと思います。 さて、昨日は25日で一般的な会社だと給料日に設定されることの多い日です。実際、私の家の近所のATMは預金引き出しで大行列を作っておりました。今年から新札に変わったわけですが、まだまだ現金派の方が多いということを体感しました。 そんな中、昨日からデジタルマネーによる給与の支払いが始まりました。法律は昨年可決していたのですが申請をして認可された現時点で唯一の事業者であるPayPayを利用してデジタルで給与を受け取ることが可能になりました。「現時点で」と書いたのはほかにも●●Payを運営している会社があり、まだ正式な認可を受けていないということです。いずれはサービスが利用できるようになるはずです。 給与のデジタル払いを企業が導入するには従業員との間で労使協定を結ぶ必要があります。どの企業でも使えるわけではないので会社がこの仕組みを導入しているかを確認してみてください。デジタル給与を受け取れる上限の金額は20万円までとなっております。私が思うにパートやアルバイトなどで働く人たちは月20万円以下で働く人たちが多いと思うのでこのようなサービスを利用される方は多いかもしれません。私も学生時代にアルバイトをたくさんやりましたが、○○銀行の預金通帳でしか給料の支払いができませんと言われて通帳を作ることが多々ありました。このような無駄な作業をデジタル給与払いで解消できることでしょう。 だんだんとキャッシュレス社会になってきて給与の受け取り方にも多様性が出てきました。昭和の時代は現金手渡しが基本でしたが府中で起こった3億円事件をきっかけに1975年に銀行口座振り込みが1998年に証券総合口座への振り込みが認められるようになりました。時代のニーズに合わせて変容してきたことがわかります。自分にとってどの受け取り方がベストなのかを自分自身で考える必要が出てきたということでしょう。 今回の記事がタメになった、面白かったと思われた方は下のボタンをポチっと押していただけると幸いです。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。 にほんブログ村

  • 自民党総裁選で話題になっている解雇規制緩和って何?

    皆さん、こんにちは。 今日は9月18日ですが東京都心で35度以上を記録して過去最も遅い猛暑日になったそうです。暑さ寒さも彼岸までとは言いますが猛暑日ってすごいですよね。内勤で冷房の効いた部屋で仕事をしている分には影響はありませんが工事現場など外で仕事をしてらっしゃる方は体調に気を付けていただきたいと思います。 さて、先週に自民党総裁選の告示が9月12日に始まりました。投開票は9月27日に行なわれます。テレビやラジオなどで総裁選の候補者による意見表明や討論会などが行われています。このブログでは誰になったらいいとかそういう話はしません。皆さんの生活に関わりがありそうなトピックで言うと解雇規制の緩和ってなんだろう、ということについて取り上げることにします。 そもそも日本は高度経済成長のころから人材を会社につなぎとめるために独特の雇用制度をつくりました。終身雇用、年功序列、企業別労働組合がこの制度の特徴です。日本の経済が絶好調だった時にはこの制度が絶大な力を発揮しました。「ジャパン アズ ナンバーワン」を著したエズラ・ボーゲルが日本的経営を評価していました。しかし、バブルが崩壊し成長が止まってしまい日本的経営も制度疲労を起こしてうまく機能しなくなりました。「失われた30年」という言葉がありますがまさに日本的経営の負の側面が出てきたことによるところが大きいのです。 そんな事情を踏まえてということになりますが「解雇規制の緩和」という政策になって表れたと理解してよいでしょう。声高に宣言した小泉進次郎議員は「解雇規制の緩和ではない」としきりに言ってますが出馬表明の時に解雇規制を見直すと言ってます。いずれにしても昭和型の雇用政策は令和の時代にマッチしていない。だからこそこの時代にマッチした雇用政策を打ち出したい、ということのようです。 ここで考えたいのが正社員になると生活は安泰で社会的ステータスが上がる、というのが幻想だったのではないかということです。バブル以降、人件費抑制のためリストラが横行しましたが実質的に解雇のようなものだったわけです。終身雇用制度があるのでうかつに正社員を採用すると後々困るので派遣社員などの非正規雇用を企業は増やしていきました。これで何とか企業は利益を確保していったのが失われた30年だったのではないでしょうか。しかし経済がグローバル化して日本の常識が世界の非常識になるガラパゴス化があらゆるところで散見され、

  • 改めて考える積立投資

    皆さん、こんにちは。 昨日の9月4日は日経平均株価が1638円70銭下げて37047円61銭となりました。1か月振りの大幅な下げ幅だったのでびっくりされた方も多かったのではないでしょうか?8月5日に令和のブラックマンデーと言われる過去最高の下げ幅(下落率では過去2番目)を経験しているのでそこまで慌てることはなかったかもしれません。株価に上下動はつきもので乱高下もあり得るということです。 ここで改めて積立投資について考えてみたいと思います。冒頭の画像は積立投資の時に必ずと言っていいほど出てくる「ドル・コスト平均法」という考え方です。毎月定額で購入することで高いときには少なく、安いときは多く購入することで平均購入単価を抑えるというものです。決まった量を購入(定量購入)する場合は、その時々で値段が違うので平均購入単価が高くなってしまう可能性があります。投資に対するスタンスは人それぞれだと思いますが、投資初心者で長い時間をかけてお金を育てようという意欲のある方は「ドル・コスト平均法」で資産を形成されるのが難しくなくて良いのではないかと思い、改めて紹介しました。 積立投資をすると将来どのようになるのかを確実に予測するのはほぼ不可能です。しかし大まかな目安が欲しいというのは人情だと思います。そこで「126の法則」という考え方をお伝えします。これは「投資信託などで積立投資をした場合、どのくらいの運用利回りでどれくらいの期間運用すれば資産運用額が投資元本の2倍になるのか」を計算しやすくしたものです。 126÷運用利回り=運用資産が元本の2倍になる年数 126÷運用資産が元本の2倍になる年数=元本を2倍にするために必要な運用利回り 例えば30歳の方が今年からNISAのつみたて投資枠を活用して30年後に運用資産を倍にしたいと考えたとしましょう。この場合は以下の式から 126÷30年=4.2%の運用利回りが必要 このようになります。

  • 収入保障保険ってご存じですか?

    皆さん、こんにちは。 昨日の東京の雨はすごかったですね。マンホールのふたが宙に浮くくらいの雨量って漫画とかでしか見たことないので、その場に遭遇したら危ないなと思ってしまいました。温暖化で日本も亜熱帯気候になってしまったのかもしれませんね。まだまだ酷暑なので今回と同じようなゲリラ豪雨は今後もあるはずなので心の準備と雨具の準備をしたいと思いました。 さて、今回取り上げるのは生命保険の一種である収入保障保険です。名称を聞いたことはあるでしょうか?保険に詳しい方は知っているかもしれませんが、そんなに知っている人はいないと思います。保険は一般的に死亡を保証する定期保険が知られています。このブログでも「貯蓄は三角、保険は四角」という内容で取り上げました。 そもそも結婚して子供が生まれたらその子供が大人になるまで親は子育てをし、教育を受けさせなくてはいけません。子供が育つ前に親がなくなってしまった場合、その後の生活費や教育費を補うために死亡保険は存在します。死というリスクに備えるということです。この資金を貯金で賄うためには年数をかけて貯めていかなくてはいけません。貯めている間に死んでしまったら生活費や教育費を補うことはできず家族は路頭に迷ってしまいます。だからこそ、すぐに保障がが受けられるように死亡保険に加入すれば万が一の時にも保障が受けられるわけです。 ここで収入保障保険は何のためにあるのかを考えるために下の図をご覧ください。

  • 自分のお給料から税と社会保険をいくら払っているか知っていますか?

    皆さん、こんにちは。 本日は79回目の終戦記念日ですね。英霊の御霊に現在の日本の繁栄の礎を築いていただいたことに感謝をしましょう。これだけ平和だとそれが当たり前になっていますが困難な時代を乗り越えて今があることを忘れてはいけないと思いました。 8月に入っていろんなことがありましたね。8月5日の「令和のブラックマンデー」は新しいNISAが始まり投資を初めてやるという人が増えた年だったのでショッキングな出来事に思った人は多くいたのではないでしょうか?でも蓋を開けてみると株価は戻ってきているので継続的にコツコツと積み立てを続ける意義を身をもって体感された方も多いと思います。株は上がりっぱなしも下がりっぱなしもないので覚悟を決めたらコツコツ積立投資を継続していってほしいと思います。 さて、今回取り上げた内容は「自分のお給料から税と社会保険をいくら払っているか」ということです。私もサラリーマンを14年ほどしていたので実感としてありますが税金をいくら払って社会保険料の負担がいくらかなど、全く知りませんでした。給与明細をしっかり見ればわかることなんですが、そんなことに興味を持っている人は少ないのではないでしょうか?一番大事なのは使えるお金がいくらあるのか、ではないでしょうか? FPになる前の私は毎月決まった給料が安定的に自分の口座に入ってくるのでATMでいくら残っているかにしか興味がありませんでした。その頃は投資などしていませんし貯金という概念もありませんでした。まさに「宵越しの金は持たぬ」を地で行ってました。しかし、そんな私もサラリーマンを辞めて独立すると毎月決まった金額が口座に振り込まれる訳でもなく納税は確定申告をしなくてはいけません。そうすると社会保険料がいくらで(社会保険料控除というのがあるのでしっかりいくら払ったかを認識します)納税額はいくらとはっきり認識するようになりました。 そうするとこの税金はどのように使われているのかを意識するようになり政治を見る目も変わってきました。この意識が日本人は希薄だから政治家が何しようが気にしないのではないかと思いました。昨日、岸田総理が9月の総裁選不出馬を決めましたが一般の人には「だから何なの」くらいの印象しかなかったのかもしれません。 だからこそ今一度、自分の給与明細をしっかり見てください。社会保険料(健康保険と年金)と税金(所得税=国に納める税、住民税=自分の住んでいる自治体に

  • 日銀が政策金利を0.25%に引き上げ

    皆さん、こんにちは。 パリ・オリンピックが開幕し日本の選手たちは大活躍していますね。時差がサマータイムなので7時間あるので昼夜が逆転した中での観戦なので眠いのを我慢してTV観戦している人も多いのではないかと思います。前回の東京と違い時差の問題が大きいのでオリンピック熱はあまり盛り上がっていないのかな、と私の周辺を見ていると感じます。CMでも「オリンピック観戦は大きなテレビで」とかビールなどのドリンクのCMなど出稿数が少ないなぁと感じています。企業側の熱も前回より冷めてるなと感じます。 さて、そんな時流の中である7月31日に植田和男日銀総裁が政策金利を0.25%に引き上げると発表しました。マーケットが大きく動きました。為替は円高に振れて、日経平均は前場の前日比マイナスから大きく上昇しました。ニュースでは金利のある世界に戻り正常化しようとしています、という論調で報じておりました。 実際、異次元緩和の時代から正常化するように戻そうということなのかもしれません。そうなのかもしれませんが私の意見としては金利上昇とは景気の引き締めに行なうものだという認識があるので違和感を感じます。アフターコロナ以降は景気が回復してきた印象は確かにあります。街に人が溢れ消費が上向いてきた印象もあります。しかし前回のブログでも書きましたが物価上昇に賃金上昇が追い付いていないので景気が良くなったかというとそんなことはないと思います。 このようなタイミングで景気にブレーキを掛けるのはどうなのかなと私個人は懐疑的に見ています。例えば金利上昇と聞くと容易に想像がつくのが住宅ローンの金利上昇です。特に日本では低金利やゼロ金利時代が続いたので変動金利による借り入れが大半です。7割強あるそうです。今回の政策金利の上昇ですぐに変動金利が上昇するわけではありませんが、近々上がるのは確実でしょう。 植田総裁も住宅ローンのことに触れていました。言い分としては「政策金利上昇に伴う変動金利の上昇は考えられることですが大半の金融機関は5年ルールが存在するのですぐに返済額が上がるわけではない。実際に返済額が上がるタイミングには賃金が上昇するので実際には負担は減るはずです」といった内容のことを記者会見で話していました。 これって「捕らぬ狸の皮算用」じゃないかと私は思いました。実際にそうなるかもしれませんが鵜呑みにして信じるのもどうなのかなと聞いておりました。この先どうなるかを

  • 物価は上昇し賃金は実質マイナスが続く

    皆さん、こんにちは。 来週の金曜日はいよいよパリ・オリンピックが開催されます。前回の東京オリンピックでは日本選手が大活躍したので今回もたくさんのメダルを取っていただきたいと心から願っています。しかし、今回は全くオリンピックが盛り上がっていないと私は感じていますが皆さんの熱量はいかほどのものでしょうか?いずれにしろオリンピックは確実に開催されるので頑張っていただきたいと思います。 さて、今回は「物価は上昇し賃金は実質マイナスが続く」ことについて書きます。早速今日19日に総務省から発表があった6月の消費者物価指数が前年同月と比較して2.6%上昇しました。コロナが明けて物価は上昇を続けていますが、まだまだ上昇しているということがわかります。この消費者物価指数は物価剣道の激しい生鮮食料品を除いた物価指数で上昇が顕著だったのが電気代で13.4%も上昇したそうです。電気代やガス代の負担軽減策が縮小した影響が大きいですね。 これに対して賃金の方ですが前年同月より1.4%減り過去最長を更新する26か月連続のマイナスを記録しています。今年の春闘は賃上げ春闘だなどとマスコミが景気良く報じていました。しかしあれは日本を代表するような大手企業が賃上げをしたということであって、日本の99.7%を占める中小企業までは賃上げが進んでいないので生活実感としては豊かになったという実感が乏しいと言えるでしょう。 これらの問題は政治が絡んでくるので我々がどうこうするというと選挙に行って誰かを当選させるか落選させるという意思表示しかありません。給料を上げてもらおうと一生懸命頑張ったところで取引先が値上げを飲んでくれないと、あるいは経営者が利益を従業員に還元してくれないと賃上げは行われません。自分でできることには限界があります。そうするとできることは何かを考えると収入に見合った支出を検討して無駄な出費を抑えて賢い消費を行なうことです。そして貯蓄を作ること、その中から少しでも投資をして資産を増やすことを自己責任で考えなくてはいけない時代なのだ、ということを強く実感します。皆さんも自分事として捉えて自分ができることを地道にやっていくことが大切になります。それでは今回のブログはこれで終了します。 今回の記事がタメになった、面白かったと思われた方は下のボタンをポチっと押していただけると幸いです。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。 にほんブログ村

  • 日経平均株価が41,000円を突破しました

    皆さん、こんにちは。 ここ最近は異常な暑さですね。今日は多少落ち着きましたが40度近い気温っていったい何なんですかね。 昨日はあまりに暑すぎてボーっとしてしまったのか麻仕事に行く前に電気シェーバーで髭を剃るのを忘れて、そのまま出かけてしまいました。汗を拭くのにハンカチで顔を拭ったらジョリジョリして「やっちまったな」と気付いたのでありました。こんなドジをされた方はいらっしゃるでしょうか? さて、本日7月9日に日経平均株価が41580.17円(前日比799.47円高)と過去最高値を更新しました。株価だけを見ていると景気がよく明るい話題でしたね。アメリカのS&P500指数も前日に5572.85と過去最高値を更新したということで日米絶好調といったところでしょうか? アメリカはコロナ以降に激しいインフレで急速に金利を上げて抑制していました。このインフレがゆっくり下降して着陸するソフト・ランディングするのではないかということを織り込んでいるのでリスク資産に資金が回ってきていると言われています。 こんなタイミングなので今年からNISAを始めた方は資産が増えているのでうれしい限りではないでしょうか?しかし、株価というのは上がりっぱなしということがないので一喜一憂することなく 長期・定額・積立・分散 を心掛けてひたすら積み立てていくと資産を大きくできる可能性が高まりますので頑張って継続してください。この辺の内容は以前ブログにまとめましたのでこちらもご覧ください。→こちら それでは今回のブログはこれで終了します。 今回の記事がタメになった、面白かったと思われた方は下のボタンをポチっと押していただけると幸いです。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。 にほんブログ村

  • NISAやiDeCoが浸透してきたと実感

    皆さん、こんにちは。 今日は早朝スルーでゴルフのラウンドでした。御殿場まで行ったのですが雨が止む予報に反してラウンド中はずーっと小雨でした。小雨だけではなく濃霧が出て前が全く見えないホールが3ホールくらい続いて久々に困ってしまいました。ゴルフが終わり家に帰ってきたらピーカンの晴れだったので標高の違いなのかなと思いました。 今回ゴルフに行った仲間が1年ぶりのラウンドだったのですが行きの車で最初に話題になったのがNISAとiDeCoでした。以前は投資に関する話など全く出てこない仲間だったのでここまで浸透したのだなと強く実感しました。こちらがFPだということを知っているので質問も兼ねていろんな話をしました。 このメンバーは中学時代の野球部のメンバーで、どちらかというと宵越しの金は持たないことを信条とする連中だったので各種マスコミでNISAを特集した効果というのは大きかったようです。分散投資や積み立て投資、ドルコスト平均法など投資の基本は押さえていたので本を読んだりYoutubeをみて勉強したのだと思います。 まずは自分がやってみようかなという無理のない金額で小さく始めて慣れてきたら金額を増やせばいいのかなと思います。今のところ株価は右肩上がりで大きく下げることがないので投資の基本を忠実に守れると思います。しかし、大幅に暴落した時に投資に慣れていないと慌ててしまい暴落した時点で売ってしまうことが予想されます。これをやってしまうと損が確定してしまいます。実は暴落の時ほど買いのチャンスなのです。安く大量に買うことができるので値段が上がったときに儲けが増えるからです。 直近の大暴落は2020年のコロナ・ショックでした。この時に投資を経験していた人はそこまで多くないと思います。私は投資を開始してから12年たちますが元本割れしたのはこの時が初めてでした。それまでにもちょこちょこと下落のタイミングがあったのでストレス耐性が身に付いていたので元本割れをしても全く狼狽することなく定時定額の積み立て投資を継続しました。大暴落のあとはそれ以上の高騰があり、上下動を繰り返しながら右肩上がりになっているのが現状です。資産も当然増えています。 また暴落することは当然あると思いますが10年単位の長いスパンで見れば結果として増えることの方が確率は高いです。絶対上がるとはいえないので怖いと思う方は投資はやめた方が良いです。しかし、インフレ経済を実感する

  • 住宅ローンの固定金利と変動金利って何?

    皆さん、こんにちは。 6月に入りました。これからジメジメとした梅雨を迎えると思うと嫌な気分になりますね。私は家庭菜園をしているのですが、この梅雨時のシトシト雨が作物には大事なんです。この時期にどんどん成長して夏になると収穫期を迎えます。今年は多品種少量生産を心掛けて色んな作物栽培にチャレンジしました。収穫が楽しみです。 さて、今回この話題を選んだのは日銀のマイナス金利政策の解除以降に金利が上がったというニュースをよく目にします。それに伴って住宅ローンの話題がよく取り上げられます。住宅ローンを組んでいる方も多くいらっしゃると思いますが、自分にとってどんな影響があるのか何かと不安を抱えている方も多いと思います。そこで基本的なことを確認する意味を込めてこちらのブログで取り上げたいと思います。そもそも住宅ローンには大きく固定金利と変動金利というものがあります。 まずは固定金利について説明します。その名の通り固定金利とは住宅ローンを借り入れるときに金利が固定されることです。一般的には元利均等返済といって返済額が常に一定になる返済方法を選択されます。金利が固定されるので20年や30年という長い期間に金利の変動があっても返済の利息は固定されます。支払額が一定になるので安心感があります。デメリットとしては借入金利が高めになります。金融機関からすると貸出後の金利上昇リスクを織り込んで高めに設定しないと損を被る危険性があるから高めに設定されるということです。 次に変動金利について説明します。これは固定金利とは逆に借入金利がその時々の金利の状況に連動して変動するということです。こちらのメリットは固定金利に比べて金利が低いということです。だから変動金利でローンを組む方が圧倒的に多いです。デメリットとして5年に一度金利の見直しが行われて貸出金利が上がったり下がったりします。そうすると支払額が常に一定というわけにはいかないので減る分には問題ないのですが上がってしまうと返済額が増えるので困ってしまいます。一応125%ルールというものがあって現在返済している額から125%以上返済額が上昇しないようにするというのがあります。しかし125%以上上昇した利息分を返済金額に充てるので元本部分の返済が遅れます。その分は最終的に免除にはならずに返済しなければいけません。一応と書いたのは一部金融機関にはこのルールがないので借り入れるときに確認してください。

  • 賃上げムードになっているのに生活の質が向上しないのはなぜなのか?

    皆さん、こんにちは。 アベノミクス以降、政府が企業に賃上げを要請して久しいですね。景気を上向かせる政策を実行するので増えた分は賃金で還元してくださいね、ということを継続してきました。コロナ禍があって停滞した時期もありましたが岸田政権になって賃上げ率が以前に比べて大幅に上昇しているとマスコミで報じられています。例えば5月20日に経団連から発表された大手企業の2024年春闘の第1回集計による結果は賃上げ率が5.58%(19,480円)でした。前年が3.91%(13,110円)だったので大きく上回っています。引き上げ額に関しては1976年以降で最高だったそうです。これだけを見てみるとかなり景気が良い印象を与えますが家計の状況をみてみるとそういった実感がないのではないでしょうか?なぜこのようなことになるのかを見てみます。 ①実質賃金がマイナス そもそも実質賃金とは何か?名目賃金とは何か?について説明します。 名目賃金とは実際に支払われている賃金のことです。 実質賃金とは実際に支払われた賃金から消費者物価指数に基づく物価変動などを考慮した賃金です。 今の日本の現状は物価が上昇しているので名目賃金が上昇しても、それを上回る物価上昇があると賃金は実質的にマイナスになってしまうのです。厚生労働省の毎月勤労統計調査令和6年3月分結果速報のデータがあるのでご覧ください。

  • 旅行好きにはたまらない「JRE BANK」の衝撃

    皆さん、こんにちは。 旅行好きの方はもうチェックされているかもしれません。TVやネットニュースなど各種メディアでも大々的に取り上げられていたJRE BANKについて実際私も口座を開設しましたので取り上げてみたいと思います。このサービスは5月9日から口座開設が開始されました。あまりの人気で受付時間が制限されています。口座開設特典は早いもの順ではないので慌てなくて大丈夫です。この特典が魅力的なので確認してみましょう。

  • 将来の年金が心配なのは日本人だけではない

    皆さん、こんにちは。 5月になりました。雨の1日で肌寒かったですね。世の中ではゴールデンウィークの間の平日で仕事をしている方も結構いるようですね。電車もサラリーマンと思しき人が多かったなというのが私の体感です。最大10連休が取れる日並びなので海外旅行に行かれる方もいらっしゃると思います。しかし円安が加速して日本人が海外旅行するにはなかなか厳しいタイミングではあります。 さて、今回は年金について書きたいと思います。今年は年金財政の検証が行われる年で来年の年金法改正が実施される方向に合わせて議論が行われます。新聞や雑誌の報道でご覧になられている方も多いと思います。話題になっているトピックとしては国民年金の加入期間が延長になり60歳から65歳になるかもしれない、ということや厚生年金の加入期間も70歳までから75歳まで延長になるかもしれません。こうなると一体いつまで働いて年金保険料を支払い続ければいいのかという不安があります。そして年金受給者になったら年金だけでは生活ができないだろうから現役のうちにどれくらい準備したらいいのかが不安になります。この手の不安はここ数年だけの問題ではなく以前からありました。小泉内閣の時ですが2004年に「100年安心プラン」の年金改革というものがありました。時の内閣が国民を安心させるべく安心プランを打ち出さなくてはいけない状況が生まれました。皮肉なことにその15年後の2019年に「老後2000万円(不足)問題」が金融庁から提言があり、国民の不安が増したのは記憶に新しいと思います。 このように日本は少子高齢化が世界の中でダントツに進んでいるので先例がないことから不安が募るのだと思います。年金の制度も賦課方式と言って現役世代の年金保険料が現在の年金受給者に回るという構図が少子高齢化によっていずれ破綻するだろうという不安が大きいと思います。実はこの問題って日本だけの問題ではないということがわかりました。私が登録しているYouTubeチャンネルで日本に住むドイツ人の目線で日本とドイツや外国との違いを紹介する「LTブログ」でドイツ人の年金不安が語られていました。興味がある方はリンクを張りますのでここをクリックしてご覧ください。 ご覧いただけるとわかりますがドイツも年金支給年齢が繰り下げられています。支給額も十分ではないようです。それを理解したうえで長く働くのか、これはEUならではかもしれませんが、どこ

  • ゴールデンウィークとお金について

    皆さん、こんにちは。 昨日、一昨日と雨模様で久々に寒い日々でしたね。そう思ったら一転して今日は夏日と体調管理が難しくなってしまいます。体調管理にはくれぐれもお気を付けください。 さて、今週末からゴールデンウィークが始まります。皆さんはどのように過ごすご予定でしょうか?今年は日並びがよろしくないので4月30日~5月2日を有給消化すれば最大10連休になります。 これだけ休みがあれば海外旅行に行くこともできるでしょうし、温泉に長期宿泊をして心と体を癒すこともできますね。私はゴールデンウィーク前半は普通に仕事が入ってまして、真ん中の平日も仕事をしております。後半戦の金曜日から月曜日までが私の今年のゴールデンウィークとなります。 さて、今回ゴールデンウィークとお金について、と題してこのブログを書きます。なぜこのようなことを書こうと思ったかというと私が新卒で入社した旅行会社時代のことを思い出したからです。 どういうことかというと一般の人が一斉に休むタイミングはどこもかしこも混み合います。ということは需要が増えるので供給サイドは料金を上げてきます。そうであっても休みがその日しか取れないから普段より高い料金でも旅行したり、飲食したり、宿泊をします。ところがゴールデンウィークが終わると料金は一気に安くなります。これも需要と供給の関係で説明できます。 これを旅行会社ではシーズナリティと呼んでいてハイシーズンと閑散期に分けて料金設定や商品開発をして集客していました。自分自身も土日の休日や祝日や大型連休はお客さんが店にたくさんいらっしゃるので労せず顧客と接するチャンスだったのでよほどの用事がない限りすべて出社していました。そうすると平日に休みを取るので行楽地は空いていますし、料金設定も平日料金なので行楽地の飲食代金は休日より安くなりますし、ゴルフは安く行けます。条件を変えるだけで同じ価値のものでも料金が変わります。 ホテル運営会社である星野リゾートの星野社長は大型連休を地域ごとに分散することで急激な需要と供給を均すことでお客さん側は料金の高騰を緩和することができ、運営サイドは客室稼働率を平準化することができるので臨時のスタッフを雇う必要もなく安定稼働させることができるメリットを説いています。この考えはすごく大事なことだと私は思っています。利用する側にも働く側にも双方にメリットがあるのは価格が平日や休日、お盆や正月など休みがとりやすいタイ

  • 今年から新紙幣が始まります

    皆さん、こんにちは。 今年の桜の開花は例年に比べて遅かったですね。しかし、入社式や入学式のタイミングで綺麗に咲き誇っていて素晴らしかったですね。でも先日の暴風雨であっという間に散ってしまいました。ドイツの作家ゲーテが著した戯曲「ファウスト」の有名なセリフである「時よ止まれ、汝は実に美しい」という思いが良く理解できました。美しいものや良きことは不変ではないということですね。 さて、本日のお題は新紙幣についてです。新紙幣の発行は2024年7月3日に決まりました。この日は水曜日です。7月1日なら月の初めだし月曜日だしキリがいいような気がするのですが、なぜか3日の水曜日になりました。今回の新紙幣の肖像は1万円札が渋沢栄一、5千円札が津田梅子、千円札が北里柴三郎です。上記の紙幣イメージは財務省のホームページに掲載されていたものを私が見やすく編集しました。流通する紙幣はこんな感じのものなんだなということをご確認ください。 紙幣のイメージは20年おきに変えるようです。私が物心ついた時の紙幣は千円札が伊藤博文、5千円札と1万円札が聖徳太子でした。この当時は5百円札というのがありまして岩倉具視でした。お年玉でもらったときに嬉しくないやつでした。1984年に紙幣が変わり千円札は夏目漱石、5千円札は新渡戸稲造、1万円札は福沢諭吉でした。そして2004年に千円札が野口英世、5千円札が樋口一葉、1万円札は慶応三田会の圧力かわかりませんが福沢諭吉のままでした。 なぜ紙幣をある一定の年数で変えるのか? 平たく言うと偽造を防止するため。製造技術も偽造の技術も向上しているのでアップデートする必要があるということでしょう。財務省のホームページに記載されている内容を要約するとこんな意味になると思います。 ホームページには書いてはありませんがタンス預金を市中に吐き出させるため、という意味もあると思います。旧紙幣でもお金としての効力は変わりませんが心理的に新しくしないと使えないんじゃないかいう気持ちは芽生えるでしょうから消費に回ったり銀行で両替したりという動機には充分なるでしょう。デザイン的にも現行紙幣のように「壱萬円」という漢字はサブ的に使われ「10000」とデカデカとメインで表示されるようになりました。これは訪日外国人にも配慮するといった意味があるようです。時代が変わったことを紙幣で感じる時代になりました。しかし、コロナ禍を経てキャッシュレス化が進ん

  • 新入社員の方に意識して欲しいお金のこと

    皆さん、こんにちは。 今日は4月1日で新年度の始まりです。会社では新入社員を迎えて入社式が行われていることでしょう。期待と不安を胸に抱え、これからの社会人生活を実りあるものにして欲しいと思います。ところで新入社員の方は新聞を読みましたか?学生時代は読むことはなかったかもしれませんが社会人になったら情報収集の1ツールとして活用されることをおススメします。 ちなみに毎年4月1日はサントリーのメッセージ広告が掲載されます。メッセージの筆者は伊集院静さんという作家でした。過去形にしたのは伊集院さんが昨年11月にお亡くなりになられたので今年のメッセージに新しいものを書けなかったのです。今年はメッセージ広告第1回の2000年4月のものが掲載されています。大変味わい深いものなのでぜひ目を通していただきたいと思います。 さて、今回はお給料を稼ぐ社会人として賢くお金と付き合う基本の「き」をお伝えします。 それは先取り貯蓄です。5月に初めてのお給料をもらう前に給与明細の見方を確認しましょう!

  • iDeCo掛け金が70歳未満まで5年延長!

    皆さん、こんにちは。 もうすぐ4月になろうとしているのに先週末から肌寒い日が続きますね。桜の開花予想ではもう咲いているころだったんですが、まだまだ蕾ですね。本来の桜の開花時期に咲きそうなので入学式や入社式の頃に綺麗に咲いてくれそうです。 さて、今日の日経新聞の1面にこんな見出しが出ていました。 「iDeCo掛け金、70歳未満まで」 詳しくない人にとってはなぜこれが新聞の1面なのかよくわからない方も多かったのではないかなと思います。 まずはiDeCoとは何なのかを確認しましょう。これは個人型確定拠出年金と言われる制度です。一般的に年金というのは個人事業主などが加入する国民年金、会社員や公務員などが加入する厚生年金があります。これ以外に企業が追加で従業員に加入している企業年金と言われるものがあります。iDeCoは自分で入る老後に備えた私的年金という位置づけで制度が運用されています。

  • 日銀の金融政策決定会合について

    こんにちは。 昨日は晴れてはいましたが風が強く花粉が舞いに舞っていましたね。私は花粉症なのですが、そこまでひどい症状ではありません。しかし昨日は目のかゆみがひどくくしゃみも止まらずで大変でした。皆さんは大丈夫でしたでしょうか? さて、今日のお題は日銀の金融政策決定会合について書きます。昨日から今日の午前中にかけて行われます。今日の夕方には決定した内容を記者会見で発表する予定になっています。すでに大手メディアで発表されていますが、マイナス金利が解除されることを筆頭にアベノミクスで行われていた大規模金融緩和をやめる方向にあるということです。つまりは金利を上げていく方向に持っていくということです。いきなりとんでもなく金利が上昇することはないと思いますし避けると思います。しかし、金利のある世界に戻していくことを画策しているということにはなります。 そこで気になるのが金利が上昇するとどうなってしまうの?ということです。普段の生活にどのような影響が出るのでしょうか? まずは銀行の預金金利は上がります。とは言ってもバブル時代のように5~6%も利息がつくようなことにはなりません。定期預金金利が0.002%とほぼ利息が付いていない現状からわずかに上がるということです。 次に住宅ローンに影響が出るということです。日本の住宅ローン事情は7割近くが変動金利でローンを組んでいるそうです。低金利時代だったので安く借りられるメリットがあるのでこのような状況になっています。これが今後、金利が上昇していく可能性が大きいです。さすがに日銀も金利が上昇しすぎることで住宅購入意欲が減退して景気が低迷することは避けると思いますので、急激な上昇はないのではないかと思っております。しかし、未来は必ずこうなる!というのもないのでご自身で用心する必要はあります。 いずれにしても本日の夕方に正式な発表があってその後の長い期間を経て決定事項の影響が見えてきます。通常は金利を上げるということは経済活動を引き締めるという意味合いなので景気の過熱を抑える効果があります。現状の我々の暮らしで景気が過熱しているという感じは少なくとも私は感じていないので、この決定がプラスに作用することが考えずらいというのが私の考えです。皆さんはどのようにお考えでしょうか?今回のニュースは考えるきっかけにはなったと思います。 今日はこれで終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。

  • 日経平均がバブル後の最高値を更新

    皆さん、こんにちは。 昨日は大谷翔平選手の結婚というメガトン級のニュースが日本のみならず世界を席巻しましたね。とてもハッピーなニュースで良かったなと私は思っておりましたが、世の女性たちは冗談半分で「私との結婚の可能性がなくなった」と嘆いておられる方もいたようです。世の中が明るいムードになっているのかな、とかすかに思えるような出来事の一つに日経平均株価がバブル崩壊後の高値を更新しました。 バブル最高値(1989年12月29日) ¥38915.78(終値) これは今から35年近く前の話です。そこから1997年の消費税5%増税をきっかけとしたデフレの時代に入り、ドットコム・バブル、リーマン・ショック、東日本大震災という波にもまれてバブル崩壊後の最安値を記録し下がるところまで下がりました。 バブル崩壊後最安値(2009年3月10日) ¥7054.98(終値) このような時代を経てアベノミクスをきっかけに日本の産業構造やマインドが変わり株価はどんどん上向いてきてつい先日にバブル崩壊後の日経平均最高値を記録することになりました。 バブル崩壊後最高値(2024年2月22日) ¥39098.68(終値) 今年からの新NISAの影響はまだ出ていないと思いますが投資をやってみようという雰囲気は醸成されているのは間違いないです。ここでこれだけ株価が上がっている要因に日本株の取引は日本人だけがしているわけではないということを頭に入れておく必要があります。取引の半分以上が外国人投資家です。短期の売買をしているヘッジファンドのような投資家が積極的な買いを入れると株価が上昇しますし、売ると下落します。これはプロでも予測はできないので素人が下手に手を出すと大きな痛手を負う可能性もあります。 個人的には株価の上昇や下落に一喜一憂することなくコツコツと機械的に積み立てる投資が安定して資産を増やす方法ではないかと自分自身の投資活動で実感しています。皆さんはどうしますか? 今日のブログはこれで終了します。最後までお読みいただきありがとうございます。 このブログが参考になった、ためになったと思われたら応援の意味を込めて下のボタンを押していただけると幸いです。本日もありがとうございました。 にほんブログ村

  • 東京都「暮らしを応援!TOKYO元気キャンペーン」が来月始まります

    こんにちは。 本日は天皇誕生日でお休みですね。今月2度目の3連休です。ちょっと多すぎないですかね。いくら日本人が自発的に有休をとって休むことが下手な国民だからと言ってこんなに休むのはどうなのかな?と個人的には思っております。 さて、今回のトピックは東京都が行う「暮らしを応援!TOKYO元気キャンペーン」が来月始まります。この情報をシェアします。 ①開催期間:2024年3月11日(月)0:00~3月31日(日)23:59 ②キャンペーン対象店舗:ポスターが掲出されるそうです。 ③対象のQRコード決済:au Pay、d払い、PayPay、楽天Payの4つ ④キャンペーン内容:ポイント10%分を付与 ⑤ポイント還元の上限:1つのコード決済ごとに3,000円相当。4つすべて使うと12,000円相当まで。

  • 本日は2月13日でNISA(ニイサ)の日

    皆さん、こんにちは。 3連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?私は土曜日が高校生向けの仕事の予定だったのですがインフルエンザかコロナで学校閉鎖になってしまい延期となりました。期せずして休みになると特にすることもなく困ってしまいますね。しょうがないのでサブスクで東宝名画座というのに2週間だけ無料加入していたので黒沢映画の「天国と地獄」「生きる」「用心棒」「椿三十郎」を観ました。古い映画ですが改めてみてみると面白いですし、その当時の時代背景を考えることもできました。 さて、本日2月13日は語呂合わせでNISAの日ということになっているそうです。だからと言って急にNISAを始めようとは思わないでしょうが、NISAって何?という気にはなるタイミングかもしれません。そこで現状のNISAの加入状況など金融庁のデータを調べてみました。データのネタ元は金融庁ホームページの「NISA・ジュニアNISA利用状況調査」にある令和5年9月末時点のデータを私が加工して使っています。

  • NISAが世の隅々まで浸透しているようです

    皆さん、こんにちは。 昨日の雪は久々に積もる雪で交通機関はマヒし今日の出勤に大きな影響を与えていました。私の地元の駅は最近人の往来が増えているのですが、初めて入場規制の現場を目の当たりにしました。朝のニュースでもテロップでそのことが出ていたのでびっくりしました。これからリニアが開業するのに合わせてとぁまんを作りまくっている最中なので現状の駅の規模と人口規模が不釣り合いになっているので改善して欲しいと考えております。 さて、今日話題にするのはNISAです。今年の1月から今までの制度よりも大幅に改善されて世間的にも注目されるようになったNISAです。連日テレビで取り上げられたり、雑誌やネットのニュースでも賑わっているので嫌でも目にすることが多くなってきています。そんなNISAですが皆さんは始められたでしょうか?今まではデフレの時代だったので資産運用をするよりは現金で持っている方が資産価値が高かったということもあり貯金派が多かったです。しかし、コロナ禍やウクライナ戦争などの外的要因がきっかけでインフレを我々は肌感覚で体験しています。そうすると貯金だけしていても金利は増えないのに物価が上がって買いたいものが買えなくなる、そんな時代になってきています。 そこでインフレに対抗すべく資産価値を上げていかなければいけません。そんなタイミングでNISAが始まったので始めてみようかなという方が増えているのだと推測します。始めるにあたって何を買ったらいいのかがわからないので情報を収集します。最近だとYoutubeでいろんな情報が取れるのでYoutubeで推奨されているものを購入される方が多いと思います。その筆頭がeMaxis slimのS&P500か全世界株式(オルカン)で積み立てをされる方が多いと思います。理由としては信託報酬を含めた手数料が安いということと成長力が期待できるということだからです。実際その通りだなと思います。 ここで注意しなくてはいけないのが今は株価が好調で右肩上がりのタイミングです。面白いように上がっていくのがわかります。しかし、良いときもあれば悪い時もあるのが投資の世界だということを忘れてはいけません。私は10年以上投資をしていますが最初の2~3年はほとんど成長の実感はありませんでした。複利の効果があるというのはわかってはいたのですが雪だるまの元が小さいので成長も小さいのです。そんなときにチャイナ・ショックが起こ

  • 確定申告が間もなく始まります

    皆さん、こんにちは。 今週は寒気の影響で寒いですね。今までの冬の感じが戻ってきたなと気が引き締まりますね。ただ、能登半島の被災地の方や日本海側での大雪など心配事も多く厄介な季節だなと思ってしまいます。我々が日々過ごしている日常にも必ず確定申告の時期はやってきます。一般の会社員の方は昨年分の税金の還付を受けるなどの手続きを確定申告で行います。それでは確定申告についてまとめてみます。 ①いつからいつまでできるの? 今年は2月16日(金)~3月15日(金)までの1か月間です。冒頭に書いたような還付申告を受ける場合には2月16日以前でも申告が可能です。 ②還付申告って何ですか? 一般の会社員や公務員の方であれば会社の方で税金を源泉徴収して年末調整で税金の払いすぎを調整してくれます。個別の事情で各種控除が受けられる方は申請をすることで税金が還付されます。主な例は以下の通りです。 ●医療費控除 簡単に言うと昨年1年間でかかった医療費総額から任意保険に加入している場合はその保険金支給額を差し引いて、そこから10万円を差し引いてもオーバーしてしまう分を課税所得(税金を計算するための所得)から控除することで還付が受けられます。 ●セルフメディケーション税制 昨年1年間で医療費控除を受けるほどの金額(10万円以上)はかかっていないが薬や湿布など対象商品を購入した金額が家族で(厳密にはもっと難しい定義がありますがここではわかりやすく書いています)12,000円以上発生した場合にオーバーしてしまう分を課税所得から控除することで還付が受けられます。 ※注意点として医療費控除とセルフメディケーション税制は併用できません。どちらが還付金が多くなるかを自分で選択してどちらか一つにしなくてはいけません。 ●寄付金控除 もっともメジャーなものはふるさと納税です。各種サイトでご自身のふるさと納税限度額がある程度計算できると思います。その一定額から2,000円を差し引いた金額が所得税と翌年度の住民税から控除されます。慣れた方だと「ふるさと納税ワンストップ特例」というものがあって1年間の寄付先公共団体が5か所までならこの申請書を提出すると確定申告をしなくて済みます。この申請書を提出していない方や5か所以上の公共団体に寄付をした方は還付申告をしましょう。 ●住宅ローン控除 主に住宅を新築したり新築の分譲住宅を購入したり、中古住宅を購入したりすると住宅ローン

  • 旅行会社出身FPの週末旅IN島根&鳥取

    皆さん、こんにちは。 このHPのプロフィールにも書きましたが私は新卒で旅行会社に就職をしました。当時は海外専門の旅行会社でしたので在職中はパスポートにスタンプが押せないくらい海外に行きまくっておりました。学生時代からバックパッカーをやっていたので貧乏旅が染みついており社会人になっても貧乏旅を楽しんでいました。 アラフィフとなった現在、海外に行くほどの時間もないので旅を楽しむとしたら安近短の国内旅行となります。そこで年明け第一弾で島根と鳥取に行ったFP的節約旅行のお話をしたいと思います。1月12日の仕事終わりに羽田に行き出雲空港へ。そこからの2泊3日の旅を学生時代のような貧乏旅で楽しみました。

  • 成人式は20歳だけど民法上の成人は18歳

    皆さん、こんにちは。 今週の月曜日は成人式でしたね。私の住んでいる地域でも成人の集いがあって振り袖姿の方を多数見かけました。何年か前に大雪があって大変だったり、振り袖レンタル会社が倒産して振り袖を着られないというトラブルにあったりしましたが、今年は特にトラブルもなく式に参加できたようで良かったです。成人式は一般的に20歳を迎えた成人のためのお祝いでしたが、成年年齢の引き下げに伴い18歳で成人となります。ちなみに18歳で成人式を行なう自治体は3つしかないそうで三重県伊賀市・大分県国東市・宮崎県美郷町のみだそうです。民法が制定されて以来の成人の見直しなので100年以上の歴史があるのでそう簡単に18歳成人式というのは難しいのだと思います。 さて、今回この話題を選んだのは我々の認識では20歳で成人、大人の仲間入りという印象を持っていますが法律上は18歳が成人という扱いになります。民法の一部改正により2022年4月から18歳が成人となりました。これは当時ニュースで扱われていたので皆さん知っていると思います。 成人になるということは自分の行動に責任を持つことで保護者の監督から離れることを意味します。旧来の成人の扱いであれば18歳で契約トラブルに見舞われても未成年者取消権という民法の概念があって取り消すことができましたが、現在はそれができません。ということで18歳の時点で自分の行動や意思決定には責任が伴います。 昨今、若年者に消費トラブルが増えている報道がなされているので注意が必要だと思います。よくあるトラブルにはこんなものがあります。

  • 本年もよろしくお願いいたします

    新年明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い申し上げます。 2024年のスタートは能登半島での大地震、翌日の羽田空港での日航機と海保機の接触事故と痛ましい出来事から始まりました。地震や事故でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。 仕事始めは昨日4日からという方が多かったと思います。私も昨日から仕事始めでしたが駅の混み具合を見るとまだ始まったと実感するには至らなかったというのが私の体感です。 今年の1月から新たなNISAに生まれ変わり、私も昨年末に積み立て設定の予約をしていたので1月1日に早速買い付けがなされていました。株式投資の格言で干支にちなんだこんな言葉があります。 辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる

  • 今年一年大変お世話になりました。

    皆さん、こんにちは。 今年も今日明日の2日で終わり、新たな年を迎えます。今年は皆さんにとってどんな年だったでしょうか?今年の漢字が「税」となりましたが我々国民にとって取り立てられる、徴収される「税」が今年の漢字というのはいかがなものかなと個人的には思っております。 来年はオリンピックイヤーでパリ・オリンピックが開催されます。日本人選手の活躍を期待したいですね。気持ちも明るくなりそうです。FPがらみの話で言えば来年1月1日から新NISAが始まります。大幅に改善されるNISAをきっかけに資産運用を始める方も増えることでしょう。ご自身のライフプランニングを能動的に考えて実行できるきっかけになることでしょう。 新しい年を迎えるにあたってご自身のより良きライフプランが上手く実行できるようにお手伝いができるFP事務所になっていきますので今後とも宜しくお願い申し上げます。 それでは皆様、良いお年をお迎えください。 にほんブログ村

  • 12月も残り2週間、ふるさと納税を忘れずに!

    皆さん、こんにちは。 今朝8時からロサンゼルス・ドジャースに入団が決まった大谷翔平選手の入団会見が行われています。全米が注目する日本人はプレーの内容もさることながら人柄や契約金総額、そしてそのもらい方など話題に事欠きませんね。ひょっとすると今回のポスティングの目玉である山本由伸投手がドジャースに入団する可能性も無きにしも非ずです。今後の動きをつぶさに見ていきたいと思います。 さて、12月も残り半分となり何かとあらゆることがバタバタするタイミングですね。私はめったに風邪をひかないのですが、寒暖差が激しく、出張などもあり仕事をする場もマチマチなので体調を崩してしまい先週末は家で寝込んでいました。熱は引いたものの鼻風邪はまだ治らずに長引いております。皆さんも体調管理には気を付けてください。 このタイミングでバタバタしがちなものの一つに「ふるさと納税」があります。すでにご経験がある方も多いでしょう。簡単に言ってしまえばご自身の年収に応じてふるさと納税の限度額を把握し、その額に応じて地方自治体の提供する産品やサービスなどに寄付をします。そうすることで返礼品をいただくことができます。このふるさと納税はその年の1月1日~12月31日に行なったものを翌年に税務の手続きを行なうことで寄付した額が所得税や住民税から控除される仕組みです。 ポイント ①名称はふるさと納税ですけど「納税」ではなく「寄付」です →自分の住んでいるところに納めるのが住民税で所得税は国に納めるものです。ふるさと納税はご自身の出身地であったり、応援したい地方自治体があったらそこに「寄付」するというものです。自己負担額で2000円はかかりますが、それ以上支払った寄付額に関しては所得税や住民税から控除されます。 ②ふるさと納税では「節税」はできません →ふるさと納税解説本やYoutubeなど一部に節税効果があるような内容のものが散見されますが「節税」はできません。節税とは支払う税金を抑えることです。控除額が増えるとかそういうものではありません。どうせ税金を払うのであれば何か恩恵が欲しいな、と思うのが人情です。ふるさと納税という自治体への寄付をすることで肉や魚や野菜や果物、米、飲料、家電製品などの返礼品をいただけるのであれば使わない手はありませんね。 ③ふるさと納税をやり過ぎると自分の住んでいる自治体の税収が減り住民サービスの低下を招く →ふるさと納税がなければ住民税

  • ケチと節約の違いはどういうことなのか?

    皆さん、こんにちは。 今日から師走です。もう1年も終わりかと思うと感慨深いですね。1年が早いと感じるのは年を取った証拠だと言われますが、本当に1年があっという間でした。この時期になると流行語大賞が発表されますが、今年は「A・R・E」だそうです。38年ぶりの日本一を達成した阪神の優勝効果は大きいですからね。派生商品でパインA・R・Eという飴も売れましたし阪神ファンには最高の都市だったと思います。 さて、本日のお題はケチと節約の違いはどういうことなのか?について考えていきます。 来年から新NISAが開始されることで投資に興味を持たれる方が増えてきています。老後の不安などに備えるために投資を始める方が今まで以上に増えると思います。そうなるとお金についてシビアに向き合うことで無駄な出費を抑えていこうという気持ちが芽生えてくると思います。これはとても良い心がけで収支をプラスにするためには収入を増やすか支出を抑えなくてはいけません。収入をプラスにするのはなかなか難しいので支出を抑えることが優先されます。 ここでケチと節約という考え方が出てきます。 ケチ=とにかく支出を抑える。目的が「支出を抑える」こと。 節約=必要なものを必要最低限の支出に抑えること。 厳密な定義はわかりませんが支出を抑えることには変わりありません。とにかく安くすることが目的なのがケチで必要なものには必要な投資をすること、しかし無駄遣いはしないのが節約と言えるでしょう。これは物を買ったりサービスを受けるときに 「必要なもの=ニーズ」と「欲しいもの=ウォンツ」 というように分けることで節約するクセが身に付きます。 欲しいものには金に糸目をつけずに買うことってありますよね。例えばワイヤレスイヤホンを買うとしましょう。Apple好きな人はAir Podsを購入すると思います。性能は素晴らしいですがお値段も素晴らしいです。ある程度品質を犠牲にしても音質は良くノイズキャンセリングもそんなに問題なくコスパが素晴らしいAnkerのイヤホンを私は愛用しています。値段は1/3下手したら1/4程度で購入できます。これはケチというよりは節約と言えるのではないでしょうか? 消費は価値観も反映されますのですべての消費に対して節約しなくてはいけないと思うとお金を使うことに罪悪感が出てしまうし、つまらなくなってしまいます。ブランドの価値観に共感するとか、それを身に纏うことで自分を一段高い

  • そろそろ23年も終わります。駆け込み贈与について考える。

    皆さん、こんにちは。 今日は昨日までと一転して一気に寒くなりましたね。カレンダー通りの陽気になったらなったで嫌なものですね。暑すぎたり寒すぎたりと両極端なのは何とかならないものでしょうか。徐々に体を慣らしていくことが温暖化の影響でできなくなってしまいましたね。体には気を付けて日々をお過ごしください。 さて、本日のトピックはこのブログでは初めて扱う贈与についてです。高齢化社会になり財産を若い世代に移していくことが増えてきているのが今の時代です。財産を移すときにかかる税金が相続税や贈与税です。ちなみに相続税はお亡くなりになった方(被相続人)の財産が配偶者や子供などの相続人に引き継がれていくときに発生する税金を相続税と言います。財産を渡す人(大体は高齢の両親)が存命で財産を受け取る人(大体は高齢の両親の子供や孫)に移す行為を贈与と言います。その財産移行にかかる税金が贈与税と言います。 今回は駆け込み贈与について考えるというお題です。なぜこんな言葉が出てくるかというと来年からの税制改正が影響しています。ポイントは2つあります。 ①贈与税は110万円までの贈与であれば発生しない。 その年の1月から12月に発生した贈与(暦年贈与)が110万円以内であれば基礎控除が110万円なので贈与税は課税されません。このため富裕層は暦年贈与を活用して財産を移していきます。 ②相続開始前3年間贈与から7年間贈与に変更 2024年1月からルールが変更されます。上記①で暦年贈与を活用すると非課税で財産を移すことができます。しかし過度な節税を防ぐ目的で贈与していた高齢者が亡くなる3年前までの贈与は相続財産に加算するというルールがあります。このルールが来年1月から亡くなる7年前までの贈与が相続財産に加算されることになります。そこでルール改正前の2023年の暦年贈与であれば相続開始前3年間のルールが適用されるので駆け込み贈与を検討している、ということなのです。注意点としてはいつ贈与したのかを証明できるものがないと税務署が非課税を認めてくれない場合があるので財産を渡す方ともらう方の両社の合意がある贈与契約書を作成しておきましょう。もし調査が入った場合に書面があれば証明ができます。 今日はこれで終わります。このブログが参考になった、タメになったという方は下のボタンをポチっと押していただければ幸いです。最後までお読みいただきましてありがとうございました。

  • 預貯金は絶対に安全と言えるのか、について考える

    皆さん、こんにちは。 私は昨日、東京ドームで侍ジャパンと韓国代表のアジアプロ野球チャンピオンシップを観戦しに行きました。35,223人の来場者数だったということでサッカー風に言うとA代表ではない試合だったのにかなりのファンが観戦に来ていたことがわかりました。試合は侍ジャパンが2対1で韓国に勝ちました。個人的には万波選手のホームランを見ることができたので満足でした。 さて、本日のトピックは「預貯金は絶対に安全と言えるのか」です。来年から新NISAが始まり世の中的には資産運用を考える機運が高まっています。しかし運用するということは元本の保証がないので怖いな、と思われる方も多いと思います。預貯金であれば元本を保証されるので資産が減ることはありません。低金利時代でほとんど利息は付きませんがお金が減らない安心感があります。それでは安全・安心なのかどうかということを検討していきたいと思います。 ①ペイオフ制度で預貯金は元本1,000万円とその利息まで保証されるので安全です →仮に金融機関が破綻しても預貯金は上記金額まで預金保険機構というところが保護してくれますので安全と言えるでしょう。預貯金が1,000万円以上ある方であれば複数の金融機関に1,000万円まで預貯金を分散すれば元本は保証されます。 ②インフレになった場合に預貯金の現在価値が目減りするので安心とはいえません →これって意味がわかりづらいので実際の数字で考えてみます。 預貯金の残高が100万円あったとします。物価上昇がなければ現在価値は100万円のままです。 物価上昇率が2%になったとします。残高は100万円ですが物価が2%上昇していますので 100万円×1.02=102万円ないと物が買えません。ということは100万円の現物があったとしても価値は目減りします。100万÷102万=98万円の価値になってしまいます。 インフレが常態化するとどうなってしまうか?仮に2%の物価上昇が5年連続で続いたとしましょう。 100万円÷(1・02)5乗=90万5,731円となります。10万円近く価値が目減りしてしまいます。 コロナ禍が明けて物価が上昇しているのでインフレを我々は体感しています。インフレに負けない賃金上昇があれば問題はないのですが、そこまでの賃金上昇が見込めない現状があります。そこで自己防衛のためにも物価上昇率に負けないような資産運用をする必要があります。しかし運用を

  • 各種ペイの還元率と割引率の違い

    皆さん、こんにちは。 やっと11月らしい天気になりまして気温が20度を下回りました。 今日のような秋らしい天気であれば鍋をやってもいいかもしれません。寄せ鍋と熱燗なんて最高の組み合わせですよね。なんかお口が鍋モードになってしまいました。やってみようと思います。 さて、本日はQR決済などのキャンペーンで見られる30%還元などのサービスと割引率の違いについて考えていきたいと思います。 まず割引とは何かについて考えてみましょう。商品やサービスを購入するときに販売価格があります。いわゆる定価というものです。本来は定価で販売を行ないます。定価で売れない場合にどうするか?売り切るために割り引いて販売します。その時に2割引きとか3割引き、場合によっては半額で販売します。この時の数字が割引率です。 定価1,000円×3割引き(30%なので0.7を掛けます)=700円 つまり1,000円のものを3割引きで購入するときには支払う現金が700円だということがわかります。 これは普段なじみのある値引き販売なので誰でも当たり前にわかる計算です。 これに対してQR決済で30%ポイント還元などの支払い方法が増えてきています。特にコロナ禍でキャッシュレス決済が推奨された影響もあってポイント還元の恩恵に与った方も多いことでしょう。ここで考えたいのが還元率は30%だけど3割引きではないということです。どういうことか見てみましょう。 定価1,000円×30%ポイント還元(0.3を掛けます)=300ポイント還元 つまり1,000円の商品を1,300円払って購入したことになるので 1,000÷1,300=0.77 ということは23%引きで購入したことになります。 割引で購入するということは定価に割引率を掛けたものが値引き販売価格です。その金額を支払えばよいので本来の価格より安く購入ができます。ポイント還元だと支払いは定価で行ないます。支払いが完了した後にポイント還元率に応じてポイントが付与されます。これが割引率とポイント還元率の違いです。いずれにしてもお得に商品やサービスを購入できるので賢くお金と付き合っていきましょう! 今日の内容が参考になった、ためになったお思った方は下のボタンをぽちっと押していただけると幸いです。今日もブログをお読みいただきましてありがとうございました。

  • 投資初心者が新NISAで商品選びするときに意識すべきこと

    皆さん、こんにちは。 今日は11月1日なのですが20℃越えの陽気でしたね。平日休みが取れたのでゴルフに行ってきたのですが日中はかなり暑かったです。朝は寒いですが日中の陽気が11月でもこんな感じでは生態系もおかしくなるのがわかります。体調管理にはくれぐれも気を付けましょう! さて、今回は新NISAを始めようという投資初心者に押されていただきたいポイントについて説明します。新NISAについては前回のブログでつみたて投資枠を上手に使いましょうということについてまとめましたので参考にしてください。それでは押さえていただきたいポイントを3つ説明します。 ①投資信託はパッシブ型の商品を活用しましょう! 初めて聞く言葉だと思いますのでご説明します。新NISAのつみたて投資枠は投資信託という商品を購入します。この商品には複数の種類がありその中でもパッシブ型と言われる商品を活用しましょう。 パッシブ型とは日経平均やNYダウ、S&P500など世界の株式市場の指数があり、そこに連動するように商品を構成しているものがパッシブ型と言います。これに対して運用のプロが目利きをして儲かりそうな企業を厳選して運用するものがアクティブ型と言います。なぜパッシブ型で運用した方が良いかというと手数料がアクティブ型商品に比べて格段に安いからです。だからパッシブ型の商品を活用して長期でお金を育てていきます。 ②暴落してもうろたえずに絶対売らないこと! 株式や株式を組み入れた投資信託は値段が上がったり下がったりを繰り返しながら成長していきます。つまり運用している限り増えたり減ったりは常についてきます。大幅に値下がりすることを暴落と言いますが、このタイミングで売ってしまうとマイナスが確定してしまいます。売らずに保有すればマイナス評価にはなっていますが評価額が下がっただけで売っていないから確定はしていません。将来上がったときに売ればプラスが確定します。だから暴落した時に安く多く購入して購入平均価格を下げていれば、価格が上昇した時に利幅が増えます。これを繰り返していくことで長期でお金を育てることができます。毎月コツコツ株式市場が好調であろうが不調であろうがコンスタントに定額買い付けをしていきましょう!この辺の話もブログにまとめています! ③長期の運用では手数料の安さがカギを握るのでここにこだわる! 手数料というのは投資信託を購入するときにはNISA口座ではかかりま

  • 新NISAをうまく使うための方法論

    皆さん、こんにちは。 あと10日で10月も終わろうとしているのに相変わらず日中は暑いですね。 最近大学や高校でお金の教育ということで登壇する機会が多いのですが、学校に行くときに未だに半そでシャツのクールビズ・スタイルで伺っています。そんな恰好で行っても「寒くないですか?」と言われることはありません。異常気象なんだなと実感しております。 さて、本日取り上げる内容は「新NISAをうまく使うための方法論」です。新NISAについては前回のブログで概要説明をしておりますのでこちらのリンクからお読みいただけると幸いです。 新NISAの概要を押さえていただいたうえでこの制度をうまく活用して資産を増やすにはどのようにしたら良いかについて考えてみます。 これは私が考える最適解ということでお読みいただきたいと思います。一生涯に使える枠が1800万円ありますが、このブログをお読みの方はおそらく投資初心者の方だと思います。ということは常に日経新聞を読んで会社四季報を毎回買ってどの株を仕込むかと検討されるような方ではないと思います。でもNISAは話題になっているしやってみたいんだよな、と考えてらっしゃる方だと思います。 ずばりつみたて投資枠をフル活用しましょう!投資信託というプロが運用する商品に乗っかって貯金感覚で毎月一定金額をコツコツ積み立てしていきましょう!積み立ての効用もこのブログで取り上げていますのでこちらのリンクからお読みください。時間を味方につけて高値掴みをせず、安い時に多く購入することができます。 それでは積み立てをしたとしましょう。積み立てたお金はその後どうなっていくのかというゴールが見えないと不安だし、やりがいもないと思います。そこでどのくらいの運用成績でどのくらいの期間お金を運用するとどのくらい増えるのかという目安をお伝えします。

  • 来年から始まる新NISAはどのように活用したらよいのでしょうか?

    皆さん、こんにちは。 今日はスポーツの日ですがあいにくの雨でスポーツを楽しむような天気ではありません、残念ですね。昨日はラグビーW杯で日本がアルゼンチンに惜敗でした。拮抗した試合だったので勝てるんじゃないかとワクワクハラハラしながら観戦をしておりましたが残念な結果に終わりました。これを機に日本代表はもっと強くなると思いますので頑張って欲しいと思います。ちなみに今大会の3位が確定したので次回のオーストラリア大会の出場権は獲得しました。 さて、今回取り上げるのは巷で大いに話題になっている新NISAについてです。連日TVやラジオでも取り上げられていますしYoutubeなどでも頻繁に取り上げられています。全くのシロウトの方でもNISAはやったほうがいいんだろうな、という雰囲気が出来上がってきています。では、このブログで何を取り扱うのか?NISAの口座は開いたけど枠をどのように活用したらよいのかについて参考になればということで情報を提供します。

  • 年収の壁が話題になっていますがいったい何なのでしょうか?

    皆さん、こんにちは。 暑さ寒さも彼岸までとは言いますがまだまだ日中は暑いですね。朝夕が涼しくなったので秋めいてきたかなと錯覚しますが日中はまだまだ夏といったところですね。 10月に入ると国会が始まって様々な議論が行われるのだと思います。そんな中、新聞やテレビのニュースで話題になっているのが「年収の壁」問題です。聞いたことはあると思いますけどいったいこれは何なのか? これは収入によって税金や社会保険の負担が年収がいくらだと発生するのか、ということを表しています。昭和時代の遺物と言ってもいいと個人的には思っています。専業主婦の仕組みを維持するための制度という側面が見られるので令和の時代にはマッチせず問題化しています。具体的に見ていきましょう。 ①103万円の壁(税金) →妻の年収が103万円を超えると所得税が発生することです。扶養の範囲内で仕事をする、というときに意識される最初の壁と言えるでしょう。一部の企業ではこの壁を超えると配偶者手当を支給しないということがあります。 ②106万円の壁(社会保険) →現時点で従業員が101人以上の会社で働いて月収88,000円以上、あるいは常に週20時間以上働いているなどの条件を満たした労働者は社会保険料を負担しなければいけないというものです。会社の規模が小さければこの条件は適用されません。これが結構負担が大きくなるので意識される壁です。厚生年金と健康保険に加入することになるので手取りが減り労働者側にも避ける動きがあります。将来の収入を増やすことにはなるのですが目先で見ると損した気分になってしまうのが原因と言えるでしょう。 ③130万円の壁(社会保険) →厚生年金に加入している会社員の妻は年金保険料を支払わなくても第3号被保険者と言って夫の扶養に入って国民年金加入相当の年金を将来受けることができます。しかし130万円の壁を超えると扶養から外れるので自分自身で保険料を負担しなければいけません。一番意識される年収の壁と言っても過言ではないでしょう。 これ以外にも壁と言われるものがありますが主なものはこの3つです。これの何が問題なのか?夫が妻を扶養することが前提の制度なので、扶養から外れると自己負担しなければいけなくなる部分が増えてくることにより仕事をセーブしてしまうことが問題なのです。産業構造がサービス業にシフトしてきているので労働集約型産業、平たく言うと人が接客やサービスの提供をす

  • 10月から最低賃金が上がります

    皆さん、こんにちは。 本日は秋分の日です。夜中にすごい雨が降っていましたが今は雨も止んで気温もだいぶ涼しく、今までよりも過ごしやすい陽気ですね。湿度が高いのが玉に瑕ですがご愛敬ですね。 暑さ寒さも彼岸までとは言いますが、徐々に秋めいていくことを体感で感じられるといいですね。昨今の温暖化で急に暑くなったりするので体調管理が大変ですよね。実は先週に家庭菜園で畝を作って大根とかぶの種まきをしました。先週は30℃くらいだったので以前よりはマシではあったのですが汗がダラダラと垂れてきて熱射病になってしまうのではないかと思うくらいの状況でした。 さて、今日取り上げる話題は10月から最低賃金が上がることについて書きます。正社員としてフルタイムで雇用されている人には関係ない話かもしれませんがパートやアルバイトで働いている方には影響があります。それでは実際どのくらい賃金が上がっているのか見ていきましょう。各エリアの代表的な都道府県を取り上げてみました。 東京都 ~9/30 ¥1,072 10/1~ ¥1,113 (3.8%) 神奈川県 ~9/30 ¥1,071 10/1~ ¥1,112 (3.8%) 北海道 ~9/30 ¥920 10/1~ ¥960 (4.3%) 宮城県 ~9/30 ¥883 10/1~ ¥923 (4.5%) 石川県 ~9/30 ¥891 10/1~ ¥933 (4.7%) 愛知県 ~9/30 ¥986 10/1~ ¥1,027 (4.2%) 大阪府 ~9/30 ¥1,023 10/1~ ¥1,064 (4.0%) 京都府 ~9/30 ¥968 10/1~ ¥1,008 (4.1%) 広島県 ~9/30 ¥930 10/1~ ¥970 (4.3%) 香川県 ~9/30 ¥878 10/1~ ¥918 (4.6%) 福岡県 ~9/30 ¥900 10/1~ ¥941 (4.6%) 沖縄県 ~9/30 ¥853 10/1~ ¥896 (5.0%) 全国平均 ~9/30 ¥961 10/1~ ¥1,004 (4.5%) 上昇率にはバラツキがありますが全国平均では最低時給が1,004円となり4.5%上昇することになります。 8月の消費者物価指数は生鮮食品を除いた総合指数が前年同月比で3.1%上昇しています。サービス業はコロナ禍で傷んでいた業界なのでサービス価格が人手不足のため人件費の上昇に伴って上がったようです。ちなみ

  • 最近よく聞くFIRE(ファイア)ってなに?

    皆さん、こんにちは。 日中は相変わらず暑いですが朝夕は涼しくなってきたので多少は過ごしやすくなりましたね。夜は冷房いらずで寒いくらいです。 9月も中旬になると野球の結果も気になりますよね。阪神はどうやらAREしそうですね。オリックスもぶっちぎりで優勝しそうなのでCSも順当にいけば関西対決となるのが濃厚です。関東の野球ファンには少し寂しい秋になりそうです。 さて、今回取り上げるのは「最近よく聞くFIRE(ファイア)ってなに?」です。 これは頭文字をとったものです。 Financial Independence Retire Early ということで日本語に訳すと「経済的自立」と「早期リタイア」の二本立てということになります。 アメリカの映画を見ていると40歳くらいで財産を築いて南の島で優雅に過ごすシーンが描かれたりしますが、そんなイメージをFIREに持つかもしれません。このイメージは億万長者になって仕事を辞めるイメージですが、FIREは億万長者になることが目的ではなく資産運用をして経済的な自立を目指そうという考えに基づいています。 それではFIREを実現するために何をするのか?目標金額は4%ルールで算出するというのが一般的なようです。具体的にどのようなことか見てみましょう。まずは1年間に必要な生活費の25年分を計算します。例えば毎月30万円の生活費がかかったとしましょう。1年だと360万円になります。その25年分を掛け算すればいいので9000万円となります。つまり1か月で30万円の生活費がかかる人がFIREを達成するのに必要な資金は9000万円ということになります。9000万円を4%で運用して取り崩せば元本を減らすことなく暮らしていけるので仕事をリタイアしても生活には困らないということになります。 でも9000万円って結構な金額ですよね。そこで生活費の見直しが必要になるでしょう。1か月の生活費を25万円にすれば目標金額は7500万円になります。あくまで経済的自立を資産運用を使って実現することが目標なので南の島で優雅に過ごすことが目標ではないということがこれで分かると思います。 それではなぜ4%ルールなのかを考えてみましょう。これはアメリカの株式市場の成長率が7%程度でインフレ率が3%、その差が4%だからこのようなルールで運用を目指しましょう!ということになったようです。日本だと成長率もインフレ率もアメリカとは違いま

  • かながわPayが終了しました

    皆さん、こんにちは。 7月23日に開始されたかながわPayが本日9月5日20:23に終了しました。昨日9月4日の15:03に「まもなく終了します」とメッセージがきたので私は「今週の土日で終わっちゃうのかな」と勝手に推測していました。たまたま本日はお休みをいただいていたのでこのチャンスにガッチリ買いましょう!ということでお酒やお米など保存が効き普段値引きをしない商品を1万5千円ほど購入しました。さらには20%ポイント還元するお店に絞って買い物をしました。今回のかながわPayは一人3万円までポイント還元されるので20%ポイント還元のお店だけで購入したとして15万円分までポイントが還元されるということです。 今回のかながわPay第3弾は100億円の予算で実施されたのですが、過去のかながわPayの中でダントツに終了が早かったです。 過去2回の実施で認知度が広まったこと、物価高でできるだけお得に買い物をしたい人が積極的に利用したからなのではないでしょうか。それにしても1か月と少々で100億円の予算がなくなるくらい精力的に消費活動をしていたということです。経済を回すということでは非常に喜ばしいことなのだと思います。しかし、私もそうなんですが、生活防衛のためにお得に買い物をして家計の足しにしようという人が多かったということでしょう。 そうなるともっと根本の賃金を上げて物価上昇に対応できる社会を作っていかないといけません。そうしないとお上のお金バラマキ政策に頼らないと消費が活性化しない社会になってしまうと考えます。今年の10月から最低時給が上がります。東京都で1,013円が最高で全国平均でもやっと1,000円を超えたレベルです。これはあくまで最低時給の話なので皆さんが会社で稼ぐお金は最低時給より高いのは当たり前として、そのお給料をインフレに負けないレベルで上げて欲しいですよね。もっと言うと政府が消費税を減税するとか社会保険や税の国民負担率を軽減してくれると消費が活発になると思いますが皆さんはどのようにお考えでしょうか?いずれにしても明日の暮らしが良くなると希望を持てるような社会になるように問題意識をもって投票行動することが大事なのかなと考えました。近いうちに衆院選があるでしょうから責任ある一票が投じられるように問題意識を持とうと思った今日この頃でした。今日はこんなとこです。ブログの記事が良かったと思った方は応援の意味を込めて下の

  • 生命保険について考える③ 基本は公的保険

    皆さん、こんにちは。 昨日のバスケットボールのワールドカップで日本がフィンランドに大逆転勝ちをしましたね。世界ランクが日本よりも上位の国に勝ったことは純粋にうれしいものですね。まだまだ戦いは続きますので頑張ってください! 生命保険について考えるシリーズの3回目の今回は 「基本は公的保険」 というお題で書きたいと思います。 過去2回のリンクを念のため貼っておきますので興味がおありの方はご覧ください。 生命保険について考える① 生命保険について考える② 貯蓄は三角、保険は四角 3回目の「基本は公的保険」ということですが、なんで公的保険が基本なのでしょうか? 健康保険も年金も全国民が強制加入されるもので税金として徴収されているからです。 給与明細を見ると社会保険料として健康保険と厚生年金を自動的に徴収されています。社会保険に加入できる働き方(必ずしも正社員だけとは限りません)をしていれば保険料や年金は会社と折半となります。すでに払っているのだからここを基本にするのは当然の考えです。 しかしながら保険会社の勧誘で病気になったら「ちゃんと準備が出来ていますか?」とか「老後の備えとして年金だけで足りますか?」など将来の不安に対する備えとして医療保険やがん保険、個人年金保険や介護保険などを勧められます。この商品が悪いとは言いませんが、将来の保険をすべて民間の保険で賄う必要はないということをしっかり認識しなければいけません。ちなみに今挙げた保険商品は生命保険という扱いではなく第三分野の保険と言います。第一分野が生命保険(人の死に対するリスクに備える保険)、第二分野が損害保険(火災や事故や物損、他者に対する傷害など)、それらに属さないから第三分野ということです。 私も知識が全くなかったときは大病して手術をして入院をすると何十万もかかるから保険に入らないといけない、と思っていました。確かに何十万もかかるのですが健康保険に加入をしているのだから実際の支払いは3割負担です。仮にがんになって手術をして入院したら100万円の医療費がかかったとします。3割負担だと30万円ということです。ここまでは知識がなかった私も知っていました。ここからがあまり知られていない知識を2つ紹介します。 ①高額療養費制度:月の始めから終わりまでに支払った医療費が上限を超えた場合に、その超えた分を支給する制度です。 簡単に言うと一般の健康保険加入者は負担額が9万円弱

  • 生命保険について考える② 貯蓄は三角、保険は四角

    こんにちは。 台風7号の被害が西日本で甚大でした。 当初予報を大幅に西にそれて土砂崩れなどの自然被害やそれに伴う物流の停滞など生活の被害が大変です。復旧を心よりお祈りします。 お盆ということもあり国民大移動のタイミングだったので観光にも影響が出ています。新幹線の運休や飛行機のフライトにも大きな影響がありました。日本という国の熱帯化が進んで異常気象と言っていたこのような気候が常態化しつつあることを危惧しますね。でも便利な生活をあきらめることはできないので、いかに環境負荷をかけずに生活をしていかなければいけないかということを考えなければいけませんね。 さて、今回は前回のブログの続きで「貯蓄は三角、保険は四角」ということについて考えてみましょう。 これは保険会社のセールストークで必ず出てくる言葉です。ポイントは以下の通りです。 ①生命保険は基本的には大事な人の死に対しての準備 ②世帯の生計を維持するための収入を稼いでいた人の死はその後の生活に影響する ③残された家族が路頭に迷わないように準備するのが生命保険 つまり結婚して家庭を持ち生活していく上で「万が一のリスク」に備えるのが生命保険の役割です。 そこで冒頭の図を見てください。万が一のお金をどのように準備するかを考える図が「貯蓄は三角、保険は四角」なのです。 急にやってくるリスクに対して貯蓄で必要額まで準備するには時間がかかります。しかし、リスクは急にやってくるのですぐに準備が出来ていなければ意味がありません。そのために生命保険を活用すれば何があってもどのタイミングでも必要額を用意することができるということなのです。そのための備えが生命保険だと覚えてください。 ここで保険の見直しでよく出てくるのが、独身なのに分厚すぎる保険での備えをしている方が多いということです。独身であれば残された家族という考えがいりません。例外として親と同居していてその備えという言い方もあります。しかし、生き物の摂理としては親の方が子よりも早く亡くなるものです。そこまで準備をする必要はないのではないかと私は考えます。生命保険は家族を持った時に検討することをお勧めします。必要額のシミュレーションをしっかりして、どれくらいの備えが必要かを計算してから保険に加入しましょう。 今日のブログの内容が良かった、タメになったと思った方は下のボタンを押して応援をお願いします! にほんブログ村

  • 生命保険について考える

    皆さん、こんにちは。 九州地方の台風6号が大変なことになっています。関東でも週末に台風7号の影響で天候が荒れるようです。お盆休みで観光を楽しみにしている方々もたくさんいるので悪い影響が出ないことを願っています。 さて、本日の話題は生命保険はどれくらいはいればいいのか?ということについて書きます。保険について詳しくて真剣に吟味して加入する人ってどれくらいいるんでしょうか? 私が保険に加入したのは29歳の時でした。自分が入りたいと思ったのではなく、金融業界出身の会社の先輩(私は広告会社におりました)に「お前もそろそろ30歳になるんだし結婚する前に保険に入っておかないとまずいだろ。20代のうちは保険料も安いから入っとけよ。知り合い紹介してやるからさ」ということで今まで保険のほの字も考えたことがなかった私が「そんなもんなのか」と思い疑いもせず紹介された人に言われるがままに保険に加入しました。皆がみんなこんな感じではないと思いますが主体的に計画を立てて保険に加入する人は少ないのではないかと思います。 なぜ主体的に計画を立てて保険を検討しないのかということについて考えてみました。 ①自分を含めて身の回りの人たちに病気で苦しんで保険の重要性というか恩恵を感じられる場面が少ないということ ②もし何かあったときにどうしたらよいかがわからず不安になる。その時の対処法を保険の営業パーソンが教えてくれるから ③健康保険の仕組みが理解できていないので民間の保険でカバーしないと不利を被ると思うから この辺の理由が絡み合って保険の営業パーソンの言うがままに契約を結ぶことが多いのだと考えます。 私もこの事務所で保険の「見直し」をしていますが、世の中に保険の見直しを謳っているところがやたらと多くありませんか? 見直しをするということは不要なモノや無駄なモノがあるからですよね。そうであれば最初から無駄なく自分にとって何が必要かを考えてから契約を結んだ方がお金も時間も無駄にせずに済みます。 そのためには今の時点での人生設計と起こりうる可能性を明らかにしたうえで保険を検討したほうが良いと思います。 今日はこれで終了します。 ブログ記事の内容が良かったと思う方は応援のため、下のボタンをポチっとしていただけると幸いです。 にほんブログ村

  • ドルコスト平均法とは何ぞや

    こんにちは。 私事ですが昨日(7月29日)まで3日間、新潟に出張に行っておりました。出張のいい事はその土地のおいしいごはんやお酒を楽しめることですね。新潟出張は9年ぶりだったのですが駅前開発中で驚きました。来年完成予定だそうでお仕事がいただければ、この目で新潟の発展を見ることができますので楽しみです。ちなみにエキナカの商業施設でcocoloというのがあるのですが、ここに「ポン酒館」というのがありまして新潟全県の地酒が楽しめるコーナーがありますのでお試しください。 さて、今日のお題は「ドルコスト平均法とは何ぞや」です。 前回のブログで「株は買うと値が下がって売ると上がる」というお題で書きました。

  • 株は買うと値が下がって売ると値が上がる?

    こんにちは。 来年から新たなNISAが始まり投資に興味を持っている方が増えています。ここ最近の株式市場もアメリカも日本も株価が上昇基調で雰囲気も良くなった感じがしますよね。でも投資っていうとギャンブル的な印象を持つ方は多いと思います。 私が投資を始めたのはサラリーマンを辞めて自分の年金をどうしようかと将来を考えたときに個人型確定拠出年金(イデコ)をやってみようかな?とか2014年にNISAが始まったのでやってみようかな?と考えたのがきっかけでした。 イデコは積み立て投資しかできないので「そういうもんか」と思って特に深く考えずに複数の投資信託を割合を変えて毎月購入するように設定しました。NISAはつみたてNISAが始まる前だったので株で一儲けしてやろうと色気を出して始めました。その頃はアベノミクスの恩恵がたっぷりあった頃で日銀がETFを大量購入していたころでした。今考えれば誰が買っても大抵は儲かるような時期でした。 自分は投資のセンスがあるんじゃないのか?と勘違いしていました。実際かなり儲かりました。しかし、良いことは続かないものです。2016年だったと思いますがチャイナショックがあって株価が下がるタイミングを経験しました。そうすると成功体験もあるのですが失敗体験もしたので意思決定にブレが出始めました。その時に経験したのが「株は買うと値が下がって売ると値が上がる」ということです。神様は意地悪だなと思いましたが、戒めてくれていたのかなとも思います。 ここで学んだことは人間は欲深いので「もっともっと」を求めてしまうので「株は買うと値が下がって売ると値が上がる」と思ってしまうということです。欲や感情に左右されずにコツコツと投資した方が儲かるということをイデコと2018年から始まったつみたてNISAで実感しました。皆さんも投資に興味が湧いてきたら積み立て投資から始めてみてはいかがでしょうか? 今日はこんな感じで終わります。ブログの内容が良いと思った方は下のボタンをポチっと押して応援していただけると幸いです。今日もありがとうございました。 にほんブログ村

  • 神奈川県民の方、神奈川県にお越しの方にお得な情報

    皆さん、こんにちは。 今日は今年初の猛暑日です。昼の段階で35℃以上って異常ですね。まだ7月10日でこの気温はぞっとしますね。今日は私、オフだったのでゴルフに行ってきました。昼の段階で「まだゴルフしています」ではなく「行ってきました」というのには訳があります。早朝スルーってプレースタイルはご存知でしょうか?ゴルフ好きの方は結構利用するプレースタイルです。早朝4:50にスタートして8:30には終わりました。メリットとして早朝なので昼間に比べて暑くないこと。そして直射日光をあまり浴びませんので体力の消耗もそこまでひどくはありません。さらに家に帰って仕事をするなり、他のことをするなり時間を有効に使えます。 さて、今日のお題はかながわPayについてご紹介します。 皆さんはこの存在をご存知でしょうか?既にご利用された方もいらっしゃるかもしれません。 このかながわPayはコロナ禍の昨年に2回実施されました。今年に入って第3弾のかながわPayが実施されます。 期間は7月27日木曜日10:00開始~予算上限(100億円の予定)に達するまで 概要は神奈川県HPのリンクからご確認いただきたいと思います。簡単に利用の仕方を説明します。 ①利用するためにはかながわPayのアプリをダウンロードしてください。これがないと利用できません。 ②利用できる店舗のかながわPayのQRコードをダウンロードしたアプリから読み取ります。 ③QRコードを読み取った後、どのQRコード決済サービスを使うかを選択します。 使えるQRコード決済サービスは「au Pay」「d払い」「はまPay(横浜銀行)」「LINE Pay」「楽天Pay」「AEON Pay」 です。「AEON Pay」はiAEONでの利用に限ります。ちなみにPayPayは使えませんのでご注意ください。 私は過去のかながわPayを利用している経験者ですので体験的に学んだポイントを書きます。 ポイント① QRコード決済サービスは利用しようとしている店舗が指定する決済サービスしか使えないので注意してください。例えば「au Pay」「d払い」しか対応していない店舗であれば、これ以外の決済サービスを使ってかながわPayでのポイント還元を受けることができないということです。 ポイント② ポイント還元率は店舗によって10%の場合と20%の場合があります。かながわPayのアプリで確認できます。大手の会社が運営する

  • 銀行の手数料をちゃんと考えたことはありますか?

    皆さん、こんにちは。 今日から1年の折り返しが始まりましたね。湿度が高くジメジメした1日でさすがにクーラーを使わないと部屋で過ごせないような陽気です。そんな中、今年市営農園を借りて始めた家庭菜園の野菜たちが実り始めました。特にキュウリはこの1週間で3日おきに収穫していますが極太ジャンボキュウリが1回あたり10本ほど採れます。これ以外にもトマトや枝豆やトウモロコシが実り始めました。あと2週間くらいで収穫できると思うので楽しみです。 さて、今日は銀行の手数料について考えてみます。一番身近な手数料はATMの引き出し手数料だと思います。私が社会人になったばかりの1998年は銀行のATMは21:00で終了していたと記憶しています。仕事が終わった後に飲みに行くのですがお金がなくてATMから引き出そうとしたらATMがやっていなかったので若者向けの某流通企業が発行するカードでキャッシングをよくしていました。引き出すとしたら20,000円だったと思います。貸出金利などその当時は考えもしていなかったですが年利18%のはずです。そうするとお金を借りる手数料が20,000円×0.18=3,600円÷12=300円が1か月後に返済した時の金額になります。この金額300円というのは急な用事でお金を借りるものとしては安く感じるかもしれません。でも事前に財布に現金を入れていれば払わなくてもよかったお金ですよね。 それでは銀行のATMでお金を引き出すときのことを考えてみましょう。給与振込口座のある銀行のATMであれば無料で引き出せるところがほとんどです。しかし、近頃では銀行がATMを維持するコストもばかにならないのでどんどん縮小しています。そんな状況に対応してコンビニにあるATM専業の銀行が増えてきましたよね。そうすると手数料を取られることになります。 代表格の銀行にセブン銀行があります。時間帯にもよるし他行口座からセブン銀行を利用して引き出す際の手数料の違いもありますが大体は220円~330円になると思います。では20,000円を引き出すとしましょう。手数料は220円かかります。手数料率は1.1%となります。先程のキャッシングよりは安いですね。キャッシング手数料の年利を月利にすると1.5%なので0.4%安いということにはなります。便利と引き換えに手数料がかかるのは妥当性があります。しかし、極力手数料がかからないようにしたいですよね。 このブログ

  • iDeCoにも影響する退職所得控除について

    皆さん、こんにちは。 梅雨の中休みで晴れ間がしばらく続いていますね。湿気が少ないので過ごしやすく洗濯物も干せて気持ちの良い日々が続いて気分も良くなりますよね。でも、明後日あたりからまた梅雨空が戻ってくるのでジメジメとした気分も下がる日々になるのが悲しいです。 さて、今回取り上げるのは「退職所得控除が変更になるかも」という話題です。このニュースは日経新聞の6月2日付電子版の「退職金への課税、格差是正へ 骨太方針の概要判明」で記事に取り上げられていました。 普通に読んでいたら「だから何なの?」「何か困ることでもあるの?」と思いますよね。 これは政府の骨太の方針として出されたもので目的としては長く勤めるほど退職金に対する課税を減らしてくれる制度(退職所得控除)があるから転職などの人材流動化が阻害されている。だから退職金に対する課税制度を改めようということです。 勘違いして欲しくないのは「まだ決定はしていない」のでご注意ください。検討材料になっているということです。 なんで退職所得控除を改めると人材が流動化するのか正直、私にはわかりません。政府が言いたいのは長く勤めるほど退職所得控除が優遇されるので転職することを思いとどまる理由になってしまうと言いたいのでしょう。私は高度経済成長時に機能した年功序列型賃金と終身雇用制度が平成中期から破綻して令和の時代になってからはジョブ型雇用に移行させていきたいという産業界と政府の思惑があるから長く勤めることに対してインセンティブを与えたくないのだろうな、と考えています。 それでは退職所得控除とは何かを見てみましょう。まずどのように計算するかについて以下、ご覧ください。 勤務年数20年まで×40万円(MAXで800万円)+21年目以降の勤務年数×70万円=退職所得控除 例えば大学を卒業した23歳から60歳定年(65歳定年を義務化していますが、60歳定年で残り5年を嘱託社員として雇用延長というのが一般的です)まで37年間勤めたとしましょう。そうすると以下の金額になります。 800万円+1,190万円(70万円×17年)=1,990万円です。これが退職金から控除つまり差し引かれます。 例えば退職金が1,800万円だとしたら差し引くと退職所得は0円になるので税金がかかりません。これはかなり優遇されていますよね。しかも21年以上勤めると1年につき70万円分が控除されるので長く勤めるインセンティブ

  • FPになろうと思った理由 続き

    皆さん、こんにちは。 昨日のブログで会社員を辞めてからお金のことを真剣に考えるようになり、40歳の時にFP2級を取得したと書きました。 FPは金融資産運用、不動産、リスク(保険)、タックス(税制)、相続、ライフプランと6科目の知識について満遍なく問われるので結果として幅広い知識が身に付きました。最初は自分のため、自己啓発や自己研鑽の一環としてFPという資格に向き合っていました。しかし、仕事をする上でキャリアカウンセリングをしているときにシニア向けのセカンドキャリア形成の相談を受けているときに年金の話が出てきたり、子育て世代の共働き夫婦の相談に乗ったりと仕事の話だけで完結していた問題がFPの知識を活かすことでより悩みに寄り添えるようになってきたことが実感できました。 丁度この頃、自分の父親が大動脈瘤や脳梗塞などで立て続けに入院することになりました。病気が病気なだけに大学病院を紹介され即入院の運びとなりました。この時は既にFPだったので高額療養費制度のことも知っていたし限度額認定証のことも知っていたので迅速に対応して余分な出費が出ないようにすることができました。そして、この大学病院は入院の際、個室に半ば強制的に連れていき「ここにサインしてください」と私がいないところで父に当たり前かのようにサインをさせて本人了承の下、個室を提供して差額ベッド代を請求するという知識のない者から搾取するという卑劣な手を使ってきました。しかし、個室は希望せず事前の説明もなかったことからこれはルールに反するので無効にして欲しいと然るべきところに相談し請求された差額ベッド代を無効にすることもできました。 このように知識がある/ない、で損をすることが世の中にたくさんあるということを身を持って体験しました。制度があって告知をしていても我々のような市井の人には届いていないのです。役人は「告知してます」よ、と素知らぬ顔で言いますが聞かない限りお得な情報は教えてくれません。このことをFPになって強く実感しました。だからこそ今後の長い老後を見据えて若いうちからムリなく準備することの必要性を実感して金融リテラシー向上のための教育活動をしています。そして知識のあると言われている金融業界の人が言っていることを100%鵜呑みにすることなく、自分で考えて意思決定できることの重要性を伝えていきたいと思いFP事務所を立ち上げました。 先週ニュースになっていましたが金融知

  • FPになろうと思った理由

    皆さんこんにちは。 私は金融商品を売らないファイナンシャルプランナーとしてHPを開設し、相談業務や講演などを行なっております。 私はプロフィールでも記述していますが、元々は旅行会社の出身でその後に転職した業界も人材関連なので全くFPとは 関係のない仕事でキャリアを積んできました。そんな私がなぜFP資格を取ろうと思ったのか? それは会社員を辞めて独立したことが大きいと思います。どういうことかというと会社員を辞めたので社会保険や税金のことについて全くゼロだった知識だったのが多少詳しくなりました。健康保険を切り替えなくてはいけないですし税金に関しても個人事業主になったので税務署に開業届を出して青色申告で帳簿を作るなど今までやらなかったことをするようになりました。それ以外にも会社員時代は厚生年金だったものが国民年金のみとなったので老後資産をどうするかなど今まで考えもしなかったことについて真剣に考えるようになりました。まだiDeCoという名称がなかった確定拠出年金個人型に加入して税制的にも優遇を受けて資産を増やしていこうと動いたのも会社を辞めたからです。 このように何も考えなくてよかった社畜時代から会社の後ろ盾のない野良の時代に移行したからこそ自分のことを自己責任でしっかり考える癖がついたのだと考えています。そんなときに独立して最初の頃の仕事のメインだったキャリアカウンセリングとそれに伴う講演をしていた時にFPの知識があれば仕事の幅が広がると考えてFP2級からチャレンジしました。40歳の時に資格を取ったので記憶力が若いころとは比べ物にならないくらい衰えているので苦労はしましたが無事取得することができました。今回は長くなりましたのでこの辺で終わりにして次回に続きを書きます。 にほんブログ村

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