Vol.369 琉球辞令書の「任ズ」と「遷任セシム」⑤
以下の沖永良部島に関係のあった人物たちについては、琉球の系図座に家譜が存在していたかどうかの確認ができなかったもの、またそもそも系図座には家譜はなかったものについて、別の資料から確認してみました。④1607年与那覇系譜伝是歳、琉球国中山王尚寧、池康村ヲ沖永良部島伊良部文子ニ任ズ南島風土記:沖縄・奄美大島地名辞典(1964年東恩納寛惇著)の中に、与那覇系譜伝「康村、嘉靖三十五年生、萬暦三十五年丁未伊良部文子、室大島按女思玉」とあります。この内容から、康村は1556年生まれで1607年に51歳で沖永良部島の文子になっています。妻は奄美大島の按司の娘だったということ。記録が無いので分かりませんが、与那覇系譜伝とのことですので沖永良部の人ではない可能性が高いですが、奄美大島の按司の娘と結婚しているところを見れば、...Vol.369琉球辞令書の「任ズ」と「遷任セシム」⑤
2023/08/28 08:14