考察・村上春樹著『「ヤクルト・スワローズ詩集」』すみません。黒ビールです。
短編集「一人称単数」より、『「ヤクルト・スワローズ詩集」』を考察します。こちらの本はエッセイ形式で語られているのですが、私は基本的にフィクション(創作)として読んでいます。 本作でも、著者は小説家としてデビューして間もないころ、「ヤクルト・スワローズ詩集」なるものを500部ほど自費出版で販売したと語っていますが、調べてみるとこのエピソードはウソのようです。 前回の記事で「カキフライ理論」について触れましたが、こちらの作品はそのカキフライ理論で書かれています。著者の好きな「ヤクルト・スワローズ」をネタにして、自分自身を明らかにする文章です。 The Yakult Swallows Poetry …
2023/04/08 09:53