成長期の噛み合わせ改善
歯科医によってコンセプトの違いはあるかと思いますが、歯並びは後でどうにでもできるので、永久歯列になるまでに噛み合わせの問題を改善することを優先しています。小学校中程の患者さんで、永久歯前歯に加えて犬歯付近まで全く噛み合っていません。このような開咬は、骨格や舌の位置の不良とかも関連して、矯正治療では最も厄介です。反対咬合系の骨格ともリンクしていることが多く、骨格成長の考慮が必須です。この患者さんも同様でした。成長期の介入でどこまで改善効果があるかは、予知性が小さいと言えます。プレオルソ(成長期用のマウスピース装置)で開咬治療に特化したタイプを使用しました。使用は良好で1年3ヵ月経過。犬歯や小臼歯がどんどん生え変わる年齢になりました。なので奥歯付近は上下スペースがありますが、前歯部分はほぼ噛み合って来ました。...成長期の噛み合わせ改善
2023/07/31 18:53