Vol.347 世之主由緒書を紐解いてみよう(1)
7代目の平安統惟雄が嘉永3(1850)年に書き残した「世之主由緒書」。数少ない島に残る古文書の中で、世之主について文書として残る貴重な古文書です。この古文書については、お爺さまが携わっていた明治期から昭和の初期に開催されていた親族会においても話題になっており、当時の本家の当主であった武重爺の2つの希望がお爺さまに伝えられていました。①当時で古文書が書かれてから約100年が経過しており、原本が磨滅に近い状態であるため、書き写しが必要である。②古文書が古字で書かれているため、後世の者が判読しにくくなるであろとのことから、現代文字で書き残すこと。その作業をお爺さまは昭和28年の3月に終わらせ、本家の武重爺に収めたようです。その記録の前文が以下になります。戦後、奄美群島と沖縄はアメリカ統治が続いていました。昭和2...Vol.347世之主由緒書を紐解いてみよう(1)
2023/04/30 21:26