コメの価格が高騰して食卓がピンチとなり、全国のスーパーの平均価格は最高値を更新するという中で“輸入してはどうか”と注目が集まっています。コメの輸入は、価格面だけでなく、食べ物の安全や農業政策、さらには外交にまで影響する複雑な課題で、生産者として、また消費者としても注目しています。令和6年のコメ1キロの価格は、国産で約400円でした。コメ価格は令和6年の後半から急激な上昇で約2倍の金額となりました。アメリカ産では約132円、中国産約140円、タイ産約88円と、生産性の高い諸外国のコメは格段に安いことは知られています。では“輸入してはどうか”と思いますが、コメを主食にしているアジア諸国では、自国の食べ物として生産されているコメで、いつも余っているとは言い切れなく、令和4年のようにアジア諸国で冷害が発生すると輸...コメの高騰、輸入の可否、関税、食の安全、農業政策は・・・