『深夜便一三〇列車:警視庁物語』 長谷川公之
警視庁物語:長谷川公之 1960年(昭35)小説刊行社刊。 1960年(昭35)雑誌「小説倶楽部」にダイジェスト版掲載。 作者の長谷川公之(1925~2003)は医大を卒業後、警視庁の法医学室で勤務した経歴があったが、その後映画脚本家としての活動に専念した。1956年からは東映でシリーズ化された「警視庁物語」全24作の脚本を担当した。当時はまだテレビよりも映画が人々の娯楽の中心で、このシリーズも人気を博し、年に2~3作のペースで作り続けられた。 深夜便130列車:東映(1960) この本にはその11作目の「遺留品なし」と12作目の「深夜便130列車」のノベライズされた中篇2作が収められている。…
2025/05/31 21:08