真実と事実(14)七仏通戒偈
佐々木閑花園大学特別教授は現在アビダルマの講義をされている。婆沙論によると、釈尊は前世において、3阿僧祇劫+90劫の修行の期間があり、その間において228006人の仏に会いそれぞれから仏になれるという授記を受けたというのである。最後の90劫の間に出会った6人の仏、(毘婆尸仏(びばしぶつ)、尸棄仏(しきぶつ)、毘舎浮仏(びしゃぶぶつ)、拘留孫仏(くるそんぶつ)、拘那含牟尼仏(くなごんむにぶつ)、迦葉仏(かしょうぶつ)、その過去仏に釈迦牟尼仏を加えたものが七仏ということになる。そのどの仏も共通して説かれた戒めの言葉が七仏通戒偈という。諸悪莫作(しょあくまくさ)―もろもろの悪を作すこと莫(な)く衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)―もろもろの善を行い自浄其意(じじょうごい)―自ら其の意(こころ)を浄くす是諸仏教(ぜしょ...真実と事実(14)七仏通戒偈
2024/01/30 20:14