fuwauta

24h未満

簡単に手にしたものはどうしたって溶けるように消えるから暗いトンネルの中見えなかったものが見得るようになるまで君を待つ364日はそれ以外のたった1日で報われる

2023/09/25 23:16

生を受けて

何も大したことじゃない必死に拾い集めてきたものと最初から持っていたものを互いに持ち寄っただけなのだから泣けてしまうほど美しく笑ってしまうほど誇らしく結局は照れてしまうのだけど僕が胸を張っていい十分な理由

2023/09/23 01:31

ここからの成長

新たに得ていくというより優しさや人らしさを取り戻していく感覚に近い

2023/09/22 08:52

雨露

癖も習性も知った上で包み隠さず曝け出す一切の雑音を遮断して感覚全てを研ぎ澄ませてただ必要とされたいそのひとつだけだった

2023/09/22 00:03

根幹をなすべく

表面的な美しさなどどうでもいい枝葉には見向きもせず幹にしがみつく葉先の綺麗さなどどうでもいい一心に惑うことなく根にしがみつく

2023/09/20 23:37

流れる雲

一度たりとも同じ景色を見せることのない雲に重ねてある段階、ある地点に依存することのない常に流れる雲に自分を乗せて

2023/09/19 21:03

雨音

大粒の雨の音が聞こえる心地よい騒音に心紛れる地面に落ち弾ける様がいつもなら届かぬ底の方を潤していくのだろうかそれとも隠れた孤独を音でかき消すのだろうか降り切ってしまいさえすれば晴れるであろう明日の展望いっそう澄み渡る朝焼けを待つ

2023/09/18 21:04

father

ふーっと吹き消せば跡形もなく消えてしまうそんな弱々しさだったずーっと先の未来まで自ら照らしていけるよう小さな灯火を大切に護った愛しているよこの世界の中に存在する何よりも

2023/09/16 11:15

歳月

少し濃くなった髭を触り月日が経つのは早いものだと感じるそのうち嫌でも切り離さなければならない時が来るからその時に迷わず僕が手を離せるよう今すべきことへ向かっていく澄んだ夕焼け、10年目の秋が来て季節の移り変わりを感じる

2023/09/15 23:30

詩人の集い

かつてもらったコメントからリンクを辿るもほとんどの人はもはや生存確認すらできないかつての自分がそうであったようようにだからこそ僕はできるだけ長く続けようと思うよいつか思い出してここへ来てくれることを信じていつかまたこの世界で逢えることを信じ

2023/09/14 21:45

別の世界線

本質を理解していたその上で跨ぐ世界線無意味の繰り返しと不確かの積み重ねこの世界の概念や感情より重視したもの助けたい救いたいから助かりたい救われたい、へいつもの自分へ戻るため再び跨ぐ世界線

2023/09/10 20:09

栞

言の葉が溢れる言葉の海の底に沈んだ誰にも見られないような言葉その中から響くものを探して目印にしおりをつけるなぜ今の僕に響くのかなぜその言葉を欲したのかを反芻し噛み締める

2023/09/07 00:21

tailoring

結局僕は、かたちが変わってしまうことを拒んだ変わったり染まったりしてはいけないものを差し出して魂を売ってしまうならばもうそれは僕のかたちをした別の人なのだからたとえ正論だったとしてもそれが今に当てはまらないのならば全く以て意味をなさないよ

2023/09/04 23:30