あの日 #11

あの日 #11

動画小説はこちらから☟ youtu.be 活字派の方はこちらから始まります☟ 出現した魔の物と闘(たたか)い、たくさんの傷を負って、 体中包帯だらけの父さんと母さん。 僕「また・・・傷だらけ・・・」 ぐすん。 「痛くないの??」 泣きながらそう問うた僕に、父さんと母さんはこう答えた。 父「痛むさ、もちろん。 しかしながら、父さんと母さんは人の世を、里を 護(まも)る為に力を授(さずか)かった。 だから闘(たたか)っている。 人を救える、護(まも)れる人間というのは、多くはいない。 とても誇り高い事なのだよ。」 母「これが私たちのお役目なの。 里の人たちは、食べ物になる作物を作ってくれていたり …