このブログはドイツで和菓子というサブタイトルがついてますが、今回は現地の和菓子事情を紹介したいと思います。 抹茶は多分ここ10年ほどで、スーパーのお茶のコーナ…
以前ドイツ教育ブログを書いていたダイネムターです。 昔は子供達のおやつにみたらし団子や大福を作っていましたが、長男の大学入学を機に始めたお茶のために、上生菓子も作り始めました。 和菓子好き、集まれ!
このブログはドイツで和菓子というサブタイトルがついてますが、今回は現地の和菓子事情を紹介したいと思います。 抹茶は多分ここ10年ほどで、スーパーのお茶のコーナ…
ドイツの今春は、雨がちでなかなか晴れ間にお目にかかる事がありません。 とはいえ、ここNRW州の典型的な冬は毎日が曇りか冷たい雨で、4月は女心と秋の空ならぬ春の…
デュッセルドルフにある会社の入っているビルの前に数本、桜の木が植えられています。 毎年、ここの桜がクレフェルドの家の近所などよりも早く、咲きます。 今年も…
3月3日は桃の節句。 私は今年でドイツ在住30年になるのですが、実はまだ日本から、ちゃんと引っ越しをしていないのです。 というのもドイツにスーツケース1つで…
水取りや瀬々のぬるみも此の日より 東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は、正式には十一面悔過法要といい、日常犯しているさまざまな過ちを、二月堂の本尊である十一面観…
迎春 本年もよろしくお付き合い願います 今年は卯年、私もいよいよ還暦を迎えます。 還暦までにお茶名を取りたいと思った事もありましたが、ドイツ人伴侶の突然の解…
Wikipediaに拠れば、秋に出る里芋料理の衣被は、サトイモの1/3程度の位置にぐるりと切れ目を入れて蒸し、その3分の1を残して皮を剥いた様子が、女性の…
季節外れの若鮎 今年のヨーロッパは気象観測始まって以来の厳しい夏で、40度にはならないものの、6月から9月初めまで毎日のように晴天の暑い日が続きました…
堀口大学の詩に、『夏の思ひ出』というのがあり、その出だしは次のように始まります。 貝がらに、海の響が残るように、私の耳の奥に、彼女の声が残って、アドヴァンテ…
氷室を御題に和菓子を検索したところ、ヒットしたのが、この氷室豆腐。 豆腐を錦玉で囲ったもので、新しい寒天を使用することで寒天の黄色味をださないようにするととも…
5月もあと少しで終わりというのに、花菖蒲とは無粋かもしれませんが、今月から週二回の通勤が始まり、疲労困憊していたため、作ろうと作成案を描いていた花菖蒲を今の…
炉の季節も終わり、五月となりました。 今月から会社に週二回出勤となり、往復二時間の電車通勤をしています。 それもあって、お菓子を作る暇もなくなってきています…
ブログを始めたのは、去年の春。 季節の和菓子作りを始めてから、既に1年半近く、経とうとしています。 そもそもコロナで茶道のお稽古に行けなくなり、花びら餅を自…
今年も早くも4月となりました。 ドイツでは3月が馬鹿陽気でビニールハウスに入れていた椿も一気に沢山の花が咲きました。 重しとして入れていた梶の木も既に10c…
3月3日は桃の節句でした。 昨年、和菓子を作り始めて暫くの頃、季節ものを探していて、このひちぎりという京都の雛祭りには欠かせないというお菓子の事を知りました…
みちとせに なるてふももの ことしより 花咲く春に あひにけるかな 『拾遺和歌集』巻五賀288の凡河内躬恒の歌 三千歳の桃とは漢の武帝が西王母(せいおうぼ…
鶯がよくさえずる梅の木を鶯宿梅というそうですが、先回は梅、今回は鶯です。 鶯は春告げ鳥ともいわれますが、春告げ鳥という言葉にさだまさしの歌を思い出します。 …
東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ 菅原道真、菅公が大宰府に左遷され、京を離れる時に詠んだ有名な歌で、東風を聞くとすぐさま口をつい…
新春の草花と言えば、水仙を思い浮かべます。 去年、偶然に水仙の上生菓子の写真を見かけた時には、既に水仙の季節が終わってしまっていて、翌年には是非作りたい…
皆様、明けましておめでとうございます。 本業の会社員と、趣味のお茶と和菓子作りに今年も頑張りますので、宜しくお願い致します。 新年といえば初釜、初釜といえば…
お正月の縁起物として、赤い実がなる千両がよく見かけられますが、千両と共によく見聞きする万両以外にも、一両、十両、百両、億両等がある事を最近知りました。 一両…
冬至といえば、柚子。 私が住む北西ドイツの冬はひたすら暗いです。 冬至はその際たるもので、朝8時半頃に日が昇り、午後4時半には日が沈みます。 そのうえ、ここ…
ここドイツでは、今週半ばから夜半の気温が下がり、金曜日にはほぼ零度となりました。 朝起きると、霜が降りています。 日本人が多く住むNRW州の冬は、零度前後で…
11月(旧暦10月‐亥の月)の11日(亥の日)の午後10時(亥の刻)に餅をたべると万病を除くという中国の慣習が平安時代に宮廷行事として取り入れられたのが始ま…
柚子といえば、日本では和菓子だけでなく、和食にもよく使われる素材ですが、ドイツでは流石に見たことがありません。 しかし今年に入ってから、新聞で散見されるよう…
菊の季節となりました。 2年に1度のペースで横浜在住の老齢の母を尋ねに一時帰国していたのですが、2018年に帰国した際、友人と三渓園を散策しました。 時は丁…
週末、珍しく秋晴れだったので、遠出してアーヘンの近くにある人造湖に行ってきました。 このところ、朝は6度ほどと、急に寒くなったため、山も紅葉し始めていました…
本年は中秋の名月、十五夜と満月が丁度重なっているそうです。 月見といえば、月見団子。あとは月で餅をついているウサギからくるのか、ウサギ饅頭でしょうか。 饅頭…
9月9日は重陽の節句でした。 菊の節句ともいうのですが、重陽とは何だろうと考えた事は今までありませんでした。 今回、季節の和菓子を見ていたところ、着せ綿とい…
先回、こなしで朝顔の蕾を作りましたが、今回は初めて、雪平に挑戦しました。 実はこの数週間前、祇園の宵山限定で売られる行者餅という和菓子の存在を知りまして、味…
夏の風物詩に東京入谷の朝顔市があるそうですが、横浜の実家の母は毎年、それに因んで近所のショッピングセンターで販売される朝顔を買っており、毎朝、咲いた朝顔の…
露と聞いて、まず最初に思い出すのが、伊勢物語の「芥川」で、「白玉かなにぞと人の問ひしとき露と答へて消なましものを」という歌です。和菓子の露草は例によって、き…
ドイツは100年の洪水で、NRW州でもかなりの被害が出ました。 地元の放送局のアナウンサーが、こういう被害はアジアのニュースで見ることはあったけれども、まさ…
霙寒と吉野寒の合いの子のようになりましたが、苔むす岩から流れ落ちる清水を意匠とした、いかにも夏らしい和菓子、岩もる水です。 遊びに来た沢蟹(?)は実は茶道で…
7月7日は七夕。 七夕と言えば、織姫と彦星。 それに因む季節の和菓子は糸巻。 まだ小学生だった頃、近所に昔ながらの機織り機で機をおっている家があり、時々見に…
昔、昔のその昔、父の仕事の都合で住んでいた鹿児島の社宅の傍は、小川を挟んで一面田んぼが広がっていました。 その後、鹿児島を離れてからも、幾度どなく夢で見た青…
流し缶の代用をドイツで探したのですが、手ごろなものが見つからず、とうとう日本アマゾンで安くなっていた一番小さい流し缶を買いました。 何が作りたかったのかとい…
青梅です。 季節になると母が梅酒を作ったり、梅干しを作ったりしていたのを懐かしく思い出します。 小学生に時に、初めて飲んだお酒が梅酒でした。そして、赤玉ワイ…
実家の家紋は下り藤。 お茶で着る袷の色無地の着物にも、家紋の縫い取りがあり、着物そのものの色も藤色。 幼少時に住んでいた神奈川は秦野市にあった家の庭には藤棚…
横浜の実家の母に電話したところ、夏のような日が続いていたけれども、来週あたりから、梅雨らしくなるのだという話でした。 梅雨と言えば、なんと言っても、連想する…
久々のブログです。 5月から2年半の失業を経て、ドイツ人伴侶が再就職をしたのです。 今まで主夫がいたので、おさんどんは任せていたわけですが、今月からはテレワ…
立夏といいうのに、相変わらず寒いドイツです。 今日はドイツは祝日です。 還暦過ぎたドイツ人も、この5月からなんとか再就職に漕ぎつけたので、主夫がいなくなって…
相変わらず、寒いドイツです。とはいえ、本日は一日だけ夏日(?)で28度位までになりました。 お陰で、庭の大島桜の葉も、柏の葉も一向に大きくならず、収穫できま…
和菓子屋で見かける花くれないは、菜花きんとんのように、緑と桃色のきんとんですが、菜花きんとんを作った後で、またきんとんというのも、ということで、一回作りまし…
何の葉っぱでしょうか? そうです。柏の葉です。 ドイツは未だ最低気温が零度を、最高気温も二桁をやっとこした位なので、柏も芽が緑になってから全然大きくなりませ…
ドイツは今年約20年ぶりに寒い春となっていて、未だに日中もライトダウンコート等を着ないと外に出られません。 しかし、欧州の春はいきなり暖かくなり、いきなり一斉…
花筏 花筏を作りました。 よくお店で見られる花筏は、川面一面が桜色に染まった様子を表すように薄桃色で、川の流れを表す筋がついていて、桜の花びらの型押しや、花び…
今は髭面となった愚息共が、まだ小さかった頃から、春になると桜餅を作っていました。当時はネットで注文した桜葉を、実家の母に頼んで送ってもらっていたのですが、流石…
ドイツ在住のため、和菓子を作る時に簡単に特別な道具も手に入らないので、いつも周りのキッチン用品で代用をしています。 前回のひよこの羽も実は金串の取っ手を押…
ドイツは先週の金曜日から昨日月曜日までイースターで連休でした。 小人閑居して菓子を成す。 週日はホームオフィスとはいえ、朝から晩まで、お仕事していますので、こ…
こなしで作った椿です。 ドイツでも椿はカメリア・ヤポニカとして売られていますが、八重が多く、一重のものは少ないです。 最近、ネットで…
初めまして、ドイツに在住のダイネムターです。 以前、他でドイツ教育ブログを書いていました。 けれども子供達も大学生となり、私も家庭事情により、アラ還というお年…
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このブログはドイツで和菓子というサブタイトルがついてますが、今回は現地の和菓子事情を紹介したいと思います。 抹茶は多分ここ10年ほどで、スーパーのお茶のコーナ…
ドイツの今春は、雨がちでなかなか晴れ間にお目にかかる事がありません。 とはいえ、ここNRW州の典型的な冬は毎日が曇りか冷たい雨で、4月は女心と秋の空ならぬ春の…
デュッセルドルフにある会社の入っているビルの前に数本、桜の木が植えられています。 毎年、ここの桜がクレフェルドの家の近所などよりも早く、咲きます。 今年も…
3月3日は桃の節句。 私は今年でドイツ在住30年になるのですが、実はまだ日本から、ちゃんと引っ越しをしていないのです。 というのもドイツにスーツケース1つで…
水取りや瀬々のぬるみも此の日より 東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は、正式には十一面悔過法要といい、日常犯しているさまざまな過ちを、二月堂の本尊である十一面観…
迎春 本年もよろしくお付き合い願います 今年は卯年、私もいよいよ還暦を迎えます。 還暦までにお茶名を取りたいと思った事もありましたが、ドイツ人伴侶の突然の解…
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季節外れの若鮎 今年のヨーロッパは気象観測始まって以来の厳しい夏で、40度にはならないものの、6月から9月初めまで毎日のように晴天の暑い日が続きました…
堀口大学の詩に、『夏の思ひ出』というのがあり、その出だしは次のように始まります。 貝がらに、海の響が残るように、私の耳の奥に、彼女の声が残って、アドヴァンテ…
氷室を御題に和菓子を検索したところ、ヒットしたのが、この氷室豆腐。 豆腐を錦玉で囲ったもので、新しい寒天を使用することで寒天の黄色味をださないようにするととも…
5月もあと少しで終わりというのに、花菖蒲とは無粋かもしれませんが、今月から週二回の通勤が始まり、疲労困憊していたため、作ろうと作成案を描いていた花菖蒲を今の…
炉の季節も終わり、五月となりました。 今月から会社に週二回出勤となり、往復二時間の電車通勤をしています。 それもあって、お菓子を作る暇もなくなってきています…
ブログを始めたのは、去年の春。 季節の和菓子作りを始めてから、既に1年半近く、経とうとしています。 そもそもコロナで茶道のお稽古に行けなくなり、花びら餅を自…
今年も早くも4月となりました。 ドイツでは3月が馬鹿陽気でビニールハウスに入れていた椿も一気に沢山の花が咲きました。 重しとして入れていた梶の木も既に10c…
3月3日は桃の節句でした。 昨年、和菓子を作り始めて暫くの頃、季節ものを探していて、このひちぎりという京都の雛祭りには欠かせないというお菓子の事を知りました…
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鶯がよくさえずる梅の木を鶯宿梅というそうですが、先回は梅、今回は鶯です。 鶯は春告げ鳥ともいわれますが、春告げ鳥という言葉にさだまさしの歌を思い出します。 …
東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ 菅原道真、菅公が大宰府に左遷され、京を離れる時に詠んだ有名な歌で、東風を聞くとすぐさま口をつい…
新春の草花と言えば、水仙を思い浮かべます。 去年、偶然に水仙の上生菓子の写真を見かけた時には、既に水仙の季節が終わってしまっていて、翌年には是非作りたい…
皆様、明けましておめでとうございます。 本業の会社員と、趣味のお茶と和菓子作りに今年も頑張りますので、宜しくお願い致します。 新年といえば初釜、初釜といえば…
デュッセルドルフにある会社の入っているビルの前に数本、桜の木が植えられています。 毎年、ここの桜がクレフェルドの家の近所などよりも早く、咲きます。 今年も…
3月3日は桃の節句。 私は今年でドイツ在住30年になるのですが、実はまだ日本から、ちゃんと引っ越しをしていないのです。 というのもドイツにスーツケース1つで…
水取りや瀬々のぬるみも此の日より 東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は、正式には十一面悔過法要といい、日常犯しているさまざまな過ちを、二月堂の本尊である十一面観…
迎春 本年もよろしくお付き合い願います 今年は卯年、私もいよいよ還暦を迎えます。 還暦までにお茶名を取りたいと思った事もありましたが、ドイツ人伴侶の突然の解…