少し前のことですが、珍しいものが見つかりました。沖永良部島に在住の本家の叔父は、島の子供たちに昔遊びを教えるボランティア活動をしているのですが、その活動の中で自分が子供の頃に遊んでいたある道具を思い出したのだそうです。それは「吹き矢」です。しかしそれは叔父の手元には保管されておらず、親戚の家に保管されていることを確認し今回の登場となりました。物干竿のような2本の棒ですが、この吹き筒は結構な長さがあります。2本の接続箇所が壊れていたため叔父が手直しをして繋ぎ、出来上がったのがこちらです。随分と長い筒です。長い吹き筒を使用すれば高い命中精度が期待できるということですから、そのために長く作られていたのでしょう。矢と吹き口は手作りで再現です。まず矢を筒に入れます。矢を入れたら吹き口を筒の中に差し込みます。吹き口を...Vol.436宗家コレクション(9)吹き矢