『モンゴル帝国 草原のダイナミズムと女たち』読書メモ
ウランバートルへ発つ朝、成田空港の書店でゲット。ウランバートル市内と東ゴビ砂漠は非常に充実していたので本を読む気は起きず、主に空港で読んだ。 楊海英『モンゴル帝国 草原のダイナミズムと女たち』講談社現在新書、2024年7月 bookclub.kodansha.co.jp 遊牧民によってユーラシア世界が統一された結果、情報の伝達と交易が飛躍的拡大、それによってはじめて「世界史」が生まれたとみる考えかたは常識となりつつあります。また、遊牧民の世界は定住農耕とはまったく別の論理に基づく社会システムであって、そこに優劣はありえないことを多くの人が理解しはじめており、なかでも女性の役割がきわめて大きかっ…
2024/08/18 00:28