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2021/12/26

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  • ボブと義弟?13

    「天気も良いし、皆んな楽しんでるから海斗もご機嫌だな、姉貴」「赤ちゃんはそういうとこ敏感だからすくわかるのよ」そう言ったのもつかの間、海斗が泣き出した。 「なぁ、何かお隣さん、雲行き怪しくね?」「声がデカいライク!まぁ酒呑んで気分が昂まったんだろ」 隣のグループの1人が大きな声で喚いてその場を去ろうとしたので、仲間が止めようとしたが、力ずくで振り払った時、偶然後ろを通っていた女性にぶつかり、バランスを崩した女性はそのまま光太郎に覆いかぶさる。BBQコンロを見ていた光太郎は、その勢いのまま身体はコンロに。光太郎は無意識に手を出してしまい、苦悶の声を上げる。「うっ!!」無意識に左手でコンロに触って…

  • ボブと義弟?12

    「そのオラオラ旦那曰く」「オラオラ旦那、笑笑笑」「花火から戻って来たら誰も居ないし」「どんだけ花火してたんだ!」「自分らの荷物もない。普通だったらそこの管理事務所に問い合わせるけど、オラオラ旦那は、花火が長いからほっとかれたから勝手に帰ったと思ったらしく、自分からも連絡しなかったんだって」「にしても遅過ぎね?」「勝手に帰ったと勝手に思って呑みに行って、結局翌日にな」「酷いな!奥さんと赤ちゃん可愛そ過ぎだわ」「でな、翌日オラオラ旦那と奥さんが病室で大喧嘩したらしい。亜夢ちゃん見たんだよね?」「はい、奥さん泣きながら、何で連絡してくれなかったの!って。そしたら旦那さんが、こっちにだって都合があるん…

  • ボブと義弟?11

    「ボブ、ひとつ確かな事言っとく」「何だよ?」「果音とお前の上下関係は、一生続く」「怖い事言うな!洋太、お前ら結婚したら、遠いとこに引っ越せ!何だったら今からでも。亜夢ちゃんもその方が良いよね?怖い果音先輩と会わなくて済むし」「変な事言わないでよ!亜夢ちゃん、私全然怖くないよね?」「は、はい」「言わされてる」「笑笑笑笑笑」「そんな事ないです。私はこのメンバーの本音トークでも、全然楽しい雰囲気が大好きだから」「俺達は極普通の仲間だけどね」「とても良い仲間だと思います。私この仲間に入れて凄く嬉しかったから」「でも亜夢ちゃんが仲間入りしてから何か良い感じだよな」「何が?」「何か、品が良くなったような」…

  • ボブと義弟?10

    「ライクは叔父さんになるのか」「そうだよ」「俺は1人っ子だから叔父さんにはなれない」「頑張れば」「何を!?1人っ子は叔父さんにはなれないんだ!」「笑笑笑笑笑!」「でも本当可愛いよな、何歳かな?」「25歳だけど」「お前じゃない!!」「笑笑笑」「2歳です」「お名前は?」「好彦です」「だからお前じゃない!」「笑笑笑笑笑!」「斉藤海斗です」「説明しとくけど、姉貴は離婚した訳でも未婚の母でもなく、たまたま旦那さんの名前も斉藤だったんだ」「へー、珍しいですね」「まぁでも、斉藤は珍しくないから」「そうかもですけど、斉藤同士の結婚は珍しいと思います」「えっ、お姉さんと弟さんですか?」「そうだけど」「すみません…

  • ボブと義弟?9

    「じゃあアンケート。果音が30分以上黙ってたら死ぬと思う人?!」「はーい!!」ボブ達グループ全員と、剣ちゃんも手を挙げた。「何でよー!ちょっと剣ちゃんまで」「いや、すみません」「初対面だよ」「初対面でもそう思ったんだよ。この短時間で確信したんだ。素直で良い子じゃんか」「失礼ね。わかった、じゃあ洋太とソロキャンプ行くわ。それなら死なずに済む 笑笑」「2人以上はソロって言わないんだよ!」「笑笑笑笑笑!」「果音ほら、光太郎君達引いてるぞ」光太郎と友達は右手をあやふやに揺らしながら、作り笑いを浮かべてる。 「隊長さんが昨日肉を持って来てくれたのか?」「そうなんだよ、何か申し訳ない事したわ」「今日は来れ…

  • ボブと義弟8

    「そして最近ボブの彼女になったのが、私の後輩で千寿亜夢ちゃん。弟君の友達なら会った事あるかな?」弟の友達が2人共しっかり頷く。「じゃ、弟君、お友達紹介して」「はい、弟の千寿光太郎です。今日は宜しくお願いします」「光太郎君、今日はレクチャーお願いします」「いや、僕もそんなには…」「でもソロキャンプ行くんでしょ?」「まだ初心者ですから」「いやいや、それでも私達よりはかなり知識と経験あるはずよ」「期待外れだったらすみません。じゃ友達、茂木恵達と彼女のさくらちゃん」「茂木です」「さくらです」「宜しくお願いします」「で、もう1人 剣ちゃんこと 剣昇彰人」「剣昇です、剣ちゃんです。宜しくお願いします」「名…

  • ボブと義弟?7

    「ちょっと人数増えたな」「でも良いんじゃないのか、亜夢ちゃんの弟君だけだったら、アウェイ感凄かったと思うよ、いくら俺達がウェルカムでも」「だな」 果音の提案でBBQをやる事になったボブ達。元々は亜夢ちゃんの弟、光太郎君のシスコン感情を、何とか克服させたいという亜夢ちゃんの強い願いだった。それは同時にボブの願いでもあり、皆んなの願いであった。ソロキャンプ経験者の光太郎君に、是非BBQの本当の醍醐味を教えて欲しいと言った姉の亜夢ちゃんに対し、最初は乗り気でなかったが、友達も呼んで皆んなで楽しくやろうと言ったら何とか納得してくれた。 いつものボブ達メンバーと、ライクのお姉さん親子。亜夢ちゃんの弟君は…

  • ボブと義弟?6

    「ごめん、亜夢ちゃん」「いえ!果音先輩が謝る話じゃないんで」「だから果音、この話は人に言うなよ」「わかってる。私その辺はちゃんとわきまえてるから」(どこが!!)と、皆んなが心の中で叫んだ。 「ライクはエルのおかげで完全克服出来たもんね」「この子は単細胞だから」「おい!」「笑笑笑」「俺、会ってみよっかな…」「ライク、いきなりそれは…」「そうか?経験者同士、通じ合うものがあると思うけど」「それはお前の考えで、弟君がどう思ってるか。だいたいどういうシチュエーションで会うんだよ?」「例えば…居酒屋とかで偶然会うとか」「お前が偶然装うなんて芝居、出来っこないだろう。しかもどうやって話切り出すんだ?そうい…

  • ボブと義弟?5

    「好彦も姉ちゃんを尾行した?」「そんな事しないよ!」「だよね、あんたそこまでの知恵ないもんね」「おい!」「笑笑笑」「それはショックだったよね?」「はい」「その時のボーイフレンドは?」「何か離れていきました」「そうなるよね」「弟を問い詰めても、偶然だったの一点張りで」「誰か好きな人いる感じ?」「たぶんいないと思います。休みの日でもあんまり外に出てないし」「友達は?」「友達は普通にいます。でも自分からじゃなくて、誘われたら遊ぶって感じですかね」「好彦は、ボブ君達がいたから助かったけど、弟君の友達がどんな感じかわからないわね、エルちゃんみたいな子が現れたら最高なんだけど…」「そんな都合良くは…」 「…

  • ボブと義弟?4

    「ボブさん、ごめんなさい」「亜夢ちゃんが謝る話じゃないよ」「でもボブさんをあんなに睨み付けるなんて!」「亜夢ちゃんからの予備知識があったから大丈夫だったよ。まぁ、よっぽどお姉ちゃんが大事なんだね」「エルさんが言ってましたけど、ライクさんはエルさんが彼女になってからシスコンの感情が薄れたんですよね?」「ライクは単細胞だから、それで成功したかもしれないけど」(まあまあ酷い言い方するボブ)「そんなー」「それはあれとして」(どれなんだ?)「これは俺と亜夢ちゃんにとって避けて通れない問題だから」「ありがとうございます」 亜夢ちゃんが是非にと言うので、かつてシスコンの当事者ライクと、何かお役に立てればと、…

  • ボブと義弟?3

    「池堂さん、お一人なら家事とかは?」「一応1人でやってます。両親が亡くなって隣のおじさんとおばさんが僕の後見人になってくれて、そうじゃなくても凄くお世話してくれて、そのおばさんに料理とか家事全般教えてもらいました。」「お隣さんがいい人で良かったわね」「はい、隣にも僕と同い年のヤツがいるんで」「ヤツ?」「あいえ!幼馴染みです」「その人が私のサークルの先輩の果音先輩なの。その果音先輩が私にボブさんを紹介してくれたってわけ」「そういう事だったの」「でも池堂さん1人で暮らす、ましてや高3でいきなりだと、家事だけでなく家の事全部やらないとだから大変だったでしょう?亜夢じゃ無理だな」「無理無理!私なんか今…

  • ボブと義弟?2

    「初めまして、池堂保武と申します。縁あって、亜夢さんとお付き合いさせていただいてます。宜しくお願いします」ボブが緊張感いっぱいで挨拶してから深々と頭をさげた。「池堂さん、娘から話は聞いてます。まず先日は爆発事故から身体を張って娘を守ってくれた事、感謝します。ありがとうございました」「いえ!たまたまそばにいて無意識で身体が動いたような感じでしたから」「何か見た感じ、身体鍛えてるように見えるけど、何かスポーツは?」「はい、メジャーではないですけど、空手を」「それは素晴らしい!段とか?」「一応3段です」「凄いですね!普段から身体鍛えてあるから咄嗟の時も身体が反応するんですね」「いや、それはどうでしょ…

  • ボブと義弟?1

    「ボブ緊張した?」「ま、まあな」「緊張して挨拶する時、は、初めまして池堂ボブですとか言って」「笑笑笑」「それで亜夢ちゃんのお父さんに、君!ふざけた挨拶するなら帰りなさい!とか叱られたんじゃない?」「笑笑笑笑笑」「そんなことある訳ない!俺で遊ぶな!」「いいじゃん、面白いんだから」「俺は面白くない」「亜夢ちゃんの御両親は何て言ってた?印象とか」「両親にとっては私の彼氏っていうことと、私を助けてくれた恩人でもあるから、ボブさんにはまず感謝してました」「良かったなボブ、門前払いじゃなくて。心配してたんだから」「そんな心配してたのか?ライクは俺の事よりエルの心配しろ」「エルさん、お腹少し目立ってきました…

  • リアル運動会4

    夕御飯はおばあちゃんの強い、強い希望で寿司で打ち上げとなり、上条家も強引に誘われた。「今日はみんな頑張ったからおばあちゃん嬉しいよ。幸星も亜夢も上条家の皆さんもいっぱい食べてね」「すみません、一家でお邪魔して、ありがとうございます」「じゃ乾杯しましょう、紗耶香ちゃん怪我しちゃって心配だけど、寿司食べたら治る言ってくれたから大丈夫だね」紗耶香はにっこり頷く「乾杯!!」寿司を食べながら、男性陣は呑みながら、お父さん達が撮影した動画を見ながら盛り上がった。「沙羅ちゃんは何が一番良かったの?」「沙羅はねー、玉入れ!だっていっぱい入ったんだよ」「へー、玉入れが良かったんだー」「後はレンタルファイトがちょ…

  • リアル運動会3

    午後の競技も順調に進み、最大の盛り上がり競技リレー。赤組3チーム、白組3チームの6チームで行われ、一年女子、一年男子の順でアンカーは六年男子。幸星と紗耶香は赤のバトンで同じチーム。スタートの号砲とともに元気なランナーが飛び出すと歓声が一斉にわき起こる。各学年共見事な力走で抜いたり抜かれたり。五年生になるとスピードも上がり迫力が増し、この時点で幸星らの赤バトンは三位。六年の紗耶香がバトンを受け取るとぐんぐん加速、一位と二位の混戦をかわし一気に逆転して一位で幸星に渡せそうだ!ところが追い抜く際足が絡んで紗耶香はまさかの転倒、左足に激痛が走る。立てない…歓声が悲鳴に変わる中、はっきり聞こえた1人の声…

  • リアル運動会2

    競技は徒競走から始まり、亜夢と沙羅は二位、幸星と紗耶香はリレーの選手に選ばれるほどの脚力なので2人共ダントツの一位であった。その他の競技も順調に消化され午前中のメインイベントとも言えるレンタルファイトが始まった。何故メインかと言えば、実況の飯杉先生が大変面白い先生で、赴任して来た三年前から“名物競技”になった。昔で言うとこの借り物競争である。簡単なボールとかほうきなど、物なら問題ないのだが…迷いながら飯杉先生の元へ駆け寄る上条沙羅【はい、えー、イケメンの大人……あっ俺だ!】会場が笑いに包まれる。ゴールして元の場所に戻る途中白組の児童に呼び止められ「飯杉先生はイケメンじゃない」 「先生は周りから…

  • リアル運動会1

    ドーン!ドドーン!「お母さん、今の花火!?」「そだよ、運動会決定だね、頑張ってよ!」「やったぁ!兄ちゃん運動会やるよ」「うん、晴れて良かったな。亜夢は何に出るんだ?」「亜夢はね、徒競走とー、玉入れとー、レンタルファイトとー、ホークダンス!」「フォークダンスな、レンタルファイトはもしかしてまた飯杉先生の実況付き?」するとお弁当を作ってた母親が「いいじゃない!盛り上がって、亜夢は何をレンタルするのかな?」「何かね、物だけじゃなくて人もレンタルするんだよ、メガネの人とか、五年女子とか」「じゃ亜夢、六年男子だったらすぐ兄ちゃんのとこ行きなよ!」「うん!六年男子、六年男子、六年男子…」亜夢は呪文を唱える…

  • シャイな若者5-12

    「はい、田口さんお茶どうぞ」「えっ!ありがとうございます!」順一君は恐縮しながら有り難く頂く。「安奈ちゃんじゃなくておばさんだからあまり美味しくないでしょうけど」「いえ!そんな」「おい!余計な事言うな、田口さん困ってるだろ。すいません、口数多いもんで 笑」「あぁ、ははぁ」順一君は曖昧に返事をしてお茶を一口飲んだ。「美味しいです!」「まあ、そう!?笑 良かった」確かに美味しい、美味しいけど…初めて石栗さんが淹れてくれたお茶は順一君にとって忘れられない味であった。 翌日順一君はまた病院に行った。ところが!「あら!石栗さんの彼氏さん、もう退院したわよ!」順一君達を少しからかった看護師さんが、そう言っ…

  • シャイな若者5-11

    「こんばんは」「田口さん!いらっしゃいませ 笑」「あっ、ども」「昨日お見舞い行ってくれたんですってね!安奈ちゃん嬉しそうな声で電話してきましたよ 笑」「あ、そうですか。じ、実は今日も…」「えっ!今日も!?まぁ安奈ちゃん喜んでたでしょ?」「どかな ? 笑 あの、日替わり定食下さい」「はい、お待ち下さい。日替わり 1でーす!」順一君はいつもの席に座る。今日も石栗さんがいないのでここで緊張する事はなく落ち着いていた。もっともさっき病院で逢ってた時はかなりドキドキはしていたが、それでも以前よりはだいぶ良くなった。本当に順一さんが勇気を後押ししてるみたいで頑張って話が出来た。そんな順一君の様子を石栗夫妻…

  • シャイな若者5-10

    「素晴らしい田口さん!」「そしたらいい事が起こり始めて、ずっとニートだったのに本気で就活したら今の会社に採用してもらえて、実家出てアパート暮らしも出来たし、一番良かったのは“石栗食堂”って美味しい定食屋さん見つけて、石栗さんに出逢えた事」順一君は顔を真っ赤にしながらも頑張って言った。それを聞いた安奈も頬を染め「私も今までいろいろあったけど、田口さんがお店の常連さんになってくれて、ただの骨折なのにお見舞いまでいただいて、パズルまでもらっちゃって 笑、でも来てくれたのがなにより嬉しかったです、ありがとうございました」「自分でもこんなに人と話が出来るなんて不思議なんです。お店でも最初は全然しゃべらな…

  • シャイな若者5-9

    「僕、何をやってもダメで大学も辞めちゃったし、何のバイトも長続きしないし、人とのコミュニケーション力がないから上手く生きていけなくて…」「そんな事ない…」順一君は少し笑ってから「今思えば本当に愚かな行動で、森の中でさまよえば餓死出来ると思ったんだけど、たまたま道路に出た瞬間、通り掛かった桜井さんに声掛けられて」「桜井さん…?」「僕を助けてくれて一晩お世話してくれたご夫婦。最初は息子と同じ23歳で親近感がわいたみたいだけど、名前が一緒だと分かったら桜井さんのテンションが一気に上がって、異様に思うくらい。でもその夜僕は亡くなった順一さんの部屋で一晩過ごしたんだけど、その時分かったんだ、桜井さんが異…

  • 田舎の運動会2

    母親がお弁当を広げてから“逃亡”まで、この一連の流れが運動会のお弁当タイムの“風物詩”なのだ。 午後の競技、1日を通してもそうだが種目は子供達だけでなく、親子競技や父兄だけ参加の種目もある。玉入れ程度なら団体なので心配ないが、走るとなると緊張が高まる。しかしここは親の威厳を高めるまたとないチャンス! 何処の父親もそうだが、何の根拠もない自信が頭を支配するが、結果はやはり若い父親の圧勝!残りの父親達は頭のイメージと現実の身体のギャップにショックを受けながら何ともぎこちないフォームで走る。そしてゴールの直前で見事に前のめりで転倒。会場は大爆笑だが、父親、母親、子供は恥ずかしさのあまり穴があったら入…

  • 田舎の運動会1

    朝6時、片田舎の空に乾いた花火の音が鳴り響く。運動会決定の合図だ。 普段は六時半過ぎに母親の容赦ない起こし方でやっと布団から這いつくばって出て来るのに、今日は何処の家の子供達も6時前には既に着替えを済ませ“シャキッ”としてる。 そして何処の家の母親も「いつもこうやって起きてくれればいいのに」そう愚痴を言いながらも母親とて気分上々なのだ。大変なお弁当作りも苦にならない、むしろ楽しんでいる。何しろ今日は子供の成長、活躍を一日中観れる最大のイベントだからテンションMAX! 一方父親は母親達とは若干の温度差があるものの、大事な任務の“場所取り”がある。母親がお弁当を作ってる間に一度学校のグランドへ行っ…

  • 子供達の家パ7

    「離れ離れになると思ってたのにまた三年一緒、しかも部活まで!」「嫌なのか?」「幸星のバカ!」また体当たりした。「うるせー保育園児!」「もう置いてくよ!」 「持って来たよ、ビールとジュースと三脚」「ごめんね幸星君、紗耶香も」紗耶香の母親はすぐに気付いた。 紗耶香の眼が明らかに少し輝いてる事を。「じゃ、ここで写真撮るよ。第1回杉浦家上条家合同ハロウィンパーティー、三脚貸してくれてありがとう記念写真!」「タイトル長い 笑」「笑笑笑」「長すぎ 笑」「三脚貸してくれてありがとうのくだりはいらないでしょ! 笑」 いろんなバージョンで撮った。オーソドックスな家族写真から、子供だけ、杉浦家の子供と上条家の親と…

  • 子供達の家パ6

    「幸星君どうするの?中学校、有名所からお誘いもらってるんでしょ?」「断るかも」「そーなの!?」「本人に任せたの。そしたら今のところ中学校までは普通の公立行きたいし、仲の良い友達と離れるのは嫌だって。勿論陸上部には入りたいみたいだけど」「ふーん、仲の良い友達ね」「そう、仲の良い友達」 幸星の母親は紗耶香を見て、紗耶香の母親は幸星を見て微笑んだ、微笑んだ。 「紗耶香ちゃんは?部活の事何か言ってるの?」「紗耶香はね、前々から陸上部で長距離やりたいって言ってる 笑」 「あっ、後でみんなで写真撮りましょ」「あれ?三脚壊れてたけど直ったんだっけ?」「お父さんが直してなければ直るわけないでしょ 笑」「すみま…

  • 子供達の家パ5

    子供達はトランプを始めた。 幸星は六年男子という事もあり最近はこのメンバーと遊ぶことはめっきり少なくなったが、今日は気を使ってるのか、空気を読んでるのか、楽しく女子の輪の中で楽しんでいる。 もっとも幸星は亜夢が何より可愛いから、亜夢の為にも楽しんでるところは大いにある。 「亜夢、ジョーカー取っても笑うなよ」「うん」「今は誰がジョーカー持っているのでしょうか!?」お互いにポーカーフェイスを決め込んでるが、亜夢の目だけが完全に笑ってる。 「亜夢笑ってるじゃん!もうばればれだね 笑」「亜夢ちゃんて本当可愛いよね」「いやいや、上条家こそ美人姉妹じゃん!でも同性の兄弟、姉妹のほうが仲いいのかもね」「何言…

  • 子供達の家パ4

    「ただいま!」「おかえりー沙羅、いいヤツ買えたの?」「うん!みんなで飾り付けやるよ!」「お願いね」「お邪魔します」「あー、幸星君もありがとうね」「お母さん、幸星にも飾り付け手伝ってもらうよ、高い所とか力がいる所」「いいの?幸星君」「あっ、大丈夫ですけど、センスないから指示してもらえば、はい」「指示は上条紗耶香総合プロデューサーが全てやるから大丈夫よ 笑」「笑!私いつからプロデューサーになったの?笑」 「今日ねー、電車でねー、酔っぱらったおじさんが乗って来てねー」「えーっ!?酔っぱらい?やーねー!沙羅と亜夢ちゃんは大丈夫だった?」「うん、お姉ちゃんが守ってくれたから!そしたら幸星君が酔っぱらいの…

  • 子供達の家パ3

    「人聞き悪い事言うんじゃない、上条!先生は純粋に君達にだな…その…ジュースをご馳走して…あげようと思ってだな…」「私達は六年生ですから、大丈夫ですけど…妹達は…一応言っておきますけど、駄目だったらすみません。でも先生、いっそのこと公開して全校児童に応援してもらうってのはどうですか?」「そんな恥ずかしい事出来るか!とにかくこの事が広まらないように頼む」「だから買収ですよね」「…」彼女(になるかもしれない人)が戻って来たので話は終わった。彼女は妹達に話し掛け「ハロウィンパーティーやるの?」「うん、沙羅ちゃんんちでみんなでやるんだよ!」「そう!?楽しそうね!どんな変装するのかな?」「内緒!」「内緒!…

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