邪馬台国連合VS狗奴国(くぬこく、くなこく)連合
白石太一郎氏の「東国の古墳と古代史」を手にした。 (初版 2007年 学生社) 読みやすく、率直な言い方をしてくれているいい本だと思う。参考になる箇所が多い。 1 先ずは、本文内容ではないが序文の箇所。 国立歴史民俗博物館の創設にあたっての井上光貞、岡田茂弘氏からお誘いを受けたときの心境吐露だ。 「古墳時代の政治・文化や古墳造営の中心地と目されている関西のフィールドを離れて、関東に研究拠点を移すことには大きなためらいがあったこともまた事実である。」 かっての、いや、今でも西日本研究者の根底的共通認識かもしれない。氏は東国に来て研究を続けそれを踏まえての優れた研究発表を行っているがそういうことも…
2023/01/26 15:53