太平洋戦争の勃発と同時に、フィリピンの米軍と戦闘開始(4)フィリピンの戦い
昭和16年(1941年)12月7日、午後9時35分、日本軍第一天候偵察隊が、そして午後11時30分、第二天候偵察隊がフィリピン上空を飛んだ。 翌昭和16年(1941年)12月8日0時15分、偵察を察知した米軍は、イバ、クラークに全機15分の待機を命じ、その後、日本の偵察機撃墜のため、戦闘機を発進させたのである。 米領フィリピン上空での航空戦の開始である。 ここフィリピンは、スペインの植民地だったものを、米西戦争によって明治32年(1899年)以降、アメリカの植民地になっていたのである。 ときあたかも、日中戦争の最中である。当時日本の植民地だった”台湾”にも近く、連合国軍の中国支援を遮断する意味…
2021/06/28 14:29