「香雨」を読む(令和6年1月号)
水澄むや聖書のことばつと口に 矢野みはる神在の峰の際立つ出雲かな 岩水節子引き潮となり流灯のもう小さく 岡田眞利子軒雫月の光を溜めて落つ 木下仁司秋風や色まだ置かぬままに画布 田村祐巳子陵のほとりに消えて黒揚羽 吉岡昭子秋蝶の木漏れ日ひろひゆくごとく 石川のぶよし犬小屋のことりともせぬ良夜かな 小森広司十六夜や指に吸ひつく遊び紙 馬場公江深秋や返せば黒き畑の土 藤田かよ子枯るる...
2024/01/28 15:19
2024年1月 (1件〜100件)
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