ものがたりジャンキーの主婦が今まで読んだなかで面白かった小説だけ紹介します。多少乱読気味。特に食べ物が出てくる小説が好きです。毎日更新がんばります。
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『30センチの冒険』三崎亜記 【感想・ネタバレなし】30センチのものさしが世界と彼女を救う!哲学香る異世界ファンタジー
今日読んだのは、 三崎亜記『30センチの冒険』です。 主人公の男性が迷い込んだのは「大地の秩序」が乱れ、距離の概念がめちゃくちゃになった世界。 手には何故か白い「30センチのものさし」。 そして、その世界で出会った不思議な女性・エナ。 世界と彼女を救うため、30センチのものさしを握りしめ冒険に立ち向かう、というファンタジックな物語です。 典型的なボーイミーツガールであり、また寓意的な描写が散りばめられた哲学の香りさえ漂う何ともいえない魅力に溢れた作品です。 ハッとするような言葉が沢山あり、泣かせに来る小説ではないのに何故かぐっとくるものがあります。 それでは、あらすじと感想を書いていきます。 …
『鏡のなかのアジア』谷崎由依 【感想・ネタバレなし】チベット、台湾、京都、インド、クアラルンプール、幻想と現実のアジアを言葉の魔力が繋ぐ
今日読んだのは、 谷崎由依『鏡のなかのアジア』です。 チベット、台湾、京都、コーチン、クアラルンプール、アジアの土地を舞台とした5つの短編が収録されています。 どの物語もアジアのそれぞれの都市の空気が匂いたつようで、幻想と現実の間でくらくらするような酩酊感を誘われます。 それでは、各短編の感想等を書いていきます。 あらすじ おすすめポイント 各短編の感想 ……そしてまた文字を記していると Jiufenの村は九つぶん 国際友誼 船は来ない 天蓋歩行 今回ご紹介した本はこちら アジアが舞台の小説ではこちらもおすすめ 言語についての興味はある方はこちらもおすすめ あらすじ チベットの僧院で夜、写経に…
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