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米騒動 https://komesoudou.com/

創作BL小説を書いています。うっすらしたゆるBL/青春ブロマンス/たまにR18/美形×平凡/長編BL小説

はいじ
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2022/11/13

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  • 5:巣立ち

    ゲルマン・フランシスは、大国アルベルの皇太子としてこの世に生を受けた。『ゲルマン。お前は将来この国の王になる者だ。身を正せ。甘えは許されない。常に皆を愛し、そして皆を疑え』『はい、国王陛下』 皆を愛し、皆を疑う。 王になる者として生まれた

  • 4:最終幕?

    「マルセル」 それは、これまで通り親しさと優しさに満ちた声だった。 この十年近くの人生で、最も多く名を呼んでくれた声。途中、声変わりを経て幼い頃のような可愛らしさは消えたが、低くなったその声にも、俺は常に愛おしさを感じていた。なにせ、可愛い

  • 3:最終幕の舞台裏

    ≪最終幕≫〇地下牢・右端から三番目の独房(夜)◇鉄格子の向こうからは楽しげな兵士達の声。◇微かに漂う酒の香り。◇その香りに鼻を鳴らす、俺こと、マルセルこと、「ん?これはバーボンか」 吉川一義。 俺は冷たい独房の中にある固いベッドに横たわりな

  • 2:回想幕

    ≪回想幕≫〇金平亭・店内左奥のソファー席(夜)◇渡された脚本を手に眉を顰めるクライアント(24)。◇あたりには深みのあるコーヒーの香りに混じり、バーボンウイスキーの匂いが立ち込める。『今時、こんな物語は流行らない』『何だと?』『この悪役、ル

  • 1:最終幕

    ≪最終幕≫〇コンブレー学院・ダンスホール中央(夜)◇「卒業の儀」と「成人の儀」の両方を兼ねる、祝儀の宴。◇あたりには華やかな香水の香りに混じり、バーボンウイスキーの匂いが立ち込める。◇豪華絢爛なダンスホール中央に立つ、三人の男女。 その三人

  • 番外編19:俺(私)のジャンルに神が居る!(茂木×大豆←(?)十勝/十勝)

    とうにゅうです。本mirinさん、いつも温かいメッセージをどうもありがとうございます。本mirinさんのコメントのお陰で、いつも楽しく作品が書けています。4月のイベントの件ですが、特に参加する予定はなく……最近は仕事の方が忙しく更新が出来て

  • 235:「みんな」になったエルフと、甘えん坊のタンタンちゃん

    〇「うわぁ、大分遅くなっちまったなぁ」 夕刻。 シバとドージさんの店に長居をし過ぎた事もあり、繁華街から訓練場に到着する頃には完全に日が落ちていた。 城の脇にある、近衛兵達の広大な訓練場。そこは、兵士としての訓練など殆どして

  • 番外編22:十年後!ヘマとヒスイの旅、再び!(ヒスイ×ヘマ←?サンゴ+???)

    注意)イラスト有----旅の終わり、村への帰還後(10年くらい経過)ヘマ「イシくーん!イシくーん!」タタタ!ヒスイ「どうした、ヘマ。またサンゴにちょっかい出されたのか?」ヘマ「違うんだよ!大ニュース大ニュース!村に赤ちゃんが来たんだよ!」ヒ

  • 番外編18:茂木、神の唯一神になる!(茂木×大豆)

    -----続きIn職場ロッカールーム茂木「BLのイベントに行きたい、ですか」大豆「うん。いつも感想をくれてる絵描きさんが参加するらしくて…どう思う?」おず茂木「そうですね(こうなるのが嫌だったから小説投稿サイトに作品を上げさせるのは嫌だった

  • 番外編17:本mirin、魂の片割れtounyu0312へメッセージを送る

    前情報本mirinとは?十勝が異動してくる前に、茂木&大豆と同じ課に属していた未鈴(みりん)さん。絵描き。とうにゅうの作品のファン。投稿サイトでとうにゅうの作品と出会う。茂木の独占欲でフォローを外された「しょうゆ」の友達。未鈴「あー、久々の

  • 番外編17:本mirin、魂の片割れtounyu0312へメッセージを送る

    前情報本mirinとは?十勝が異動してくる前に、茂木&大豆と同じ課に属していた未鈴(みりん)さん。絵描き。とうにゅうの作品のファン。投稿サイトでとうにゅうの作品と出会う。茂木の独占欲でフォローを外された「しょうゆ」の友達。   未鈴「あー、

  • 234:シバのお嫁さんと、ドージの新人研修マニュアル

    〇「こんにちはー」「お、サトシじゃねぇか」「あぁ、来たのか」 俺はシフトの入っていないバイト先を尋ねるようなノリで、シバとドージさんの店の戸を叩いた。ここで働いたのは一度きりだったのに、なんだか通い慣れたバイト先の酒場のよう

  • 233:エーイチの眼鏡と、エイダのお茶の時間

    --------------------- ゲームには、必ず終わりがある。 人生も、それは同じだ。 ただゲームと違い、現実世界に「セーブデータ」は存在しない。 時は巻いては戻せない。リトライなんか存在しない。「イーサの戴冠式は、明日か……」

  • 232:王様の帰還

    ------------------------ イーサと共にクリプラントに戻ってから、そりゃあもう大忙しだった。 というか、戻った瞬間、イーサはマティック達から大目玉を食らっていた。まぁ、完全に予想通りだ。「イーサ王!!」「おう、マティッ

  • 231:金弥の背中

    --------------------- 八歳の頃、金弥は自転車を持っていなかった。『おい、キンヤ!お前、チャリは?』『え、えっと』 ヒデに『チャリは?』と尋ねられ、口ごもる金弥は、普段からは想像がつかないような曇った顔で俯いた。そんな金

  • 番外編19:お花なんかいらないって思ってた(あられ×ゴウキ)※イラスト有

    番外編19:お花なんかいらないって思ってた(あられ×ゴウキ)※注意!イラスト有!!あられ「ゴウキ。オレ、父ちゃんにおこづかいで五百円もらったから、あのカタカナばっかりの飲み物がある所に行きたい」ゴウキ「……カタカナばっかり。あぁ、スタバか」

  • 番外編27:初代様は猫派?もちろん、(初代×犬/少しせがれ)

    ------旅の途中立ち寄った街の領主の家にゃあ、にゃあ初代「す、凄い数の猫ですね」犬(た、確かに)領主「可愛いでしょう。私は猫に目がなくて。ほら、おいで」にこにこフイ領主「まったく、私より勇者様の方が良いようだ」にこにこにゃあ、すりすり初

  • 番外編21:BL小説はお花がいっぱい(ヒスイ×ヘマ/初代×犬)

    ----魔王城居候中ヘマ「ヨーサンサプリ―!」犬「今日もありがとうございます。大賢者様」ヘマ「(ヘマなのに…)いいよ。ねぇ犬のお母さん。いま、赤ちゃんは何日才?」犬「(犬のお母さん…)な、何日才……?えっと、俺も、よくわからなくて」ヘマ「そ

  • 230:格好良い王様!

    「さぁ、大枠は決まった。調印するモノが必要なら寄越せ。今すぐ押してやる」 イーサは言いたい事だけ言うと、机を挟んだ向こう側に座るジェロームに対し、掌を子供のように開いて差し出した。まるで、「ほらほらほらほら!」とでも言うように、ズイズイと手

  • 229:王様の命令は!

    これは、一体どんな状況だ。「では、クリプラントは国を開くという事でいいんだな?」「ああ、構わない」「良かった。これで開戦をせずに済みそうだな。なぁ、ハルヒコ」「……あ、あぁ」 ジェロームとイーサの対談は、静かなコーヒーの香りの立ち込める店

  • もなか様

    もなかさんはじめまして!もなかさん^^Pixivで【まろやか毎日】を見た後、こうしてサイトの方まで足を運んでくださって本当にありがとうございます!投稿サイトさんの方で作品を読んで頂いた後に、個人サイトまで来て頂ける事ってあんまりないので本当

  • 番外編20:ヒスイVSサンゴ(ヒスイ×ヘマ←サンゴ+サンゴパーティ)

    ----VSサンゴ戦(初戦)ヒスイ「……」ジッサンゴ「……」ジッヘマ「待ってー!イシくーん!」テテテヒスイ「ヘマ、お前は手ぇ出すなよ」ヘマ「怪我したら回復するよ!すぐね!」ヒスイ「こんな雑魚に怪我なんかしねぇよ」サンゴ「…どういうつもりだ、

  • 228:相談役

    「愛しているからこそ、自分の思い通りにしたいというのは……なかなか当たり前の事を言うのだなぁ」 ジェロームではない声が、またしてもシンとする授業参観中の教室……いや店内に響いた。もちろんこんな場面で、安穏と口を挟める鋼の精神力を持つ者と言え

  • 227:授業参観

    イーサが来てから、状況は一変した。「改めて礼を言わせてくれ。俺の傷を治してくれてありがとう。クリプラントの王よ」 そう、イーサに深々と頭を下げるのは、先程まで死の淵を彷徨っていたジェロームだ。 ハルヒコの銃弾により付けられたジェロームの傷

  • 番外編18:進〇ゼミ!中学講座!(ゴウキ×あられ)

    inいつもの公園ゴウキ(もう今年受験生かー。あー、これから塾のコマ数増やされて、春休みも夏休みも冬休みも塾の講習参加させられんだろうなー。クソダリィィ)タタタ!あられ「ゴウキーー!」ゴウキ「あられ…」あられ「ゴウキ、遅くなってごめんね!」ゴ

  • 番外編25:初代様一家の子育てビックリ記録(初代×犬+せがれ)

    ※会話文のみ注意!初代と犬に子供が居ます!ーーー子育て中(早朝)ガサ、ガサ、ゴソ……犬「う、ぅ(ご子息様…もう、起きられたのか」ムク…初代「ぁー、うっせぇ」せがれ「む、む。ぺちゃ、ぺちゃ」犬「っ!」ばっ!せがれ「む、む」犬「ぁ、え?」初代「

  • 幕間18:クリアデータ7 07:40

    -----------【イーサ】もう待つのは飽きた。俺はシオリとお前と共に在りたい。だから、来たぞ!-----------「あぁぁぁっ!よがっだぁぁぁっ!」 上白垣栞は一人の部屋でコントローラーを手に咽び泣いていた。これはオタク的な比喩表現

  • 226:イーサの歓喜

    クリプラントの国境線、外の内の狭間の街。ゲットーの関所の番兵を前に俺は言い放った。「俺はイーサだ。クリプラントの国王。今から俺はリーガラントへの交渉へと向かう。秘密裏ではあるが正式な会談である。全て、記録に残せ」「は?」 俺を見て明らかに

  • 225:イーサの決意

    〇「え、ええ?何で転移ゲートにあんなに兵が集まっている?」 俺が満を持して王宮広場の脇にある転移ゲートへと向かうと、そこには大量の兵士達が集まっていた。よく見れば、そこにはマティックやカナニの姿までもがある。何やら非常に

  • 224:イーサ、一人

    そうと決まれば話は早い。 俺は弾かれたように扉の前から動き出すと、奥にある衣装室へと向かった。そして、目の前に現れたズラリと並ぶ煌びやかな衣装を前に思わず眉をしかめる。 こんな派手で動きにくそうな服など着てしまったら、外に出た瞬間にすぐに

  • 番外編19:他人の不幸は……?(ヒスイ×ヘマ/初代×犬)

    -----居候中犬が週刊誌をほくそ笑んで読んでるよ!パラ、パラパラ犬(ふ、ふふ。陽キャのパリピが皆してスッパ抜かれてる。絶対この後まともな結婚生活送れないだろうな。いや、それどころか日の当たる場所を歩けないかも…きっと後ろ指を差される、日陰

  • 番外編16:二人で仲良く(茂木×大豆)

    【次の短編はどうしようかなぁ?】の続き朝イチの公園逢瀬大豆「茂木くーーん!」タタタ茂木「おはようございます、大豆先輩」大豆「はぁっはぁっ。おっ、おはよう!茂木君!」茂木「(目の下にクマが…)大豆先輩、どうされました?」大豆「あっ、あのね!現

  • 番外編24:初代様、初めての温泉(初代×犬)

    -----旅の途中宿主「一泊で二部屋かい?」犬「あ、」チラ初代「(こくん)」犬「いえ、一部屋でお願いします」宿主「ふーん、じゃコレ鍵ね。あと、うちは温泉が裏に湧いてるから、部屋にシャワーはついてないよ。アンタ達、温泉わかる?」犬「温泉……は

  • 番外編15:次の短編はどうしようかなぁ?(茂木×大豆)

    大豆「うーん、次のBLの舞台はどうしようかなぁ」茂木「舞台?」大豆「ファンタジーか現代か。どっちにしようかなって迷ってて」茂木「あぁ。確か前回は……石化された勇者の話でしたね。(あぁっ!あの時ヤった石化プレイも)最高に良かったですよ?」大豆

  • 番外編23:初代様一家の豆まき(初代×犬+せがれ)

    ※注意)犬と初代に子供が居ます!犬「ご子息様、この豆を投げてください」せがれ「んっ」ぽい犬「はい、お上手です」ぱちぱちスタスタ初代「おい、何やってんだ」犬「あ、初代様」初代「床に何を撒いてる」犬「あ、あっ、すみません!すぐに片付けます」いそ

  • 223:イーサの癇癪

    サトシに会いたい。『イーサ、おいで!俺がたくさん可愛がってやるよ! 会いたくて会いたくて仕方がない。会って今すぐ抱き締めたい。 それなのに――!『ダメです』『ええ、ダメですね。何を言ってるんですか。まったく』『お兄様?どこの国に、使者と一

  • 222:チャリで来た!

    『……キン?』 見慣れない天井。開け慣れない襖。傾斜の急な階段。ギシギシとうるさい家。静かで広い“セカイノハザマ”みたいな座敷。その外と内を分かつ縁側に立って居る俺。そんな俺を見て大きく手を振ってくる、山吹 金弥。『えっ?え、キン?なんで?

  • 221:セカイノハザマ、ばあちゃん家

    --------------------- パチリ。『っ!』 目が覚めた。 同時に視界に映り込んできたのは、見慣れない古い木造の天井だった。いつも見ている自分の部屋の天井と違って、木目がハッキリ浮かび上がる天井板。色は大分くすんでいる。古い

  • 番外編18:ヘマ、最高にメタ発言!(ヒスイ×ヘマ)

    ---旅の途中(夜の酒場)ワイワイ!ヒスイ(ヘマの奴、いっつも街に寄ると女に話しかけられるよな…俺なんて二三言喋ったら、絶対にキレてどっか行かれんのに)酒場娘「ヘマちゃんと話すのすごーく楽しかった!こんなに自分の事話せたの初めてよ!ありがと

  • 番外編17:ヘマ、イーディー屋さんになる!(ヒスイ×ヘマ/初代×犬)

    -----魔王城居候中ヘマ「ヨーサンサプリー!」パァッ!犬「っふぅ…大賢者様、ありがとうございます」ぺこヘマ「(ヘマなのに…)いいよ!どういたしまして!」犬「…」ヘマ「…」ジッ犬(な、なんか…見ら、れてる。なんだろ。何か、喋ったほうが…いい

  • 番外編16:ヘマの愛読書(ヒスイ×ヘマ)

    ----旅の途中ヘマ「あっ…イシ君、もう石になっちゃった」ヒスイ(ヘマ、夜になったらまた喋れるから我慢しろ)ヘマ「いしくん」うとヒスイ(ヘマ、お前夜通し歩きっぱなしだったんだから寝ろ)ヘマ「いしくん、オレがねたら、ひまだよね?」うとヒスイ(

  • 番外編15:性懲りもなく、お喋りは続くよ!!(ヒスイ×ヘマ/初代×犬)

    -----魔王城、居候中タタタタ!ヘマ「魔王様!一緒に本を探してよー!たくさんあり過ぎてわかんないよー!」初代「うるせーー!おいっ!雑魚!コイツを何とかしろ!うるせぇんだよ!」ヒスイ「あ゛ぁ!?誰が雑魚だ!」犬「あ、あ…」オロ初代「テメェ以

  • 番外編22:初代様一家の豆まき(初代×犬+せがれ)

    注意!二人に子供が居ます!犬「ご子息様、この豆を投げてください」せがれ「んっ」ぽい犬「はい、お上手です」ぱちぱちスタスタ初代「おい、何やってんだ」犬「あ、初代様」初代「床に何を撒いてる」犬「あ、あっ、すみません!すぐに片付けます」いそいそせ

  • 220:来客

    --------だってさぁ。サトシがせーゆう目指すなら、オレも一緒に目指してたほうがさぁー。ずっとサトシと一緒に居られるじゃん?「っ!」 一瞬、金弥の声が聞こえた気がした。一緒に声優を目指そうと決めた、あの日の金弥の台詞を、声変わり後の低い

  • 219:銃声

    「……誰か、俺の声を聴いてくれよ」 ずっと、俺もそう思っていた。 今にも泣き出しそうなその声は、まさに“俺の声”だった。そして、それはずっと俺が腹の底に抱えてきた強い願いでもあった。「この人間は危険だ。ジェロームと同じ声?笑わせるな、こんな

  • 218:ハルヒコ・イチマダの最愛

    ハルヒコ・イチマダは、ジェローム・ボルカーを深く愛していた。「あぁ、ジェローム。可愛い可愛い俺のジェローム」 それは、最初はただの“洗脳”に過ぎなかった。『いいか。ハルヒコ、お前はこれから一生かけてジェローム様にお仕えするんだ』『はい、お

  • 217:突き付けられた銃口

    これは、一体どういう状況だ。「へ?」 場にそぐわない、上がり調子の裏返った声が俺の耳を突いた。 まったく、一体誰だ。こんな間の抜けた音を出す奴は。時と場合を考えろ。 え?俺?違う。俺の声はもっと格好良かった筈だ。うん、きっとコレはジェロー

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