離婚届けを出してから知ったこと。それは、子供の苗字って、裁判所行かないと変えれないってこと。初めて裁判所って所に行き、なんだかそわそわドキドキ。私自身の姓も変…
夫と最後に、離婚届けのこともあるし、逢って、細かいことを決めることになった。蒼介さんからは、必ず公共の場所、尚且つ人の多いお店で逢うようにと念を押された。お互…
それから、電話での話し方を、コンコンと注意された。1番言われたのは『怒りを怒りで返してはいけない』ということ。夫が望む答えを私がしなかったら、すぐに夫は怒りだ…
『あかりは、間違えてる。』ずっと黙ったまま、私の話を聞いてくれていた蒼介さん。話が終わった途端、全否定から始まった。『あかりも、その彼も。君達は間違ってる。』…
『あかりはホンマに離婚する気あるの？』「もちろん。」『じゃあ、離婚しない理由は何？』「旦那さんが別れてくれない。」『じゃあ、旦那さんが別れてくれない理由は何？…
蓮のマンションの自転車置き場についた。蒼介さんが、スペースを開けて、自転車を押し込んだ。私は、もう一度、マンションを見上げた。灯りのついた蓮の部屋を目に焼き付…
昼間は、何の連絡もなかった。私は黙々と片付け、掃除をしていた。日は暮れた。夜になっても連絡はない。スーパーに行き、ビールとお惣菜を1人分買った。家に戻ったら、…
その日は、映画の後、そのままそのショッピングモールでゲームをしたり。夜はみんなで外食をして、別れた。その翌週から、私達の付き合い方は一転した。東京で仕事をして…
待ち合わせ場所についた。蒼介さんが助手席に乗り込んだ。さっきまで騒いでいた子供達が一瞬で静かに。蒼介さんが、後ろを向き子供達に挨拶。………緊張する。とにかく、…
考えた。どうするか。今まで、蒼介さんにもらった言葉。蒼介さんの私に対する態度。昼間デートで見た、子供と接する蒼介さん。蒼介さんの離婚理由。蒼介さんの元奥さんに…
蒼介さんとのこと。当時のブログにも書いていたので、次第にカズも、コメントという形でやりとりをするようになり、徐々に元の関係に戻っていった。蓮からの連絡も、毎晩…
蒼介さんと出逢ってから、私の毎日は大きく変わった。とにかく、マメな人だったので『おはよう』から始まって、コンスタンスにメールがくる。もちろん、短文。その短文が…
翌日も祝日の月曜日。日中に、何度か蒼介さんからメールがきた。『おはよ』『ええ天気やなぁ』『何してるん？』返信をどうするか考えていた。まぁ、ヤり逃げって感じでは…
気がつけば、時間は22時をすぎていた。『そろそろ行こか。』確かに、しゃべり疲れた。変なテンションで、ほぼ私ひとりで話していたので、とても疲れた。蒼介さんは、私…
日曜日。昼間は、私に予定があり、蒼介さんは、ホントか嘘か知らないけど、とにかく、娘さんの晩ご飯を用意してからになるということで。結局、逢う約束したのが、20時…
つくづく自分自身、男にだらしないなぁと呆れる。私っていつもこのパターン。この人と別れようと思った時、必ず、最後の方は他の人とダブってる。18歳で初めて男性とお…
蓮はあきらめなかった。毎晩ではないけれど、何日かおきに、電話がかかってきた。もちろん、出なければいいのかもしれない。でも、それが、どうしても私にはできなかった…
別れないといけないとって思いながらも、断ち切れなかった私。でもやっと、ふんぎりがついたというか、覚悟できた。もう、大好きな人を泣かせたくない。たぶん、私の中で…
服を整え、まだ布団の中にいる蓮のそばに座った。蓮は、私を見ることなく、ただ話し続けていた。蓮のご両親の話。親子の関わり方。あ、その希薄な感じ…。私と私の親との…
意識したつもりは、全くなかった。だけどなぜかその夜は、1番お気に入りの綺麗な服を着た。自転車貸してもらったのに、結局その夜も、蓮は私の家までバイクで迎えにきた…
蓮とそんなやりとりがあった頃、私と子供達の生活は順調だった。長男は、新しい学校の友達ができ、うちにも遊びにきてくれるようになり少し安心。次男は相変わらずサッカ…
コトが終わった後。蓮は私に、冷蔵庫から飲み物をとってくるように言った。…え？一瞬、耳を疑った。なぜなら、私は今まで1度も彼個人の部屋以外には入らなかったし、ト…
夜の静けさの中、バイク音が近づいてくる。大きく息を吸って、目を閉じた。『今日で最後』自分に言い聞かせ、そっと目を開けた。エンジンを切る音。近づく足音。黒いシル…
『何かあったん？ 全然電話に出てくれないから心配したやん。』「ううん、別に。タイミングが悪かっただけ。」不思議だった。なぜ、蓮が私のこと何も疑わないのか。何度…
しばらく、蓮から連絡はなかった。もちろん、私からもしなかった。2学期が始まり、長男は転校した。会社を休んで一緒に始業式に参加した。担任の先生にも、離婚する予定…
子供達が実家から戻ってきた。一気に、部屋が息を吹き返したようだ。笑い声と少し高い子供達の声が溢れかえる。目も耳も賑やかになった。もう少しで夏休みが終わる。いよ…
「もしもし。」『あ、俺だけど。』「はい。」『あいつを訴えることにしたから。』たぶん、夫と話すのは1か月ぶりくらい。だけど夫は、私達の近況を聞くこともなく、すぐ…
少し落ち着いたのだろう。下着をつけている私の背中に向かって、蓮は話し出した。内容証明が届いてからのこと。蓮の実家は、すぐそばにあると聞いてる。夫は、それも調べ…
ところが、その夜。蓮から連絡はなかった。気になりながらも、一人きりの夜を静かにすごした。夫が、壊したノートパソコン。実は、こっそり、持ってきていた。壊れてるの…
確か、その翌週だった。仕事中に私の携帯が鳴ったのでびっくり。慌ててマナーモードにしたが、その相手は蓮だった。私が仕事に行ってるのは知ってるはず。こんな時間に何…
引っ越したことを、実家の母に連絡した。深いため息と共に『何やってんの』と呆れられた。実家にも夫が私の不貞行為の暴露手紙を送ってるから、両親とも今回のことを知っ…
蓮と逢うのは1週間に1度ほど。今でも、蓮の顔を見ると心はときめく。やっぱり好きってなる。蓮の後ろに乗るバイクも今じゃすっかり慣れた。2人乗りのまま、蓮のマンシ…
引っ越しは週末にして。翌月曜日は、お休みをもらって、役所関係をまわった。1番最初にしたことは、転出届。これで、学校の編入手続きができる。その後、転校先の放課後…
蓮とは、以前ほどの頻度では逢わなくなった。逢えなくなったのではなく、逢わなくなった。なぜか、気が進まなかった。『好き』は何一つ変わってないはずなのに、なぜだろ…
仕事は、内容は特に難しいものではなかったけれど、環境だったり雰囲気だったりに、なかなかなじめなかった。常に、昼食はひとり。同じチームの女性達とも、ほぼ、挨拶以…
結局その夜は、コトが終わった後、すぐにそれぞれの家に帰った。やっぱり、再会できた嬉しさというよりは、安心したというかホッとしたというか。心に空いていた穴が、よ…
驚いた。本当に驚いた。驚きすぎて言葉がでない。『あかりさん？』「うん」『電話、変わってないんや。よかった。』「うん」『誰かそばにいるの？』「いや、大丈夫」『少…
「もうすぐ着くよ～。また、自分の家に帰ってきたら連絡するから。」携帯をカバンにしまい、うつむき加減に自転車置き場に入ってみた。蓮から聞いていた場所に、私の自転…
カズは、唯一、実際に逢ったことがあるブロ友さん。同じ大阪って理由で、逢ったわけではない。もちろん、カズが熱望したからだけど、それでも、普通は逢わない。カズとは…
その頃の私。住む所も、仕事も決まったので、やることが山ほどあった。家の片付けや、引っ越し準備やら、わりと、てきぱきと時間はすぎていった。夜。なるべく、子供達と…
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