「戦争」 ― 本当に悪いものか? 本当に嫌いか?
ウクライナの戦争も半年近くになって、世界も人々もだいぶ麻痺してきた。 始まったころは、戦争というものがいかに悲惨で許せないものか、テレビの生の映像を見せつけられ、実感した (それでも、もっと悲惨で残酷な現場や遺体は放映されなかった)。私たちは戦争というものを改めて憎み、21世紀にもなってこんな愚かな所業が国連の常任理事国にような大国によってなされることに、衝撃をうけた。 日本では夏になると、原爆や終戦の記念日の季節がやってきて、あの時の戦争の悲惨さや愚かさを取り上げる番組が組まれる。戦没者への追悼式典は年中行事のひとつである。その時刻に黙とうをし、祭壇に花を捧げ、「過ちは繰り返しません」と誓う…
2022/08/08 23:45