仁木城 三河 その1 春日部氏の詰城として築かれ、家康による改修が行われた可能性がある山城
仁木城は愛知県豊田市上仁木町にあります。春日部家綱が流浪の身となってこの地に居住し、小原一円を領有したと伝えられ、春日部の姓は後に春日井と改められ、ご子孫は仁木城の山下に居住するとされ、往時の居館もここにあった可能性が指摘されます。今見る城郭遺構は、その後に武田勝頼の三河侵入に備えた家康による改修が行われた可能性が考えられるようです。今回の参考資料は(1)「藤岡・小原・旭の中世城館」愛知県中世城郭研究会1993(2)「愛知県中世城館跡調査報告2」愛知県教育委員会1994(3)「小原の城郭」作図:千田嘉博小原村文化財保護委員会1993などです。仁木城春日部氏が崇敬したとされる白鳥神社が田代川を挟んで祀られる仁木城の南側の尾根には古墳群が在り、古くから田代川の水利による田地が開けていて、山間部であっても、先住...仁木城三河その1春日部氏の詰城として築かれ、家康による改修が行われた可能性がある山城
2024/09/29 07:09