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まめやか映画館 https://mameyakaeiga.com/

無類の映画好きな管理人「まめやか」が、ちょっと元気が出て前向きになれる名作映画のレビューをお届けします。

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2022/07/28

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  • 『七人の侍』感想と考察※本能直撃!ワイルドな芸術活劇

    黒澤明の代表作にして世界中に絶大な影響を与えた名作『七人の侍』感想と考察、解説をお届けします。従来の日本映画のスケールではおさまりきらない、ストーリー、映像、演技、撮影技術は当時の観客の度肝を抜き、本能を直撃する芸術活劇へと昇華している。今もその感動は色褪せない。

  • 『市民ケーン』感想と考察※喪失に向かう才気/パッションのむなしさ

    アメリカ映画史上最高傑作との誉れ高い名作『市民ケーン』の解説・感想・考察を綴ります。巨万の富に恵まれながらも、空虚な人生を歩み続け、最期に謎の言葉を遺してこの世を去る新聞王のあまりにも孤独な生涯をミステリー仕立てで描く。喪失に向かう才気、パッションのむなしさを感じさせるケーンのドラマは時を越えて観る者の心を揺さぶります。

  • 『男はつらいよ』(第1作)感想と考察※ダシを効かせた寅さんのクセになるマンネリズム

    渥美清の至高の芸が堪能できる『男はつらいよ』(第1作)の感想・考察・解説。国民的人気シリーズ「寅さん」の第1作は古き良き昭和のコメディが弾ける逸品。定型化したストーリーはマンネリズムとはいえ、クセになるほど心地よい。たっぷりダシのきいた浮き草の心意気はカッコよく、人生の哀歓を愛でたくなる。

  • 映画『東京物語』感想と考察※たおやかな厭世/しみわたる物哀(もののあはれ)

    世界中の映画監督、名だたるクリエイターから敬愛されている小津安二郎の名作『東京物語』の感想や考察、みどころなどをご紹介。戦後、日本映画が到達した最高峰であるこの作品のテーマは親と子。汲めども尽くせぬ無常感、みずみずしくてたおやかな厭世観、しみわたるような物哀(もののあはれ)をたたえたシーンは時代を経ても色褪せない。

  • 『ワイルドバンチ』感想と考察※矜持高き無頼漢どもが放つ”むせかえる悲愴美”

    『ワイルドバンチ』は20世紀初頭のメキシコで無頼漢どもが暴れまくるバイオレンスアクション巨編。矜持高き無頼漢どもが放つ"むせかえる悲愴美"がただようこの感想や考察、見どころなどをご紹介。"血の舞踏"と呼ばれる、スローモーションを駆使した主人公パイクたちの群盗たちによる銃撃シーンには目を瞠る。

  • 映画『犬神家の一族』感想と考察※からみあう憎悪・おぞましき美しさ

    『犬神家の一族』の旧作(1974年版)、新作(2006年版)を見比べての感想や考察、見どころなどをご紹介。信州の財閥、犬神家の遺産相続をめぐる骨肉の争いは、やがて不気味な連続殺人事件に発展。名探偵・金田一耕助がからみあう憎悪をときほぐし、謎を解決するミステリー。

  • 『第三の男』感想と考察※光と影が織りなす「香り高き芸術」

    サスペンス映画の古典的名作『第三の男』の感想と考察。第2次世界大戦直後、緊迫感をはらんだウィーンを舞台に、米国人作家が親友の死の謎を探っていくストーリー。忘れがたい名場面、鼓膜に残るツィター演奏によるテーマ音楽。陰影豊かな白黒の魔術を堪能できるこの作品のみどころもご紹介。

  • 映画『風と共に去りぬ』感想と考察※いまだ世界を魅了し続ける麗しき不遜さ

    名にし負う歴史ロマンスの最高峰『風と共に去りぬ』のあらすじ、感想、キャストの魅力などを綴ります。公開後80年以上経ってもいまだ世界を魅了し続ける麗しき不遜さをもつヒロイン、スカーレット・オハラについても考察しています。

  • 『ブギウギ』第1週から第3週までのあらすじと感想※生彩放つ “おちゃっぴい”

    NHK連続テレビ小説『ブギウギ』第1週から第3週までのあらすじを振り返りながら、感想、キャストについての考察などをまとめています。朝ドラをもっと楽しめる人物相関図や時代背景も。

  • 『イヴの総て』感想と考察※まばゆいばかりの狡猾さとあっぱれな毒花の貫禄

    『イヴの総て』の感想と見どころ、キャストについての考察を綴ります。1951年度アカデミー作品賞をはじめ6つのオスカーに輝いた演劇界の内幕ものの原点にして頂点となる名作。悪女イヴのまばゆいばかりの狡猾さと、大女優マーゴのあっぱれな毒花の貫禄に舌を巻くでしょう。

  • 朝ドラ「ブギウギ」感想・見どころ※心ズキズキワクワク!元気になれるドラマ

    NHK連続テレビ小説「ブギウギ」の感想。終戦直後の日本を活気づけた歌手・笠置シズ子をモデルに、その起伏に富んだ半生を描く。元気になれる!心ズキズキワクワク!元気になれるドラマの見どころをご紹介。

  • 『ゴッドファーザーPART3』(最終章)考察とみどころ※再評価が望まれる佳品

    1990年公開の『ゴッドファーザーPART3』をフランシス・フォード・コッポラが再編集して、2020年に決定版にして最終章を公開。一大叙事詩の掉尾を飾るにふさわしい『ゴッドファーザーPART3』【最終章】の考察やみどころ、今すぐ視聴できる動画配信サービスをご紹介。

  • 『ゴッドファーザーPARTⅡ』考察とレビュー※芳醇な詩情をたたえた冷酷さ

    『ゴッドファーザーPARTⅡ』(1974年) 主演:アル・パチーノ/ロバート・デ・ニーロ 1972年公開の第1作に優るとも劣らない映画史に燦然と輝く名作。1950年代後半、父・ヴィトー亡きあと、ほとんど押し出されるようにゴッドファーザーにな

  • 『めぐり逢い』(1957年)感想※心奪われる、しっかり臭めなメロドラマ

    『めぐり逢い』(1957年) 主演:ケーリー・グラント/デボラ・カー 1939年公開『邂逅』をレオ・マッケリー監督自身がリメイク。運命的な出会い。しかしお互い婚約者のある身。どうしようもなく惹かれあうふたり。再会の約束。すれ違い。そして、再

  • 映画『オリエント急行殺人事件』レビュー※新作旧作を見比べての率直な感想

    ミステリーのファンでなくても楽しめる『オリエント急行殺人事件』の旧作新作を見比べてのレビューと配信情報や作品情報をご紹介。名探偵エルキュール・ポアロが活躍するアガサ・クリスティの傑作推理小説を、豪華オールスターキャストで映像化したミステリー映画の決定版、その魅力について記事を書いています。

  • 『大いなる幻影』感想※この映画には紛れもない「人間」が描かれている

    『大いなる幻影』の見どころ、感想、レビュー。戦争のむなしさ、自由への憧れ、拭い難い階級意識、男同士の友情、愛する者との別離……第一次世界大戦下のドイツ軍の捕虜収容所を舞台にヒューマニズムを高らかに謳いあげたジャン・ルノワール監督の畢生の名作。

  • アキ・カウリスマキ監督作品『浮き雲』感想※悲喜こもごもゆえの美しい人生を祝福する物語

    世界中の映画ファンをうならせた佳品『浮き雲』の見どころ、感想、レビュー。フィンランドの鬼才アキ・カウリスマキ監督が手がけた、職を失った夫婦の再生の物語。極端なほど表情に乏しく、感情を削ぎ落としたような登場人物たちだけど、それでいて生彩に富んだ存在感は忘れがたい。

  • アキ・カウリスマキ監督作品『浮き雲』感想※生の愉楽は淡い哀しみと背中合わせ

    世界中の映画ファンをうならせた佳品『浮き雲』の見どころ、感想、レビュー。フィンランドを鬼才アキ・カウリスマキ監督が手がけた、職を失った夫婦の物語。極端なほど表情に乏しく、感情を削ぎ落としたような登場人物たちだけど、それでいて生彩に富んだ存在感は忘れがたい。

  • 映画『砂の器』感想・レビュー※半世紀経っても損なわれない輝き…

    第29回毎日映画コンクール大賞受賞の昭和の名作映画『砂の器』の感想・レビュー。松本清張のベストセラーを野村芳太郎監督、橋本忍と山田洋次脚本で映画化に成功した昭和の名作。前半は殺人事件を追うベテラン刑事と若手刑事が活躍する秀逸なミステリー。後半からあまりにも暗い過去を背負う犯人の半生が明かされるヒューマンドラマ。

  • 『スパルタカス』感想※曲者天才監督と曲者名優たちによる歴史スペクタクル

    31歳のスタンリー・キューブリック監督の並外れたセンスと反骨精神を感じさせる映画『スパルタカス』の見どころ、感想、レビュー。共和政ローマに対して、自由と尊厳を求めて立ち上がった剣闘士スパルタカスの反乱を描いた歴史スペクタクル長編。

  • 映画『君の名は。』感想※感傷に浸る自分をやさしく許せる物語

    新海誠が手がけた、美しくもせつない物語『君の名は。』の見どころ、感想、レビュー。千年に一度、彗星が接近しているなか、本当は出会うことがなかった女子高生・三葉と、男子高校生・瀧が、不思議な入れ替わりを繰り返し、息を呑むドラマが展開してゆく。

  • 『アパートの鍵貸します』感想※緩急きかせた大人のほろにがコメディ

    おかしみとかなしみの緩急濃淡のメリハリが心憎い大人の恋物語『アパートの鍵貸します』の見どころ、感想、レビュー、動画配信情報をご紹介。ビリー・ワイルダーの絶妙なアイロニーを効かせたストーリー。ジャック・レモンのコミカルな名演技。シャーリー・マクレーンの可憐さが秀逸。

  • 映画『マンハッタン』感想※メガネの奥にみなぎる山猫の精力

    ウディ・アレンの稀有な才能、卓抜のセンスが光る、『マンハッタン』の見どころ、感想、レビューをご紹介。マンハッタンを舞台に、都会に生きるニューヨーカーたちが抱える愛と葛藤をほろ苦く描いた傑作。ウディ・アレンの私小説家ならぬ「私映画作家」らしい作風は、知性と教養、小粋な笑いにあふれている。

  • 『サウンド・オブ・ミュージック』感想※心をウキウキさせる可憐な芸風

    名作『サウンド・オブ・ミュージック』の感想・レビュー・見どころをご紹介。世代を超えて愛され続けるミュージカル映画の金字塔であり、心温まるドラマとしても秀逸。誰もが一度は耳にし、口ずさんだ美しい歌曲が映画全編に散りばめられいて、つい見入ってしまう。

  • 『サンダカン八番娼館 望郷』感想※絹代と小巻のハーモニー

    『サンダカン八番娼館 望郷』の感想・レビュー。動画配信しているサービスをご紹介。明治・大正時代、貧しさのために東南アジアに出稼ぎして、春をひさいで生計を立てた女性たちの壮絶な半生を描いたノンフィクションの映画化。サキを演じた田中絹代の存在感は格別。映画史に燦然と輝く名演。

  • 『我輩はカモである』感想※炸裂するナンセンスギャグ、風刺は痛烈

    マルクス兄弟の傑作コメディ『我輩はカモである』(1933年)の感想・レビュー。ヨーロッパではナチズムが台頭し、きなくさい戦争ムードが漂っていた世相を痛烈に風刺。興行成績はイマイチだったが、ナンセンスな笑いが炸裂する映画だけに後年になって評価された作品。

  • 『スター・ウォーズ』エピソード1-3※感想・あらすじ・お得に視聴する方法

    SF映画のレジェンド『スター・ウォーズ』の「エピーソード1/ファントム・メナス」、「エピソード2/クローンの攻撃」「エピソード3/シスの復讐」の感想とあらすじ。お得に視聴できる配信サービスもご紹介。

  • 『死者の身代金』刑事コロンボ定額見放題配信情報と感想

    『死者の身代金』の感想レビューや見どころ、定額見放題で刑事コロンボを楽しめる配信サービスをご紹介。『死者の身代金』は、前作の1話完結テレビドラマ『殺人処方箋』が大好評のために、TVシリーズ化前のパイロット版として作られた刑事コロンボ第2作。

  • 『ローズ家の戦争』動画配信情報と感想※夫婦で見たい「黒いコメディ」

    映画『ローズ家の戦争』の感想・レビュー・みどころをご紹介。仲睦まじく結婚生活を営んできた夫婦が家をめぐって争いを繰り広げるブラックコメディ。離婚すべきタイミングを逃したために、夫婦は目も当てられないほど泥沼化。見れば、結婚感・夫婦観が変わってしまうかもしれない映画です。

  • 『ナイル殺人事件』感想※新作旧作を見比べてのレビュー

    2022年版『ナイル殺人事件』 参照:Amazon 1978年版『ナイル殺人事件』 参照:Amazon ミステリの女王アガサ・クリスティの名作「ナイルの死す」の映画化。ナイル河をクルーズする豪華客船で連続殺人事件が発生。灰色の脳細胞をもつ名

  • 『ハンナとその姉妹』感想※ 淡麗辛口仕立てのシリアス/コメディ

    『ハンナとその姉妹』(1986年) 主演:ミア・ファロー/ダイアン・ウィースト/マイケル・ケイン 第59回(1987年)アカデミー賞、【助演男優賞】【助演女優賞】【助演男優賞】を獲得。マンハッタンに暮らす3人姉妹の結婚と恋愛、夢と現実を軽妙

  • 映画『ハロー・ドーリー!』動画配信情報と感想※優雅で上質な高揚感溢れる音楽劇

    『ハロー・ドーリー!』(1969年)主演:バーブラ・ストライサンド第42回(1970年)アカデミー賞【ミュージカル映画音楽賞】【美術賞】【録音賞】を獲得。大ヒットブロードウェイ劇をジーン・ケリーを監督に起用して映画化。バーブラ・ストライサン

  • 『殺人処方箋』刑事コロンボ第1作の動画配信情報と作品の見どころ・感想

    『殺人処方箋』(1968年)※刑事コロンボ第1作 主演:ピーター・フォーク/ジーン・バリー 推理ドラマの名作中の名作「刑事コロンボ」。記念すべき第1作「殺人処方箋」の動画を配信しているサービスの情報と、実際に視聴した感想や見どころをまとめて

  • 『ゴッドファーザー』感想考察※何度見ても興趣が尽きない名作

    『ゴッドファーザー』(1972年)の魅力、見どころ、感想、考察。シチリア人マフィア一族の盛衰と家族愛を描いた大河ドラマ。芸術性と娯楽性を見事に融合させて、興行的にも大ヒット。マーロン・ブランドの貫禄ある演技、無名に近かったフランシス・フォード・コッポラ監督のアル・パチーノの名を一躍有名にした傑作。

  • 映画『あ・うん』解説・感想※細やかな情愛が通いあう大人のドラマ

    名作映画『あ・うん』の見どころ、解説、レビューを綴ります。向田邦子の小説を映画化。性格も価値観もまるで異なるふたりの男は、さながら一対の狛犬、阿(あ)と吽(うん)のような間柄。親友同士の強固な絆と、親友の妻をひそかに想う男のせつなさをハートフルに描いた作品。

  • 『ダーティハリー』解説・感想※直球勝負の娯楽バイオレンス

    『ダーティハリー』名画解説・感想。破壊力抜群のマグナム44を手に、法では裁ききれない性格異常の卑劣な殺人犯に立ち向かう、一匹狼刑事の死闘を描いたバイオレンス・アクション。監督ドン・シーゲル、主演クリント・イーストウッドの名を世に知らしめた刑事ドラマの魅力をご紹介!

  • 映画『続・夕陽のガンマン』感想・考察※マカロニ・ウエスタンの最高傑作

    『続・夕陽のガンマン』感想・考察。 『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』に続き、監督セルジオ・レオーネ✕主演クリント・イーストウッドのマカロニ・ウエスタン第3作。善玉・悪玉・卑劣漢の三者が裏切りと駆け引きを繰り返しながら、隠された20万ドルをめぐって、冒険と闘いを繰り広げる娯楽大作。

  • 『恋愛小説家』動画の感想※ 近寄り難い人だけど、なぜか遠巻きに応援したくなる

    『恋愛小説家』動画の感想。第70回アカデミー賞主演男優賞(ジャック・ニコルソン)と主演女優賞(ヘレン・ハント)獲得。偏屈・毒舌・潔癖性の恋愛小説家と行きつけのレストランで働く女性の恋を上質なユーモアとペーソスを交錯させて描いた作品。鼻持ちならない主人公がいつのまにか愛すべき人物に見えてしまうジャック・ニコルソンの秀演は見ごたえあり。

  • 『タクシードライバー』動画の感想※敬意を払われるべき狂気の役づくり

    映画『タクシードライバー』動画の感想。監督マーティン・スコセッシとデ・ニーロが手を組んだ、野心的サスペンスドラマ。都会の汚穢のなかで狂気に駆り立てられていく青年の姿を通して、アメリカの「病」を鮮烈に描き出す。

  • 『全身小説家』動画の感想※全身で「虚構」を生き抜いたリアルな作家人生

    原一男による渾身のドキュメンタリー作品『全身小説家』(1994年)動画の感想。作家・井上光晴の晩年の活動の様子や、彼を取り巻く人々のインタビューを通して、ひとりの作家の「虚」と「実」を克明にとどめていく。井上と親交があった、埴谷雄高氏や瀬戸内寂聴氏も出演。

  • 『ブルース・ブラザース』動画の感想※ノリのよい音楽と破壊的なお笑いにあふれた映画

    『ブルース・ブラザース』動画の感想。現在も放映中のアメリカNBCの人気テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」から誕生した「ブルース・ブラザース」を主人公に、ノリノリの音楽と破壊的な笑いが横溢したミュージカル・コメディ。R&Bの大物たちがゲスト出演したことも話題に。アナーキーでパワフルなこの映画の見どころと感想をご紹介。

  • 映画『卒業』動画の感想※輝ける青二才の物語

    映画『卒業』動画を視聴しての感想。サイモン&ガーファンクルの透明感あふれる名曲「サウンド・オブ・サイレンス」とともに、アメリカン・ニューシネマの幕開けを告げる作品として印象付けた青春映画の傑作。ほとんど無名に近かった30歳のダスティン・ホフマンをスターダムにおしあげ、作品は第40回(1968年)アカデミー賞監督賞部門を受賞。

  • 『カッコーの巣の上で』感想※説教臭さなし!人間の尊厳を高らかに謳いあげた映画

    『カッコーの巣の上で』の映画感想。第48回アカデミー賞(1976年)「作品賞」「監督賞「主演男優賞」「主演女優賞」「脚本賞」を獲得した、人間の尊厳をうたいあげたヒューマンドラマ。1960年代の精神科病院を舞台に、刑務所から移送されてきた服役囚の主人公が、自由と人間性の解放を声高に叫ぶ。ジャック・ニコルソンの名演技、ラストの衝撃は忘れがたい。

  • 黒澤明『天国と地獄』動画レビュー※どんでん返しすら不要の骨太サスペンス

    黒澤明『天国と地獄』動画レビュー。エド・マクベインのミステリ「キングの身代金」を黒澤明が大胆かつ繊細に翻案。自分の息子と間違えられ誘拐された運転手の息子を助けようとする会社重役の葛藤、憎悪を募らせた知能犯、それを追い詰める捜査陣の活躍。陰影豊かなモノクロによる凄味あるサスペンス。娯楽作品を通して、貧富の格差という社会問題をあぶり出しているところがクロサワらしい傑作。『天国と地獄』の魅力をご紹介。

  • 『ウエスト・サイド物語』(1961年)動画の感想※圧巻の歌と踊りに酔いしれて

    『ウエスト・サイド物語』(1961年)動画を見ての感想。第34回(1962年)アカデミー作品賞など10部門を受賞。ブロードウェイの大ヒットミュージカルを映画化。ニューヨークのウエスト・サイドを舞台に繰り広げられる現代版「ロミオとジュリエット」。ダイナミックなダンス。美しい音楽。そしてロマンス。60年経っても古くない娯楽大作の魅力を紹介。

  • 『チャンプ』(1979)動画の感想※予定調和に寛大な人なら、手堅く泣ける映画

    『チャンプ』(1979)動画の感想。うらぶれた元世界チャンピオンのボクサーの父と、彼を慕う息子との絆を描いた感動の名作。一度はボクシングを諦めたビリーは、息子T・Jのために、ふたたび栄光の座に返り咲くべく、再始動する。別れた妻のフェイ・ダナウェイの洗練された美しさと、子役リッキー・シュローダーの健気さは忘れがたい印象を残す。

  • 映画『黄昏』(1981)動画の感想※歳を重ねる妙味、心にしみいるほろ苦さ

    映画『黄昏』(1981)動画の感想。老夫婦と娘、そして娘の再婚相手の連れ子とのひと夏の出来事を綴ったヒューマンドラマ。キャサリン・ヘップバーンの演技はどこまでもみずみずしく、ヘンリー・フォンダ、ジェーン・フォンダ父娘の実像を投影した物語は見る者の心を無防備にする。そんな『黄昏』のみどころをご紹介。

  • 映画『恋におちて』動画感想※デ・ニーロ&ストリープ共演の艶のある純愛ドラマ

    映画『恋におちて』の動画を見ての感想。ニューヨークを舞台にした大人の恋の物語を、ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープが熱演。誰にでも起こり得る、恋の甘美と残酷さを切々とうたいあげた恋愛ドラマ。お互い既婚者であるにもかかわらず、どうしようもなく惹かれ合うふたり。デ・ニーロとストリープ、それぞれの苦悩や葛藤を表現する演技にも注目。

  • 映画『十二人の怒れる男』感想※濃密な室内劇は「複雑多様な世界の縮図」

    映画『十二人の怒れる男』の感想。父親殺しの嫌疑をかけられた17歳の少年は有罪か?無罪か?陪審員を務めることになった12人の怒れる男たちによる白熱のトークバトルに観客は固唾を呑む。第7回(1957年)ベルリン国際映画祭を受賞した室内劇の傑作を魅力をご紹介。

  • 映画『プラダを着た悪魔』感想※心をそそる可憐さと、心がざわつく高飛車さ

    映画『プラダを着た悪魔』動画配信を見ての感想。みどころ。NYにある一流ファッション誌の編集部に働くことになったアンドレアの悪戦苦闘の物語。血も涙もない悪魔のような編集長ミランダのアシスタントとして働きながら、前向きに仕事をこなしていくうちに、アンドレアも洗練されていく。仕事と恋の両立に悩む女性のハートをつかんだ大ヒットムービーの無力をご紹介!

  • 映画『秋刀魚の味』(1962年)※喜びと寂寥が混じりあったふくよかな無常感

    『秋刀魚の味』動画を見ての感想、雑感。家族のドラマをつくり続けてきた小津安二郎の最後の作品。初老の父が、身を固めない妙齢の娘に気を揉んで、もたつきながらも縁談を進めていく姿を、さらりとした水彩画のごときタッチで描いたホームドラマ。娘が嫁いだ夜の父の寂寥は、見るもの心を激しく震わせる。何度見ても見飽きることのない『秋刀魚の味』に魅力をご紹介。

  • 映画『雨に唄えば』動画を視聴しての感想※クセになる前向きさ

    映画『雨に唄えば』動画視聴しての感想。映画がサイレントからトーキーに移り変わる頃のハリウッド映画界を舞台に、大スターとコーラスガールの恋を描く。雨の中でジーン・ケリーが踊りながら歌う「Singin' in the Rain」のシーンは、映画史に燦然と輝く名場面。

  • 映画『波止場』動画視聴感想 ※反骨/無反省/一本気

    映画『波止場』動画を視聴しての感想。港湾組合の実態を描いたピューリッツァー受賞のルポを映像化したエリア・カザン監督の野心作。波止場に君臨するボス一味と対決するマーロン・ブランドの怒りが爆発するシーンは胸がすくほどパワフルだけど、どこか物哀しい。社会派ドラマであり良質な人間ドラマの傑作をご紹介。

  • 映画『スティング』動画視聴※この騙され方ならダマサれて本望……

    映画『スティング』の動画配信を視聴しての感想。『明日に向かって撃て!』の監督ジョージ・ロイ・ヒルが、ニューマン&レッドフォードをふたたび起用して制作したエンタメ犯罪ムービー。ニューマン率いる詐欺グループが、ギャングのボスをひっかけて50万ドルをせしめるまでをユーモラスに描く。

  • 映画『月の輝く夜に』動画視聴※月にたぶらかされてタガを外してみたくなる物語

    映画『月の輝く夜に』動画を視聴しての感想。ニューヨーク・リトル・イタリーを舞台にイタリア系バツイチ女性(シェール)を主人公に、彼女のロマンティックな恋愛と家族の肖像をハートフルに描いたドラマ。再婚に後ろ向きになっているあなたに一歩前進をうながすきっかけを与えてくれる作品になるかも…

  • 映画『燃えよドラゴン』動画視聴※世界中が血を騒がせた規格外の体技

    映画『燃えよドラゴン』動画を視聴しての感想。伝説のカンフースター、ブルース・リーの名を世界中に轟かせたアクション映画の傑作。大迫力のカンフーは世界中の子供たちに真似されて一大ブームに。ブルース・リー急逝後、日本で初公開。伝説となったブルース・リーの過去作品もにわかに注目を集める。そんな『燃えよドラゴン』の魅力をご紹介。

  • 『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』※癒やす側もまた癒される再生の物語

    『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』動画を視聴しての感想。並外れた数学の才能をもつ青年と、心に傷を負った精神分析医との人間的交流を描いたヒューマンドラマの傑作。重いテーマながら見終えたあとさわやかな余韻を残す『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の魅力をご紹介。

  • 映画『ダイ・ハード』※突き抜けたデタラメさに最後までつきあいたくなる映画

    映画『ダイ・ハード』の動画を見ての感想。高層ハイテクビルを舞台に、鍛え上げた肉体と豊かな機知を武器に、たった一人で武装集団に戦いを挑む刑事の姿を描くアクション巨編。ビルの仕掛けを生かしたアクション、才走る悪役との肉弾戦&頭脳戦はラストまでノンストップで突っ走るかのよう。そんな『ダイ・ハード』の面白さをご紹介。

  • 『椿三十郎』(1962年)※桁はずれの面白さ…その根底にある含羞

    黒澤明『椿三十郎』(1962年)の動画を見ての感想。三船敏郎演じる型破りな浪人・椿三十郎の活躍を描いた傑作痛快時代劇。若侍たちとともに藩の奸物を討つために三十郎が立ち上がる。ラストの緊迫した対決シーンは時代劇映画史上に残る名場面。殺気立った中にもどこかほんわかとあたたかみのある『椿三十郎』を紹介。

  • 『ノッティングヒルの恋人』※甘味はあるがクドくない、しっとり典雅な恋物語

    『ノッティングヒルの恋人』の動画配信を視聴しての感想。ジュリア・ロバーツ&ヒュー・グラントによる切なくも美しいラブストーリー。英国情緒あふれるノッティングヒルを舞台に、ハリウッド女優と平凡な書店店主がふとしたきっかけで恋仲に。見れば心がやさしくなれるこの映画の魅力をご紹介

  • 小津安二郎『お早よう』※愉快なオナラで彩られた ふくよかな日常のスケッチ

    小津安二郎作品『お早よう』の動画を見ての感想。かわいらしくゆるやかなホームコメディ。舞台は戦後の小さな集合住宅地。「婦人会の会費を払った、払ってない」だの、「テレビを買う買わない」だの、さしたる事件らしい事件は起こらない。でもなぜか見ているだけで心が洗われるような作品。1959年に生まれていない人でもやさしいノスタルジーに浸れる『お早よう』の魅力をご紹介。

  • 『ゴースト/ニューヨークの幻』※甘美に疼く、侮りがたいラブファンタジー

    映画『ゴースト/ニューヨークの幻』の動画配信を見ての感想。古典的ともいえる幽霊モノを、ニューヨークを舞台にした都会的なアレンジをくわえたスタイリッシュなラブストーリー。この映画で、ヒロインを演じたデミ・ムーアは一躍スターダムへ。印象的なシーンとテーマ曲も忘れがたい『ゴースト/ニューヨークの幻』をご紹介。

  • 映画『真昼の決闘』※孤立無援で戦うあなたに勇気を注入する物語

    映画『真昼の決闘』動画・DVDを見ての感想。孤立無援でたたかうすべての人に見てほしい人間ドラマの名作。緊迫感あふれる演出。ゲイリー・クーパーの枯淡の演技。いずれも出色の出来。保釈された無法者の「お礼参り」に、ひとり立ち向かう決意を固めた保安官の勇姿に鼓舞されること間違いなし。

  • 映画『ロシュフォールの恋人たち』※音楽劇だから伝わるカラフルな官能のほてり

    映画『ロシュフォールの恋人たち』の感想。カトリーヌ・ドヌーブとフランソワーズ・ドルレアックの美人姉妹共演のフランスミュージカルの傑作。恋の幸福に酔いしれた人々が、踊って歌っての2時間。浮き世のつらさも吹っ飛ぶようなカラフルな音楽劇の魅力をご紹介。

  • 『仁義なき戦い』※魅了される没義道の美、味わうには胆力が要る

    『仁義なき戦い』動画視聴しての感想。激越な暴力描写と凄まじい気迫に圧倒される映像で大ヒットを記録した実録ヤクザ路線シリーズ。血で血を洗う広島ヤクザ抗争の真っ只中を生き抜いた元組長の手記をベースに、飯干晃一が著したドキュメントを映像化。

  • 『マイ・インターン』※乱世をしなやかに生きる柔軟な身のこなし

    映画『マイ・インターン』動画を視聴しての感想。名優デ・ニーロがチャーミングで頼れるシニアインターンを演じた話題作。女性経営者アン・ハサウェイのアシスタントとなってさまざまな難題に助言をしていくうちに40歳の年齢差を超えて友情が芽生えていく。見れば心があたたかくなるハートウォーミングストーリー。

  • 『ティファニーで朝食を』※自由奔放、華麗に生きる女の光と影

    『ティファニーで朝食を』動画配信視聴しての感想。オードリー・ヘプバーン主演の名作。この映画によって、その名を世界中に轟かせた。ニューヨークの宝石店「ティファニー」。1960年代のどこか艶のあるニューヨークの表情も一見の価値あり。名曲『ムーン・リバー』と都会的で洒脱な映像美が余韻を残す『ティファニーで朝食を』の魅力を紹介。

  • 『ドライビング Miss デイジー』※黄昏の日々を丹念に生きる、いのちのかがやき

    『ドライビング Miss デイジー』動画配信視聴の感想。頑固な老未亡人デイジーと、老黒人専属運転手との4半世紀にわたる心の交流を描く人間ドラマ。最初はぎくしゃくしながらも人種も主従の差も超えて深まっていく友情と絆。そこには温かいヒューマニズムがあふれている。

  • 映画『用心棒』※手放しで楽しめる痛快時代劇!だけど甘くない、浅くない……

    映画『用心棒』の動画視聴の感想・雑感。全世界に影響を与えた、黒澤明の痛快時代劇!キレッキレのアクションに巧みなユーモアを取り入れて娯楽色を前面に打ち出した作品。剣の腕も立つが頭もキレる浪人を三船敏郎が力演。その後の時代劇に歴史を変えたと言っても過言ではない『用心棒』の魅力を紹介。

  • 映画『アニー・ホール』※カッコ悪さを隠さない男のカッコ良さ

    映画『アニー・ホール』の動画の感想。ウディ・アレンの人気を不動のものにした、ビターテイストのラブストーリー。第50回アカデミー作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞を受賞。ニューヨークを舞台に、私生活でも恋人同士だったウディ・アレンとダイアン・キートンのウィットに富んだ掛け合いは見もの。

  • 『トッツィー』感想※本音で生きることの大切さと難しさを教えてくれる映画

    『トッツィー』の映画を見ての感想。ダスティン・ホフマンが魅力的なトッツィーを演じたヒューマン・コメディの傑作。さえない男優がひょんなことから女優に転身。女優ドロシーはメロドラマで人気者になるが、男性から想いを告げられたり、意中の女性から同性愛者であることを疑われたりして混乱していく。

  • 『カサブランカ』動画視聴記※違いのわかる大人になりたい人が見るべき映画

    映画『カサブランカ』の動画視聴記。ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンの2大スターが共演した、見る者の胸を熱くするメロドラマの傑作。違いのわかる大人になりたい人が見るべき映画です。

  • 『天使にラブ・ソングを…』横紙破りなシスターが教える差別化の要諦

    ウーピー・ゴールドバーグ主演のミュージック・コメディの傑作『天使にラブ・ソングを…』の感想。ひょんなことからクラブ歌手が修道院の尼僧になって聖歌隊を指揮することに。見て聞いてハッピーな気分になれる!『天使にラブ・ソングを…』の魅力を綴っています。

  • 映画『ローマの休日』所感※普遍的な美を追求しているあなたなら見るべき作品

    『ローマの休日』(1953年)。オードリー・ヘップバーンを世界的なスターにしたラブロマンスの不朽の名作を動画視聴しての所感。時を経ても色あせない王女アンのとびっきりの可愛らしさ。美しいローマの町並み。そして切ないラスト。何度見ても感動で胸がいっぱいになるラブストーリー。

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